命を使わせていただく。鹿革名刺ケース作り(前半)|2年次・総合的な探究の時間
今日の2年次の授業は、鹿革の名刺ケース作りの前半。
講師は、池田町で林業等を営む、頓所幹成さんです。池田高校の2年次生に鹿革名刺ケースの授業を数年していただいています。
#3年次の玉置さんが頓所さんを紹介
頓所さんから
「狩猟は、僕の仕事の1つ。今回は5日前に僕がとってきた鹿の解体作業の一部をここで行います。
自分で見たこと、感じたことを大切にしてほしいので最初の5分間は何も話さず黙々と作業をします」。
※ここからは、大きな生肉の塊の写真があります。血、皮、内蔵はありません。苦手な方はお気をつけください。※
無音のなか、作業が始まりました。
#ビニールで見えなかった鹿が現れました。
#生徒の顔も緊張しています。
#抱えるほどの大きさの鹿
#3年次生も各自の課題研究一環として撮影に来ています
#今回は、授業用に「頭」を狙ったので、首の近くには血が溜まっていることがわかります
5分がたち、無音タイム終了。
頓所さんへの質問や、部位の説明等の解説をしながら作業を進めます。
#これは太ももの部分です
「どんな銃を使っているのですか?」
「好きな部位やおすすめの食べ方を教えてください」
足元にある肉は、商品として売りにくい部分。可食部は全体重量の20%だそうです。
#逆にいうと、80%が肉として売れない部分
後半になってくると、生徒たちも少し緊張がほぐれ、笑顔がみえてきました。
後半は、教室で改めて頓所さんの紹介や狩猟について詳しくお話をしてくれました。
なぜ、狩猟を仕事にしようと思ったのか
狩猟の楽しいこと、辛いこと
どんな出会いで池田町に来たのか…など。
先ほどみせていただいた鹿を捌く工程も全体のなかのほんの一部です。
次回作る鹿革の名刺ケース。
今年はせっかくなら共通ロゴを焼印しませんか?と頓所さん。
3年次生の武智さんがデザイン案を5つ作ってくれました。
思いや意図などを伝え、皆で投票します。
#池田町の森や鹿、星、川などをロゴにしてくれました
今回は、グレーに染まった皮です。
それぞれ好きな色を選びます。
鹿革の名刺ケースを作り、自分でデザインした名刺をもってインターンシップへ。
それぞれの背景や思いを知り、学び、体験します。