池高日誌
元・日本IBM 菊田英輝氏が語る外資系ITのリアルとAI時代の生き方|3年次・外国事情(特別講義)
本校の授業「外国事情」にて、外資系IT企業などで長年第一線として活躍されてきた菊田英輝氏(本校 魅力化推進員)をお招きし、特別講義を開催しました。
ご自身の波乱万丈なキャリアから、過酷なビジネス現場の裏側、そして「これからの時代をどう生き抜くか」というAI時代の生存戦略やマネーリテラシーに至るまで、熱意あふれるメッセージが届けられました。
【第1回 「何もない」からこそ挑んだ過酷な成果主義の世界】
学生時代、バイト漬けの毎日で「完全な負け組スペック」だと感じていた菊田氏。しかし、劣等感をバネに「圧倒的な気合と覚悟」で最高峰のIT企業・日本IBMへの入社を果たします。
飛び込んだ外資系IT業界は、「数字=人格」とされる厳しい超実績主義の世界。性別や年齢に関係なく対等に評価される一方で、常に結果が求められる過酷な環境でした。
日本最高峰のエリート集団である総合商社(三菱商事)と対等に渡り合う中、信頼を勝ち取るために実践したのは「泥臭い徹底的な事前準備」と「プロとしての細部へのこだわり」でした。
若いうちにあえて厳しい環境に身を置き、自らを磨き上げた体験談が明かされました。
【第2回 シビアな現状を乗り越える自立心と準備力】
外資系企業には、事業売却や大規模なリストラといったシビアな「影」の側面も存在します。
菊田氏は「キャリアは会社任せにせず自分で育てるもの」という意識や、「理性的かつタフに」困難へ立ち向かうことの大切さを示しました。
また、意外にも「元々英語が得意ではなかった」という実体験も共有されました。
大事なプレゼンではアドリブに頼らず、徹底した台本作りと反復練習、得意な人を巻き込む工夫で乗り切ったエピソードを紹介。
「できない理由を探すのではなく、どうすればできるかを考える」という姿勢こそが、グローバルな現場を動かす鍵になると語られました。
【第3回 AI時代に価値が上がる人材と人生の選択】
講義の後半では、AI時代の生存戦略とマネーリテラシーに話題が及びました。
AIが普及するこれからの時代は、資格や知識を持つ「ホワイトカラー」よりも、「現場で即座に判断し、手や体を動かして価値を生み出せるプロフェッショナル」の価値が高まると指摘。
さらに、働いて得たお金を賢く増やす長期・分散投資の基本や、甘い罠を見抜く力について触れつつ、「一番のリターンを生むのは自分自身への投資(学びや経験)」であると伝えられました。
【講義を終えて】
全3回の授業を通じて、教科書だけでは学べない社会のリアルや将来の選択肢など、生徒たちへ多角的な学びと深い気づきの機会を提供することができました。
本校では今後も、第一線で活躍するプロフェッショナルとの出会いを通じて、生徒一人ひとりが自らの可能性を広げ、未来を切り拓く力を育む多様な教育活動を展開してまいります。
【note限定:特別講義ダイジェスト&エピソード集】
公式noteにて、本特別講義の要点とエピソードを1つにまとめた「集約版記事」を掲載しています。ホームページ版には入りきらなかった具体的なビジネス体験談や、AI時代を生き抜くためのメッセージなど、より深みのある内容をお読みいただけます。
[note記事を読む:『外資系ITのリアルとAI時代のキャリア・生き方――元・日本IBM 菊田英輝氏が語る、全3回特別講義』はこちら]
通学合宿(小学生対象)を高校生が支援しました①|課外活動
9月13日 午後
9月13日から、小学校4年生〜6年生を対象とした「通学合宿」が行われました。
本校からは1年次生・2年次生の有志がボランティアスタッフとして参加し、初日は2年次生が中心となって活動をサポートしました。
今回は初、日の様子をお知らせいたします。(2日目以降の様子は後日紹介します)
はじめに入所式が行われ、教育委員会教育課長から参加児童に向けて、
・周囲を見て助け合うこと
・感謝の気持ちを忘れないこと
・自分で考えて行動すること
といったメッセージが伝えられました。
続いて担当者から高校生の紹介があり、生徒たちは堂々とした態度で挨拶をしていました。
地域の子どもたちの前でしっかりと挨拶する姿は、頼もしさを感じさせました。
入所式後、小学生は「今日の目標」や「動向確認カード」の作成に取り組みました。
高校生は、児童が迷わず作業できるよう、机間巡視や声かけを行いながら丁寧にサポートしました。
作業後には、2年次生が中心となって仲間づくりゲームを実施しました。
「なんでもバスケット」や「ゆびスマ」などのアイスブレイクを約20分間行い、児童が楽しく交流できるよう場を盛り上げました。
高校生がルール説明や進行を担当し、児童が安心して参加できるよう配慮している姿が印象的でした。
ゲームを通して自然と会話が生まれ、児童と高校生の距離がぐっと近づく時間となりました。
▲なんでもバスケット
▲ゆびスマ
この後、児童たちは4日間の献立決めや食材購入、夕食準備などに取り組みました。
高校生は18時まで精力的に活動を支え、児童の挑戦を後押ししていました。
2日目・4日目には1年次生がサポートに参加する予定です。
▲献立決めの様子
今回の通学合宿は、小学生にとって生活習慣を身につける機会であると同時に、本校生徒にとっても「地域の子どもたちを支える」という貴重な体験となりました。
高校生は次のような力を発揮し、学びを深めることができました。
・相手に合わせて声をかける コミュニケーション力
・場を運営する 責任感
・困っている人を見つけて動く主体性
地域の教育活動に参加し、子どもたちの成長を支える経験は、高校生自身の成長にもつながっています。
※2日目に続く
池田カトリック幼稚園を訪問!「おかしもち」の防災クイズと、高校への1.1km避難移動補助|2年次選択・保育基礎
9月11日 午前
授業の一環として、生徒たちが池田カトリック幼稚園を訪問し、水災害時を想定した避難・防災交流を行いました。
今年で3年目を迎える、本校の大切な地域連携活動の1つです。
本校は水災害時の「避難所」に指定されています。
今回は、園児の皆さんが避難ルートや坂の勾配を実際に歩いて体験するにあたり、本校の生徒が幼稚園から同行し、安全をサポートすることを目的として行われました。
【幼稚園での交流:緊張から笑顔へ、自由遊び】
まずは生徒たちが幼稚園を訪問。
最初は少し緊張気味だった生徒たちでしたが、いざ自由遊びが始まるとすぐに打ち解け、お互いに楽しそうな笑顔があふれる時間となりました。
【劇と〇×クイズで学ぶ、災害時の合言葉「おかしもち」】
事前学習として、まずは生徒たちが工夫を凝らした劇を披露し、災害時の避難行動の基本である「おかしもち」を園児の皆さんに分かりやすく説明しました。
・ お さない
・ か けない
・ し ゃべらない
・ も どらない
・ ち かづかない
劇のあとには、「こんな時、どうする?」を確かめる〇×クイズを実施。
園児の皆さんは元気に○×で答えてくれ、避難のときに大切な行動を一緒に楽しく学ぶことができました。
【手をつないで、高校までの約1.1kmを避難移動】
その後は、幼稚園から避難所である本校までの約1.1kmの道のりを一緒に歩きました。
生徒たちは園児の小さな手をしっかりと引き、車や段差、坂の勾配に気を配りながら、安全第一でルートを確認。
途中で1回休憩を挟みながら、無事に全員で本校へ到着することができました。
【感謝を込めて、手作りメダルのプレゼント】
高校に到着したあと、たくさん歩いて頑張った園児の皆さんへ、生徒たちが心を込めて作った折り紙のメダルをプレゼントしました。
メダルを手にした園児の皆さんの嬉しそうな表情が、生徒たちにとっても大きな励みとなりました。
今回の交流を通じて、生徒たちは保育の基礎を学ぶだけでなく、地域の避難所としての学校の役割や、小さな命を守る責任感を肌で感じる貴重な経験ができました。
池田カトリック幼稚園の皆さんに心より感謝申し上げます。
地域のスポーツ文化を体感!体育の授業でモルックに挑戦しました|3年次選択・スポーツⅡ
9月7日 午前
選択授業で、フィンランド発祥の注目スポーツ「モルック」を行いました。
今回の授業は、単に身体を動かすだけでなく、さまざまな運動の楽しさに触れる中で、「大人になっても、生涯にわたってスポーツを親しみ、心豊かな人生を送るためのきっかけ作り」を目標として取り入れました。
私たちの暮らす北海道池田町は、古くから冬の「カーリング」や、ワインツアーを契機に広まった「ペタンク」など、世代を超えて誰もが楽しめる生涯スポーツが町民に深く親しまれている特別な地域です。
今回の授業は、こうした池田町の豊かなスポーツ文化の土壌を背景に、生徒たちへ新たな生涯スポーツの選択肢を広げることを目的として取り入れました。
モルックは、木の棒を投げて数字の書かれたピンを倒し、ちょうど50点を目指す競技です。
一見シンプルですが、池田町民にお馴染みの「ペタンク」のように目標との距離感を測る緻密なコントロールが求められたり、「カーリング」のように「どのピンを倒して何点狙うか」「相手の邪魔をどうするか」といった高度なチーム戦略が必要になります。
まさに「池田町に根づく2大スポーツのエッセンス」を融合させたようなゲーム性に、生徒たちはすぐにコツを掴み、戦略を練る「思考力」とピンを正確に狙う「技術」を駆使しながら、一投ごとに大いに盛り上がっていました。
激しい接触や過度な体力を必要としないモルックは、年齢や運動の得意・苦手に関わらず、誰もが「いつでも、どこでも、いつまでも」対等に楽しめるのが最大の魅力です。
授業では、ただ技術を高めるだけでなく、「仲間と対話しながら作戦を立てること」や「お互いのプレーを認め合い、誰もが運動の楽しさを味わえる空間を自ら作り出すこと」を大切な学習方針としています。
今回の授業で見せてくれた生徒たちの輝く笑顔やチームワークは、まさにその理想の形でした。
この経験を一つのステップとして、池田町の素晴らしいスポーツ文化をしっかりと受け継ぎながら、将来も身近な仲間と共に健康で心豊かなライフスタイルを自らデザインしていける力を、これからも育んでまいります。
献血セミナーを実施しました|1年次・保健体育
9月3日 午前
本日は、北海道赤十字血液センター帯広出張所所長の鈴木様をお招きし、献血セミナーを実施しました。
献血は「血液を必要とする人の命を支える大切な行為」であり、高校生の段階から正しい知識を身につけることが求められています。
授業の冒頭では、献血の背景にある善意や願い、そして献血がどのように人の命を支えているのかといった視点を持ちながら学んでほしいとの説明がありました。
講話では、まず血液医療の歴史について紹介されました。
かつて血液は神秘的な力を持つものと考えられ、輸血が医療として確立するまでには多くの試行錯誤があったことを学びました。1900年に血液型が発見されたことは、輸血の安全性を大きく高め、現代医療の基盤となっています。
続いて、献血がなぜ必要なのかについて説明がありました。日本では毎日多くの患者が輸血を必要としており、特にがん治療では大量の血液が使われます。
血液は人工的に作ることができないため、健康な人の献血が欠かせないこと、そして若い世代の献血者が減少していることが課題として示されました。
また、献血で集められた血液がどのように処理され、赤血球・血漿・血小板などに分けられて患者へ届けられるのか、その流れについても学びました。
血液は用途によって保存期間が異なり、必要な成分を安全に届けるために高度な技術が使われていることを知ることができました。
授業後半では、献血バスを見学しました。
実際の採血スペースや機器を間近で見ることで、献血の流れや安全管理について理解を深めることができました。
生徒からは
「血液がどのように分けられて使われるのか初めて知った」
「献血が身近なボランティアだと感じた」
「将来協力してみたいと思った」
などの声が聞かれました。
今回の献血授業を通して、生徒たちは「命を支える医療」と「献血の社会的意義」について深く学ぶことができました。
ご講話いただいた鈴木様ならびに関係各所の皆様に心より感謝申し上げます。
1・2年次合同ミニ探究が本格始動~多文化共生チームの様子を紹介~|1年次・産業社会と人間、2年次・総合的な探究の時間
9月2日 午後
8月19日から始まった「ミニ探究」プログラム。
本日は、各分野に分かれて本格的な体験・探究活動を行いました。
今回は「多文化共生チーム」の活動の様子をお知らせします。
多文化共生チームは、十勝高島牧場を訪問し、取締役・牧場運営統括の丸山様から、ご自身の留学体験談や牧場で働く海外出身スタッフの現状多文化共生のための取り組みについてお話を伺いました。
■牧場の取り組み①:働きやすい環境づくり
牧場では、働く人が安心して勤務できるよう、休暇制度の整備を進めています。
現在は「46休」を導入し、そのうち2日は希望休として取得できる仕組みです。
有給休暇を活用して旅行に出かける従業員もおり、働き方改革に積極的に取り組んでいることが分かりました。
■牧場の取り組み②:外国人技能実習生・特定技能人材の活躍
これまで7名の外国人技能実習生・特定技能人材を受け入れており、現在はベトナム・インドネシア出身の方が勤務しています。
特に、今年12月に帰国予定のベトナム出身の従業員は、牧場の立ち上げ期から8年間勤務し、大きく貢献されてきたとのことでした。
■牧場の取り組み③:多文化共生への姿勢
牧場では、国籍に関わらず対等に働ける環境づくりを重視しています。
・給与や立場は日本人と同等
・週1回のミーティングで「互いを尊重する姿勢」を共有
