池高日誌

2025年10月の記事一覧

コラボ授業【完】作った食器で調理・実食♪|2・3年次選択・フードデザイン&工芸基礎

夏休み前から行ってきたコラボ授業の集大成の授業が行われました。

 

これまでの様子はこちらから↓↓


フードデザイン×工芸のコラボ授業|2・3年次選択・フードデザイン&工芸基礎


フードデザイン×工芸のコラボ授業(色付け)|2・3年次選択・フードデザイン&工芸基礎

 

 授業前日にいったん全員集合!自分たちの食器を確認し、予め洗っておきます。

 

 

▲私の器どこー!?

 

そして、いよいよ調理実習。

今回は、椀と小皿と平皿を作成しました。

この食器に盛り付けるのは

「炊き込みご飯」「だし巻き卵」「白身魚のホイル焼き」です。

 

こっそり…(ひび割れて汁物が入れられなかった中でのバランスメニューです!)

 

 

▶黒いエプロンは陶芸の師匠です!ニコニコしながら見守ってくれています

 

 

▲途中、設備トラブルがありながらも時間内に完成できました!

 

完成品の一部を御覧ください!

 

だしまきたまごをハート型に盛り付けるあたりは、高校生のセンスが光ります!

しかも、このだし巻き卵、丸いフライパンで作っているんですよ。

なかなか難易度が高い中、上手に巻いている生徒たち。脱帽です。

 

 

 

陶芸の授業で作った器。

なんとなくかっこいいかな?なんて感性で作ったものが、食卓にのると違和感があったり実用的ではなかったりすることがあるかもしれません。

 

なにかをすることが点の経験ではなく、線として実感できる経験なのかな〜と取材をしていて思いました。

 

池田高校の授業は面白い!

 

小高連携が始まる!第1弾は数学(算数)|2年選択・数学Ⅱ

10月15日 午前

 

池田小学校のみなさんのご協力により、今年度も小高連携を実施することができました。

第1弾のテーマは『数学』です!

 

↓↓↓ 準備の様子はこちらからご覧いただけます ↓↓↓

今年もあります!小高連携♪準備に潜入|2年選択・数学Ⅱ

 

今回の活動は、小学校の中休みの時間帯に南側玄関付近で行いました。

▲児童の皆さんが集まってきました

 

今回の内容は、1〜9の数字を一つずつ使って、3×3のマスを埋めるパズルです。

縦・横・斜め、どの列をとっても合計が「15」になるように数字を配置するというルールです。

▲このようなイメージです

 

▲高校生や大人(小学校の教頭先生含む)に質問しながらマスを埋めます

 

▲答え合わせ中・・・合っているかな?

 

あっという間に中休みの20分間が終了しました。

児童のみなさん、楽しんでもらえたでしょうか?

 

最後に、この取り組みについて高校生のみなさんに振り返りをしてもらいました。

〇活動の満足度

 5段階評価で平均4.75(5が「大満足」)

〇小学生が活動や交流を楽しんでいると感じたか

 5段階評価で平均5(5が「非常に楽しんでいると感じる」)

〇学びや発見

 ・小学生とのコミュニケーションのコツをつかんだ:100%

 ・より良い準備の仕方を学べた:75%

〇自由記述より抜粋

 小学生と交流できる体験はとても良いと思いました。高校側の人数がもっと多ければ、規模を拡大してさらに交流を深められるのではないかと思います。

 

次回の小高連携は11月7日です。

児童のみなさん、次回も高校生と一緒に楽しく学びましょう!

3カ月ぶりの再会!『池守ストラップ』作成|2年次選択・ライフデザイン

〈キンチョー×スマイル〉

 

3ヶ月ぶりの再会を果たしたのは、ライフデザイン(池高の選択科目)の生徒と中札内高等養護学校幕別分校の生徒でした。

 

3ヶ月前に一緒に森に入って白樺の木を切り倒して、その丸太から樹皮を剥がして、『池守ストラップ』という商品を作るために再会しました。

池高生チームが幕別分校チームに教えながら……という流れ。キンチョーします。説明もうまくできません。残る手段は、スマイル!

 

1時間ちょっとの作業時間(交流)だったけど、積極的に会話を交わさずとも、そこは同じ空間で同じ作業をする仲間です。言葉以上の交流ができたんじゃないかなぁ。

幕別分校の先生方も生徒に負けじと、まん丸作業に取り組んでいたのが印象的でした。

 

池高から幕別分校へのプレゼント(ストラップの仕上げという名の宿題)も渡してきました。

出来上がりが楽しみです♪

 

 

 ▲「指も削れちゃう」と心のなかで叫びながら、まん丸になるまで削る!ストラップにつける球体になるまで、ちいさな木のブロックをひたすら削ります。(通常は1時間ほどかかるそう)!

 

 

▲削った白樺の球体を、アメジストやヒスイと一緒にストラップにくっつけます。別チームはPOP作り。幕別分校のみんなはアプリを使いこなして、それぞれ個性の光ったデザインで制作!

