池高日誌
「3年時事問題研究」(選択G1)人口減少社会を考える授業
6月21日に、3年次選択科目「時事問題研究」で人口減少社会をテーマに授業を行いました。授業の冒頭で、教育や政治・経済、また環境などの分野で人口減少がどのように影響するかを8名の生徒がそれぞれ意見発表しました。政治の分野では「高齢の政治家が増えるのではないか」という意見に対して「18歳選挙権の行使により、若者の意見を重視する政治に変化していくのでは」という別な一面を指摘する声も聞かれました。その後、池田町社会福祉協議会の佐藤智彦事務局長から「人口減少社会に生きるわたしたち」というテーマで池田町の実態についての講演をいただきました。人口減少社会では、お互いの距離間も広がっていく傾向があると指摘した上で、どのように人と人の繋がりを維持していくのかという課題や、財政や社会保障の構造も変化せざるを得ない状況が多様な資料で示されました。
参加した竹田任希さんは「人が少なくなる中で、地域の施設や建物の維持・活用について、もっと考える必要があると感じました。若者が人口減少に向けて、地域社会のソフト面だけでなくハード面にも意識を持つが大事だと学びました」と感想を述べていました。この授業で学んだことを基にして、それぞれ探究活動を行い、人口減少に関する研究発表を学校祭で行う予定です。授業運営や司会進行は、横田柊さんが行いました。