・研修会や視察は必ず日本人と外国人が一緒に参加
・作業手順は翻訳し、ラミネートして共有
・管理職として最後まで話を聞く姿勢を大切にする
こうした取り組みにより、外国人従業員が専門知識を身につけ、牧場の重要な戦力として活躍しています。
■牧場の取り組み④:文化の違いを越えて
食文化や宗教習慣の違いがある中でも、互いの文化を尊重しながら交流を深めています。
料理を振る舞い合ったり、辛い料理や伝統的な食べ物を紹介し合うなど、日常のコミュニケーションを通して理解を深めている様子が印象的でした。
また、ラマダン期間中の勤務への配慮など、宗教的背景にも寄り添った対応が行われています。
お話の後、牧場で搾った牛乳と市販の牛乳の飲み比べを行いました。
生徒の多くが牧場の牛乳を選び、味の違いがはっきり分かる体験となりました。
さらに、外国人技能実習生が育てたスイカをいただきました。
最後に自動搾乳の様子を見学して本日のプログラムを終えました。
▲帰りのバスの中ではバターづくりをしました
お忙しい中ご対応くださった丸山様をはじめ、従業員の皆様に心より感謝申し上げます。
『未来にわくわくしていますか?』の問いに対して|2年次選択・ライフデザイン
8月25日 午前
本日は、芽室町在住の洋服デザイナー小野寺智美様を授業にお迎えしました。
小野寺様は、笑顔が素敵でバイタリティにあふれた方で、生徒の未来に良い関わりをしたいという思いが強く伝わってくる方です。
生徒と向き合う姿勢からは、「未来をつくる覚悟」を感じる場面も多くありました。
授業のはじめは、ゲストと生徒がお互いに自己紹介を行い、和やかな雰囲気でスタートしました。
続いて、生徒からの質問タイムでは、率直でユニークな質問が次々と出ました。
・事業の収入について 「ご自身で事業をしていて、ぶっちゃけ儲かりますか?」
・海外への興味 「今行きたい国はどこですか?」
・進路選択の経験 「高校生の時、どんな進路で迷いましたか?」
生徒たちは、普段なかなか聞けないリアルな話に興味津々の様子でした。
後半は、小野寺様から生徒へ問いかける時間です。
・「未来にワクワクしていますか?」
この問いに対して、生徒からは次のような声がありました。
・「ワクワクしている!」
・「進学するのは決めているけれど、地元を離れるのが怖い…」
・「就職することを決めています!」
それぞれの思いが率直に語られ、教室には前向きな空気が広がりました。
今回のライフデザインの授業は、教員以外の大人と関わることで、自身の将来を考えるきっかけとなる、非常に濃い学びの時間となりました。
小野寺様の言葉や姿勢に触れ、生徒たちは「自分の未来をどう描くか」「どんな選択肢があるのか」を改めて考える機会を得たようです。
生徒一人ひとりの思いに寄り添いながら対話してくださる姿からは、未来をともにつくろうとする温かい覚悟が感じられました。
貴重な学びの機会をいただき、心より感謝申し上げます。
ふれあい広場2026池田に参加しました|課外活動(3年次課題研究・吹奏楽部)
8月30日
本校の生徒たちが「ふれあい広場2026」に参加し、地域の皆さまと交流を深めました。
課題研究(3年次生と有志)や部活動が主体的に活動し、学びと笑顔があふれる一日となりました。
☆課題研究「池田応援隊!」
3年次の課題研究で池田町の魅力発信に取り組む「池田応援隊!」は、池田町の特産品を使ったオリジナルパフェを販売しました。
当日は来場者の皆さまにアンケートを依頼し、
パフェの感想
池田町の特産品(食べ物)について知っていること
などを伺いました。
いただいたご意見は、今後の探究活動に活用していきます。
地域の方々と直接やりとりをしながら学びを深める、貴重な機会となりました。
食材を提供してくださった企業の皆さま、実現に向けて尽力してくださった池田町社会福祉協議会の皆さまには心より感謝申し上げます。
☆吹奏楽部
吹奏楽部は、池田高校の伝統であるダンスパフォーマンス「ダンプレ」を披露し、観客から大きな拍手をいただきました。
金賞受賞の報告や顧問による歌唱もあり、会場全体が大きく盛り上がり、熱気あふれるステージとなりました。
さらに今回は、『町民全員ダンス!心つながるCOCOROの翼』とのコラボレーションも行われ、会場は大きな一体感に包まれました。
生徒たちの活動は、地域の皆さまとつながりを深める大変貴重な機会となりました。
今後も、地域とともに学び、地域に貢献する池田高校らしい取り組みを続けてまいります。
上級学校見学を実施しました|1年次・産業社会と人間
8月28日
例年行っている上級学校見学を、今年度も1年次生全員で実施しました。
将来の進路を考えるうえで、実際に大学や専門学院を訪れ、学びの場に触れることは大きな意味があります。
答えのない問いに向き合う現代において、進路の可能性を広げることは重要な学びの一つです。
今年度は 「帯広畜産大学」 と 「MONOテク帯広」 を訪問しました。
関係各所のみなさま、温かいご対応をいただきありがとうございました。
◆前半:帯広畜産大学を見学しました
まず、帯広畜産大学にて大学概要の説明を受け、大学での学びや研究内容について理解を深めました。
その後、研究施設や講義室などを実際に見て回りました。
昼食は大学生協の食堂を利用し、大学生活の雰囲気を体験することができました。
◆後半:MONOテク帯広を見学しました
午後は MONOテク帯広を訪問し、学校概要の説明を受けた後、各科の実習室や設備を見学しました。
見学や説明を受けた学科は以下のとおりです。
・電気工学科
・金属加工科
・自動車整備科
・建築技術科
・造形デザイン科
実習中心の学びに触れ、大学とは異なる進路の魅力を感じる機会となりました。
今回の上級学校見学では、大学と専門学院という異なる学びの場を体験し、進路選択の幅を広げることができました。
生徒たちは、自分の興味や将来像を考える貴重な時間となったようです。
アイデアづくりのワークショップを実施しました|1・2年次ミニ探究(産社・総探)
8月20日 午後
ミニ探究の学びをさらに深めるため、北海道情報大学の安田光孝教授・近澤潤先生 をお迎えし、アイデアの生み出し方を学ぶワークショップを行いました。
今回のテーマは、先日のミニ探究で見つけた 「探究のタネ」をより豊かに育てるための発想の方法 です。
◆前半:ハーフ&ハーフクイズで思い込みを手放す
授業の導入では、近澤先生から本時の目標と流れについて説明があり、その後すぐに12のグループに分かれて活動が始まりました。
最初は自己紹介。
「名前」「夏休み楽しかったランキング第1位」など、和やかな雰囲気で交流が進みました。
続いて行ったのは、『めざせハーフ&ハーフ 50%質問クイズ』。
会場全員にアンケートをとり、ちょうど半分に分かれる質問をグループで考えるゲームです。
例:
・ラーメン vs うどん
・犬 vs 猫
優勝した質問は
愛・金(52%:48%)、牛タン・カルビ(52%:48%)
でした。
この活動を通して生徒は、「思い込みではなく、実際に調べることが大切」という探究の基本姿勢を体験的に学びました。
活動の前には、ミニ探究(8月19日)で掲げたグランドルール 「IKEDA」 を確認し、話し合いの姿勢について共有しました。
◆後半:掛け算の発想法でアイデアを生み出す
後半は、アイデアづくりの中心となる 「掛け算の発想法」 を学びました。
◎探究に必要な3つの姿勢
探究に向かううえで大切な3つの姿勢が示されました。
・仲間の意見を肯定的に受け止める(いいね!)
・「なんで?」をきっかけに新しい視点を見つける
・失敗を気にせず一歩踏み出す
これらは探究だけでなく、国語・数学・部活動・アルバイトなど、あらゆる場面で役立つ力であることが強調されました。
◎「正解を覚える時代」から「問いを立てる時代」へ
変化の激しい現代社会では、
自分で問いを立て、違和感を大切にしながら考え続ける力が重要である
というメッセージが伝えられました。
探究には教科書も正解もありません。だからこそ、
・自分の感じた「なんで?」を大切にすること
・面白いと思えるアイデアを楽しみながら考えること
が学びの原動力になりますと説明を受けました。
説明の後に実際にアイデアを生み出すワークに取り組みました。
テーマは 「北海道の牛乳をもっと多くの人に飲んでもらうためのアイデアを考える」 です。
①「牛乳」から連想できる言葉を個人で書き出す
生徒はまず、牛乳から連想できる言葉を個人で書き出しました。
例:
・白い
・給食
・風呂上がりに飲む
・乳搾り
これらをグループで共有し、素材カードとしてまとめました。
②視点カードとの掛け合わせ
次に、先生方が用意した「視点カード」(例:色の変更、習慣化、季節、イベント化など)と素材カードを組み合わせてアイデアを発想しました。
例:
・「白い × 色の変更」→ 推しカラー牛乳
・「牛乳パック × 習慣化」→ 牛乳スタンプパック(毎日1枚集めると特典)
・「風呂上がり × 季節」→ 夏限定“お風呂あがり専用牛乳”
生徒たちは次々とアイデアを生み出し、グループ内で共有していました。
③グループ同士でアイデア交換
最後に、グループ同士でペアを組み、自分たちが考えたアイデアを紹介し合いました。
今回のワークショップでは、
・仲間の意見を肯定する姿勢
・「なんで?」を大切にする探究心
・掛け算の発想法によるアイデアづくり
を実践的に学ぶことができました。
ミニ探究は来月からフィールドワークに入ります。
生徒たちが現場でどんな素材を見つけ、どんな掛け算で新しい価値を生み出すのか、今後の活動が楽しみです。
藍染めを体験|3年次選択・羊と織物
8月21日 午前
3年次「羊と織物」の授業では、スピナーズファーム タナカさんを訪れ、藍染めを体験しました。
その様子をお伝えします。
まずは、自分たちで育てた藍の葉を摘み取るところからスタートしました。
摘み取った葉を布の上に置き、木槌でしっかり叩きます。
叩くことで色素がハンカチに移り、濃く染まります。
はじめは恐る恐る叩いていた生徒も、すぐにコツをつかみ、手際よく作業を進めていました。
叩き終えた布は広げて干し、青色を安定させます。
次に、葉の絞り汁でハンカチ全体を染めます。
植物性繊維はウールなどに比べて染まりにくく、生葉染め(なまばぞめ)では薄くなります。
搾りたての汁はまだ緑色で、藍染めの奥深さを感じられる瞬間でした。
その後再び干して、また絞り汁で染めるという工程を繰り返し、丁寧に色を定着させていきます。
最後は水で洗い流して乾かせば完成です。
今回は、植物性繊維と動物性繊維(羊毛)で染まり方の違いを比較するため、羊毛も同時に染色しました。
できあがりは次回の授業で確認する予定です。
藍染めは、植物の力を生かした伝統的な染色方法です。
自分たちで育てた藍を使い、葉を摘み、叩き、搾り、干す——一つひとつの工程を体験することで、「ものづくりの奥深さ」や「素材による染まり方の違い」を実感する貴重な時間となりました。
1・2年次合同ミニ探究が始まる!|1年次・産業社会と人間、2年次・総合的な探究の時間
8月19日(水)午後
池田高校では1・2年次生47名を対象に、今年度の「ミニ探究」プログラムがスタートしました。
ミニ探究は、地域の方々との出会いや体験を通して「探究のタネ」を見つけることを目的とした全5回の学習です。
◆「探究はなぜ必要なのか」— オリエンテーションで語られたメッセージ
オリエンテーションでは、担当教員より「探究の意義」について次のようなお話がありました。
・AIの進展や国際情勢の変化により、社会は急速に複雑化している
・これからの時代は「正解がひとつではない問い」に向き合う力が求められる
・学校で学んだ知識を社会で生かす力として育ててほしい
・自分なりの答えを論理的に導き、他者と協働して課題を解決する力が必要になる
また、日本が直面する少子高齢化など「世界でも解決できていない課題」に対して、 高校生の視点から生まれるアイデアが、未来の解決策につながる可能性があることも伝えられました。
探究は、社会に出る前の「シミュレーション」。
池田高校では、生徒が安心して挑戦できる場をつくりながら、主体的な学びを応援しています。
今年度のミニ探究では、その道で活躍する5名の講師の方々をお迎えしました。
・いけだワイン城:佐藤茂樹 様
・清見ヶ丘公園と市街地活性化:山本健太 様(池田町役場 建設水道課)
・ブランディング(観光):中村真也 様
・フンベ山:福家菜緒 様
・多文化共生:三井香寿 様
◆大学生メンターとの交流
この日は、大学生メンター(本校卒業生)も参加し、グループ活動をサポートしてくれました。
自己紹介ワークでは、
・自分の特技
・今回の探究で楽しみにしていること
・1つだけ「嘘」を混ぜた自己紹介 など、笑い声のあふれる和やかな雰囲気で交流が進みました。
大学生と高校生が一緒に活動することで、 「年齢の違う人と協働する経験」 「自分の意見を安心して出せる場づくり」 といった、探究に欠かせない力を自然と身につけていきます。
◆ミニ探究の5つのキーワード
オリエンテーションの最後に、探究に向かう姿勢として次の5つのキーワードが紹介されました。
・I(Input):新たな考えを取り入れよう
・K(Kindness):仲間の意見を優しく受け止めよう
・E(Enjoy):ミニ探究を楽しもう
・D(Discover):新しい魅力を発見しよう
・A(Action):失敗を恐れずアクションを起こそう
◆今後の予定
ミニ探究は以下の流れで進んでいきます。
・第1回:出会いの場 講師との交流、池田町の魅力・課題の共有、探究のタネ探し
・第2・3回:体験的学習 現場に足を運び、地域を自分の目で確かめるフィールドワーク
