池高日誌

卒業生から学ぶ!生の声(前編 就職編)|1年次(産業社会と人間)・2年次(総合探究)

2月26日、卒業式間近。

 

この日の午後は、池田高校の3年次生と卒業生による進路講話です。

 

講師は6名。

 

1年次生にとっては、これから高校生活をどう有意義に過ごすか

2年次生にとっては、進路を決める時、決めた後どうしたのか

という貴重な生の声が聞けるチャンスです。

 

池高生は、就職希望者と進学希望者が約半数ずつ。いろんな進路に進む生徒が多い分、悩む幅も広い気がします。

 

同じように悩み、進路を決めていった先輩は身近な存在です。

 

 

 

■就職

 

八重柏光希さん。北海道旅客鉄道株式会社に就職。

 

昔から電車が好きで、探究活動も興味がある「交通」分野に。池田町の高校生議会でも、あいバスについての提言を行っていました。

 

高校時代には、JR北海道へインターンシップに4回参加。

資格は、検定試験は積極的に受講。自分の能力を証明するためにも有意義であったと感じていたそうです。

 

吹奏楽部でも活躍し、周りを見ながら自分の役割を果たす力がついた、自分の長所を増やすことができたと言います。

 

池田高校では、様々な体験の機会があります。そのうえで、「単に参加するのではなく、自分がそこで何をするか」を意識していたそうです。

 

昔から好きだった鉄道の仕事に就けるので、働いたら周りから信頼され、頼りにされる人を目指したい、と力強く話してくれました。

 

  

石黒 美桜さん 藤森商会(インデアン)に就職

 

 

 

石黒さんは、3年の夏休みまでなかなか受けたい就職先がみつからず苦労していたそうです。

 

得意なことを仕事にする、は難しかったため、普段から褒められる自分の長所は何かな?という観点から自己分析を深めていきました。

 

周りの友人や先生に相談しながら、自分は「初対面の人と笑顔で接することができる」ことが長所と気づき、職場選びを接客や飲食店に絞ります。

 

また、身体がそれほど強くないので、通勤時間は短い方が良いのではと思い、研究を深めました。

 

そこで気になったのが藤森商会(インデアン)。

応募前に職場見学に行き、そこで自分の雰囲気に合うことを確信し、面接を受けることを決めました。

 

高校時代の課題研究では、池田町を盛り上げるにはどうしたらいいか、というテーマでグループで活動。複数回のイベントで、いろいろな人と関わる時に、自分は何をすべきか、を考えて行動していたと言います。

 

資格は、簿記2級を取得。就職時の面接でも資格について聞かれたようです。石黒さんは、資格を取得することで、自分ができる仕事の幅が広がるので、是非取得するべき、と後輩に伝えていました。

 

 

遠藤 翔吾 さん(池田町役場 ‘20 年度卒業生)

 

 

 

就職の部、最後は現在22歳になる遠藤さんのお話です。

 

遠藤さんは、池田高校在学中に公務員を目指すものの、現役時代は合格ならず。

公務員の専門学校で勉強をしながら試験を受験。そこで、えりも町役場に就職します。

 

念願の公務員になれたものの、想像していた業務とはかなり違ったそうです。

 

 

遠藤さんが想像していたのは、窓口業務が主で、人と話すのが好きな自分に向いている仕事。ところが実際は9割がデスクワークでPCとにらめっこ。ほんの少しが窓口業務。

 

2年間勤めますが、転職することを決めます。

そしてなんと、池田町役場の試験に合格しました。

 

えりも町と同じような部署かと思いきや、配属されたのは池田町のワインの営業。

今までの経歴とは全く関係ない職場に配属され、しかも苦手なワイン。

何度もワインを飲み、思いを知り、触れていくうちに今ではすっかりワインが好きになったそうです。

 

 

#圧倒的話力で惹きつけられる生徒たち

 

 

社会人として、「素直に謝ることが大切」と力説。

飲み会が非常に多い職場だそうで、遅刻してしまったこともあるそう。

そんな時、言い訳をせずにまず謝罪。

聞かれたら理由を答える。

 

「わからないことは素直に聞くこと」も大切だと、自分の経験談からの本音が生徒たちに響いているようでした。

 

 

#メモがびっしり

 

長くなるので今回はここまで。次回「進学編」も是非御覧ください。