2026年1月の記事一覧
スケート講習会を行いました|部活動・スケート部
1月3日 午後
鹿追町にて、「令和7年度スピードスケート技術講習会」が開催されました。
主催は鹿追町教育委員会、主管は鹿追町スケート協会です。
池田高校スケート部による技術指導は今回で37回目を迎え、長い歴史を持つ講習会となっています。
講習会の前には、高校生たちがウォーミングアップを行い、顧問の先生から指示を受けて準備を整えました。
開会式では、池田高校スケート部顧問の山澤先生が
「成長につながるよう、意識をもって練習に取り組んでください。また、リンクを整備してくださった方々への感謝の気持ちを忘れずに練習しましょう」
と、参加者に向けて激励の言葉を送りました。
まずは高校生による模擬滑走が行われ、山澤先生からは、スケーティングを見る際のポイントについての説明がありました。
続いてスタートダッシュの指導では、山澤先生が「スタートダッシュで気をつけることは何でしょう?」と子どもたちに問いかけながら、実践を交えて丁寧に指導しました。
高校生の滑りを見た子どもたちからは、
「高校生の走りがすごかった」
「コーナーがきれいだった」
「速くてかっこよかった」
といった感想が寄せられました。
その後は場所を移し、顧問の先生による陸上トレーニングの指導が行われました。
子どもたちは、どこに意識を向けるべきかを学びながら、池田高校で実際に行われているトレーニングを体験しました。
ポイントを一つひとつ丁寧に伝える姿が印象的でした。
最後は氷上での実技練習です。
高校生たちは、子どもたち一人ひとりに寄り添いながら、丁寧に指導を行いました。
今回の講習会を通して、高校生たちにとっても「教えること」を通じて自身のスケーティングを見つめ直す貴重な機会となりました。
1月5日には、豊頃町と大樹町にて講習会を実施します。
コミュニケーションの大切さを学ぶ講話と体験|3年次選択・生活と福祉
12月19日 午前
本日は、焼肉レストラン「平和園」代表取締役社長 新田隆教 様をお招きし、講話と実習を行いました。前半は講話です。
次の問いかけから始まりました。
Q.皆さんは「耳が聞こえないこと」と「目が見えないこと」のどちらかを選ばなければなりません。どちらを選びますか?
多くの生徒は「耳が聞こえないこと」を選択しました。理由としては、
目が見えるので手話などで対応できる
自然や人の表情が見える
景色を楽しめる
絵が描ける
紙に書いて伝えられる
目が見えないことより不便が少ない
YouTube や Instagram を見られる
スポーツをする際に視覚が必要
といった意見が挙がりました。
一方で少数ではありますが、「目が見えないこと」を選んだ生徒もいました。
その理由は、「昨年、耳が聞こえなくなった経験があり、とても不便だったため」というものでした。
【新田様からのお話】
新田様は、生徒の回答を受けて次のように話してくださいました。
平和園では聴覚障害のある方も働いており、25年勤めた職員もいたそうです。
ご自身は視覚障害があるものの、「耳が聞こえなければ社長業は難しかった」と感じていると話されました。
声の音色や表情など、会話から得られる情報は大きく、聴覚障害のある職員は相手の感情を読み取りにくく不安を抱えることも多かったといいます。
こうした経験から、「口で言葉を交わすこと」の重要性を改めて実感したとのことでした。
また、以前は「耳が悪くなる方がまだ良い」と考えていたが、実際の状況を想像するとその考えが浅かったと気づいたとも語られました。
当事者の言葉には深い重みがあります。
【生徒との質疑応答】
生徒から「表情が分からないことで困ることはありませんか?」という質問がありました。
新田様は、
表情が分からないときは相手に直接尋ね、声の音色だけでなく言葉を交わすことで本心が伝わると話されました。
文字でのやり取りも便利だが、口にする言葉には人柄が表れ、良い言葉を使うことで人間関係も良くなるとのことでした。そのため、相手に優しい言葉をかけることを大切にしているそうです。
また、「質問力が向上する」というお話もありました。
情報は検索で簡単に得られるものの、本当に知りたいことに近づくには質問力が重要で、信頼できる人に直接尋ねることで正確な情報が得られ、迷う時間も減ると語られました。
【講話の終盤】
終盤には「一番つらかったことは何だと思いますか?」という問いかけがあり、生徒からさまざまな意見が出ました。新田様はこれまでの経験を踏まえて丁寧に答えてくださいました。
視野が狭くなる病気は周囲に理解されにくく、見えている部分と見えない部分の差から誤解が生まれやすいこと、説明しても「苦労話」と受け取られる不安があり、つらさを抱えていたことが語られました。
また、理解のギャップを埋めるため、水中ゴーグルを黒く塗って見え方を再現するなど、工夫を重ねてきたことも紹介されました。
「理解されないままでは自分も周りも不幸になる」という思いが背景にあったそうです。
最後に、人とわかり合うことは難しいが、つながるためには “わかろうとする姿勢” が大切だと締めくくられました。
講話の後には実習を行い、視覚障害についての理解を深める貴重な時間となりました。
新田様、お忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございました。
高齢者が巻き込まれやすい消費者トラブルを学ぶ|3年次選択・生活と福祉
生活と福祉の授業では、「高齢者が巻き込まれやすい消費者トラブル」をテーマに、外部講師をお招きしました。講師は(一社)北海道消費者協会の坪様です。
高齢者が巻き込まれやすい消費者トラブルには「3つのK」があるそうです。
● 金
● 健康
● 孤独
これらに絡む事例が多いとのことでした。
紹介いただいた事例には、次のようなものがありました。
● 「2時間後に電話が止まる」と脅す詐欺電話
● ふとんの訪問販売
● 光回線切替の電話勧誘
● 訪問販売や買取
● ネット通販トラブル(定期購入、SNS広告)
知識として知っているつもりでも、手口は日々アップデートされていることを実感しました。NTTの電話回線切替など、実際の時事的な動きと紛らわしいケースもあり、複雑さを感じました。
訪問買取の事例では、生徒4人がロールプレイを実施。演じることで、ただ聞くだけよりも「自分事」として考えやすくなりました。
他にも、絵を見て気づく見守りのポイントなどもみんなで考えてみました。
消費者センターへの相談件数は減っている一方で、高齢者からの相談は増えているそうです。
そこで重要になるのが「見守りの声がけ」。 つい言ってしまいそうな言葉、
● 「どうしてそんな契約したの!?」
● 「騙されてない!?」
こうした言葉は、高齢者を傷つけ、心を閉ざしてしまう原因になることもあるそうです。
代わりに、
● 「誰にでも起きることですよ、心配しないで」
● 「本当に信用できますか?」
● 「新しく買ったの?」
● 「解決方法を一緒に考えよう」
といった声がけが効果的だと学びました。過去を責めるのではなく、冷静に事実を確認し、一緒に解決へ寄り添う姿勢が大切です。
考えてみると、これって高齢者にかかわらず人として大事な姿勢だよなぁとも思います。
▲高齢者見守りチェックポイント
最後に、トラブルを防ぐための3箇条を教えていただきました。
1 手口を知り備える
2 周囲と情報を共有する
3 契約前に相談する
高齢者だけでなく、誰にでも役立つ心構えだと感じました。
今回の授業を通して、消費者トラブルは「特別な人だけが遭うもの」ではなく、誰にでも起こり得ることだと実感しました。高齢者への寄り添い方を学ぶことは、日常の人間関係にもつながる大切な学びとなりました。
不安になったら、「188(いやや)」消費者ホットラインです!