・第4回:資料作成・まとめ 体験内容の整理、講師からのコメント、代表者決定
・第5回:全体発表会 テーマ代表者による発表と講評
今回のミニ探究は、
・正解のない問いに向き合う力
・他者と協働して課題を解決する力
を育てる大切な学びの場です。
地域の方々、大学生メンター、講師の皆様の支えを受けながら、生徒たちがどんな「探究のタネ」を見つけ、どんな未来を描いていくのか、今後の活動が楽しみです。
▲早速、清見ヶ丘公園と市街地活性化チームは学校の外で調査活動
聴覚障がいについて学ぶ出前授業を実施しました|3年次選択・形態別介護技術
8月19日 午前
形態別介護選択者(3年次5名)を対象に、池田町社会福祉協議会との連携事業として「聴覚障がい」について学ぶ出前授業を実施しました。
今回は、北海道中途難失聴協会会長・中川智美様を講師にお迎えし、聴覚に障がいのある方の暮らしやコミュニケーションの工夫についてお話しいただきました。
また、要約筆記サークルの皆様にもご協力いただき、要約筆記の方法や要約筆記の体験学習を行いました。
前半は「講話」の時間です。
生徒と講師の自己紹介を兼ねたアイスブレイクから始まり、和やかな雰囲気の中で進みました。
講師の方から、
〇聞こえ方の違い
〇補聴器の得意・不得意な場面
〇日常生活で困りやすい場面 など、実体験に基づくお話をいただき、生徒は熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。
特に、病院の呼び出しや駅・空港のアナウンス、電話対応など、音声だけでは情報が得づらい場面が多いことを知り、聴覚障がいのある方が日常で抱える課題について理解を深めることができました。
講話では、近年進んでいる情報保障の技術についても紹介されました。
〇テレビや映画館での字幕表示
〇メガネ型端末(モベリオ等)による字幕鑑賞
〇音声認識アプリ(UDトークなど)によるリアルタイム文字化
これらのツールが、聴覚障がいのある方の「情報を得る手段」として大きな役割を果たしていることを学びました。
手話を知らない難聴者・中途失聴者とも円滑にコミュニケーションを取るための方法として、
〇口元を見せてゆっくり話す
〇音声認識アプリを使う
〇書いて伝える(筆談・要約筆記)
といった工夫が紹介されました。
特に「書いて伝える」方法は、確実で安心できるコミュニケーション手段であることを、生徒は体験を通して実感していました。
後半は、要約筆記サークルの方による説明と体験です。
はじめに、聴覚障がいの分類や要約筆記とは何かについて説明を受けました。
要約筆記は、話し言葉をその場で文字にして伝える「筆記通訳」であり、話す速さと書く速さの違いから「要点をまとめる技術」が必要であることを学びました。
生徒は実際に要約筆記を体験し、
〇標準略号の使い方
〇読みやすい文字の書き方
〇情報を整理して伝える難しさ
を体感しました。
今回の学習を通して、生徒は「聞こえの困りごと」や「相手に合わせた伝達手段の選択」の大切さを深く理解することができました。
当事者の声を直接聞き、要約筆記を体験することで、共生社会の実現に向けて自分たちができることを考える貴重な機会となりました。
ご協力いただいた 中川智美様、要約筆記サークルの方、池田町社会福祉協議会の皆様に心より感謝申し上げます。
生徒アイデア × KIYOMI DONUTS|2年次選択・ライフデザイン
7月25日に開催された地域イベント「みずべでわっしょい」にて、ライフデザインの授業で取り組んできた 生徒考案のコラボ商品 を数量限定で販売しました。
今回の企画には、地域の人気店 KIYOMI DONUTS 様にご協力いただき、商品づくりから当日の運営まで多方面で支援をいただきました。
イベントに向けて、生徒たちは次の準備を進めてきました。
・PR用ポスターの制作
・来場者、購入者向けアンケートの作成
・イベント当日の販売
・接客業務
商品づくりだけでなく、広報・マーケティング・顧客対応など、実際の店舗運営に近い形で学びを深めることができました。
コラボ商品をより魅力的にするため、KIYOMI DONUTS様が商品名に合わせたオリジナルシールを制作・提供してくださいました。
生徒のアイデアを尊重しながら形にしてくださり、学びの質が大きく高まりました。
イベント当日は、肌寒い天候でしたが、販売開始と同時に多くのお客様にお越しいただき、開始からわずか20分で完売となりました。
数量限定販売のため、購入は「1グループ1点まで」とさせていただきました。
お買い求めいただけなかった皆様にはご迷惑をおかけしましたが、温かいお声を多数頂戴し、生徒たちも大変励まされていました。
アンケートでは、次のような嬉しいコメントをいただきました。
「噛む度に白樺の甘みが広がっているのを感じました!美味しかったです!!」
地域の方々から直接感想をいただけたことで、生徒たちにとって大きな達成感と学びにつながりました。
最後に、今回の企画は、生徒が主体となってアイデアを形にし、地域イベントで実際に販売するという貴重な経験となりました。
商品をご購入いただいた皆様、コラボにご協力いただいた KIYOMI DONUTS様、そしてイベント運営に携わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。
今後も、地域と連携した学びを通して、生徒の つくる力、伝える力、協働する力 を育んでまいります。
山田町との交流に向けて~事前研修に参加しました~|課外活動
7月28日 午後
池田町役場地域振興課が担当する 「岩手県山田町 生徒交流派遣事業」事前研修 が開催されました。
研修には、中学生11名・高校生4名の計15名と保護者の皆様が参加し、今年度から新たに始まる本事業の概要や、池田町と山田町とのこれまでの交流の歩みについて理解を深めました。
研修会の冒頭では、池田町長より池田町と山田町との関わりについての説明や激励の言葉が贈られました。
「池田町と岩手県山田町の交流は、2006年にワインを通じた民間交流から始まりました。2011年の東日本大震災の際には、池田町から救援物資を届けるとともに、延べ50名の町職員を派遣して復旧支援を行うなど、長年にわたり強い絆を育んできました。被災から復興を遂げた山田町の姿や現地の方々の思いに直接触れ、人と人との支え合いや絆の大切さを学んできてください。」
続いて、地域振興課長より、プロジェクターのスライドや地図資料を用いて山田町の概要や歴史についての講義が行われました。
☆自然豊かな山田町の魅力について
岩手県東部に位置し、宮古市と大槌町に挟まれた山田町は、穏やかな山田湾を擁する自然豊かな町です。
カキやホタテの養殖、松茸などの特産品があるほか、研修で訪問予定の オランダ島 など、現地の魅力が紹介されました。
☆震災の記録と復興の歩みについて
東日本大震災当時の津波・火災による被災状況、その後の復興の様子が写真とともに説明されました。
また、池田町からの職員派遣に加え、池田高校吹奏楽部が3年に1度現地を訪れ、演奏と義援金を届けてきた取り組みなど、これまでの交流の歴史についても学びました。
中高生15名は、今回の講義を通じて山田町への理解と関心を深め、現地訪問への気持ちを新たにしました。
参加生徒は 8月3日より岩手県山田町を訪問し、現地での交流や学習に取り組む予定です。
「働く」のリアルと向き合った3日間。2年次生インターンシップ報告会を開催!|2年次・総合的な探究の時間
7月15日 午後
本校体育館において、2年次生による「インターンシップ報告会」が開催されました。
先月、生徒たちが実際に地域の事業所へ赴き、3日間にわたって「働く現場」を体験したインターンシップ。そこで得た驚きや失敗、プロの凄さ、そして「働くことの意義」について、スライドやクイズを交えて発表し、生徒の皆様と共有する熱い2時間となりました。
◎第一部:熱意と工夫が光る「全体発表」
前半は、3組の代表生徒による全体発表が行われました。
それぞれの事業所の魅力や、実際に働いてみて初めてわかったリアルな裏側を伝えてくれました。
① 松村さん [十勝川温泉第一ホテル]
松村さんは、十勝川温泉での実習を振り返りました。
客室「豆陽亭」の素晴らしいロケーションや「豊洲亭」の贅沢な専用ラウンジ、別館「三余庵」の五感に響くおもてなしなど、ホテルの強みをプロさながらに堂々とプレゼン。 実習では宴会場の設営やベッドメイキング、フロント業務を体験しました。
~最大のピンチとやりがい~
「大変だったのは宴会場の設営。なんと、そこに大勢の修学旅行生が到着したんです。でも、スタッフの方と二人で力を合わせて、何とか最後までやり切ることができました!」と。最後に「ホテルとは『お客様第一』であり、それを支える『従業員同士の強い団結』が不可欠な場所である。」と学びを語ってくれました。
② 齊藤さん [スポーツデポ帯広店/幕別町図書館]
2つの異なる職種に挑戦した斎藤さんは、それぞれの現場での気づきを発表しました。
スポーツデポでは、丁寧な掃除やハンガーがけ、お客様への挨拶などを経験。「掃除と挨拶を同時に行う難しさを実感した。作業に慣れてきた頃が一番ミスをしやすい」と、身の引き締まる教訓を共有してくれました。
図書館では、カウンター業務や移動図書館「すわでぃ号」の運行、新刊受入れなどを体験。
~会場が沸いた「移動図書館クイズ」~
「すわでぃ号(バス)の費用はいくらでしょう?」という斎藤さんの突然の三択クイズに、会場は大盛り上がり。(正解は8百万円〜1千万円!) 「スピードよりも、まずは正確に作業することが何より大切。本の貸し借りの楽しさを知るとともに、整理整頓の重要性を学びました。」と語り、会場から「オススメの本は?」と聞かれると、「工作の本です!」と笑顔で答え、温かい拍手をもらっていました。
③ 石橋さん [まつもと薬局フロンティア店/帯広南町保育園]
石橋さんは、異なる2つの業界を「栄養士」というキーワードで繋げて体験しました。
「薬を出す場所」というイメージの強い薬局。しかし、まつもと薬局には栄養士が在籍しており、栄養に配慮した多種多様な商品を販売したり、薬局内に「野菜が飲めるカフェ」が併設されていることに新鮮な驚きを感じたそうです。
保育園の実習では、「小さな子どもが喧嘩したとき、何が先に出ると思いますか? 正解は『歯(噛みつき)』です。子どもは上から順に発達していくからなんです」と、現場で学んだ発達心理を分かりやすく解説。
~将来の夢へつながる葛藤:~
「薬局と保育園、どっちの仕事に就きたいですか?」という質問に対し、石橋さんは「もともと栄養士になりたかったけれど、今回の実習で小さい子どもたちの可愛さにも触れてしまい、今は本気で悩み中です!」と、夢が広がる嬉しい悩みを打ち明けてくれました。
◎第二部:興味が繋がる「ブース発表」
14:00からは、体育館内に複数のブースを設置し、生徒たちが自分の興味のあるブースを自由に回る「ブース発表」が行われました。
発表する2年次生は少人数を前に、より親しみやすく、時には実物を提示しながら熱心に説明し、聞き入る1年次生からは「来年はどこに行こうか」と真剣な相談が飛び交っていました。
第1クール:
・高橋さん(札内放課後デイサービスにーに): プレゼンチャートが非常に見やすく、伝わりやすい工夫が満載でした。
・佐伯さん(マックスバリュ池田店): 身近なスーパーの裏側を解説。多くの生徒が集まり、熱心に聴き入っていました。
・本木さん(一糸と庭café): おしゃれなカフェでのこだわりの作業について、最後まで堂々と発表しました。
第2クール:
山本さん(おひさま保育園)、田郎沢さん、山田さん(スポーツデポ帯広店)、小北凌久さん(池田町役場)が、それぞれのブースで臨場感あふれるトークを披露しました。
第3クール:
髙岡さん(緑陽台認定こども園)、青木さん(フクハラ池田店)、出口さん(とかち帯広空港)など、専門性の高い仕事のリアルに皆が引き込まれていました。
◎第三部:成長を称え、未来を紡ぐ「振り返り」
会を締めくくるにあたり、生徒やゲストの皆様からたくさんの温かい言葉が贈られました。
~生徒自身の誇らしげな感想~
「準備期間が本当に少なくて、本番直前の公式リハーサルもできない状態だったけれど、みんな本当によくやりきった!」 「いろんな仲間の話を聞けて、自分自身の将来や、来年の進路活動のイメージがぐっと膨らみました」
~インターンシップ受け入れ先より~
「皆さんの発表、本当に勉強になりました。社会は、今まさに皆さんのような若い人材を待っています。ですから、ぜひ学校でたくさん勉強してください。そして、これから始まる夏休み、いつでもいいのでまた子どもたちと関わりに来てくれたら嬉しいです。いつでも連絡してくださいね。美味しい給食を用意して待っています!」
~野村先生からの講評~
「皆さん、本当にお疲れさまでした。昨年の報告会もすべて見ていましたが、今年の2年次生は大きくレベルアップしていました。この3日間で苦労したこと、学んだことは、間違いなく皆さんにとって価値ある経験です。そして本日話を聞いた1年次生の皆さん。次は皆さんの番です。来年のインターンシップ、大いに期待しています!」
受け入れ先企業の皆様、お忙しい中、生徒たちを3日間にわたり温かくご指導いただき、さらに本日の報告会にも足をお運びいただき本当にありがとうございました。
今回のインターンシップを通して、生徒たちは「働くことの大変さ」とともに、「他者と関わり、地域を支える仕事の面白さ」を確かに学びました。この経験をこれからの学校生活、そして自立した未来への第一歩へと繋げていきます。
がんばれ、池田高校2年次生!
