『笑う門には福来る 〜私の歩み、そしてこれから〜』|3年次選択・形態別介護
東京パラリンピック(2021)のNHK障害者キャスターとしてリポーターを務めた千葉絵里菜さんが、池高生に会いに来てくれました。
生後すぐに難病、そして脳性まひがあることがわかってからは、後遺症により足や手が思うように動かずバタバタと動いてしまったり(自分の意志に反して動いてしまう不随意運動)、硬直があったり……という話からはじまった特別講義。
①「つけまつげをつけるにはどうしたらいいか?」
リハビリの場に“つけま”を持ち込み、作業療法士の先生と一緒に練習を重ねたそうです。できるようになりたいという気持ちが、前へと進ませてくれたとも話してくれました。
②夢をかなえるために大学生活
毎朝ピンポンと迎えに来てもらい、時には寝坊することもあったとのエピソードを笑顔で話してくれました。
筆記代行の支援を受けて授業を受けたこと、バリアフリー委員会に所属していたことを教えてくれました。
学生生活は多くの人の支えてもらい、障がいがあっても、本人のやる気次第で可能性は無限大だと心から感じたと生徒たちに伝えてくれました。
③現在の夢 ~帯広の学校をすべて回りたい~
関東には車椅子のママもいますが、地方ではまだ少ないのが現状のようです。
SNSや講演会を通じて「車椅子でもママになれる」ことを伝えていきたいと思っていると語ってくれました。
他にもこれまで経験したことを話してくれた千葉絵里菜さん。
キャスターになってから事実や思いを伝えることの大切さを知り、「伝えることは天職!」と知ったと話してくれました。
#質問をする生徒たち
重度訪問介護は、自立のため。「みなさんにも知っておいてほしいこと」と、絵里菜さんが池高生たちに伝えたいことはたくさんありました。絵里菜さんの歩みは、「たくさんの人に支えられた人生だった」と振り返るように、自分を人間として見てくれた人との出会いで溢れていました。
池高生たちは、絵里菜さんからのメッセージをどんな風に受け取ったのでしょう。
#ベッドへの移乗体験
#電動車いす体験
ご多忙のところ、貴重なお話と貴重な体験の機会をいただき、心より感謝申し上げます。
またぜひ、池田高校へお越しいただき、お話を聞かせていただければ嬉しく思います。