池高日誌

2026年9月の記事一覧

池田カトリック幼稚園を訪問!「おかしもち」の防災クイズと、高校への1.1km避難移動補助|2年次選択・保育基礎

9月11日 午前

 

授業の一環として、生徒たちが池田カトリック幼稚園を訪問し、水災害時を想定した避難・防災交流を行いました。

今年で3年目を迎える、本校の大切な地域連携活動の1つです。

 

本校は水災害時の「避難所」に指定されています。

今回は、園児の皆さんが避難ルートや坂の勾配を実際に歩いて体験するにあたり、本校の生徒が幼稚園から同行し、安全をサポートすることを目的として行われました。

 

【幼稚園での交流:緊張から笑顔へ、自由遊び】

まずは生徒たちが幼稚園を訪問。

最初は少し緊張気味だった生徒たちでしたが、いざ自由遊びが始まるとすぐに打ち解け、お互いに楽しそうな笑顔があふれる時間となりました。

 

【劇と〇×クイズで学ぶ、災害時の合言葉「おかしもち」】

事前学習として、まずは生徒たちが工夫を凝らした劇を披露し、災害時の避難行動の基本である「おかしもち」を園児の皆さんに分かりやすく説明しました。

さない

けない

ゃべらない

どらない

かづかない

劇のあとには、「こんな時、どうする?」を確かめる〇×クイズを実施。

園児の皆さんは元気に○×で答えてくれ、避難のときに大切な行動を一緒に楽しく学ぶことができました。

 

【手をつないで、高校までの約1.1kmを避難移動】

その後は、幼稚園から避難所である本校までの約1.1kmの道のりを一緒に歩きました。

生徒たちは園児の小さな手をしっかりと引き、車や段差、坂の勾配に気を配りながら、安全第一でルートを確認。

途中で1回休憩を挟みながら、無事に全員で本校へ到着することができました。

 

【感謝を込めて、手作りメダルのプレゼント】

高校に到着したあと、たくさん歩いて頑張った園児の皆さんへ、生徒たちが心を込めて作った折り紙のメダルをプレゼントしました。

メダルを手にした園児の皆さんの嬉しそうな表情が、生徒たちにとっても大きな励みとなりました。

今回の交流を通じて、生徒たちは保育の基礎を学ぶだけでなく、地域の避難所としての学校の役割や、小さな命を守る責任感を肌で感じる貴重な経験ができました。

 

池田カトリック幼稚園の皆さんに心より感謝申し上げます。

地域のスポーツ文化を体感!体育の授業でモルックに挑戦しました|3年次選択・スポーツⅡ

9月7日 午前

 

選択授業で、フィンランド発祥の注目スポーツ「モルック」を行いました。

今回の授業は、単に身体を動かすだけでなく、さまざまな運動の楽しさに触れる中で、「大人になっても、生涯にわたってスポーツを親しみ、心豊かな人生を送るためのきっかけ作り」を目標として取り入れました。

 

私たちの暮らす北海道池田町は、古くから冬の「カーリング」や、ワインツアーを契機に広まった「ペタンク」など、世代を超えて誰もが楽しめる生涯スポーツが町民に深く親しまれている特別な地域です。

今回の授業は、こうした池田町の豊かなスポーツ文化の土壌を背景に、生徒たちへ新たな生涯スポーツの選択肢を広げることを目的として取り入れました。

モルックは、木の棒を投げて数字の書かれたピンを倒し、ちょうど50点を目指す競技です。

一見シンプルですが、池田町民にお馴染みの「ペタンク」のように目標との距離感を測る緻密なコントロールが求められたり、「カーリング」のように「どのピンを倒して何点狙うか」「相手の邪魔をどうするか」といった高度なチーム戦略が必要になります。

 
まさに「池田町に根づく2大スポーツのエッセンス」を融合させたようなゲーム性に、生徒たちはすぐにコツを掴み、戦略を練る「思考力」とピンを正確に狙う「技術」を駆使しながら、一投ごとに大いに盛り上がっていました。

激しい接触や過度な体力を必要としないモルックは、年齢や運動の得意・苦手に関わらず、誰もが「いつでも、どこでも、いつまでも」対等に楽しめるのが最大の魅力です。

 

授業では、ただ技術を高めるだけでなく、「仲間と対話しながら作戦を立てること」や「お互いのプレーを認め合い、誰もが運動の楽しさを味わえる空間を自ら作り出すこと」を大切な学習方針としています。

今回の授業で見せてくれた生徒たちの輝く笑顔やチームワークは、まさにその理想の形でした。

この経験を一つのステップとして、池田町の素晴らしいスポーツ文化をしっかりと受け継ぎながら、将来も身近な仲間と共に健康で心豊かなライフスタイルを自らデザインしていける力を、これからも育んでまいります。

献血セミナーを実施しました|1年次・保健体育

9月3日 午前

 

本日は、北海道赤十字血液センター帯広出張所所長の鈴木様をお招きし、献血セミナーを実施しました。

 

献血は「血液を必要とする人の命を支える大切な行為」であり、高校生の段階から正しい知識を身につけることが求められています。

 

授業の冒頭では、献血の背景にある善意や願い、そして献血がどのように人の命を支えているのかといった視点を持ちながら学んでほしいとの説明がありました。

 

講話では、まず血液医療の歴史について紹介されました。

かつて血液は神秘的な力を持つものと考えられ、輸血が医療として確立するまでには多くの試行錯誤があったことを学びました。1900年に血液型が発見されたことは、輸血の安全性を大きく高め、現代医療の基盤となっています。

 