帯広地区吹奏楽コンクールに合同バンドで出場しました|課外活動・吹奏楽部
8月1日
帯広地区吹奏楽コンクールに、足寄高校・本別高校・池田高校の吹奏楽部(局)が合同バンドとして出場しました。
本番に向けて合同で練習できた回数は約10回。
本別高校や池田町田園ホールに集まり、学校の枠を越えて協力しながら練習を重ねてきました。
顧問団からは、
「ここまで本当によく頑張ってくれました。単独校であれば年明けから少しずつ準備を進めていきますが、合同バンドは限られた時間の中で力を合わせ、集中して仕上げてくれました。」
とのコメントが寄せられました。
本番の演奏時間は6分。組曲「道化師」から4曲を演奏しました。
息の合ったハーモニーを響かせることができました。
※コンクールの撮影は許可されていないため、写真の掲載はありません。
結果は 金賞 を受賞しました。
この成果を受け、8月28日に札幌コンサートホール Kitara で開催される 北海道吹奏楽コンクール に出場します。
また、楽器搬入搬出の運営補助に、生徒数名がボランティアとして参加し、コンクールを支える側としても力を発揮してくれました。
多くの方々の支援と協力により、合同バンドとして無事に演奏を終えることができました。
関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今後とも、吹奏楽部への温かいご声援をお願いいたします。
カナダ姉妹校交流事前学習会の様子|課外活動
7月28日 午後
本日は、カナダ姉妹校交流事前学習の第2回(全10数回)を実施しました。
今年度の交流に参加する生徒は2年次生4名で、今回も意欲的に学習へ取り組みました。
今回の主な目的は、小学校と姉妹校で行う交流内容を具体的に検討し、方向性を定めることです。
生徒一人ひとりが事前に考えてきたプランをプレゼンし、質疑応答を通して内容を深めながら、共通理解を図りました。
どのアイデアを実際の交流に採用するか、真剣に議論を重ねる姿が印象的でした。
今回は交流内容の最終決定には至りませんでしたが、複数の優れたアイデアが提示され、次回につながる大きな前進となりました。
カナダで待っている児童・生徒のために、より良い交流にしようと真剣に向き合う生徒たちの姿が印象的でした。
次回は、今回出されたアイデアをさらに深め、交流内容の具体化に向けて議論を進めていく予定です。
生徒たちの主体的な取り組みにより、より充実した交流プログラムが形になっていくことを期待しています。
第9回全国高等学校小規模校サミット参加報告|探究活動
7月24日~25日
山形県小国町で開催された第9回全国高等学校小規模校サミットに1年次2名、2年次1名と教員の4名で参加してきました。
全国の小規模高校の生徒がリアルに交流し、親睦を深めるとともに、各校地域が抱える課題について意見交換を行うことができます。池田高校としては初参加となりました。
「今ここで起こっていることは、将来日本中で起こり得ること、小規模校だからこそできることがきっとある」というスローガンのもと、仲間と一緒に未来を考えた2日間。
メンバーを変えながら、6回のワークショップが行われました。
その都度、「はじめまして」や「オンラインで会ったよね」など、それぞれのブースから聞かれる言葉をひろい、全国の生徒の緊張をほぐしてくれるのは小国高校の生徒たち。
今回初めて対面したとは思えない空気感を作ってくれました。
また、レセプションや昼食でも、おもてなしの心が伝わってきました。
小国高校の同窓会や後援会、小国高校を支援する会など様々な地域の大人が、そっと寄り添いサポートしている姿があちこちで見られました。
レセプションでは山菜おにぎりやくま汁、玉こんにゃく、漬物にどら焼きとまさに地元ならではの恵みをいただくことができ、大満足です。
9割が森林、人口は6100人ほどの小国町です。
大きなビルはありませんし、100均も撤退してしまったそうです。
が、その空きフロアを活用し、今年度は冷房のきいた場所で17校124人の高校生が集まり、知恵を出し合い、改めて自分の通う学校の魅力を感じた2日間でした。
参加した1年次の内田健太郎さんは「他高生との交流で、視野が広がり、参考になったことが多々ありました。地域行事を生徒たちが企画し、クラウドファンディングを使って集金するなど、自分たちでもできそうだなぁと思いました。」という感想がありました。
なお、最終日国道113号が雨の影響で一時通行止めとなり、私たちが乗る予定のバスが小国町で待機となる事態に。
AIを使って情報収集したり、別ルートを探す生徒たち。みんなでもう一泊かなとネガティブになっているところ、小国高校の高橋先生から情報提供のメールをいただきました。
さらには、小国町教育委員会 高校魅力化推進担当課長の渡部由美さんが駆けつけ、別ルートで途中まで行けないか情報収集してくださり、なんと小国町の公用車で米沢駅まで送り届けていただきました。
瞬時の判断で無事に帰郷することができました。
この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました。
この研修は、池田高校振興会、(一財)三菱みらい育成財団の御支援を賜り、実現することができました。
厚くお礼申し上げます。
ミニ発表会を行いました|2年次選択・音楽表現
7月16日 午前
今日は、これまでの練習の成果を披露するミニ発表会を行いました。
生徒は自分で演奏したい楽器と曲を選び、4月から積み重ねてきた練習の成果を発表する場となりました。
校長先生をはじめ複数の先生方が参観する中、会場には心地よい緊張感が漂い、真剣に演奏へ向き合う姿が見られました。
途中で演奏が止まってしまう場面もありましたが、最後まで諦めずにやり切ることができました。
発表の後には、参観した先生方から温かい講評が寄せられました。
・普段教室で見ている姿とはまた違い、一生懸命さがしっかり伝わる素敵な演奏でした。
・音楽の専門的な知識はないが、演奏できるということはしっかり練習してきた証拠。皆さんの努力を感じました。
・初めて扱う楽器もあったと思うが、緊張の中で一人で演奏しきったことは大きな成長です。これからも練習を重ね、さらに良い演奏を期待しています。
・普段事務室で聞こえてくる音とは違い、演奏の様子を直接見ることができてとても楽しかったです。また機会があれば聴きに来たいと思います。
生徒からも次のような感想がありました。
・今日は思うように演奏できず少し悔しさもありましたが、もっと上達したいです
・難しい部分も多かったが、できる限り頑張りました
一生懸命練習した成果が十分に表れた発表会となりました。
今後の成長にも期待しています。
ミニ合唱発表会を行いました|1年次・音楽Ⅰ
7月16日 午前
1年次生によるミニ合唱発表会を行いました。
今回の発表曲は「大切なもの」です。
直前練習では、授業担当者からのアドバイスを受けながら、パートごとの細かな部分を丁寧に確認し、仕上げを行いました。
▲直前の様子
そして迎えた発表会では、これまでの練習の成果をしっかりと出し切る姿が見られました。
強弱の表現、リズムの安定、声量のまとまり、歌う表情まで、どれをとっても練習の積み重ねが感じられる発表となりました。
発表後には、次のような講評がありました。
1A担任の先生からは、中学生時代に同じ曲を歌った経験を振り返りながら、「思い出がよみがえりました」と述べ、音程に不安がある生徒もいる中で「練習の成果がよく表れていました」との言葉がありました。
1B担任の先生からは、苦手意識を持ちながらも、しっかり歌えていた点が評価され、「練習の成果が感じられた」との講評がありました。
校長先生からは、かつて池田高校で合唱指導に関わった経験に触れながら、「男子がしっかり声を出すことで合唱が大きく変わります」との話があり、今回の発表についても「良い仕上がりで、今後の成長が楽しみです」との言葉がありました。
生徒たちが真剣に取り組んできた姿勢が伝わる発表会となりました。
R8夏季休業前の全校集会を行いました|全年次・行事
7月17日 午後
新年度が始まってから約4か月が経過しました。
本日は、この4か月を振り返る集会を実施しました。
校長先生、生徒支援部長の先生から、夏休みを迎えるにあたって大切にしてほしいことについてお話がありました。
1. 校長先生のお話:自己管理と「継続」の力
① 学校祭の振り返り
準備段階での試行錯誤や意見のぶつかり合いを乗り越え、全員で力を合わせて大成功を収めたことを称賛されました。
② 継続は力なり
学校祭の成功は一日で生まれたものではなく、日々の地道な準備の積み重ねが感動につながったことを強調されました。
③ 自己管理の大切さ
32日間の夏休みの中で、「これだけは毎日続ける」という小さな習慣を一つ決め、誰にも見られていない場所で継続することで、大きな成長につながると話されました。
2. 生徒支援部長の先生のお話:命・安全・将来への対話
① 命を大切にすること
一人で過ごす時間が増える夏休みは、悩みを抱え込みやすい時期でもあります。
本日配布した「清見坂(生徒支援通信)」には相談窓口(電話番号・QRコード)を掲載しています。
困ったときに頼れる選択肢として活用してほしいとの話がありました。
② 「軽いノリ」の危険性とSNSの注意点
重大な事件の多くは「軽いノリ」から始まること、周囲が止める視点を持つことの重要性が示されました。
また、SNSの誤解によるトラブルや、闇バイトなどの犯罪に巻き込まれないよう注意喚起がありました。
③ 家族との時間と進路の対話
清見坂を必ず保護者に見せ、将来について親子で話し合う時間を持つことの大切さが伝えられました。
特に3年生は、卒業後に親元を離れる可能性があるため、家族と過ごせる時間は「あと半年ほど」という貴重な期間であることを意識してほしいとのことでした。
④ 次回登校日に向けて
夏休み明けの 8月19日(水) に、誰一人欠けることなく元気に再会しましょうと締めくくられました。
約1か月の夏季休業が始まります。
学校生活ではできない経験をたくさん積み、心身ともに成長できる夏にしてほしいと思います。
休み明けには、その経験を仲間や先生方とぜひ共有してください。
白樺伐採・樹皮採取の合同授業を実施しました|2年次選択・ライフデザイン
7月14日 午前
今日は、中札内高等養護学校幕別分校の皆さんと合同授業を行いました。
会場は清見ヶ丘公園内で、シラカンバ伐採の見学と樹皮採取の体験を実施しました。
今回の授業は、池田町に生育する木の現状を知り、間伐材の活用について考えること、そして白樺の樹皮採取の工程を体験しながら協働してものづくりに取り組む姿勢を育てることを目的としています。
授業には、池田町役場の皆様、工房ameiroの高橋様、minotakeの川瀬様・頓所様にご協力いただきました。
現場では、講師の皆様から木の状態や湿気による香りの違いなどを教えていただきながら、立木の状態で樹皮剥がしを体験しました。
続いて、minotakeさんによる伐採の実演が行われ、倒した木を安全な場所へ移動した後、30cmにカットした木を使って各自で樹皮剥がしを行いました。
途中、マイマイガの幼虫や卵塊が多数見られる場面もあり、自然の中での学びが広がりました。
最後は全員で挨拶をして授業を締めくくりました。
参加した生徒や協力者の皆様からは、次のようなコメントが寄せられました。
【池田高校・石橋さん】
分校のみなさんと会うのは2回目でした。
みなさん明るくて親しみやすい人たちで、講師の方々のおかげで体験を大いに楽しめました。
木を切る場面はめったに見られないので貴重な経験になりましたし、樹皮剥がしも良い経験になりました。
【工房ameiro・高橋様】
自然に触れて仕事をしている私たちの活動に、生徒たちが触れる機会になって良かったと思います。
身の回りのものが、こうした作業の積み重ねでできていることを体感してもらえたなら嬉しいです。
【minotake・頓所様】
今回は景観や安全面の理由で伐採しましたが、こうした木をただ処分するのではなく、有効活用してもらえると嬉しいです。
ぜひ大切に扱ってほしいと思います。
【池田町役場・山本様】
見た目が良くなく、電線にかかりそうになっていた木を伐採しました。
この木を薪や製品として活用することは、ただ捨てるよりもずっと良いことです。
授業での学習に役立ててもらえたら嬉しいです。
『ここにこの木が立っていた』という事実を、形を変えて受け継いでいってほしいと思います。
地域資源を活用した学びが実現できるのは、多くの皆様のご協力があってこそです。
ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
性の多様性と心身の成長について|1年次・保健講話
7月16日 午後
本日、NPO法人ピーチハウス「命の授業」公認講師・渋谷様をお招きし、1年次を対象とした保健講話を実施しました。
本講話の目的は、
・思春期の性に関する悩みや迷いに対する健康教育を通して、自分の心身の成長への理解を深め、これから起こり得る課題を防ぎ、心身の健康の向上を図ること
・自己の将来の生き方について、広い視野を持って考えるきっかけとすること
の2点です。
■ 前半:性の多様性と命の成り立ち
講話ではまず、性には「体の性」「心の性」「好きになる性」「表現する性」など複数の側面があり、その組み合わせは一人ひとり異なることが紹介されました。
