池高日誌

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元・日本IBM 菊田英輝氏が語る外資系ITのリアルとAI時代の生き方|3年次・外国事情(特別講義)

本校の授業「外国事情」にて、外資系IT企業などで長年第一線として活躍されてきた菊田英輝氏(本校 魅力化推進員)をお招きし、特別講義を開催しました。

ご自身の波乱万丈なキャリアから、過酷なビジネス現場の裏側、そして「これからの時代をどう生き抜くか」というAI時代の生存戦略やマネーリテラシーに至るまで、熱意あふれるメッセージが届けられました。

 

【第1回 「何もない」からこそ挑んだ過酷な成果主義の世界】

学生時代、バイト漬けの毎日で「完全な負け組スペック」だと感じていた菊田氏。しかし、劣等感をバネに「圧倒的な気合と覚悟」で最高峰のIT企業・日本IBMへの入社を果たします。

飛び込んだ外資系IT業界は、「数字=人格」とされる厳しい超実績主義の世界。性別や年齢に関係なく対等に評価される一方で、常に結果が求められる過酷な環境でした。

日本最高峰のエリート集団である総合商社(三菱商事)と対等に渡り合う中、信頼を勝ち取るために実践したのは「泥臭い徹底的な事前準備」と「プロとしての細部へのこだわり」でした。

若いうちにあえて厳しい環境に身を置き、自らを磨き上げた体験談が明かされました。

 

【第2回 シビアな現状を乗り越える自立心と準備力】
外資系企業には、事業売却や大規模なリストラといったシビアな「影」の側面も存在します。

菊田氏は「キャリアは会社任せにせず自分で育てるもの」という意識や、「理性的かつタフに」困難へ立ち向かうことの大切さを示しました。

また、意外にも「元々英語が得意ではなかった」という実体験も共有されました。

大事なプレゼンではアドリブに頼らず、徹底した台本作りと反復練習、得意な人を巻き込む工夫で乗り切ったエピソードを紹介。

「できない理由を探すのではなく、どうすればできるかを考える」という姿勢こそが、グローバルな現場を動かす鍵になると語られました。

 

【第3回 AI時代に価値が上がる人材と人生の選択】

講義の後半では、AI時代の生存戦略とマネーリテラシーに話題が及びました。

AIが普及するこれからの時代は、資格や知識を持つ「ホワイトカラー」よりも、「現場で即座に判断し、手や体を動かして価値を生み出せるプロフェッショナル」の価値が高まると指摘。

さらに、働いて得たお金を賢く増やす長期・分散投資の基本や、甘い罠を見抜く力について触れつつ、「一番のリターンを生むのは自分自身への投資(学びや経験)」であると伝えられました。

 

【講義を終えて】

全3回の授業を通じて、教科書だけでは学べない社会のリアルや将来の選択肢など、生徒たちへ多角的な学びと深い気づきの機会を提供することができました。

本校では今後も、第一線で活躍するプロフェッショナルとの出会いを通じて、生徒一人ひとりが自らの可能性を広げ、未来を切り拓く力を育む多様な教育活動を展開してまいります。

 

【note限定:特別講義ダイジェスト&エピソード集】

公式noteにて、本特別講義の要点とエピソードを1つにまとめた「集約版記事」を掲載しています。ホームページ版には入りきらなかった具体的なビジネス体験談や、AI時代を生き抜くためのメッセージなど、より深みのある内容をお読みいただけます。

 

[note記事を読む:『外資系ITのリアルとAI時代のキャリア・生き方――元・日本IBM 菊田英輝氏が語る、全3回特別講義』はこちら]

通学合宿(小学生対象)を高校生が支援しました①|課外活動

9月13日 午後

 

9月13日から、小学校4年生〜6年生を対象とした「通学合宿」が行われました。

本校からは1年次生・2年次生の有志がボランティアスタッフとして参加し、初日は2年次生が中心となって活動をサポートしました。

今回は初、日の様子をお知らせいたします。(2日目以降の様子は後日紹介します)

 

はじめに入所式が行われ、教育委員会教育課長から参加児童に向けて、

・周囲を見て助け合うこと

・感謝の気持ちを忘れないこと

・自分で考えて行動すること

といったメッセージが伝えられました。

 

続いて担当者から高校生の紹介があり、生徒たちは堂々とした態度で挨拶をしていました。

地域の子どもたちの前でしっかりと挨拶する姿は、頼もしさを感じさせました。

 

入所式後、小学生は「今日の目標」や「動向確認カード」の作成に取り組みました。

高校生は、児童が迷わず作業できるよう、机間巡視や声かけを行いながら丁寧にサポートしました。

 

作業後には、2年次生が中心となって仲間づくりゲームを実施しました。

「なんでもバスケット」や「ゆびスマ」などのアイスブレイクを約20分間行い、児童が楽しく交流できるよう場を盛り上げました。

高校生がルール説明や進行を担当し、児童が安心して参加できるよう配慮している姿が印象的でした。

ゲームを通して自然と会話が生まれ、児童と高校生の距離がぐっと近づく時間となりました。

▲なんでもバスケット  

▲ゆびスマ

 

この後、児童たちは4日間の献立決めや食材購入、夕食準備などに取り組みました。

高校生は18時まで精力的に活動を支え、児童の挑戦を後押ししていました。

2日目・4日目には1年次生がサポートに参加する予定です。

▲献立決めの様子

 

今回の通学合宿は、小学生にとって生活習慣を身につける機会であると同時に、本校生徒にとっても「地域の子どもたちを支える」という貴重な体験となりました。

高校生は次のような力を発揮し、学びを深めることができました。

・相手に合わせて声をかける コミュニケーション力

・場を運営する 責任感

・困っている人を見つけて動く主体性

地域の教育活動に参加し、子どもたちの成長を支える経験は、高校生自身の成長にもつながっています。

 

