池高日誌

池高日誌

前期終業式を行いました|行事

9月30日 午後

 

本日、令和7年度前期の終業式を行いました。

4月に始まった新年度も折り返し地点を迎え、生徒の皆さんはそれぞれの学びや活動に励んできました。

 

【生徒会執行部認証式】

第78代生徒会執行部の認証式を実施しました。

新たな執行部の皆さんには、池田高校の中心となって学校生活をより良くしていくことを期待しています。

 

【表彰伝達式】

美術部と吹奏楽部の表彰伝達式が行われました。

校長先生より賞状が授与され、日頃の努力と成果が讃えられました。

 

【終業式の様子】

終業式では、全校生徒で校歌を斉唱しました。

校長先生からは、ご自身の心に響いた言葉を紹介しながら、「習慣化の大切さ」についてのお話がありました。

 

【後期に向けて】

10月からは後期が始まります。

池田高校での学びをさらに深め、心身ともに成長していくことを願っています。

療育が必要な人たちにどのような支援が届けられている?|3年次選択・形態別介護

夏休み明けの授業

 

十勝で放課後支援施設(一般社団法人青鳥舎)を立ち上げて13年の小川さんの授業も、残すところあと3回。

 

今回の講義は、療育が必要な人たちにどのような支援が届けられているかというお話でした。

 

小川さんが事業を始めたきっかけのひとつに、「ただの託児所にはしたくなかった」という思いがありました。そこで託児から療育へ発展させるために、〈ちょっとしたひと手間〉を散りばめることにしたようです。

 

池高生たちの食いつきが良かった〈ちょっとしたひと手間〉は、テレビゲームのルールでした。最新型のゲーム機ではなく、あえてレトロゲームを使用。ルールはとてもシンプル。

 

・二人で遊ぶと5分

・三人で遊ぶと15分

・四人で遊ぶと30分

これは「一緒に遊ぼう」と声をかける練習にもなる、ちょっとしたひと手間でした。みんなで遊べば、それだけ長くゲームで遊ぶことができるから!

 

また、この講義を聴く前に小川さんが池高生たちに出した課題は……

「講義がおわったら1人1問、他の人と被らない質問をすること」

 

集中して聴くしかないですよね。

 

いろんな視点のお話があったこともあって、池高生自身の体験から出た質問や、自身の興味関心と講義内容を照らし合わせた質問が出てきました。外部講師の授業は、いつも池高生たちの刺激になっています。

 

いきがい焼き絵付け体験|2・3年次選択・工芸基礎

9月10日  午前

 

今日は校外での実習でした!


池田町にある「いきがいセンター」にて、藤田秀行さんのご指導のもと、地元の粘土を使った「いきがい焼き」について学びました。

講話を通してその歴史や制作工程、施設の概要を知り、さらにお皿への絵付け体験にも挑戦しました。

 

この授業の目的は

・地元産の粘土を活用した「いきがい焼き」について、現地の方から直接お話を伺い、理解を深めること

・絵付け体験を通して、陶芸の技術力を高めること

です。

 

まずは、「いきがい焼き」の歴史や陶芸の工程、施設についての説明を受けました。

作業場の見学では、粘土や釉薬についての詳しいお話があり、釉薬の配合によって焼き上げの温度が変わることや、陶器と磁器の違い(陶器=土の粉、磁器=石の粉)についても学びました。

▲作業場見学と釉薬の説明

 

▲下絵付けの見学(偶然でした!)と粘土についての説明

 

粘土づくりの現場では、時間をかけて丁寧に作られていることが分かりました。

また、教科書では得られない、現場ならではのリアルな学びが詰まっていました。

 

絵付け体験の様子です。

▲「オレンジ色が焼くと黄色に!?」と、色の変化に驚きながら、塗り方のコツも教えていただきました。

▲「塗りつぶしは良くないよ!」というアドバイスを受けながら、6種類の色を使って思い思いの絵付けに挑戦しました。

 

生徒の声です。

「一筆で描くのが難しかったけど、自分のデザインを形にできて、すごくいい体験になりました!」

「一発書きは緊張したけど、修正できたことで下絵通りに仕上げられて嬉しかったです。うれしい度は5!」

初めての陶芸体験に、生徒たちからは喜びの声がたくさん聞こえてきました。

 

このような貴重な学びの機会をいただいた、いきがいセンターの皆さまをはじめ、ご協力いただいたすべての方々に心より感謝申し上げます。

通学合宿のお手伝い②|ボランティア

池田町教育委員会が主催する「通学合宿」の続報をお届けします。 

今回は、9月17日(水)・18日(木)の様子をご紹介します。

 

17日の夕食はミートスパゲッティでした。 

高校生は、調理補助や盛り付け、配膳などを通して児童のサポートを行いました。

「いただきます」の合図のあと、みんなで楽しく食事を囲みました。

 