続いて、献血がなぜ必要なのかについて説明がありました。日本では毎日多くの患者が輸血を必要としており、特にがん治療では大量の血液が使われます。

血液は人工的に作ることができないため、健康な人の献血が欠かせないこと、そして若い世代の献血者が減少していることが課題として示されました。

また、献血で集められた血液がどのように処理され、赤血球・血漿・血小板などに分けられて患者へ届けられるのか、その流れについても学びました。

血液は用途によって保存期間が異なり、必要な成分を安全に届けるために高度な技術が使われていることを知ることができました。

 

 

授業後半では、献血バスを見学しました。

実際の採血スペースや機器を間近で見ることで、献血の流れや安全管理について理解を深めることができました。

生徒からは

「血液がどのように分けられて使われるのか初めて知った」

「献血が身近なボランティアだと感じた」

「将来協力してみたいと思った」

などの声が聞かれました。

 

 

今回の献血授業を通して、生徒たちは「命を支える医療」と「献血の社会的意義」について深く学ぶことができました。

 

ご講話いただいた鈴木様ならびに関係各所の皆様に心より感謝申し上げます。

1・2年次合同ミニ探究が本格始動~多文化共生チームの様子を紹介~|1年次・産業社会と人間、2年次・総合的な探究の時間

9月2日 午後

 

8月19日から始まった「ミニ探究」プログラム。

本日は、各分野に分かれて本格的な体験・探究活動を行いました。

今回は「多文化共生チーム」の活動の様子をお知らせします。

 

多文化共生チームは、十勝高島牧場を訪問し、取締役・牧場運営統括の丸山様から、ご自身の留学体験談や牧場で働く海外出身スタッフの現状多文化共生のための取り組みについてお話を伺いました。

 

■牧場の取り組み①:働きやすい環境づくり

牧場では、働く人が安心して勤務できるよう、休暇制度の整備を進めています。

現在は「46休」を導入し、そのうち2日は希望休として取得できる仕組みです。

有給休暇を活用して旅行に出かける従業員もおり、働き方改革に積極的に取り組んでいることが分かりました。

 

■牧場の取り組み②:外国人技能実習生・特定技能人材の活躍

これまで7名の外国人技能実習生・特定技能人材を受け入れており、現在はベトナム・インドネシア出身の方が勤務しています。

特に、今年12月に帰国予定のベトナム出身の従業員は、牧場の立ち上げ期から8年間勤務し、大きく貢献されてきたとのことでした。

 

■牧場の取り組み③:多文化共生への姿勢

牧場では、国籍に関わらず対等に働ける環境づくりを重視しています。

・給与や立場は日本人と同等

・週1回のミーティングで「互いを尊重する姿勢」を共有

・研修会や視察は必ず日本人と外国人が一緒に参加

・作業手順は翻訳し、ラミネートして共有

・管理職として最後まで話を聞く姿勢を大切にする

こうした取り組みにより、外国人従業員が専門知識を身につけ、牧場の重要な戦力として活躍しています。

 

■牧場の取り組み④:文化の違いを越えて

食文化や宗教習慣の違いがある中でも、互いの文化を尊重しながら交流を深めています。

料理を振る舞い合ったり、辛い料理や伝統的な食べ物を紹介し合うなど、日常のコミュニケーションを通して理解を深めている様子が印象的でした。

また、ラマダン期間中の勤務への配慮など、宗教的背景にも寄り添った対応が行われています。

 

 

お話の後、牧場で搾った牛乳と市販の牛乳の飲み比べを行いました。

生徒の多くが牧場の牛乳を選び、味の違いがはっきり分かる体験となりました。

さらに、外国人技能実習生が育てたスイカをいただきました。

 

最後に自動搾乳の様子を見学して本日のプログラムを終えました。

 

▲帰りのバスの中ではバターづくりをしました

 

お忙しい中ご対応くださった丸山様をはじめ、従業員の皆様に心より感謝申し上げます。

『未来にわくわくしていますか?』の問いに対して|2年次選択・ライフデザイン

8月25日 午前

 

本日は、芽室町在住の洋服デザイナー小野寺智美様を授業にお迎えしました。

 

小野寺様は、笑顔が素敵でバイタリティにあふれた方で、生徒の未来に良い関わりをしたいという思いが強く伝わってくる方です。

生徒と向き合う姿勢からは、「未来をつくる覚悟」を感じる場面も多くありました。

  
授業のはじめは、ゲストと生徒がお互いに自己紹介を行い、和やかな雰囲気でスタートしました。

続いて、生徒からの質問タイムでは、率直でユニークな質問が次々と出ました。

・事業の収入について  「ご自身で事業をしていて、ぶっちゃけ儲かりますか?」

・海外への興味  「今行きたい国はどこですか?」

・進路選択の経験  「高校生の時、どんな進路で迷いましたか?」

生徒たちは、普段なかなか聞けないリアルな話に興味津々の様子でした。

 
後半は、小野寺様から生徒へ問いかける時間です。

・「未来にワクワクしていますか?」

この問いに対して、生徒からは次のような声がありました。

・「ワクワクしている!」

・「進学するのは決めているけれど、地元を離れるのが怖い…」

・「就職することを決めています!」

それぞれの思いが率直に語られ、教室には前向きな空気が広がりました。

 

今回のライフデザインの授業は、教員以外の大人と関わることで、自身の将来を考えるきっかけとなる、非常に濃い学びの時間となりました。

小野寺様の言葉や姿勢に触れ、生徒たちは「自分の未来をどう描くか」「どんな選択肢があるのか」を改めて考える機会を得たようです。

生徒一人ひとりの思いに寄り添いながら対話してくださる姿からは、未来をともにつくろうとする温かい覚悟が感じられました。

 

貴重な学びの機会をいただき、心より感謝申し上げます。