※2日目に続く 

池田カトリック幼稚園を訪問!「おかしもち」の防災クイズと、高校への1.1km避難移動補助|2年次選択・保育基礎

9月11日 午前

 

授業の一環として、生徒たちが池田カトリック幼稚園を訪問し、水災害時を想定した避難・防災交流を行いました。

今年で3年目を迎える、本校の大切な地域連携活動の1つです。

 

本校は水災害時の「避難所」に指定されています。

今回は、園児の皆さんが避難ルートや坂の勾配を実際に歩いて体験するにあたり、本校の生徒が幼稚園から同行し、安全をサポートすることを目的として行われました。

 

【幼稚園での交流:緊張から笑顔へ、自由遊び】

まずは生徒たちが幼稚園を訪問。

最初は少し緊張気味だった生徒たちでしたが、いざ自由遊びが始まるとすぐに打ち解け、お互いに楽しそうな笑顔があふれる時間となりました。

 

【劇と〇×クイズで学ぶ、災害時の合言葉「おかしもち」】

事前学習として、まずは生徒たちが工夫を凝らした劇を披露し、災害時の避難行動の基本である「おかしもち」を園児の皆さんに分かりやすく説明しました。

・ お さない

・ か けない

・ し ゃべらない

・ も どらない

・ ち かづかない

劇のあとには、「こんな時、どうする?」を確かめる〇×クイズを実施。

園児の皆さんは元気に○×で答えてくれ、避難のときに大切な行動を一緒に楽しく学ぶことができました。

 

【手をつないで、高校までの約1.1kmを避難移動】

その後は、幼稚園から避難所である本校までの約1.1kmの道のりを一緒に歩きました。

生徒たちは園児の小さな手をしっかりと引き、車や段差、坂の勾配に気を配りながら、安全第一でルートを確認。

途中で1回休憩を挟みながら、無事に全員で本校へ到着することができました。

 

【感謝を込めて、手作りメダルのプレゼント】

高校に到着したあと、たくさん歩いて頑張った園児の皆さんへ、生徒たちが心を込めて作った折り紙のメダルをプレゼントしました。

メダルを手にした園児の皆さんの嬉しそうな表情が、生徒たちにとっても大きな励みとなりました。

今回の交流を通じて、生徒たちは保育の基礎を学ぶだけでなく、地域の避難所としての学校の役割や、小さな命を守る責任感を肌で感じる貴重な経験ができました。

 

池田カトリック幼稚園の皆さんに心より感謝申し上げます。

地域のスポーツ文化を体感!体育の授業でモルックに挑戦しました|3年次選択・スポーツⅡ

9月7日 午前

 

選択授業で、フィンランド発祥の注目スポーツ「モルック」を行いました。

今回の授業は、単に身体を動かすだけでなく、さまざまな運動の楽しさに触れる中で、「大人になっても、生涯にわたってスポーツを親しみ、心豊かな人生を送るためのきっかけ作り」を目標として取り入れました。

 

私たちの暮らす北海道池田町は、古くから冬の「カーリング」や、ワインツアーを契機に広まった「ペタンク」など、世代を超えて誰もが楽しめる生涯スポーツが町民に深く親しまれている特別な地域です。

今回の授業は、こうした池田町の豊かなスポーツ文化の土壌を背景に、生徒たちへ新たな生涯スポーツの選択肢を広げることを目的として取り入れました。

モルックは、木の棒を投げて数字の書かれたピンを倒し、ちょうど50点を目指す競技です。

一見シンプルですが、池田町民にお馴染みの「ペタンク」のように目標との距離感を測る緻密なコントロールが求められたり、「カーリング」のように「どのピンを倒して何点狙うか」「相手の邪魔をどうするか」といった高度なチーム戦略が必要になります。

 
まさに「池田町に根づく2大スポーツのエッセンス」を融合させたようなゲーム性に、生徒たちはすぐにコツを掴み、戦略を練る「思考力」とピンを正確に狙う「技術」を駆使しながら、一投ごとに大いに盛り上がっていました。

激しい接触や過度な体力を必要としないモルックは、年齢や運動の得意・苦手に関わらず、誰もが「いつでも、どこでも、いつまでも」対等に楽しめるのが最大の魅力です。

 

授業では、ただ技術を高めるだけでなく、「仲間と対話しながら作戦を立てること」や「お互いのプレーを認め合い、誰もが運動の楽しさを味わえる空間を自ら作り出すこと」を大切な学習方針としています。

今回の授業で見せてくれた生徒たちの輝く笑顔やチームワークは、まさにその理想の形でした。

この経験を一つのステップとして、池田町の素晴らしいスポーツ文化をしっかりと受け継ぎながら、将来も身近な仲間と共に健康で心豊かなライフスタイルを自らデザインしていける力を、これからも育んでまいります。

献血セミナーを実施しました|1年次・保健体育

9月3日 午前

 

本日は、北海道赤十字血液センター帯広出張所所長の鈴木様をお招きし、献血セミナーを実施しました。

 

献血は「血液を必要とする人の命を支える大切な行為」であり、高校生の段階から正しい知識を身につけることが求められています。

 

授業の冒頭では、献血の背景にある善意や願い、そして献血がどのように人の命を支えているのかといった視点を持ちながら学んでほしいとの説明がありました。

 

講話では、まず血液医療の歴史について紹介されました。

かつて血液は神秘的な力を持つものと考えられ、輸血が医療として確立するまでには多くの試行錯誤があったことを学びました。1900年に血液型が発見されたことは、輸血の安全性を大きく高め、現代医療の基盤となっています。