18日の夕食はハンバーグ。 

この日も高校生が児童のサポートに入り、日を追うごとに児童との距離も縮まり、笑顔あふれる交流が見られました。

 

 

そして18日は最終日。 

児童の皆さんから高校生へ、感謝の言葉が贈られました。

 


異年齢交流を通じて、生徒たちは自己有用感を高めることができ、貴重な学びの機会となりました。 


このような機会をいただき、誠にありがとうございました。

3年次 時事問題研究 『池田町 町ぶらマップ』の贈呈式

 『池田町 町ぶらマップ』が完成し、贈呈式を行いました。

 制作にあたり助言など協力していただいた池田町役場 清水様、池田町観光協会 古後 様、北洋銀行池田支店 笠井 様がご出席くださいました。

  皆様には深く感謝申し上げます。ぜひ、町内外の池田町を訪問する方々に見てもらえればと思います。

 一部ですが、贈呈式の様子です。

   (生徒代表 御礼の言葉)             (『池田町 町ぶらマップ』とともに撮影)               

 

 

 

 

 

 

 

 

 ご出席していただいた皆様からは「作成して終わりではなく、さらに魅力を伝えるために制作したマップをどのように活用していくか先を見据えた活動を継続してください。」など話がありました。今後も地域について様々な視点で考えるため今回のマップ制作は貴重な経験となりました。作成途中で悩みうまくいかないこともありますが、それも成長するためには大切なことだと思います。その中で制作のヒントや助言を通して地域の魅力について高校生の視点で深く考える機会を持つことが出来たのではないかと思います。今後の教育活動や将来につながる活動にご協力・ご支援いただき、ご出席者の皆様に深く感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

防災避難訓練&初期消火訓練|全年次・防災

9月16日 午後

 

防災避難訓練を実施しました。

今回の訓練では、授業中に地震が発生し、それに伴い被服教室から出火するという想定で行いました。

生徒たちは、命を守るための行動や避難の手順について確認しながら、落ち着いてグラウンドへ避難しました。

避難後は、消防署の方のご指導のもと、初期消火の実践訓練を行いました。

 

 

消火器の使い方について、「ピ・ノ・キ・オ」の合言葉を教えていただきました。

ピ…ピンを抜く
ノ…ノズルを火元に向ける
キ…火元から距離をとる
オ…レバーを押す(握る)

 

 ▲全員が実際に消火器を扱い、初期消火の重要性を学びました。

 

消防署の方からは講評もいただきました。

全員の避難完了までにかかった時間は4分で、昨年度と同じタイムでした。

「1秒の遅れが命に関わることもある」とのお話があり、初期消火の重要性についても強調されました。

「火災時に最も重要なのは初期消火。15〜20秒以内に対応できれば延焼を防げる可能性が高まる」とのことでした。

ただし、初期消火が難しい場合は、すぐに119番通報をすることが大切です。

 

また、校長先生からは次のようなお話がありました。

「9月は防災訓練が多く行われますが、9月1日は防災の日です。

この機会に、消防署の方から教えていただいた言葉をしっかり覚えておきましょう。」

 

さらに、校長先生から生徒の皆さんへの質問もありました。

「もし避難指示が出された場合、何を持って避難しますか?」という問いに対し、

生徒たちは「食料」「水」「乾パン」「懐中電灯」など、さまざまな答えを挙げてくれました。

 

最後に、「普段から防災について話し合うことが大切です。

いざという時に備えて、想像力を働かせて準備しておきましょう」とのメッセージがありました。

3年次 時事問題研究 『池田町 町ぶらマップ』の完成、配付について

3年次 時事問題研究の授業で『池田町 町ぶらマップ』が完成したので取材などでご協力いただいた各事業所へ御礼を兼ねて配付に伺いました。

   (池田ワイン城レストラン)                (池田駅)

 

 

 

 

 

 

 

      (さくら塾)                   (池田町役場)

 

 

 

 

 

 

 

    (北洋銀行池田支店)

 

 

 

 

 

 

 

 

 デザインや文章を考える時、苦労したところもたくさんありましたが、皆様のご助言や取材時のお話などの情報や写真などのご提供により完成することが出来たことを感謝申し上げます。

 多くの方に手にとっていただき、歩きながら池田町の魅力を知ってもらえば幸いです。

 

 

測量体験してみました|1年次・地理総合

9月12日  午前

 

本日の地理総合の授業では、地図の作成方法に関する講話と、測量の様子を実際に見学・体験する貴重な機会をいただきました。

講師として、池田町役場税務課地籍調査係の 山本健太 様をお招きし、前半は「地図はどうやってつくる?」というテーマでご講話いただきました。

 