SDGsのジェンダー平等の観点から、互いの違いを認め合い、誰もが自分らしく生きられる社会の大切さについて学びました。
続いて、受精卵の大きさや胎児の成長過程、子宮の働きなど、命が育まれる仕組みについて具体的な資料を用いた説明がありました。
胎児が羊水の中で守られながら成長し、出生に向けて自ら体を整えていく様子は、生徒にとって大きな学びとなりました。
妊婦体験では、代表生徒が妊婦体験ジャケットを着用し、立つ・座る・買い物をする・寝るといった日常動作を体験しました。
妊婦の方が日常生活で感じる負担を実感し、配慮や声かけの大切さを理解する機会となりました。
また、赤ちゃんは抱きしめられ、見つめられ、話しかけられることで成長していくことが紹介されました。
「今ここにいることは、周囲の大人に大切に育てられてきた証である」という言葉が印象的でした。
■ 後半:人間関係における「同意」と尊重
後半の講話では、人間関係における「同意と尊重」について学びました。
SNSを含むコミュニケーションにおいて、「安心してYESもNOも言える状態で確認すること」が同意の基本であると説明されました。
さらに、教材動画を視聴しながら、 「境界線」 について理解を深めました。
人との距離感、物の扱い方、気持ちの伝え方など、さまざまな場面に境界線が存在することを学び、 それを守るためには「自分」と「相手」の両方を大切にする姿勢が必要であると確認しました。
講師の先生からは、次のような大切なポイントが示されました。
・NOと言おう
・「嫌い」と「NO」は違う
・NOと言える関係は素敵なこと
・NOの気持ちを持つことは悪いことではない
・自分も相手も大切にするために、気持ちをしっかり伝えよう
生徒たちは、日常の人間関係やSNSでのやり取りを思い浮かべながら、 「境界線を守ることは、自分を守ることでもあり、相手を尊重することでもある」 という講師の言葉に頷いていました。
今回の講話は、自分の心身を大切にし、他者を尊重しながら生きるための学びとして、生徒にとって大変有意義な時間となりました。
最後に、思春期の生徒に寄り添いながら、丁寧で温かいご講話をいただいた澁谷様に心より感謝申し上げます。
池田中学生が池田高校を見学しました|行事・生徒会他
7月14日 午後
本日午後、池田中学校の3年生が進路学習の一環として池田高校を訪問しました。
池田高校の学びや学校生活を体験し、高校進学への理解を深めることを目的とした取り組みです。
取り組みの目的は
(1)中学校と高等学校の違いを知り、池田高校の特色ある授業・学習内容・部活動などに触れることで、地域の学校で学ぶ意義を実感し、帰属意識を育てる。
(2)中学生と高校生が交流する場を設け、お互いに学び合いながら進路活動の深化を図る。
です。
プログラムは、生徒会役員と有志生徒が中心となって進行しました。
全体会では「池田高校の学び」「系列・選択科目」「進路決定の状況」「キャリア教育と探究学習」について、生徒会が中学生へ質問を投げかけながら紹介しました。
池田高校の強みである 「地域とつながり、地域で学び、地域に貢献する」 という学びの姿勢を、中学生にしっかり伝えることができました。
また、カナダ姉妹校交流や部活動の紹介も行われ、「部活動に入って青春を感じてほしい」と語る場面もありました。
続いて、池田高校の校内探検(今回初の試み)を実施しました。
中学生は校内を自由に見学し、施設や授業中の教室の様子を興味深く観察していました。
校内探検の後は、高校生と中学生が一緒にワークショップを行いました。
テーマは「高校の魅力」「中学校との違い」「池田高校で新しく知ったこと」「高校進学に向けての気付きや目標」「高校生に聞きたいこと」など、多岐にわたりました。
中学生からは
「迷子になってしまい、3階・4階を回れなかった」
「校長室のソファーがふかふかだった」
「高校生はどのような進路を考えていますか」
などの声が寄せられ、活発な交流が見られました。
最後に、進路支援部長より池田高校のキャリア教育や進路状況、オープンスクールデイについて説明がありました。
終わりに、中学生の皆さんが、高校進学に向けてイメージを深める機会となっていれば嬉しく思います。
本日は池田高校にお越しいただき、ありがとうございました。
スクラッチアートに取り組んでいます|2年次選択・美術表現
7月8日 午前
美術表現の授業では、素材の特性を理解しながら、自分の感じたことや考えたことをどのように造形へ落とし込むかを探る学習を行っています。
本日は、黒い面を削ることで色彩が浮かび上がる「スクラッチアート」に取り組みました。
削る力加減や線の方向、残す部分の判断など、繊細なコントロールが求められる技法であり、生徒一人ひとりの集中力と構成力が試されます。
授業中には講師の先生から
「穴を開けてしまっても、後で色紙などで味付けして構成に取り込んでもいい」
というアドバイスがありました。
失敗を表現の一部として再構成する視点は、生徒にとって新鮮であり、創作の自由度を広げる言葉として強く響いていました。
この言葉をきっかけに、制作の過程そのものを肯定的に捉え、試行錯誤を楽しむ姿が見られたことも印象的です。
生徒にインタビューしました。
生徒① 作品名『アンブレラ』
☆制作で意識していること
傘が小さくならないよう、全体のバランスに気をつけて制作しました。
☆モチーフを選んだ理由
・宇宙の図鑑を見て着想を得た
・星を降らせたら面白いと思った
・当初は雨を描こうとしたが、「星(希望)を受け止める傘(自分)」を表現したいと考え、この構図にした
生徒② 作品名『ホタルイカ』
☆制作で意識していること
・削りすぎるとホログラムが消えてしまうため、力加減に注意した
・頭の部分が光る特徴を生かし、そこを切り取るように表現した
☆モチーフを選んだ理由
・キラキラした質感に惹かれた
・「高校生活をより充実させたい」という思いを込めている
生徒③ 作品名『クリオネ』
☆制作で意識していること
・削りすぎて下の紙が出てしまわないよう、細部まで慎重に作業した
☆モチーフを選んだ理由
・海の生き物の中で一番不思議だと感じた
・背景の「月」に注目してほしい
・海と月のイメージが強く、闇をより深く表現するために採用した
作品の完成は 7月15日。
今回の制作を通して、
・モチーフ選択の理由を言語化する力
・自分の思いや願いを造形に落とし込む力
・試行錯誤を肯定的に捉え、創作に活かす姿勢
・細部まで丁寧に仕上げる集中力
といった、さすが高校生といった部分が随所に見られました。
完成した作品がどのような世界観を描き出すのか、今からとても楽しみです。
R8エルム祭報告|生徒会行事
7月4日・5日
今年度のエルム祭は、テーマ 「完全燃焼」 のもと開催しました。
準備期間から当日の運営、そして最後の片付けまで、生徒一人ひとりが力を尽くし、まさに“完全燃焼”の2日間となりました。
当日は天候にも恵まれ、気温も上がりすぎることなく、学校祭に最適な環境の中で実施することができました。
来場者数は 150名を超え、多くの方に足を運んでいただきました。
来校された皆さまをお迎えするために、全校生徒が心を込めて取り組む姿が印象的でした。
エルム祭を写真で振り返ります
【エルム祭準備の様子】
生徒たちが協力しながら装飾や企画準備を進め、学校全体が祭りの雰囲気に包まれていきました。
【1日目 開催式・吹奏楽部】
吹奏楽部の演奏で華やかに開幕。会場の空気が一気に盛り上がりました。
【1日目 神輿・パフォーマンス】
〇今年度は、7年ぶりに神輿の運行を実施しました。
〇パフォーマンスは屋外で実施しました。各クラスの個性が光る発表が続きました。
1A テーマ:仲間!青春!絆!
1B テーマ:全力体操
2A テーマ:教科書を閉じて on the stage!
3A テーマ:カリスマを磨け!3年A組
この後、ファッションショーや映像企画、のど自慢など、さまざまな企画が行われました。
◎ファッションショー
クラスごとにテーマを設定し、衣装を制作しました。
創意工夫あふれるデザインが並び、ステージは大いに盛り上がりました。
◎映像企画
身近なキャラクターを題材にしたパロディ作品や映画の予告編を模した映像、対決形式の演出を取り入れた作品など、各クラスが趣向を凝らした映像を制作しました。
ユーモアや個性が光る作品が続き、会場は終始笑顔に包まれました。
◎のど自慢
各クラスの代表が自慢の歌声を披露しました。
ステージ上の熱気は最高潮に達し、観客からも大きな声援が送られました。
◎クラス企画
縁日やお化け屋敷、カジノ風ゲーム、ボードゲームカフェ など、多彩な企画が展開されました。
子どもから大人まで多くの来場者が足を運び、思い思いの企画を楽しみながら、和やかな時間を過ごしていました。
【2日目 焼肉・ビンゴ】
2日目の焼肉は、昨年度とは異なり涼しい気候の中で実施されました。
生徒同士が交流を深めながら楽しい時間を過ごすことができました。
ビンゴ大会も大いに盛り上がり、会場には笑顔があふれていました。
【2日目 閉祭式】
2日間のエルム祭を振り返りながら、感動のフィナーレを迎えました。
生徒会役員には、感謝状とありがとう色紙が贈呈されました。
準備・運営を支えてくれた役員の姿に、温かい拍手が送られました。
また、ステージ進行を務めたMCの生徒が感極まり涙する場面もあり、会場は深い感動に包まれました。
生徒たちの達成感あふれる表情が並び、今年のテーマ 「完全燃焼」 にふさわしい学校祭となりました。
最後に、エルム祭にお越しくださった皆さま、そして PTAバザーにご協力いただいた保護者の皆さま、
誠にありがとうございました。
今後とも池田高校へのご支援をよろしくお願いいたします。
FM WING による池田高校学校祭インタビュー|学校行事
6月30日 放課後 ※電話取材のため、今回の記事に関する写真はありません。
FM WING の番組内で、池田高校の学校祭についての取材が行われ、生徒会長と文化理事の2名が電話で出演しました。
番組では、学校の特色や学校祭の見どころについて、以下の項目に沿って質問を受けました。
① 池田高校の特色について
生徒会長からは、池田高校の魅力として 地域との結びつきの強さ が挙げられ、課題研究などを通して多くの地域の方と関わりながら学びを深めていることが紹介されました。
文化理事からは、少人数ならではの学びの濃さ や、選択科目で自分の興味を伸ばせる点が魅力として語られました。
② 学校祭のスローガンについて
スローガンは 「完全燃焼 池高で最高の青春を」。
全校生徒から募った案の中から、最も熱意が伝わる言葉として選ばれたことが紹介されました。
③ 学校祭の主な企画について
今年の学校祭では、例年以上に多彩な企画が予定されています。
・全校で制作した「みこし」のグラウンド一周
・各クラスによるパフォーマンス(ダンス・演劇など)
・1年〜3年のクラス企画
・ファッションショー(各クラスがテーマに沿って衣装制作)
・映像作品の上映(ドラマ・恋愛・アクションなど)
・今年初開催となる「のど自慢」企画
生徒たちは、自分たちのアイデアを形にし、準備から本番まで一丸となって取り組んでいます。
④ テーマ曲について
今年の学校祭テーマ曲は、生徒アンケートで最も票を集めた楽曲が採用されたことを紹介しました。
⑤ 最後のメッセージ
生徒会長からは、「全員で完全燃焼できる学校祭にします。ぜひお越しください。絶対に後悔はさせません。」
と力強いメッセージがありました。
文化理事からは、「生徒・先生が一丸となって準備しています。池田高校の学校祭を存分に楽しんでいただけると嬉しいです。」と、来場者への思いが語られました。
地域の皆さまに支えられながら、池田高校の学校祭は今年も熱く盛り上がります。
一般財団法人 三菱みらい育成財団から事業採択されました!|お知らせ
本校が取り組んできた 3年間の探究学習、そして 卒業後も挑戦が地域に循環していく仕組みづくり が高く評価され、このたび「三菱みらい育成財団」の助成事業に採択されました。
この事業では、卒業生メンターの力を借りながら、これまで実施してきた ミニ探究プログラムをさらに発展 させていきます。
また、先進校から学ぶ研修を通して、教員自身も学び続け、学校全体の成長につなげていきます。
挑戦するのは、生徒だけではありません。 教員も、卒業生も、地域も、一緒に未来をつくる。 池田高校が大切にしてきた「挑戦の文化」を、より確かな形に育てていきます。
ワクワクする瞬間も、悩む瞬間も、そのすべてが学びの一部です。
本校では、これらの取り組みを随時発信していきます(学校公式noteを中心に発信予定です)。
エルム祭(学校祭)に向けた準備が本格的に進んでいます|全年次・行事
6月29日 午後
校内では今週末(7月4日・5日)に開催されるエルム祭に向けて、各年次の準備が本格的になってきました。
放課後の教室や廊下からは音楽が響き、生徒たちの熱気が校内全体に広がってきました。
生徒たちは、ステージ発表に向けた ダンス練習、クラス企画で使用する映像制作、衣装や小道具の制作など、それぞれの役割を協力しながら進めています。
係ごとに作業内容を分担し、互いにアイデアを出し合いながら、より良い企画づくりに励んでいます。
▲各年次の準備の様子
1年次・2年次・3年次それぞれが、企画内容を練り上げています。