 

続いて、献血がなぜ必要なのかについて説明がありました。日本では毎日多くの患者が輸血を必要としており、特にがん治療では大量の血液が使われます。

血液は人工的に作ることができないため、健康な人の献血が欠かせないこと、そして若い世代の献血者が減少していることが課題として示されました。

また、献血で集められた血液がどのように処理され、赤血球・血漿・血小板などに分けられて患者へ届けられるのか、その流れについても学びました。

血液は用途によって保存期間が異なり、必要な成分を安全に届けるために高度な技術が使われていることを知ることができました。

 

 

授業後半では、献血バスを見学しました。

実際の採血スペースや機器を間近で見ることで、献血の流れや安全管理について理解を深めることができました。

生徒からは

「血液がどのように分けられて使われるのか初めて知った」

「献血が身近なボランティアだと感じた」

「将来協力してみたいと思った」

などの声が聞かれました。

 

 

今回の献血授業を通して、生徒たちは「命を支える医療」と「献血の社会的意義」について深く学ぶことができました。

 

ご講話いただいた鈴木様ならびに関係各所の皆様に心より感謝申し上げます。

1・2年次合同ミニ探究が本格始動~多文化共生チームの様子を紹介~|1年次・産業社会と人間、2年次・総合的な探究の時間

9月2日 午後

 

8月19日から始まった「ミニ探究」プログラム。

本日は、各分野に分かれて本格的な体験・探究活動を行いました。

今回は「多文化共生チーム」の活動の様子をお知らせします。

 

多文化共生チームは、十勝高島牧場を訪問し、取締役・牧場運営統括の丸山様から、ご自身の留学体験談や牧場で働く海外出身スタッフの現状多文化共生のための取り組みについてお話を伺いました。

 

■牧場の取り組み①:働きやすい環境づくり

牧場では、働く人が安心して勤務できるよう、休暇制度の整備を進めています。

現在は「46休」を導入し、そのうち2日は希望休として取得できる仕組みです。

有給休暇を活用して旅行に出かける従業員もおり、働き方改革に積極的に取り組んでいることが分かりました。

 

■牧場の取り組み②:外国人技能実習生・特定技能人材の活躍

これまで7名の外国人技能実習生・特定技能人材を受け入れており、現在はベトナム・インドネシア出身の方が勤務しています。

特に、今年12月に帰国予定のベトナム出身の従業員は、牧場の立ち上げ期から8年間勤務し、大きく貢献されてきたとのことでした。

 

■牧場の取り組み③:多文化共生への姿勢

牧場では、国籍に関わらず対等に働ける環境づくりを重視しています。

・給与や立場は日本人と同等

・週1回のミーティングで「互いを尊重する姿勢」を共有

・研修会や視察は必ず日本人と外国人が一緒に参加

・作業手順は翻訳し、ラミネートして共有

・管理職として最後まで話を聞く姿勢を大切にする

こうした取り組みにより、外国人従業員が専門知識を身につけ、牧場の重要な戦力として活躍しています。

 

■牧場の取り組み④:文化の違いを越えて

食文化や宗教習慣の違いがある中でも、互いの文化を尊重しながら交流を深めています。

料理を振る舞い合ったり、辛い料理や伝統的な食べ物を紹介し合うなど、日常のコミュニケーションを通して理解を深めている様子が印象的でした。

また、ラマダン期間中の勤務への配慮など、宗教的背景にも寄り添った対応が行われています。

 

 

お話の後、牧場で搾った牛乳と市販の牛乳の飲み比べを行いました。

生徒の多くが牧場の牛乳を選び、味の違いがはっきり分かる体験となりました。

さらに、外国人技能実習生が育てたスイカをいただきました。

 

最後に自動搾乳の様子を見学して本日のプログラムを終えました。

 

▲帰りのバスの中ではバターづくりをしました

 

お忙しい中ご対応くださった丸山様をはじめ、従業員の皆様に心より感謝申し上げます。

『未来にわくわくしていますか?』の問いに対して|2年次選択・ライフデザイン

8月25日 午前

 

本日は、芽室町在住の洋服デザイナー小野寺智美様を授業にお迎えしました。

 

小野寺様は、笑顔が素敵でバイタリティにあふれた方で、生徒の未来に良い関わりをしたいという思いが強く伝わってくる方です。

生徒と向き合う姿勢からは、「未来をつくる覚悟」を感じる場面も多くありました。

  
授業のはじめは、ゲストと生徒がお互いに自己紹介を行い、和やかな雰囲気でスタートしました。

続いて、生徒からの質問タイムでは、率直でユニークな質問が次々と出ました。

・事業の収入について  「ご自身で事業をしていて、ぶっちゃけ儲かりますか?」

・海外への興味  「今行きたい国はどこですか?」

・進路選択の経験  「高校生の時、どんな進路で迷いましたか?」

生徒たちは、普段なかなか聞けないリアルな話に興味津々の様子でした。

 
後半は、小野寺様から生徒へ問いかける時間です。

・「未来にワクワクしていますか?」

この問いに対して、生徒からは次のような声がありました。

・「ワクワクしている!」

・「進学するのは決めているけれど、地元を離れるのが怖い…」

・「就職することを決めています!」

それぞれの思いが率直に語られ、教室には前向きな空気が広がりました。

 

