池高日誌

授業することで学ぶ|池高3年次生が池小4年生に授業(課題研究の一環)

9月4日(水)じゅんの森にて、池田高校3年次生の2チームが考えた森林体験プログラムを実施しました。

 

この授業、いつもは一般社団法人 森の輪(もりのわ)の福家さん(元池田町地域おこし隊)が行う森の授業です。今回はその貴重なお時間をいただき、池田高校3年次生が探究の授業として、プログラムを考えました。

 

高校生チームは、夏休みから福家さんと一緒に森を下見したり、試作で小屋を作ったりと事前準備を行ってきました。

 

 #夏休みの様子。役場の林業課の方々にもお世話になっております

 

 

そして迎えた当日!

池田小学校4年生の約30名がやってきました。

森の輪の福家さん、役場の林業課の皆さん、地域おこし協力隊、小学校の先生たちとたくさんの大人に見守られながら授業がスタート。

 

 

 今回のプログラムは、

①基地をつくろう!

②白樺の間伐材キットで動物を作ろう!

の2つのコースがあります。

 

①基地を作ろう!は、アイヌの方が狩猟の時に使う仮小屋をモデルにしています。

3本の木に、笹をまとめたものをさしていき、雨風をしのぎます。

 

 #笹(下草)を刈ることも森の保全活動につながると福家さんが教えてくれました。

 

 ②白樺の間伐材キットで動物を作ろう!は、最初に高校生が紙芝居でなぜ間伐材を使うのか物語にして説明。

次に森の中に入って、素材採取を行い、工作です。

 

 

小学生の想像力はすごい!想定外の素材の使い方をしていました。 

 

 

最後に、小学生から感想とお礼の言葉。あっという間に過ぎていった60分でした。            

 

 

 授業が無事終わり、ホッと一息。森で記念撮影

 

 

地域の方と関わり、子どもたちと関わった高校生。

事前の準備や段取りの大変さ、意図をもった授業や当日の動き、子どもたちの反応が喜びになること…いろいろ学んだのではないでしょうか。

 

大人側の方がハラハラしていたかもしれません。

たくさん裏側から支えてくれた地域の皆様、ありがとうございます。

  

当日手伝ってくれた、大阪出身の地域おこし隊員が「都会ではできない貴重な経験。本当に羨ましいなー」としみじみ言っていました。本当にそう思います。

 

 

高校生たちの帰り道の背中が、一回り大きく見えました。