生徒同士が声を掛け合いながら作業を進める姿からは、学校祭に向けた一体感が感じられます。
いよいよ本番まであとわずかです。
当日は、生徒たちの熱意あふれるステージや展示をぜひお楽しみください。
第51回吹奏楽祭に参加しました|部活動・吹奏楽部
6月28日午後
帯広市民文化ホールにて第51回吹奏楽祭が開催され、池田高校吹奏楽部も参加しました。
今年は51団体が出演し、会場は大きな盛り上がりに包まれました。
▲演奏前の部員の様子
池田高校の紹介では、次のようにアナウンスされました。
「私たちは現在、3年生1名・2年生1名・1年生1名と顧問1名の計4名で活動しています。今年も私たちの代名詞であるダンプレで、会場の皆さんを盛り上げてきました。元気いっぱいの演奏をお楽しみください。」
池田高校は2曲を披露しました。
どちらも池田高校のダンプレではおなじみの定番曲で、部員たちにとっても思い入れの深いナンバーです。
演奏が始まると会場から自然と手拍子が起こり、温かい一体感が生まれました。
ダンプレのMCは2年次生の齊藤さんが担当しました。
落ち着いた声で堂々とステージを進行し、会場の空気をつかむ軽やかな一言もあり、客席からは思わず笑いが起こる場面もありました。
ダンスと演奏はキレがあり、会場全体が手拍子で一体となる盛り上がりとなりました。
(※撮影NGのため写真はありません)
演奏後には、温かい大きな拍手が送られました。
▲演奏後の記念撮影
池田高校吹奏楽部は、今後も各会場でダンプレの披露を予定しています。
引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします。
白樺樹液の活用方法を探る(調理②)|2年次選択・ライフデザイン
6月23日 午前
白樺樹液を使った“地域コラボ・ドーナツ試作”を行いました。
※前回の白樺樹液活用学習の記事はこちら
2年次ライフデザインでは、池田町の森が育む地域資源「白樺樹液」をテーマに学習を進めています。
前回の調理実習に続き、今回は 地域のお店「KIYOMI DONUTS」さんとのコラボ企画として、白樺樹液を使ったドーナツの試作と試食会を行いました。
池田高校の向かいにある人気店「KIYOMI DONUTS」さんが、今年度の学習に協力してくださいました(地域コラボ)。
今回は、実際にお店のドーナツをベースに 4種類の試作を行いました。
ケーキドーナツ/イーストドーナツをベースに
・白樺樹液の割合を変える
・白樺の葉を生地に練り込む
・ホワイトチョコに葉を混ぜ込む
など、複数のパターンを制作し、味や香りの違いを確かめました。
試食では、樹液の甘さや葉の香りなど、香り・食感の違いがはっきり感じられる 仕上がりに。
生徒たちは「森の恵み」を食を通して体感しながら、地域素材の魅力を再発見していました。
KIYOMI DONUTSさんには、
・作り方の工夫
・材料へのこだわり
・試行錯誤のエピソード
などを丁寧に教えていただき、生徒たちは商品づくりの裏側を知る貴重な機会となりました。
今後は今回試作したドーナツを池田町のイベントで実際に販売する予定です。
どんな商品として完成するのか、今後の展開がとても楽しみです。
白樺樹液の活用方法を探る(調理①)|2年次選択・ライフデザイン
5月29日 午前
今日は白樺樹液を活用する学習(調理)を行いました。
池田町の森が育む地域資源「白樺樹液」をテーマに、2年次ライフデザインの授業で白樺樹液の活用方法を探る学習(調理)を行いました。
生徒たちは、樹液の特徴を生かした料理づくりに挑戦し、味・香り・食感の違いを自分の舌で確かめながら学びを深めました。
まず、生徒のアイデアから 「ピザ」 と 「だしまき卵」 の2品を試作しました。
樹液の割合を変えたり、白樺の葉を加えたりするなど、さまざまな工夫をしながら調理を進めました。
だしまき卵は、次の3種類を作り、食べ比べを行いました。
・通常のだし
・水+白樺樹液(半々)
・水分をすべて白樺樹液にしたもの
食べ比べでは、次のような違いが見られました。
・通常よりふわふわした食感であった。
・樹液100%は 甘みが強く、違いがはっきりわかった。
・葉を入れすぎると 苦味が出ることが確認できた。
ピザ生地では、次の2種類を作成しました。
・生地に白樺樹液を練り込んだもの
・生地に白樺の葉を混ぜ込んだもの
試食した感想は次のとおりです。
・樹液入りは ほんのり甘く、砂糖より控えめな甘さである。
・葉入りは 独特の香りが立つ。
今回の実習では、実際に手を動かし、味や香りの違いを体験することで、自分の言葉で「違い」を説明できる力がついたり、地域資源を自分の手で確かめる学びが積み重なったりといった学びが得られました。
池田町ならではの素材を活かしながら、地域とつながる実践的な学びが今後も続いていきます。
清見坂にベゴニアを植えました! 〜全校で取り組む地域美化活動〜|全年次・LHR
6月18日 午後
心地よい風が吹く初夏の一日、今年度も全校生徒が力を合わせて「清見坂」の花壇整備に取り組みました。
この活動は、地域貢献の一つであり、町と学校をつなぐ清見坂を彩る大切な取り組みです。
今回は、2種類のベゴニアを約700株植栽しました。
生徒たちは一株一株を丁寧に植え付けていきます。
オレンジや黄色の花々が並ぶ花壇は、これから夏に向けて清見坂を鮮やかに彩り、通る人の目を楽しませてくれることでしょう。
作業中、生徒たちからは次のような声が聞かれました。
「地域に自然を増やせて、いい気分です。」
「自分たちが通っている坂道がきれいになると嬉しいです。」
「池田高校といえば清見坂!この坂に愛着がわきます。」
「清見坂を通る人が、きれいだなと思ってくれたら嬉しいです。」
花を植えるというシンプルな作業の中にも、地域を大切に思う気持ち、自分たちの手で環境を良くしていく喜びが込められていることが伝わってきました。
また、互いに声をかけながら作業を進める様子からは、池田高校の「チーム力」や「思いやり」が自然と表れていました。
地域とともに成長する池田高校。
今回の活動は、生徒一人ひとりが地域への思いを深め、自分たちの町を自分たちの手で美しくするという意識を育む貴重な機会となりました。
本活動にあたり、花苗をご提供いただいた池田町役場水道課の皆さまに心より感謝申し上げます。
これからも、地域とともに歩む学校として、さまざまな活動に取り組んでまいります。
地域福祉をテーマに時事問題研究の授業を実施しました|3年次選択・時事問題研究
6月18日 午前
今回のテーマは 「福祉」と「地域のつながり」 です。
授業では、社会の動きを自分ごととして捉え、地域課題や福祉について理解を深める学習を行っています。
今回は、池田町社会福祉協議会 地域福祉係長の畠中様 と、ふまねっとサポーターズ池田 の皆さまをお招きし、地域福祉の現状や通いの場の役割についてお話を伺いました。
なお、ふまねっと運動の体験は前回の授業で実施しており、今回はその経験を踏まえてサポーターの皆さまから直接お話を聞く形で授業を進めました。
【前時の様子】
生徒からの質問①「どうしてふまねっとを始めたのですか?」
サポーターの皆さまは、それぞれのきっかけを語ってくださいました。
・健康を守りたいと思った
・友達づくりや人とのつながりを求めて参加した
・誘われて参加してみたら想像以上に楽しく、続けるうちに健康にも良いと実感した
・仕事を辞めた後、家にこもらないようにと始めた
10年以上続けている方もおり、ふまねっとが生活の張り合いや仲間づくりにつながっていることが伝わりました。
生徒からの質問②「ふまねっとを続けて感じた効果はありますか?」
こちらの質問にも、サポーターの皆さまが丁寧に答えてくださいました。
・足を上げる・つまずかないように意識する習慣がつき、転倒予防につながった
・人と話す機会が増え、気持ちが明るくなった
・仲間と支え合う関係ができ、生活に楽しみが生まれた
・一人暮らしでも外に出るきっかけになり、閉じこもりを防げた
特に「仲間とのつながり」が多くの方の共通点でした。
続いて、畠中様より「福祉とは何か」についてお話をいただきました。
・福祉は「特定の人のため」ではなく、すべての人に関わるもの
・病気・事故・災害・高齢化など、誰もが生活に困る状況になり得る
・だからこそ、地域で支え合い、支えられる関係をつくることが福祉
池田町の人口や高齢化率、地域のつながりの変化についても紹介され、生徒たちは「福祉は自分たちの生活にも深く関わるもの」であることを学びました。
授業後半では、町内で行われている多様な「通いの場」について紹介がありました。
・ココトレ・フィットネス
・ロココサロン
・ふまねっと など
これらの場には多くの町民が参加しており、健康づくり・仲間づくり・閉じこもり予防 に大きな役割を果たしています。
利用者数のデータも示され、通いの場が地域の支え合いを生み出す重要な仕組みであることが強調されました。
授業のまとめとして、畠中様から生徒へ次の3点が伝えられました。
・福祉はすべての住民に関わりのあること
・福祉の大きな課題は「高齢化」と「人口減少」であること
・地域が発展していく唯一の方法は、人と人がつながり続けることであること
そして最後に、「地域共生社会について、ぜひ皆さんにも考えてほしい」というメッセージが送られました。
今回の授業を通して、生徒たちは「福祉は特別なものではなく、日常の中にあるもの」であることを学びました。
池田町社会福祉協議会の皆さま、ふまねっとサポーターズ池田の皆さま、貴重な学びの機会をありがとうございました。
今年度もコラボ授業が始まりました|3年次選択・フードデザインと工芸基礎
6月17日 午前
今年度も、フードデザイン×工芸基礎のコラボ授業がスタートしました。
まず、いきがい焼き制作で使用する粘土をご提供いただいた 池田町の皆さまに深く感謝申し上げます。
本日の授業テーマは『手びねり』。
生徒たちは、粘土を使ってお茶碗とお皿(たたら皿)の制作に取り組みました。
制作は 本日と明日の2回(計4時間) で行います。
手びねりの基本手順は以下のとおり。
・粘土(約500g)を3等分にする
・底作り(ろくろに置いて平らにする)
・紐を積む①(1周で切り、圧着して土台と一体化)
・紐を積む②(高さが均一になるよう上から押さえながら接着)
・粘土を締める(厚みと高さをキープ)
・粘土を薄くして形成
・上部を締める
生徒たちは悪戦苦闘しながらも、集中して一生懸命に取り組んでいました。
粘土の扱いに苦戦しつつも、形になっていく楽しさや思いどおりにいかない難しさを味わいながら、各自が丁寧に作品を仕上げていました。
今後の予定は、7月のエルム祭で作品を展示(予定)、9月中旬の調理実習で今日制作した器を実際に使用します。
自分の手で作った器で料理を盛りつける体験は、きっと特別なものになります。
完成がとても楽しみですね。
きまぐれコンサート 開催しました|吹奏楽部
6月13日 午後
本日、池田町田園ホールにて 「きまぐれコンサート」 が開催されました。
本校吹奏楽部ダンプレをはじめ、足寄・池田・本別高校合同バンド、池田中学校吹奏楽部、社会人バンドなど、計8団体が出演し、会場は立ち見が出るほどの盛況となりました。
ご来場いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
また、準備・会場案内・受付対応など、運営面で多大なご協力をいただいた保護者の皆さまにも深く感謝申し上げます。皆さまの支えがあってこそ、安心してコンサートを開催することができました。
足寄・池田・本別高校合同バンドの演奏は3曲を披露しました。
限られた練習時間の中でも息の合った、完成度の高い演奏を届けてくれました。
特に、有名アニメのテーマソングでは、古城先生の熱のこもった指揮と部長小西さんのソロが会場を大いに盛り上げ、客席から大きな拍手が送られました。
池田高校ダンプレのステージは5曲を披露しました。
各年次1名ずつという少人数ながら、ステージ上では人数を感じさせないエネルギッシュなパフォーマンスを展開しました。
曲間のMCでは、観客の笑いを誘う軽快なトークで会場を和ませ、演奏では息の合ったアンサンブルと力強いリズムが響き渡りました。
ダンスでは、キレのある動き表情豊かなパフォーマンス、会場全体が手拍子で一体となる場面など、ダンプレの魅力が存分に発揮されたステージとなりました。
まさに 「池田高校らしさ」 が光る時間でした。
おわりに、多くの皆さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。
生徒たちはステージを重ねるごとに確かな成長を見せています。
今後とも温かいご声援をよろしくお願いいたします。
海外協力隊の活動とSDGsを学ぶ出前授業を行いました|1年次・産業社会と人間
6月10日 午後
本日は、JICA北海道(帯広)より 川向陽子氏、五十嵐みちほ氏をお招きし、海外協力隊の活動 と SDGs について学びました。
前半は、川向氏からご自身の経験を交えながら JICA海外協力隊 についてお話しいただきました。
海外協力隊とは、
・開発途上国の課題解決に向けて活動するボランティア
・現地の人々と生活を共にしながら、技術や知識を活かして支援する取り組み
であることを教えていただきました。
これまでに 99カ国 へ派遣されているそうです。
経験から大切だと感じたのは、