今回のライフデザインの授業は、教員以外の大人と関わることで、自身の将来を考えるきっかけとなる、非常に濃い学びの時間となりました。

小野寺様の言葉や姿勢に触れ、生徒たちは「自分の未来をどう描くか」「どんな選択肢があるのか」を改めて考える機会を得たようです。

生徒一人ひとりの思いに寄り添いながら対話してくださる姿からは、未来をともにつくろうとする温かい覚悟が感じられました。

 

貴重な学びの機会をいただき、心より感謝申し上げます。

ふれあい広場2026池田に参加しました|課外活動(3年次課題研究・吹奏楽部)

8月30日

 

本校の生徒たちが「ふれあい広場2026」に参加し、地域の皆さまと交流を深めました。

課題研究(3年次生と有志)や部活動が主体的に活動し、学びと笑顔があふれる一日となりました。

 

☆課題研究「池田応援隊!」

3年次の課題研究で池田町の魅力発信に取り組む「池田応援隊!」は、池田町の特産品を使ったオリジナルパフェを販売しました。

 

当日は来場者の皆さまにアンケートを依頼し、

パフェの感想

池田町の特産品(食べ物)について知っていること

などを伺いました。

いただいたご意見は、今後の探究活動に活用していきます。

地域の方々と直接やりとりをしながら学びを深める、貴重な機会となりました。

食材を提供してくださった企業の皆さま、実現に向けて尽力してくださった池田町社会福祉協議会の皆さまには心より感謝申し上げます。

 

☆吹奏楽部
吹奏楽部は、池田高校の伝統であるダンスパフォーマンス「ダンプレ」を披露し、観客から大きな拍手をいただきました。

金賞受賞の報告や顧問による歌唱もあり、会場全体が大きく盛り上がり、熱気あふれるステージとなりました。

 

さらに今回は、『町民全員ダンス!心つながるCOCOROの翼』とのコラボレーションも行われ、会場は大きな一体感に包まれました。

 

生徒たちの活動は、地域の皆さまとつながりを深める大変貴重な機会となりました。
今後も、地域とともに学び、地域に貢献する池田高校らしい取り組みを続けてまいります。

上級学校見学を実施しました|1年次・産業社会と人間

8月28日 

 

例年行っている上級学校見学を、今年度も1年次生全員で実施しました。

将来の進路を考えるうえで、実際に大学や専門学院を訪れ、学びの場に触れることは大きな意味があります。

答えのない問いに向き合う現代において、進路の可能性を広げることは重要な学びの一つです。

 

今年度は 「帯広畜産大学」 と 「MONOテク帯広」 を訪問しました。

関係各所のみなさま、温かいご対応をいただきありがとうございました。

 

◆前半:帯広畜産大学を見学しました

 まず、帯広畜産大学にて大学概要の説明を受け、大学での学びや研究内容について理解を深めました。

その後、研究施設や講義室などを実際に見て回りました。

昼食は大学生協の食堂を利用し、大学生活の雰囲気を体験することができました。

 

 

◆後半:MONOテク帯広を見学しました

午後は MONOテク帯広を訪問し、学校概要の説明を受けた後、各科の実習室や設備を見学しました。

見学や説明を受けた学科は以下のとおりです。

・電気工学科 

・金属加工科 

・自動車整備科 

・建築技術科 

・造形デザイン科 

実習中心の学びに触れ、大学とは異なる進路の魅力を感じる機会となりました。

 

今回の上級学校見学では、大学と専門学院という異なる学びの場を体験し、進路選択の幅を広げることができました。

生徒たちは、自分の興味や将来像を考える貴重な時間となったようです。

アイデアづくりのワークショップを実施しました|1・2年次ミニ探究(産社・総探)

8月20日 午後

 

ミニ探究の学びをさらに深めるため、北海道情報大学の安田光孝教授・近澤潤先生 をお迎えし、アイデアの生み出し方を学ぶワークショップを行いました。

今回のテーマは、先日のミニ探究で見つけた 「探究のタネ」をより豊かに育てるための発想の方法 です。

 

◆前半:ハーフ&ハーフクイズで思い込みを手放す

授業の導入では、近澤先生から本時の目標と流れについて説明があり、その後すぐに12のグループに分かれて活動が始まりました。

最初は自己紹介。

「名前」「夏休み楽しかったランキング第1位」など、和やかな雰囲気で交流が進みました。

 

続いて行ったのは、『めざせハーフ&ハーフ 50%質問クイズ』。

会場全員にアンケートをとり、ちょうど半分に分かれる質問をグループで考えるゲームです。

例:

・ラーメン vs うどん

・犬 vs 猫

 

 

優勝した質問は

愛・金(52%:48%)、牛タン・カルビ(52%:48%)

でした。

 

この活動を通して生徒は、「思い込みではなく、実際に調べることが大切」という探究の基本姿勢を体験的に学びました。

 

活動の前には、ミニ探究(8月19日)で掲げたグランドルール 「IKEDA」 を確認し、話し合いの姿勢について共有しました。

 

 

◆後半:掛け算の発想法でアイデアを生み出す

後半は、アイデアづくりの中心となる 「掛け算の発想法」 を学びました。

 

◎探究に必要な3つの姿勢

探究に向かううえで大切な3つの姿勢が示されました。

・仲間の意見を肯定的に受け止める(いいね!)