 

 

▲こもれびこぼれて秋高し

公園が美術教室|2年次選択・美術表現

秋の気配の中

 

夏休み明けの美術の時間。

今学期も帯広を拠点に活動する画家、佐藤真康先生が講師として池高生たちに美術の楽しみ方を伝えに来てくれました。

 今日は教室を抜け出して、外へ飛び出しました!向かった先は……

 

北海道の原生樹木が現存する、学校隣の公園。

 

十勝の9月は、日中の気温は高めとはいえ、もうすっかり秋の気配に包まれています(朝晩の気温は15℃前後)。

池高生たちも秋の気配に誘われて、爽やかな気分で画板に向かっていました。

 

来週はマイボトルと虫除けスプレーは必須だということがわかった授業なのでした!

 

 

▲芝生のグラウンドを突っ切って、原生の森へ!

 

▲木立のトンネルは、いつ来ても気持ちがいいです

 

 

▲パークゴルフのグラウンドを見渡しながら

 

▲さらにイメージを膨らませるために、森を散策

 

 

▲森のあちこちで笑い声が?リスたちが池高生に笑いかけていました(見上げた先にリス)♪

2年次保健 「池田町下水道管理センター」を見学

10/27(月)の2年の保健で、地元池田町の下水道管理センターを見学させていただきました。

今回は「ごみの処理と上下水道について」の学習テーマのもと、池田町役場や施設担当の皆様にご協力いただきました。

 

はじめは、町から集められた下水や汚泥が段階的に処理されていく過程を見せていただきました。

強烈なにおいや濁った水など、五感に入る刺激は大きかったですが、自分たちの生活排水がどのように処理されるかを深く学習することが出来ました。

 

後半では、管理室や処理水の実験室などを見学しました。

化学薬品で下水を処理していると考えている生徒も多かったですが、実際は微生物の力を使っていることなど新しい発見もたくさんありました。

 

今回の施設見学で、上下水道のシステム理解し、ごみの分別の重要性をより再認識することが出来ました。

また、微生物など動植物と共存していることや、循環した社会の中で生活していることなど、自分たちの立場を考える機会となりました。

ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

 

地域みらい留学オンライン説明会に向けて|課外活動

8月某日

 

池田高校は、昨年から地域みらい留学制度に参画しています。

そして本年度、2名の留学生が本州からやってきてくれました。

地域みらい留学は、地元以外の高校に進学できるという制度です。

その範囲は日本全国。

 

説明会も開催されています。東京や大阪などで行われる対面の説明会と、オンライン上での画面越しの説明会です。

そのオンライン説明会に3人の池高生たち(地元生2年と留学生ふたり)が登壇しました。

 

与えられたテーマは、地域との関わり。

池高生が発信するテーマは「今の姿をそのまま見せる」でした。

地域の方たちとの関わりや学校生活の悩みなど、包み隠さず明るく楽しそうな様子を全国に届けられました。

 

 

▲事前の打ち合わせでは、当日の画面に出てこない池高生の姿もありました。

 

 

▲発表の最後の締めは、全国(画面)に向かって「池高にカンパイ!」お茶でね♪

藍染した羊毛でコースター織り|3年次選択・羊と織物

先日、体験した藍染した羊毛ができあがりました。

 

↓その様子はコチラ

藍の生葉染めを体験!|3年次選択・羊と織物

 

 ここから、数回の授業でコースターを作ります。

 

 

 

生葉染めなので、濃い藍というよりも、綺麗な空色です。

 

織り機の準備も手慣れてきました。

 

▲くるくるまいて・・・

 

織り機にセットし、今回は一定に織ります。

 

サンタさんに比べて、模様がないと簡単に見えますよね?

ところが、今回は両端を切らないので、力加減や出来がわかりやすく出るのです!

 

 

▲サクサク織ってました。上手!

 

あっと言う間に織り機部分が完成。

ほどけないように、両端を結ぶ処理をしていきます。

 

 

 

そして、余分な部分はカット。

 

 

できあがり!!

 

 

 

糸の関係でたっぷりの面積のコースターができました。

お家の招き猫の座布団として使っているよ、なんて先輩の声も聞こえてきます。

 

この授業も半年。大分織り機の使い方も慣れてきました。

最後の機織り機の大仕事は「マフラー」。

 

寒くなる頃には、できあがりそうです。

 

楽しみです♪

池田町の実例から知る防災授業|2年次

本日(10月7日)は、池田町役場の情報防災係の佐藤係長と清水さん(昨年度池高卒業生!)にきていただき、防災に関する授業をしていただきました。

 

 

▲お忙しいなか、ありがとうございます!

