池高日誌

池田町のアイデンティティを学ぶ「ワイン学」|1年次・科学と人間生活

昨年度から始まった池田高校の特別授業「ワイン学」は、座学・収穫体験・施設見学の3日間にわたって行われます。

 

本日の講師は、池田町長であり、かつて池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の所長も務められた 安井美裕 様です。

昨年に続き、今年も池田高校のためにご講義くださいました。

池田高校では、このように地域と結びついた学びを多角的に取り入れています。

 

 

 

本日は初日の座学として、

1 ワインを知ろう
2 池田町のワインづくりを知ろう

という2つのテーマで学びました。

 

「未成年の高校生にワインの授業?」と思われる方もいるかもしれません。

しかし、池田町にとってワインは単なる産業の一つではありません。

町の窮地を救い、北海道で広く栽培されている「山幸」種を開発し、北海道におけるワイン産業の礎を築いた存在です。

 

 

発酵のしくみは科学の分野ですが、まちづくりや観光など幅広い分野にも影響を与えています。

池田とワインの歴史や、思い入れ、観光振興、町への利益波及など、ワイン造りを核とした地域振興を多角的に学ぶことができました。

 

▲「黒いぶどうから白ワインはできますか?」

 

今回の座学で得た知識が、次回の体験学習により深い実感をもたらすことでしょう。

生徒たちには、多くの気づきを持ち帰ってほしいと思います。