・「なんで?」をきっかけに新しい視点を見つける

・失敗を気にせず一歩踏み出す

 

これらは探究だけでなく、国語・数学・部活動・アルバイトなど、あらゆる場面で役立つ力であることが強調されました。

 

◎「正解を覚える時代」から「問いを立てる時代」へ

変化の激しい現代社会では、

自分で問いを立て、違和感を大切にしながら考え続ける力が重要である

というメッセージが伝えられました。

 

探究には教科書も正解もありません。だからこそ、

・自分の感じた「なんで?」を大切にすること

・面白いと思えるアイデアを楽しみながら考えること

が学びの原動力になりますと説明を受けました。

 

説明の後に実際にアイデアを生み出すワークに取り組みました。

テーマは 「北海道の牛乳をもっと多くの人に飲んでもらうためのアイデアを考える」 です。

 

①「牛乳」から連想できる言葉を個人で書き出す

生徒はまず、牛乳から連想できる言葉を個人で書き出しました。

例:

・白い

・給食

・風呂上がりに飲む

・乳搾り

これらをグループで共有し、素材カードとしてまとめました。

 

②視点カードとの掛け合わせ

次に、先生方が用意した「視点カード」(例:色の変更、習慣化、季節、イベント化など)と素材カードを組み合わせてアイデアを発想しました。

例:

・「白い × 色の変更」→ 推しカラー牛乳

・「牛乳パック × 習慣化」→ 牛乳スタンプパック(毎日1枚集めると特典)

・「風呂上がり × 季節」→ 夏限定“お風呂あがり専用牛乳”

生徒たちは次々とアイデアを生み出し、グループ内で共有していました。

 

③グループ同士でアイデア交換

最後に、グループ同士でペアを組み、自分たちが考えたアイデアを紹介し合いました。

 


今回のワークショップでは、

・仲間の意見を肯定する姿勢

・「なんで?」を大切にする探究心

・掛け算の発想法によるアイデアづくり

を実践的に学ぶことができました。

 

ミニ探究は来月からフィールドワークに入ります。

生徒たちが現場でどんな素材を見つけ、どんな掛け算で新しい価値を生み出すのか、今後の活動が楽しみです。

藍染めを体験|3年次選択・羊と織物

8月21日 午前

 

3年次「羊と織物」の授業では、スピナーズファーム タナカさんを訪れ、藍染めを体験しました。

その様子をお伝えします。


まずは、自分たちで育てた藍の葉を摘み取るところからスタートしました。

 

摘み取った葉を布の上に置き、木槌でしっかり叩きます。

叩くことで色素がハンカチに移り、濃く染まります。

 

はじめは恐る恐る叩いていた生徒も、すぐにコツをつかみ、手際よく作業を進めていました。

叩き終えた布は広げて干し、青色を安定させます。

 

次に、葉の絞り汁でハンカチ全体を染めます。

植物性繊維はウールなどに比べて染まりにくく、生葉染め(なまばぞめ)では薄くなります。

搾りたての汁はまだ緑色で、藍染めの奥深さを感じられる瞬間でした。

  

その後再び干して、また絞り汁で染めるという工程を繰り返し、丁寧に色を定着させていきます。

 

最後は水で洗い流して乾かせば完成です。

 

今回は、植物性繊維と動物性繊維(羊毛)で染まり方の違いを比較するため、羊毛も同時に染色しました。

できあがりは次回の授業で確認する予定です。

 
藍染めは、植物の力を生かした伝統的な染色方法です。

自分たちで育てた藍を使い、葉を摘み、叩き、搾り、干す——一つひとつの工程を体験することで、「ものづくりの奥深さ」や「素材による染まり方の違い」を実感する貴重な時間となりました。

1・2年次合同ミニ探究が始まる!|1年次・産業社会と人間、2年次・総合的な探究の時間

8月19日(水)午後

 

池田高校では1・2年次生47名を対象に、今年度の「ミニ探究」プログラムがスタートしました。

ミニ探究は、地域の方々との出会いや体験を通して「探究のタネ」を見つけることを目的とした全5回の学習です。

 

 

◆「探究はなぜ必要なのか」— オリエンテーションで語られたメッセージ

オリエンテーションでは、担当教員より「探究の意義」について次のようなお話がありました。

・AIの進展や国際情勢の変化により、社会は急速に複雑化している

・これからの時代は「正解がひとつではない問い」に向き合う力が求められる

・学校で学んだ知識を社会で生かす力として育ててほしい

・自分なりの答えを論理的に導き、他者と協働して課題を解決する力が必要になる

また、日本が直面する少子高齢化など「世界でも解決できていない課題」に対して、 高校生の視点から生まれるアイデアが、未来の解決策につながる可能性があることも伝えられました。

探究は、社会に出る前の「シミュレーション」。

池田高校では、生徒が安心して挑戦できる場をつくりながら、主体的な学びを応援しています。

 
今年度のミニ探究では、その道で活躍する5名の講師の方々をお迎えしました。

・いけだワイン城:佐藤茂樹 様

・清見ヶ丘公園と市街地活性化:山本健太 様(池田町役場 建設水道課)

・ブランディング(観光):中村真也 様

・フンベ山:福家菜緒 様

・多文化共生:三井香寿 様

 
◆大学生メンターとの交流

この日は、大学生メンター(本校卒業生)も参加し、グループ活動をサポートしてくれました。

 

 

自己紹介ワークでは、

・自分の特技

・今回の探究で楽しみにしていること

・1つだけ「嘘」を混ぜた自己紹介 など、笑い声のあふれる和やかな雰囲気で交流が進みました。

大学生と高校生が一緒に活動することで、 「年齢の違う人と協働する経験」 「自分の意見を安心して出せる場づくり」 といった、探究に欠かせない力を自然と身につけていきます。