・相手の思いを聞く
・じっくり話す
・一緒に考える
という3つの姿勢であると語ってくださいました。
後半は、五十嵐氏の進行で『海外協力隊SDGsカードゲーム』に取り組みました。
生徒たちは海外協力隊になったつもりで、カードに書かれた「人・物・施設」などのリソース(例:職人、村長、工場、太陽電池など)を使い、地域の課題解決に挑戦しました。
今回のテーマは「ミクロネシア連邦は遅刻が当たり前」。
各チームはカードをもとに話し合い、
・「お菓子」カード → 遅刻しなかった人にお菓子を配る
・「職人」カード → 職人がバスを作り、遅刻しないように送迎する
など、ユニークなアイデアが次々と生まれました。
ゲームの最後には、SDGsの17番目の目標「パートナーシップで目標を達成しよう」が最も重要であり、今日の活動そのものがその実践であると五十嵐氏からお話がありました。
授業の最後には、生徒から
「今日学んだことをこれからの学校生活に活かしたい」
という言葉がありました。
海外協力隊のお話とカードゲームを通して、国際協力の考え方や、課題解決に向けて協働する姿勢を学ぶ貴重な機会となりました。
JICA帯広の皆さま、本当にありがとうございました。
インターンシップが始まる!|2年次・総合的な探究の時間
6月9日
池田高校では、本日より インターンシップ(職場体験) が始まりました。
4月から、名刺ケースづくり、名刺講話、企業へのアポイント電話、事前打合せなど、生徒たちは多くの時間をかけて準備を進めてきました。これらの学びを、今日からのインターンシップでどのように活かしていくのか、期待が高まります。
インターンシップでは、これまでの準備で身につけたマナーやコミュニケーション力を活かしながら、それぞれの企業で業務に取り組んでいます。学校では経験できない多様な活動が行われています。
働く大人の姿を間近で見ることで、仕事に向き合う姿勢や責任感、チームで働くことの大切さを肌で感じ取ることができます。
さらに、休憩時間や移動の合間には、職場の方々から、仕事を選んだ理由やこれまでの経験、仕事のやりがいといった 人生の先輩としてのリアルな話 を聞く場面もあります。こうした対話は、生徒にとって大きな刺激となり、将来を考える視野を広げる貴重な機会となるはずです。
今回のインターンシップが、高校卒業後の進路実現に向けて実りある経験となることを願っています。
今回、生徒を受け入れてくださった企業の皆さま、誠にありがとうございます。
ご迷惑をおかけする場面があるかと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
進学フェス参加を通して、生徒が伝える力を発揮しました|課外活動
6月6日~7日
池田高校は、札幌で開催された『地域みらい留学 日本まるごと高校フェスin札幌』(北海道新聞社など主催)に参加し、中学生・保護者の皆さまに本校の魅力を直接お伝えしました。
本校が今回のフェスに参加した目的は、次の2点です。
・中学生・保護者への魅力発信
中学生ならびに保護者の皆さまに池田高校の教育活動を直接知ってもらい、進路選択の一つとして検討してもらうこと。
・本校生徒の成長機会
本校生徒が説明役として参加することで、池田高校の魅力を再確認し、「伝える力」や「傾聴力」を育むこと。
今回の説明には、3年次生・佐々木さんと山澤先生、役場関係者2名が参加しました。
佐々木さんは、はじめこそ緊張した様子でしたが、次第に表情が和らぎ、参加者と積極的にコミュニケーションを取っていました。
作成したスライドをもとに、池田高校の魅力を丁寧に、分かりやすく説明する姿が印象的でした。
また、他校の高校生との交流もあり、「同年代の生徒がさまざまな環境で努力していることを知る良い機会になった」
と感じられる場面もありました。
佐々木さんから、「緊張したが、たくさんの方と交流でき、良い経験になった。池田高校では授業で発表する機会が多々あるので、今回はその経験を活かすことができたと思う。自分のコミュニケーション能力や社会性を再認識できたので、今後の進路活動に繋げたい。」とありました。
伝える力・傾聴力が確かに高まったことが感じられます。
今回の進学フェスは、
・池田高校の魅力を広く伝える機会
・本校生徒が成長する機会
の両面で、大変意義のある取り組みとなりました。
池田町発祥の地から郷土資料館まで。 歴史の専門家と巡る、地域のルーツを探る旅|3年次選択・時事問題研究
6月3日 午前
本校において、池田町の知られざる歴史とルーツを紐解く校外学習が行われました。
今回は、浦幌町立博物館の学芸員・持田誠氏、浦幌町地域プロジェクトマネージャー・宮寺由佳氏、そして郷土資料館の武川氏という強力な専門家チームに解説をいただき、大変贅沢で学びの深い一日となりました。
◎第一部:町の「はじまり」を歩く――発祥の地碑と利別駅
まず生徒たちが向かったのは、利別川沿いにある「池田町発祥の地碑」です。
歴史は「裏面」にあり!開拓の息吹を感じる石碑見学
利別川沿いから入植と開拓が進められていった池田町。十勝川と利別川が合流する「利別太」と呼ばれるこの地に、最初の役場が置かれ、かつての旧市街地が形成されていきました。
明治39年に「凋寒村」として始まり、大正2年には「川合村」へ、そして大正15年の町制施行とともに現在の「池田町」へと名前を変えていった歩みを学びました。
案内役の持田さんから「実は、大事なことは石碑の裏面に書いてあるんですよ」と声をかけられ、全員で裏へ回り込むと、そこには池田町の歴史が刻まれており、生徒たちは興味深そうに見入っていました。
利別駅ホームから見上げる、フンベ山と戦争の記憶
続いて、一行は利別駅へと移動し、普段はなかなか立ち入ることのないホームへ。
ホームの向こうにそびえるのは、アイヌ語で「クジラ」を意味する「フンベ山」。緑豊かな美しい低山ですが、かつてその麓には線路が走り、軍用機施設が存在していました。
敵国からの空襲を避けるため、汽車を木の葉で覆い隠しながら、軍事施設の部品を隠密に搬入していたという過去を知り、生徒たちは身近な風景の中に眠る戦争の記憶に、静かに聞き入っていました。
(道中、時間の都合上、車窓から「開拓記念碑」を見学しながら、次の目的地へ向かいました)
◎第二部:池田町郷土資料館――暮らしと歩み、人々の息遣いに触れる
後半は、池田町郷土資料館へと場所を移し、同館の武川さんの案内のもと、館内に眠る貴重な資料を見学しました。説明してくださったタケカワさんも実は本校(池田高校)の卒業生。「昔は1学年4クラスもあったんだよ」という大先輩の言葉に、生徒たちからは驚きの声が上がりました。
懐かしさと驚きが交差する「ガイダンス展示室」
入口の地図で改めて町名の変遷を確認した後、かつて千代田えん堤付近で行われていた活気ある「アキアジ漁」や祭りの歴史を学びました。
先史時代から現代に至るパネル展示エリアでは、かつてこの地域にあった小中学校の廃校の歴史を示す展示もあり、生徒からは「あぁ、悲しいな……」と、母校や地域を想う寂しげな声も漏れていました。
その一方で、ニュースポーツ「ペタンク」の展示を見つけると、「これ、昔やったことある!」と嬉しそうに盛り上がる場面もありました。
専門分野ごとに地域の歩みを深掘りする「各収蔵室」
農業収蔵室: 開拓期から昭和にかけて使われた農機具や、欠かせないパートナーだった馬具が並びます。かつて池田町で稲作が盛んに行われていた意外な事実に、生徒たちは新鮮な驚きを感じていました。
鉄道収蔵室: 運行を終えた「ふるさと銀河線」の駅名看板や、国鉄時代のきらびやかな機関士の帽子、制服などがずらり。「全国から鉄道ファンが集まる場所」という説明に納得の表情を浮かべていました。
自然収蔵室: 周辺で捕獲された動物の剥製(はくせい)や昆虫の標本を観察。特に巨大なヒグマの剥製を前にした生徒は、「さすがに熊には勝てないわ……」と、その迫力に圧倒された様子でぽつり。
戦時・教育収蔵室: 国防服や軍服、勲章など、戦前から戦後にかけた貴重な資料を見学。展示されていた「教育勅語」には、同行していた引率の先生も思わず熱心に見入る一幕もありました。明治以降の古い教科書や教材からも、先輩たちの学びの跡を感じることができました。
見学の最後、ロビーにて全員で本日お世話になった講師の皆様へ、感謝を込めてお礼の挨拶を述べました。
終了後には、同行していた北海道新聞社の記者からインタビューを受ける生徒の姿もあり、少し緊張しながらも誇らしげに応じる様子がとても微笑ましく印象的でした。
自分たちが毎日暮らしているこの町が、どのような人々の手によって切り拓かれ、守られてきたのか。
歴史の教科書には載っていない「生きた地域の物語」に直接触れた今日の体験は、生徒たちにとって、これからの探究学習や地域への愛着をさらに深めるための、かけがえのない道標となったはずです。
将来の生き方とお金の学び~プロの視点から~|2年次・家庭総合
6月2日 午後
本日の授業『私のライフデザインについて考える』では、将来の生き方やお金との向き合い方について学ぶため、外部講師をお招きして講話を行いました。
授業の目的は以下の3点です。
・各ライフステージの課題や生活資源、リスク管理について振り返りながら生活設計を行うこと
・生涯を通じて家計をマネジメントする力を身につけること
・家計の構造やリスク、金融資産のマネジメントについて、専門家の視点を踏まえて学ぶこと
【前半:日本生命保険相互会社 前田様 による講話】
「私のライフデザイン」をテーマに、
・10年後の自分を想像するワーク
・人生のライフイベント(進学・就職・結婚・住宅・子育て・介護など)
・それらに必要となる費用
・変化の激しい社会で複数の選択肢を持つことの大切さ
・相談できる人を持つことの重要性
についてお話しいただきました。
生徒たちはワークシートを使いながら、「なりたい自分」とその実現に必要なお金について考える時間を持ちました。
【後半:北洋銀行帯広コンサルティングプラザ 飯田様 による講話】
社会に出てから必ず必要となる 金融リテラシー について、
・ローンとクレジットの違い
・金利の仕組み
・リボ払いの危険性
・計画的なお金の使い方
などを、具体例を交えながら分かりやすく説明していただきました。
生徒からは、
・10年後の自分を考えるのは新鮮だった
・お金がどの場面で必要になるか初めて知った
といった声が聞かれ、学びを自分ごととして捉える姿が見られました。
また、
・将来の選択肢を広く持つことの大切さが分かった
・お金の知識は知らないと損をすると思った
・相談できる人の存在が大事だと感じた
など、キャリア形成に向けた前向きな気づきが多く寄せられました。
お忙しい中、専門的な知識と実体験を交えながら丁寧にご講話いただいた、日本生命保険相互会社 前田 様、北洋銀行帯広コンサルティングプラザ 飯田 様に心より感謝申し上げます。
生徒にとって、将来を考える大変貴重な学びの機会となりました。
The ELM News 第1号が完成しました! |3年次選択・応用英語
5月25日・29日
【The ELM News第1号が完成しました!】
3年次選択科目「応用英語」と「スポーツⅡ」によるコラボ授業の一環として、応用英語選択の生徒4名が The ELM News 第1号 を制作しました。
5月18日には、スポーツⅡの授業を取材し、実際の活動の様子を英語で記事化する取り組みを行いました。
取材の様子はこちら(クリックしてください)
➡『言語能力を育む「応用英語×スポーツⅡ」のコラボ授業|3年次選択授業』
以下、取材のまとめの様子と完成した新聞記事を紹介します。
今回の新聞制作では、
・新聞の構成を考える
・読み手の視点を意識する
・取材内容を英語で表現する
といった、英語力だけでなく 文章構成力・情報整理力・ICT活用力 が求められる学びとなりました。
4名の生徒は、互いに役割分担をしながら協力し、ICTを活用して記事を仕上げました。
初めての「取材内容を英語に翻訳する」経験を通して、言語の難しさや奥深さを実感するとともに、次号への意欲も高まっています。
生徒たちは「伝えるための英語」を実践的に学び、学びがより深く、そして 生きた学び へと発展している様子が見られました。
今後の The ELM News の展開にもご期待ください。
以下、作成に携わった生徒(ペンネーム)のコメントです。※原文のまま
〇ブルースター
英語で新聞記事を書くことはとても新鮮で良い体験になったと思った。
教科横断は新鮮で楽しかったのでまた機会があったらやりたい。
〇Chatterbox
今回、初めて英字新聞を書きました。
自分でインタビューに行ってその内容をメモし、自分で英語の記事にするというのは話を聞く力、まとめる力、文章にする力が必要なため、自分のためになる良い経験でした。
今後もどんどんレベルアップさせて続けていきたいです。
〇ウチナーグチ
自分なりの英語を使って頑張って記事を書きました。
この授業で自分の考えを英語の文章で書く力が成長した実感があります。
今回インタビューに参加することはできなかったけど次回はインタビューをしたいです。
〇牛なり
簡単な単語や文法しか使えませんでしたが、取材内容で書いた英文をAIなどに修正をもらいながら頑張りました。
本当に簡単な単語しか使ってないので、中学生でも楽しみながら読めると思います!挑戦してみてください!