 

災害といっても、日本には様々なリスクがあります。

地震、水害、津波…。

 

なかでも、水害は近年の平均気温の上昇のせいでおこっているとのこと。

先日も、浦幌で線状降水帯が発生して被害を受けたりと、他人事ではありません。

 

池田町で大きな災害リスクは「地震」と「水害」。

災害は地形によっても深く影響を受けるなぁと改めて感じます。

 

1箇所だけで何かが起こるのではなく、地形と気候と様々な要因が重なって起こる「結果」。

H28年の十勝川はあと5cmで氾濫だったと聞くと怖くなってきます。

 

 

 

出席している生徒の住んでいる町に合わせたリスク、などを詳しく説明してくださいました。

 

 

▲(心の声)え、うちやばいじゃん・・・

 

この水害リスクのなか、現在池田町で進められている工事について教えてくださいました。

 

 

 

「この場所には、2メートルくらいの丘を作っている。42,000平方メートルの土地。利別地区や川合地区の住民が逃げ遅れたら、この丘で待機していれば、救助される。ただ、本当にただの丘。車500台は大丈夫。ただ、本当に緊急用だから、そのような状況になる前に対処してほしい」

 

 

▲JAスタンドの斜め向かいの土地です

 

次に見学したのは、「池田排水機場」。ここが池田で一番低い場所。

先程の座学でもあった、「バックウォーター」対策として、逆流の可能性があるときに樋門(ひもん)を閉め、ポンプで隣の川に排水します。

 

▲樋門で対策できるのも、北海道ならではだそうです。

 

最後に見学したのは、避難路の整備予定地です。

利別大橋そのものは、流木が引っかかりにくく、橋桁が横方向に分割されているため、水害に強い構造になっています。

しかし、橋を渡った先の池田小学校付近は、伊藤川の氾濫時に池田高校方面へ避難できなくなる可能性が高いそうです。

そのため、利別大橋を渡ったのち、堤防沿いを南下した先にある下水処理場前の道路をかさ上げし、ワイン城方面へ避難できるようにする計画が進められています。

 

 

▲今立っている道路数百メートル分を垂直に2メートル高くする計画です。

 

座学と現地見学によって、私達がいまいる場所のリスクや災害時の想像が少しだけ明瞭になった気がします。

 

来週は、2年次生全員で、千代田堰堤の実地見学です。

3年次 時事問題研究 高校生議会に向けて(事前学習)池田町をより良い町にするために

 高校生議会に向けて事前学習に取り組むため時事問題研究選択者5名で池田町役場へ伺いました。

今年で第12回目を迎えます。今まで多くの生徒が池田町を住みやすい町にしていくために自らの考えを一般質問を作成し、議会で町長や教育長に質問してまいりました。今年も5名の生徒が池田町の課題を様々な視点で考察・分析を通して、高校生の視点で政策提案をします。

▼初めに池田町長より池田町の現状や課題について説明がありました。

 課題を挙げながら解決策をあらゆる視点で考察し、町の強みを生かしながら住み続けたいまちづくりを町全体での取り組みについて話を聞くことが出来ました。                                                                              

 

 

 

 

 

 

 

▼生徒からも質問がありました。

 池田高校と池田町と連携した授業を増やすことについての質問や鹿児島県の自治体の事例を挙げてその町に住む住民が自分の町のPR動画をその町の住民向けに作成することについての感想を求めるなど積極的に質問する場面も見られました。

 質問に対して丁寧なご回答ありがとうございました。

 

 

 

 

 

▼一般質問・意見書作成に向けて留意事項の説明がありました。

 一般質問は町(町長、教育長)への質問、意見書は国や道への要望です。

 構造は事実(問題状況)→分析(事実から言えること)→主張(=言いたいこと)です。これから政策提案型一般質問(意見書)を考え、悩みながら作成していきます。

 〔留意すべき事項〕

・”質問であること”→ お願いの形ではいけません。

・データについて出典は明確にすること→根拠を明瞭に。

・類似の例を書くと効果的→説得力が増します。

 最後に写真にはありませんが、議場を見学し、確認することが出来ました。身近な地域について自分事として考え、地方自治を自ら参画する貴重な機会となります。高校生議会は来年の1月28日に開催されます。その日を迎えるまで悩み、考えることもたくさんあると思いますが、学びの機会、成長の機会になると考えています。

 池田町長、池田町議会事務局の職員の皆様、お忙しい中、事前学習のためにご協力いただき感謝申し上げます。今後とも授業での様々な場面でのご協力・ご支援のほど宜しくお願い致します。

 

 

ヴァイオリン授業始まりました|2・3年次選択・演奏研究

「演奏研究」の後期授業で、「ヴァイオリン」の授業が始まりました。

 

総合学科に転換してから続く、18年目のこちらの講座。引き続き、講師の牧野先生にお世話になります。

感謝申し上げます。

 

2年次生、3年次生合同の授業です。

 

一人一台のヴァイオリン。半年間同じ楽器で練習をします。

 

 

▲ちょっと恐る恐る触ります

 

楽器の扱い方は基本から。

どこを持つのか、どこに置くのか。

弓を持つ手は影絵のキツネさんからのアレンジ…など。

 

 

▲肩と顎で支えると、基本ポーズまであと少し!

 

 

▲弓を張る強さ、持ち方、力加減など基本から。

 

 

▲1台ずつ、先生がチューニングをしてくれます。

 

基本ができたところで、音をだします!

角度や力加減、なかなか難しいところが多いかと思います。

 

きっと半年後には素敵な奏でを聞かせてくれることでしょう♪