池高日誌

池高日誌

いまの安全も、未来の安心も。この水路が支えている|2年次・総合的な探究の時間

今年度の2年次生は、「防災」に関わる授業・体験・見学を多く行っています。

 

1年次には、Doはぐ体験

見学旅行前には、事前災害学習

見学旅行では「人と防災未来センター」見学

 

この日は、北海道開発局の帯広河川事務所の皆様のご協力をいただき、学習・施設見学をさせていただきました。

 

 まずは、事務所で座学。千代田新水路ができた経緯や、しくみ。エコロジーパークとの関係や、実験水路、魚道観察室などの施設があることがわかりました。

 

 

▲普段聞き慣れない用語が多く、真剣に聞き入ってしまいました。

 

事務所から、バスで移動。

とにかく広い!

 

写真では伝わりにくいのですが、360度壮大な景色が目の前に広がります。

 

 

  

 

▲広い!そして秋晴れの良い天気!

 

下を覗くと、水の境目が見えます。

緑部分がたくさん水があるところ、濃い青は、分流堰でせき止められて僅かな水が流れています。

 

 

 

ここが、十勝川本川と、新水路の分かれ目。

右の写真では、エコロジーパークと白鳥がみえます。

 

 

 

  

▲広く、風もよく通り抜けます

 

写真だとわかりにくいのですが、個人的に感激したポイントはここです。

ここは、新水路の実験水路です。幅30メートル、延長1300メートルあります。

 

 

ここで行われている実験がすごいのです!!

 

河川堤防の決壊による被害の軽減に向けた研究がここで年単位で計画して行われているのですが、実河川スケールで行えるのは、世界的にも珍しいとか。

 

 

 

1年前に行われた実験では、このスペースに「家」をおいてデータをとったそうです。

たくさんのセンサーやドローン、5時間にわたる実験により様々なデータがとれました。

 

スケールの大きさと重要性にあらためて驚いた瞬間でした。

 

次に見学したのは、魚道&魚道観察室です。

先程の新水路、水がいきなりなくなるとそこにいた魚は困ってしまいます。そこで魚用の道をつくり、私達は観察することができます。北海道で他にこういった設備があるのは、千歳のサーモンパークくらいでしょうか。

 

 

▲魚に関するたくさんのことが学べます

 

 

▲水音の迫力もすごいですし、湿度もあります。

 

横から、そして下から魚を観察することができます。

 

 

▲みつけたよ!▶わかりやすく写真の色補正をしています

 

ここ、魚道観察室は「ととろーど」と呼ばれ、日中説明員の方が常駐しています。

鮭の遡上に関する興味深い説明もたくさんしてくださいました。

 

 

 

入場無料!これは、8−9月の鮭が遡上する時期にきてみたくなります!

 

たくさんの気づきと学びの時間をありがとうございました。