地図の見方や、地籍調査が実施された地域とそうでない地域の違いについて、わかりやすく説明していただきました。

図上測量は「地籍調査が未実施の場所」、測量成果は「地籍調査が済んでいる場所」であることも学びました。

自分たちの住む地域が地籍調査済みかどうかを調べる活動も行い、池田高校についても確認したところ、すでに地籍調査が実施されていることがわかりました。

▲生徒たちは真剣な表情で耳を傾けています

 

▲自分たちの住む地域が地籍調査済みかどうかを調べる活動の様子

 

後半は、実際の測量機材を使った体験です。

測量とは・・・

距離と角度を調べ、その場所の座標を決めることです。

トータルステーションと呼ぶ機械で計測します。

機材の説明や測量の方法について教えていただきました。

 

 

GNSS測量機(地上での位置を高精度に測定する機器のこと)も見せていただきました。

GNSS測量機(下の機器)で測った後、トータルステーション(上の機器)で細部の計測をして座標を決めていくそうです。

この機器は、アメリカ・日本・ロシアなどの衛星から電波を受信して測量を行うもので、最新の技術に触れることができました。

 

日常生活と地図との関わりについて理解を深めることができ、非常に有意義な学びの時間となりました。

山本様をはじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

通学合宿のお手伝い①|ボランティア

池田町教育委員会が主催する「通学合宿」が、今年度も実施されました。

期間は9月15日(日)から18日(水)までの3泊4日です。

参加対象は池田小学校の4年生から6年生で、今年度は21名の児童が参加しました。

合宿の目標は、以下の2つです。

・元気にあいさつすること
・早寝・早起き・朝ごはんを習慣づけること

この取り組みに、池田高校の生徒がボランティアスタッフとして参加し、小学生の活動をサポートしました。

▲打合せの様子

 

初日の様子(9月15日)

初日は『入宿式』が行われました。

まず、教育委員会の方からご挨拶があり、

「自分たちで全てやらなくてはならない」

「高校生ボランティアは、いろいろなことを教えてくれる」

「共同生活を通して成長してくれたら嬉しい」

といった言葉が児童たちに向けて伝えられました。

 

続いて、高校生による自己紹介が行われました。

3年生の髙田さんは、「先輩としてサポートします」と力強く話してくれました。

 

その後、集合写真を撮影し、入宿式は終了しました。

▲入宿式後に椅子を片付けます

 

レクリエーション活動

1日の目標を立てた後、仲間づくりを目的としたレクリエーションが行われました。

 

レクリエーションは高校生が中心となって進行し、児童たちは楽しみながら交流を深めました。

 

① 自己紹介ゲーム

好きな食べ物や趣味を交えて紹介します。

例:「モンブランが好きな髙田さん」⇒「モンブランが好きな髙田さんの隣の福神漬けが好きな佐藤さん」など。

班ごと、そして全体で円になって行いました。

好きな都道府県、キャラクター、ゲーム、アーティストなども紹介され、和やかな雰囲気に包まれました。

▲班ごとの後に全体で共有します

 

② 大根抜きゲーム

高校生が「大根役」の児童を引き抜くゲームです。

「今年は大根が豊作だ!」という掛け声とともに、大盛り上がり。

「大根の気持ちを考えて!」という声も飛び交い、笑顔があふれていました。

 

③ 東京タワー鬼ごっこ

鬼にタッチされたら「東京タワー」のポーズで固まるルールです。

鬼役は高校生が担当し、児童たちは元気いっぱいに走り回っていました。

 

このあと、夕食の買い出しや調理など、生活に関わる活動も行われました。

インターンシップ報告会~2年次生から1年次生へ~|1年次 産業社会と人間・2年次 総合的な探究の時間

夏休み前(7月16日実施)

 

記事の発出が遅くなりましたが、インターンシップ報告会の様子をお伝えします。

 

3日間のインターンシップ(6月の半ばの職業体験)の報告会が行われました。お世話になった事業所の方、保護者、そして池高の後輩たちに向けた発表です。

 

池高では3年間のキャリア教育の中に、2年次〈総合的な探究の時間〉の地域でのインターンシップの時間が組み込まれています。

 

「卒業後に入社したい」

「この業界で働きたい」

「今はまだわからないけど関心がある」

「身近な存在だから」

 

体験先を決めた動機はそれぞれ。インターンシップで学んだことを活かす課題研究(地域での課題解決学習)が、最終学年で待っています。

 

ご参加いただいた、JA豊頃町、豊頃町える夢館、そして池田小学校の担当の皆様、ありがとうございました。

 

▲飛行機のコックピットに?!池田高校からも近い〈とかち帯広空港での体験〉

 

 

▲介護、保育、医療、図書館、お菓子屋、役所、サービス、農業、スポーツなど、体験先も様々

 

▲自分の体験を話す先輩も、その体験に耳を傾ける後輩も、その顔は真剣そのもの