池高日誌

療育が必要な人たちにどのような支援が届けられている?|3年次選択・形態別介護

夏休み明けの授業

 

十勝で放課後支援施設(一般社団法人青鳥舎)を立ち上げて13年の小川さんの授業も、残すところあと3回。

 

今回の講義は、療育が必要な人たちにどのような支援が届けられているかというお話でした。

 

小川さんが事業を始めたきっかけのひとつに、「ただの託児所にはしたくなかった」という思いがありました。そこで託児から療育へ発展させるために、〈ちょっとしたひと手間〉を散りばめることにしたようです。

 

池高生たちの食いつきが良かった〈ちょっとしたひと手間〉は、テレビゲームのルールでした。最新型のゲーム機ではなく、あえてレトロゲームを使用。ルールはとてもシンプル。

 

・二人で遊ぶと5分

・三人で遊ぶと15分

・四人で遊ぶと30分

これは「一緒に遊ぼう」と声をかける練習にもなる、ちょっとしたひと手間でした。みんなで遊べば、それだけ長くゲームで遊ぶことができるから!

 

また、この講義を聴く前に小川さんが池高生たちに出した課題は……

「講義がおわったら1人1問、他の人と被らない質問をすること」

 

集中して聴くしかないですよね。

 

いろんな視点のお話があったこともあって、池高生自身の体験から出た質問や、自身の興味関心と講義内容を照らし合わせた質問が出てきました。外部講師の授業は、いつも池高生たちの刺激になっています。