池高日誌

税について学ぶ!|3年次・政治経済

7月17日 午前

 

本日は、帯広税理士会の黒木様をお招きし、「税の仕組み」や「課税の公平性」について、より深く学ぶ貴重な機会となりました。

 

この授業の目的は、

①課税方式の違いを体験しながら、「公平な税とは何か?」という問いに向き合い、自分たちの暮らしや社会に与える影響ついて考える。

②どのような課税方法が自分たちの村にとってより良くなるかを様々な立場から考察し、意見交流を通して主権者意識を高める。

です。

 

注目したのは、「所得税」と「消費税」の2つの税制です。

 

【1時間目】ワークショップ(「小さな村」生活)で税制のあり方や生活、社会について考える。

授業の前半では、所得税村・消費税村に分かれて課税方式の違いから生活や社会によってどのような影響が出るかを体感しました。

まずは「給与決定カード」を引いて、自分の毎月の収入が決まります。

怪我をして収入が減ったり、残業で増えたりと、まるで本当の社会のような出来事が起こります。

 

その収入をもとに、所得税や消費税を計算し、4ヶ月後の自分の貯蓄額を予測。
「税金を払うと、手元に残るお金はこうなるんだ」と、生徒たちは税の影響を実感していました。

 

【2時間目】5つの視点から考える「税の公平性」

後半は、以下の5つのテーマに沿って考察を深めました。

①村人の生活について
②村の財政・税制について
③村人の生活について
④村の財政・税制について
⑤税制そのものについて


個人の視点では、「税の負担が重い」と感じた子もいれば、村全体の視点では「税収が安定していて、運営しやすかった」との声もありました。

 

消費税と所得税、それぞれの特徴を見つめて

「消費税は安定しているけれど、所得税の方が村の貯蓄は増える」

「でも、個人の貯蓄は減るから、どちらが公平なのか悩む」

そんな声も聞かれました。

一見難しく感じる「税」というテーマも、自分たちの生活や村の運営に結びつけて考えることで、ぐっと身近に感じられるようになったようです。

 

授業の最後には、講師の黒木様から講評をいただきました。

 

税は、誰かのために支払うもの。そして、みんなで支え合うための大切な仕組みです。

この授業を通して、生徒たちはその温かさと意味について理解を深めたと思います。