 
◆ミニ探究の5つのキーワード

オリエンテーションの最後に、探究に向かう姿勢として次の5つのキーワードが紹介されました。

・I(Input):新たな考えを取り入れよう

・K(Kindness):仲間の意見を優しく受け止めよう

・E(Enjoy):ミニ探究を楽しもう

・D(Discover):新しい魅力を発見しよう

・A(Action):失敗を恐れずアクションを起こそう


◆今後の予定

ミニ探究は以下の流れで進んでいきます。

・第1回:出会いの場  講師との交流、池田町の魅力・課題の共有、探究のタネ探し

・第2・3回:体験的学習  現場に足を運び、地域を自分の目で確かめるフィールドワーク

・第4回:資料作成・まとめ  体験内容の整理、講師からのコメント、代表者決定

・第5回:全体発表会  テーマ代表者による発表と講評

 

今回のミニ探究は、

・正解のない問いに向き合う力

・他者と協働して課題を解決する力

を育てる大切な学びの場です。

地域の方々、大学生メンター、講師の皆様の支えを受けながら、生徒たちがどんな「探究のタネ」を見つけ、どんな未来を描いていくのか、今後の活動が楽しみです。

 

▲早速、清見ヶ丘公園と市街地活性化チームは学校の外で調査活動

聴覚障がいについて学ぶ出前授業を実施しました|3年次選択・形態別介護技術

8月19日 午前


形態別介護選択者(3年次5名)を対象に、池田町社会福祉協議会との連携事業として「聴覚障がい」について学ぶ出前授業を実施しました。

今回は、北海道中途難失聴協会会長・中川智美様を講師にお迎えし、聴覚に障がいのある方の暮らしやコミュニケーションの工夫についてお話しいただきました。

また、要約筆記サークルの皆様にもご協力いただき、要約筆記の方法や要約筆記の体験学習を行いました。

 
前半は「講話」の時間です。

生徒と講師の自己紹介を兼ねたアイスブレイクから始まり、和やかな雰囲気の中で進みました。

 

講師の方から、

〇聞こえ方の違い

〇補聴器の得意・不得意な場面

〇日常生活で困りやすい場面 など、実体験に基づくお話をいただき、生徒は熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。

特に、病院の呼び出しや駅・空港のアナウンス、電話対応など、音声だけでは情報が得づらい場面が多いことを知り、聴覚障がいのある方が日常で抱える課題について理解を深めることができました。

 
講話では、近年進んでいる情報保障の技術についても紹介されました。

〇テレビや映画館での字幕表示

〇メガネ型端末(モベリオ等)による字幕鑑賞

〇音声認識アプリ(UDトークなど)によるリアルタイム文字化

これらのツールが、聴覚障がいのある方の「情報を得る手段」として大きな役割を果たしていることを学びました。

 


手話を知らない難聴者・中途失聴者とも円滑にコミュニケーションを取るための方法として、

〇口元を見せてゆっくり話す

〇音声認識アプリを使う

〇書いて伝える(筆談・要約筆記)

といった工夫が紹介されました。

特に「書いて伝える」方法は、確実で安心できるコミュニケーション手段であることを、生徒は体験を通して実感していました。

 

後半は、要約筆記サークルの方による説明と体験です。

はじめに、聴覚障がいの分類や要約筆記とは何かについて説明を受けました。

 

要約筆記は、話し言葉をその場で文字にして伝える「筆記通訳」であり、話す速さと書く速さの違いから「要点をまとめる技術」が必要であることを学びました。

 

生徒は実際に要約筆記を体験し、

〇標準略号の使い方

〇読みやすい文字の書き方

〇情報を整理して伝える難しさ

を体感しました。
 

 

今回の学習を通して、生徒は「聞こえの困りごと」や「相手に合わせた伝達手段の選択」の大切さを深く理解することができました。

当事者の声を直接聞き、要約筆記を体験することで、共生社会の実現に向けて自分たちができることを考える貴重な機会となりました。

ご協力いただいた 中川智美様、要約筆記サークルの方、池田町社会福祉協議会の皆様に心より感謝申し上げます。

生徒アイデア × KIYOMI DONUTS|2年次選択・ライフデザイン

7月25日に開催された地域イベント「みずべでわっしょい」にて、ライフデザインの授業で取り組んできた 生徒考案のコラボ商品 を数量限定で販売しました。

今回の企画には、地域の人気店 KIYOMI DONUTS 様にご協力いただき、商品づくりから当日の運営まで多方面で支援をいただきました。

 

 

イベントに向けて、生徒たちは次の準備を進めてきました。

・PR用ポスターの制作

・来場者、購入者向けアンケートの作成

・イベント当日の販売

・接客業務

 

商品づくりだけでなく、広報・マーケティング・顧客対応など、実際の店舗運営に近い形で学びを深めることができました。

 

コラボ商品をより魅力的にするため、KIYOMI DONUTS様が商品名に合わせたオリジナルシールを制作・提供してくださいました。

生徒のアイデアを尊重しながら形にしてくださり、学びの質が大きく高まりました。

 

イベント当日は、肌寒い天候でしたが、販売開始と同時に多くのお客様にお越しいただき、開始からわずか20分で完売となりました。

 

数量限定販売のため、購入は「1グループ1点まで」とさせていただきました。

お買い求めいただけなかった皆様にはご迷惑をおかけしましたが、温かいお声を多数頂戴し、生徒たちも大変励まされていました。

 

アンケートでは、次のような嬉しいコメントをいただきました。

「噛む度に白樺の甘みが広がっているのを感じました!美味しかったです!!」

地域の方々から直接感想をいただけたことで、生徒たちにとって大きな達成感と学びにつながりました。

 

最後に、今回の企画は、生徒が主体となってアイデアを形にし、地域イベントで実際に販売するという貴重な経験となりました。

 

商品をご購入いただいた皆様、コラボにご協力いただいた KIYOMI DONUTS様、そしてイベント運営に携わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。

 

