池高日誌

性の多様性と心身の成長について|1年次・保健講話

7月16日 午後

 

本日、NPO法人ピーチハウス「命の授業」公認講師・渋谷様をお招きし、1年次を対象とした保健講話を実施しました。

本講話の目的は、

・思春期の性に関する悩みや迷いに対する健康教育を通して、自分の心身の成長への理解を深め、これから起こり得る課題を防ぎ、心身の健康の向上を図ること

・自己の将来の生き方について、広い視野を持って考えるきっかけとすること

の2点です。

 

■ 前半:性の多様性と命の成り立ち

講話ではまず、性には「体の性」「心の性」「好きになる性」「表現する性」など複数の側面があり、その組み合わせは一人ひとり異なることが紹介されました。

SDGsのジェンダー平等の観点から、互いの違いを認め合い、誰もが自分らしく生きられる社会の大切さについて学びました。

 

続いて、受精卵の大きさや胎児の成長過程、子宮の働きなど、命が育まれる仕組みについて具体的な資料を用いた説明がありました。

胎児が羊水の中で守られながら成長し、出生に向けて自ら体を整えていく様子は、生徒にとって大きな学びとなりました。

妊婦体験では、代表生徒が妊婦体験ジャケットを着用し、立つ・座る・買い物をする・寝るといった日常動作を体験しました。

妊婦の方が日常生活で感じる負担を実感し、配慮や声かけの大切さを理解する機会となりました。

 

また、赤ちゃんは抱きしめられ、見つめられ、話しかけられることで成長していくことが紹介されました。

「今ここにいることは、周囲の大人に大切に育てられてきた証である」という言葉が印象的でした。

 

 

 

■ 後半:人間関係における「同意」と尊重

後半の講話では、人間関係における「同意と尊重」について学びました。

SNSを含むコミュニケーションにおいて、「安心してYESもNOも言える状態で確認すること」が同意の基本であると説明されました。

さらに、教材動画を視聴しながら、 「境界線」 について理解を深めました。

人との距離感、物の扱い方、気持ちの伝え方など、さまざまな場面に境界線が存在することを学び、 それを守るためには「自分」と「相手」の両方を大切にする姿勢が必要であると確認しました。

講師の先生からは、次のような大切なポイントが示されました。

・NOと言おう

・「嫌い」と「NO」は違う

・NOと言える関係は素敵なこと

・NOの気持ちを持つことは悪いことではない

・自分も相手も大切にするために、気持ちをしっかり伝えよう

生徒たちは、日常の人間関係やSNSでのやり取りを思い浮かべながら、 「境界線を守ることは、自分を守ることでもあり、相手を尊重することでもある」 という講師の言葉に頷いていました。

 

 

今回の講話は、自分の心身を大切にし、他者を尊重しながら生きるための学びとして、生徒にとって大変有意義な時間となりました。

 

最後に、思春期の生徒に寄り添いながら、丁寧で温かいご講話をいただいた澁谷様に心より感謝申し上げます。