池高日誌

卒業生から学ぶ!生の声(後編 進学編)|1年次(産業社会と人間)・2年次(総合探究)

卒業生講話、後編です。

前編も是非ごらんください! 

 

■進学編

川口 紗奈 さん(公立はこだて未来大学)

 

 

池田高校入学時から、進学を考えていた川口さん。

 

ところが、ギリギリまで志望校が決まらずに悩んでいたそうです。

将来やりたいことを考えても決定打がなく。視点を変えて、好きなことや、自分が何に向いているかをあげていったそうです。

 

すると、いくつか候補の学校に絞れてきますが、資料だけではどの学校も同じに見えてしまいます。

そんななか、複数のオープンキャンパスに行った所、すぐに違いがわかったそうです。

 

何に力をいれているのか、生徒の様子は、教授は、と得られる情報がたくさんあり、無事に志望校を決めることができました。

 

 

 

次に受験準備です。

総合型試験ということで、「学科試験(数学・英語)」「面接(プレゼン・対話型面接)」と準備も大量でした。

 

探究活動で行ったアプリ開発についての内容をまとめたり、試験勉強をしたりと、たくさんの準備が必要でした。具体的な勉強方法等もシェアしてくれました。

 

実際に受験経験して感じたのは、「自分をアピールすることの重要性」。大学には、求める人材が明記されており、いかに自分がそこに合致するかを示す必要があります。

進学でも就職でも、今からできることはたくさんあるので、後輩の皆さんの進路実現に向かって頑張ってほしい!とエールを送りました。

 

 

阿部 笑佳 さん(帯広高等看護学院)

 

 

幼い頃から、看護師になりたかった阿部さん。

大学ではなく、専門学校を選んだのは、早く看護師になれるから。

 

阿部さんは、指定校推薦でこの座を勝ち取りました。

今年度、本校で初めていただいた指定校推薦。

 

安泰かと思いきや、「初めて」ということは、先輩たちの受験対策や情報が少ないこと。小論文の練習で、分野を絞って練習していたそうですが、本番は全く違う分野から出題されたそうです。

 

面接練習も21回行いました。アドリブが苦手だったので、練習の時に聞かれた内容を復習し、アドバイスを素直に吸収していきました。

 

小論文の試験では、普段から漢字を書くことを意識したり、新聞を読んで幅広く社会問題の知識を学んだりすることが必要。そして、1年生から成績を落とさないことが、推薦の強み・積み重ねに繋がります。

 

チャンスを掴んだ阿部さんの貴重なお話でした。

 

 

#進路講話は生徒の集中力が凄まじいです

 

 

岡崎 花音 さん(帯広高等技術専門学院 ‘23 年度卒業生)

 

最後を務めるのは、岡崎さん。

最短で1級建築士になりたい、と帯広高等技術専門学院の建築技術科に進んで勉強中です。

 

高校時代は、初心者ながら吹奏楽部に所属し、最後は部長を務めています。

 

岡崎さんを一言でいうなら、努力の人。

3年間つけていた手帳を回覧していただき、その葛藤や努力の証、熱を受け取ります。

 

 

#びっしりと貼られた黄色の付箋。

 

朝一番に来て誰よりも練習した吹奏楽。

1年次生の頃から進学を決めていて、真面目に受けた授業。

 

挫折しても乗り越えられたのは、友達と信頼している先生方がいたから。

 

想いが伝わってくる講話でした。

 

 

■最後に

進路指導部長の西村先生から、この講話を締めくくるメッセージです。

 

人生は、点ではなく「線」です。

今回の講師の方の中にも、公務員試験に全部落ちた先輩がいました。しかし、人生はそれで終わりではなく続いていきます。

 

立派に見える先輩方も、最初からみんなの前で堂々と話したりできた訳では無いです。

進路活動を通して、一皮向けて、ここまで大きく成長しています。

 

1・2年次の皆さんもその過程にいます。今の自分と比較して卑下するのではなく、乗り越えたところに、次のステージがあります。

 

改めて、人生は「線」です。一日一日を積み重ねることで、少しずつ力をつけていってください。

 

と締めくくられました。

いつも以上に、生徒たちのメモをとる手、真剣な眼差しが印象的な2時間でした。

後輩のために、惜しみなく話をしてくださった講師の先輩方、ありがとうございました!