今後も、地域と連携した学びを通して、生徒の つくる力、伝える力、協働する力 を育んでまいります。

山田町との交流に向けて~事前研修に参加しました~|課外活動

7月28日 午後

 

池田町役場地域振興課が担当する 「岩手県山田町 生徒交流派遣事業」事前研修 が開催されました。

研修には、中学生11名・高校生4名の計15名と保護者の皆様が参加し、今年度から新たに始まる本事業の概要や、池田町と山田町とのこれまでの交流の歩みについて理解を深めました。

 

研修会の冒頭では、池田町長より池田町と山田町との関わりについての説明や激励の言葉が贈られました。

「池田町と岩手県山田町の交流は、2006年にワインを通じた民間交流から始まりました。2011年の東日本大震災の際には、池田町から救援物資を届けるとともに、延べ50名の町職員を派遣して復旧支援を行うなど、長年にわたり強い絆を育んできました。被災から復興を遂げた山田町の姿や現地の方々の思いに直接触れ、人と人との支え合いや絆の大切さを学んできてください。」

 

続いて、地域振興課長より、プロジェクターのスライドや地図資料を用いて山田町の概要や歴史についての講義が行われました。

☆自然豊かな山田町の魅力について

岩手県東部に位置し、宮古市と大槌町に挟まれた山田町は、穏やかな山田湾を擁する自然豊かな町です。

カキやホタテの養殖、松茸などの特産品があるほか、研修で訪問予定の オランダ島 など、現地の魅力が紹介されました。

☆震災の記録と復興の歩みについて

東日本大震災当時の津波・火災による被災状況、その後の復興の様子が写真とともに説明されました。

また、池田町からの職員派遣に加え、池田高校吹奏楽部が3年に1度現地を訪れ、演奏と義援金を届けてきた取り組みなど、これまでの交流の歴史についても学びました。

 

中高生15名は、今回の講義を通じて山田町への理解と関心を深め、現地訪問への気持ちを新たにしました。

参加生徒は 8月3日より岩手県山田町を訪問し、現地での交流や学習に取り組む予定です。

「働く」のリアルと向き合った3日間。2年次生インターンシップ報告会を開催!|2年次・総合的な探究の時間

7月15日 午後

 

本校体育館において、2年次生による「インターンシップ報告会」が開催されました。

先月、生徒たちが実際に地域の事業所へ赴き、3日間にわたって「働く現場」を体験したインターンシップ。そこで得た驚きや失敗、プロの凄さ、そして「働くことの意義」について、スライドやクイズを交えて発表し、生徒の皆様と共有する熱い2時間となりました。

 

 

◎第一部:熱意と工夫が光る「全体発表」

前半は、3組の代表生徒による全体発表が行われました。

それぞれの事業所の魅力や、実際に働いてみて初めてわかったリアルな裏側を伝えてくれました。

 

① 松村さん [十勝川温泉第一ホテル]

松村さんは、十勝川温泉での実習を振り返りました。

客室「豆陽亭」の素晴らしいロケーションや「豊洲亭」の贅沢な専用ラウンジ、別館「三余庵」の五感に響くおもてなしなど、ホテルの強みをプロさながらに堂々とプレゼン。 実習では宴会場の設営やベッドメイキング、フロント業務を体験しました。

 

~最大のピンチとやりがい~

「大変だったのは宴会場の設営。なんと、そこに大勢の修学旅行生が到着したんです。でも、スタッフの方と二人で力を合わせて、何とか最後までやり切ることができました!」と。最後に「ホテルとは『お客様第一』であり、それを支える『従業員同士の強い団結』が不可欠な場所である。」と学びを語ってくれました。

 

② 齊藤さん [スポーツデポ帯広店/幕別町図書館]

2つの異なる職種に挑戦した斎藤さんは、それぞれの現場での気づきを発表しました。

スポーツデポでは、丁寧な掃除やハンガーがけ、お客様への挨拶などを経験。「掃除と挨拶を同時に行う難しさを実感した。作業に慣れてきた頃が一番ミスをしやすい」と、身の引き締まる教訓を共有してくれました。

図書館では、カウンター業務や移動図書館「すわでぃ号」の運行、新刊受入れなどを体験。

 

~会場が沸いた「移動図書館クイズ」~

「すわでぃ号(バス)の費用はいくらでしょう?」という斎藤さんの突然の三択クイズに、会場は大盛り上がり。(正解は8百万円〜1千万円!) 「スピードよりも、まずは正確に作業することが何より大切。本の貸し借りの楽しさを知るとともに、整理整頓の重要性を学びました。」と語り、会場から「オススメの本は?」と聞かれると、「工作の本です!」と笑顔で答え、温かい拍手をもらっていました。

 

③ 石橋さん [まつもと薬局フロンティア店/帯広南町保育園]

石橋さんは、異なる2つの業界を「栄養士」というキーワードで繋げて体験しました。

「薬を出す場所」というイメージの強い薬局。しかし、まつもと薬局には栄養士が在籍しており、栄養に配慮した多種多様な商品を販売したり、薬局内に「野菜が飲めるカフェ」が併設されていることに新鮮な驚きを感じたそうです。

保育園の実習では、「小さな子どもが喧嘩したとき、何が先に出ると思いますか? 正解は『歯(噛みつき)』です。子どもは上から順に発達していくからなんです」と、現場で学んだ発達心理を分かりやすく解説。

 

~将来の夢へつながる葛藤:~

「薬局と保育園、どっちの仕事に就きたいですか?」という質問に対し、石橋さんは「もともと栄養士になりたかったけれど、今回の実習で小さい子どもたちの可愛さにも触れてしまい、今は本気で悩み中です!」と、夢が広がる嬉しい悩みを打ち明けてくれました。