こちらが記事です。(クリックしてください)
ワイン城の歴史と見学を通して学ぶ、地域産業とまちづくり|3年次選択・時事問題研究
5月28日 午前
本日、本校において、池田町が誇る「十勝ワイン」の歴史を学ぶ講演会、および「ワイン城」の現地見学が行われました。
生徒たちにとって、身近な地域産業の裏側にある先人たちの情熱や、まちづくりにかける想いに直接触れる、大変貴重な一日となりました。
◎第一部:講演会「ワイン城の歴史」(講師:水口 氏)
まずは、水口さんから、スライドを交えながら池田町のワインづくりの歩みについてご講演いただきました。
冒頭、水口さんからの「池田町といえば何でしょう?」という問いかけに対し、生徒たちからは迷わず「ワイン!」と元気な声が上がりました。和やかな雰囲気の中、いよいよ説明がスタートしました。
~災害からの復興と、あくなき挑戦の始まり~
池田町のワイナリーは、全国初となる「自治体ワイナリー」であり、そこで働く人々が役場職員であるというユニークな特徴を持っています。その誕生の裏には、相次ぐ地震や冷害によって赤字再建団体に指定された町の、苦難の歴史がありました。
その危機を救ったのが、当時の町長・丸谷金保氏です。「冬でもブドウが栽培できるはずだ」という強い信念のもと、圧倒的な発想力と行動力で挑戦が始まりました。最初は冷害で苗木が枯れてしまうなど幾多の試練に見舞われましたが、野生の「山ぶどう」がワインづくりに適していることを発見。ついに念願の免許を取得し、コンペティションで銅賞、さらには金賞を受賞するまでに至りました。
~厳寒地ならではの知恵と「本物志向」の追求~
冬にはマイナス20℃に達し、雪も少ないという厳しい環境でのブドウ栽培は、苦労の連続です。寒さから木を守るため、土を盛り上げる「培土(ばいど)」という気の遠くなるような手作業を重ね、地道な品種改良によって独自品種「清見(きよみ)」などを誕生させました。
また、昔は受け入れられにくかった強い「酸味」をあえて強みとして生かし、スパークリングワインやブランデーづくりに挑戦するなど、徹底して「本物志向」を追求してきた歴史も学びました。
現在では役場職員も勤務の一環として畑に入り、町全体でこの事業を支えています。「ワイン事業は、新しい産業を起こし、利益を町民に還元するためのもの。ワイン城や十勝ワインは、町民の誇りそのものです」という水口さんの言葉に、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていました。
講演の最後、新得町出身の生徒から「新得町でもワインはつくっていますか?」という質問があり、水口さんが笑顔で「つくっていません(笑)」と答える一幕もあり、質問コーナーも大いに盛り上がりました。
◎第二部:ワイン城見学
講演会の後は、実際にワイン城へ足を運び、施設の見学を行いました。
案内してくださった説明員の方が本校(池田高校)の卒業生ということもあり、先輩・後輩ならではの和気あいあいとした温かい雰囲気で始まりました。
~五感で体験するワインづくりの現場~
見学では、スパークリングワインの細やかな工法や、整然と進む瓶詰めの工程を間近で観察しました。途中、ポツポツと雨が降り出すあいにくの天気となりましたが、広大なブドウ畑の景色は、生徒たちの目に新鮮に映ったようです。
特に印象的だったのが、ブランデーの蒸留見学です。部屋一帯に芳醇なブランデーの香りが充満する中、「ホワイトブランデー」のテイスティング(匂い体験)が行われました。その刺激的な香りに、思わず「おぉ…!」と顔をしかめる生徒もおり、お互いのリアクションを見ながら楽しそうに体験していました。
ショップ見学では、地元球団・ファイターズとコラボレーションした限定ワインを見つけるなど、ワイン事業が観光や他産業へ多角的に波及(6次産業化)している様子を、身をもって実感していました。
説明や現地での体験を通して、生徒たちは身近にある「ワイン城」が、どれほど多くの苦労と情熱、そして「町を愛する心」によって築かれてきたのかを深く理解することができたようです。
今日の学びが、「自分たちのまちの未来」を考えるためのかけがえのない一歩となることを期待しています。
ネットリテラシー講習会を行いました|全年次・行事
5月28日 午後
本日、インターネットやスマートフォンとの安全な付き合い方を学ぶ「ネットリテラシー講習会」 を実施しました。
講師として、合同会社東雲研究所の 不破崇行 氏をお招きし、動画視聴や意見交換を交えながら、情報社会を生きるうえで大切なポイントについて学びました。
はじめに、校長先生から挨拶と講師紹介がありました。
スマートフォンやインターネットは学びやコミュニケーションを広げる素晴らしい道具である一方、使い方を誤ると自分や他者を傷つける危険があることが伝えられました。
情報を受け取る・発信する際には「正しい情報か」「誰かを傷つけないか」を考える力、すなわち情報リテラシーの重要性が強調されました。
不破氏からは、実際の事例をもとに、インターネット利用に潜む危険について分かりやすく説明していただきました。
≪オンラインゲームでのトラブル≫
テキストチャットの一言が誤解を生み、仲間外れや不登校につながるケースが紹介されました。
文字だけのやり取りは誤解が生まれやすく、言葉選びが非常に重要である ことを学びました。
≪ゲーム依存と生活リズムの乱れ≫
部活動や勉強の不調をきっかけにゲームに依存し、課金や不正利用に手を出してしまう危険性についても触れられました。
スマホは「いつでもどこでも使える」ため、時間・場所・約束を決めて使うことが大切 であると話されました。
≪フェイクニュース・偽情報≫
生成AIで作られた偽動画や偽ニュースが増えている現状を踏まえ、具体例をもとに、国語力や理科の知識を使って見抜く力が必要であることが示されました。
曖昧な情報に「いいね」を押すだけでも名誉毀損につながる可能性があることも学びました。
各テーマごとに動画視聴があり、生徒間でのディスカッションを行いました。
ディスカッションでは
「言い方がきつすぎると思った」
「ゲーム時間が増えたことが悪循環の原因では」
「フェイク動画は不自然だと感じた」
など、生徒一人ひとりが自分の言葉で意見を述べていました。
講習の最後には、代表生徒から
「自分もSNSやAIを使うことが多いので、今日の話を聞いて、使い方を間違えると危ないことがたくさんあると感じました。これからは気をつけていきたいと思います。」
と感想が述べられました。
最後に、講師の不破氏から「インターネットは正しく使えば人生を豊かにする。自分がされて嫌なことは相手にしないことが一番大切」と締めくくられました。
生徒たちは、講話や動画、意見交換を通して、 情報との向き合い方をより深く考える時間 を過ごすことができました。
今回の学びを日常のスマホ利用に生かしてほしいと思います。
進路説明会(十勝東会場)に参加しました|全年次・進路探究
5月27日
本日、本別高校・足寄高校との合同による「進路説明会(十勝東会場)」 が行われました。
1年次は午前、2・3年次は午後に参加し、各企業や上級学校の担当者から直接説明を受ける貴重な機会となりました。
高校卒業後の進路について、実際の声を聞き、体験を通して考える時間 になったようです。
◎午前:分野別ガイダンス(1年次)
1年次生は、全20種のプログラムの中から3つを選び、体験・実習形式のガイダンス を受けました。
カット体験、エンジン分解・組立、接客実習、保育体験など、幅広い業種に触れることができ、どの生徒にとっても非常に貴重な経験となりました。
デザイン系の学校では、顔の形やパーツを実際に描くワークが行われました。
生徒たちは苦戦しながらも、楽しそうに取り組んでいました。
自動車整備のブースでは、エンジンを一度分解し、内部の働きを学ぶ体験 が行われました。
専門的な内容に、生徒たちは興味深く耳を傾けていました。
ゲームを活用した重機操作体験では、クレーン車の操作 に挑戦する生徒もいました。
ブースでは「なんのために働くのか?」という問いかけもあり、
生徒たちは「仕事のやりがいのため」「お金を稼ぐため」など、自分なりの答えを口にしていました。
◎午後:進路ガイダンス(2・3年次)
午後は、2・3年次生を対象にした進路ガイダンス が行われました。
大学・専門学校・企業・公務員など、計65校・社 の皆様にご参加いただき、興味のあるブースで説明を受けました。
特に3年次生は、進学・就職が目前に迫る中、真剣な表情で説明を聞き、進路選択への意識を高めていました。
説明や体験を通して、生徒たちは 高校卒業後の進路 をより具体的に想像することができたようです。
今日の経験が、今後の進路選択に向けた大切な一歩となることを期待しています。
高体連を振り返って|部活動
5月21日~23日
5月23日をもって、高体連十勝支部大会 が終了しました。
池田高校からは 弓道部・バドミントン部・卓球部 が出場し、どの部活動の選手も日々の練習の成果を発揮し、ベストを尽くしました。
大会後、各部の代表選手から 大会の振り返りや成長の実感 を伺いましたので紹介します。
【大会の満足度】5段階(5:大変満足⇔1:満足できなかった)
5・・・33.3%
3・・・66.7%
【大会の振り返り】
・案外終わりはあっけないという感じだった。
・出し切ったとは言えないけど、大会を通じて成長を感じられた。これからも競技は続けるつもり。
・楽しくプレーすることができた。
【成長を感じた点】
・点を取られたことに対してあまり焦ることなく対応できたこと。
・大会のルールにしっかり従えていたこと。観察眼が育っていると感じたこと。
・フットワークや技術面の成長を感じたこと。
【これは伝えたい!】
・やられる前にやるの精神はとても大切。
・少し難しいくらいが続け甲斐があって、うまくいったときの達成感も大きい。なにより仲間たちや先生との教え合い、話し合いながらの練習をしていくのが楽しい!
・高体連は今しかできないことだから、今のうちに経験した方が良い。
競技を通して得た学びや成長がしっかりと伝わってきました。
大会での経験は、きっとこれからの練習や学校生活にも生きていくはずです。
選手のみなさん、本当にお疲れさまでした。
探究の秘訣は何だろう|3年次・課題研究
5月20日 午後
5月15日に、各年次の探究活動について紹介しました。
今回は、3年次の 「課題研究」 の時間に光を当ててお伝えします。
3年次の「課題研究」では、先行事例の調査や情報収集など、研究を進めるための実作業が本格的に始まりました。
情報収集の手法のひとつに アンケート調査 があります。
研究対象となる方々の意識や行動を正しく把握することは、研究を深めるうえで欠かせないプロセスです。
この日は、テーマごとに個人・チームで作業を進める合間に、地域おこし協力隊の山崎さんが来校し、アンケートの作り方と「3つの秘訣」を教えてくださいました。
・よい研究 = よい問い
・自分に合った調査方法は、問いを立ててから決める
・アンケート調査は、いわば手紙!
→ 読みやすい、応えやすい、迷わせないことがポイント
生徒たちは、研究の質を高めるための視点を学び、理解を深めていました。
6月下旬に予定している 「中間報告会」 に向けて、着実に歩みを進めています。
言語能力を育む「応用英語×スポーツⅡ」のコラボ授業|3年次選択授業
5月18日 午前
池田高校では、昨年度 「フードデザイン × 工芸基礎」 のコラボ授業を実施しました。
今年度最初のコラボ授業は、「応用英語 × スポーツⅡ」 です。
【なぜ教科横断的な学習が必要なのか?】
現代社会では、複雑な課題に向き合うために、教科をまたいだ学びが求められています。
その基盤となる資質・能力には、
・言語能力
・情報活用能力
・問題発見・解決能力
などが挙げられます。
今回のコラボ授業では、このうち 「言語能力」 の育成に焦点を当てています。
【授業内容】
応用英語の生徒が「記者」となり、スポーツⅡの授業内容を取材し、新聞風の記事を作成する という取り組みです。
まず、応用英語履修生がスポーツⅡの授業で行われている 「テニポン」 を見学しました。
その後、
・山澤先生への テニポンに関する取材
・テニポンを体験した生徒へのインタビュー(難しさ・楽しさなど)
を行い、記事作成に向けて情報を集めました。
英語で表現する機会を得たことで、応用英語の生徒にとっても大きな学びとなりました。
【今後の展望】
今後は、取材内容をもとに記事をまとめ、新聞風の成果物 を制作します。
応用英語履修生からは、「他の授業や学校行事(学校祭など)を題材に、定期的に新聞作成を続けたい」
という声も聞かれ、学びが広がっています。
新聞のタイトルは The ELM News。
池田高校のイメージキャラクター「エルムちゃん」や、学校祭の名称「エルム祭」に使われている“エルム”と、
English Learning Students の頭文字 ELM を掛け合わせて名付けました。
今後の The ELM News にご期待ください。
いのちをいただくプロジェクト第2弾|2年次・家庭総合
5月12日 午後
今回は、学校の向かいにある スピナーズファームタナカ さんにお伺いした際の様子をお伝えします。
同ファームには、3年次選択授業「羊と織物」でも日頃からお世話になっています。
毛刈り前の羊を間近で観察し、そこから採れる羊毛がどのようにして製品へと姿を変えていくのかを考える時間となりました。
私たちの身の回りには、羊毛をはじめとした多くの製品があふれています。
今回の訪問では、毛刈り前の羊を観察し、そこから採れる羊毛がどのように製品へと姿を変えていくのかを考える時間となりました。
私たちの身の回りには数多くの製品がありますが、その背景には、
・飼育から毛刈りまでの丁寧な管理
・羊毛を洗い、選び、糸にしていく職人の技
・地域で受け継がれてきたものづくりの文化
といった多くの工程と人々の想いが存在します。
今回の学びは、そうした見えない背景に目を向ける貴重な機会となりました。
毛刈りの見学後は、羊毛を使ったフェルト作品の制作 を予定しています。
観察した素材が、自分たちの手でどのように形になっていくのか、学びがつながっていきます。
温かく迎えてくださった スピナーズファームタナカの田中様に、心より感謝申し上げます。