 


◎第二部:興味が繋がる「ブース発表」

14:00からは、体育館内に複数のブースを設置し、生徒たちが自分の興味のあるブースを自由に回る「ブース発表」が行われました。

 

発表する2年次生は少人数を前に、より親しみやすく、時には実物を提示しながら熱心に説明し、聞き入る1年次生からは「来年はどこに行こうか」と真剣な相談が飛び交っていました。

 

第1クール:
・高橋さん(札内放課後デイサービスにーに): プレゼンチャートが非常に見やすく、伝わりやすい工夫が満載でした。

・佐伯さん(マックスバリュ池田店): 身近なスーパーの裏側を解説。多くの生徒が集まり、熱心に聴き入っていました。

・本木さん(一糸と庭café): おしゃれなカフェでのこだわりの作業について、最後まで堂々と発表しました。

 

第2クール:
山本さん(おひさま保育園)、田郎沢さん、山田さん(スポーツデポ帯広店)、小北凌久さん(池田町役場)が、それぞれのブースで臨場感あふれるトークを披露しました。

 

第3クール:
髙岡さん(緑陽台認定こども園)、青木さん(フクハラ池田店)、出口さん(とかち帯広空港)など、専門性の高い仕事のリアルに皆が引き込まれていました。
 

 

◎第三部:成長を称え、未来を紡ぐ「振り返り」

会を締めくくるにあたり、生徒やゲストの皆様からたくさんの温かい言葉が贈られました。

 

~生徒自身の誇らしげな感想~

「準備期間が本当に少なくて、本番直前の公式リハーサルもできない状態だったけれど、みんな本当によくやりきった!」 「いろんな仲間の話を聞けて、自分自身の将来や、来年の進路活動のイメージがぐっと膨らみました」

 

~インターンシップ受け入れ先より~

「皆さんの発表、本当に勉強になりました。社会は、今まさに皆さんのような若い人材を待っています。ですから、ぜひ学校でたくさん勉強してください。そして、これから始まる夏休み、いつでもいいのでまた子どもたちと関わりに来てくれたら嬉しいです。いつでも連絡してくださいね。美味しい給食を用意して待っています!」

 

~野村先生からの講評~

「皆さん、本当にお疲れさまでした。昨年の報告会もすべて見ていましたが、今年の2年次生は大きくレベルアップしていました。この3日間で苦労したこと、学んだことは、間違いなく皆さんにとって価値ある経験です。そして本日話を聞いた1年次生の皆さん。次は皆さんの番です。来年のインターンシップ、大いに期待しています!」

 

受け入れ先企業の皆様、お忙しい中、生徒たちを3日間にわたり温かくご指導いただき、さらに本日の報告会にも足をお運びいただき本当にありがとうございました。

今回のインターンシップを通して、生徒たちは「働くことの大変さ」とともに、「他者と関わり、地域を支える仕事の面白さ」を確かに学びました。この経験をこれからの学校生活、そして自立した未来への第一歩へと繋げていきます。

がんばれ、池田高校2年次生!

帯広地区吹奏楽コンクールに合同バンドで出場しました|課外活動・吹奏楽部

8月1日 

 

帯広地区吹奏楽コンクールに、足寄高校・本別高校・池田高校の吹奏楽部(局)が合同バンドとして出場しました。

本番に向けて合同で練習できた回数は約10回。

本別高校や池田町田園ホールに集まり、学校の枠を越えて協力しながら練習を重ねてきました。

 

顧問団からは、

「ここまで本当によく頑張ってくれました。単独校であれば年明けから少しずつ準備を進めていきますが、合同バンドは限られた時間の中で力を合わせ、集中して仕上げてくれました。」

とのコメントが寄せられました。

 

本番の演奏時間は6分。組曲「道化師」から4曲を演奏しました。

息の合ったハーモニーを響かせることができました。

※コンクールの撮影は許可されていないため、写真の掲載はありません。

結果は 金賞 を受賞しました。

この成果を受け、8月28日に札幌コンサートホール Kitara で開催される 北海道吹奏楽コンクール に出場します。

 

また、楽器搬入搬出の運営補助に、生徒数名がボランティアとして参加し、コンクールを支える側としても力を発揮してくれました。

 

多くの方々の支援と協力により、合同バンドとして無事に演奏を終えることができました。

関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

今後とも、吹奏楽部への温かいご声援をお願いいたします。

カナダ姉妹校交流事前学習会の様子|課外活動

7月28日 午後

 

本日は、カナダ姉妹校交流事前学習の第2回(全10数回)を実施しました。

今年度の交流に参加する生徒は2年次生4名で、今回も意欲的に学習へ取り組みました。

 

今回の主な目的は、小学校と姉妹校で行う交流内容を具体的に検討し、方向性を定めることです。

生徒一人ひとりが事前に考えてきたプランをプレゼンし、質疑応答を通して内容を深めながら、共通理解を図りました。

 

どのアイデアを実際の交流に採用するか、真剣に議論を重ねる姿が印象的でした。

 

今回は交流内容の最終決定には至りませんでしたが、複数の優れたアイデアが提示され、次回につながる大きな前進となりました。

 

カナダで待っている児童・生徒のために、より良い交流にしようと真剣に向き合う生徒たちの姿が印象的でした。

 

次回は、今回出されたアイデアをさらに深め、交流内容の具体化に向けて議論を進めていく予定です。

生徒たちの主体的な取り組みにより、より充実した交流プログラムが形になっていくことを期待しています。

 

第9回全国高等学校小規模校サミット参加報告|探究活動

7月24日~25日

 

山形県小国町で開催された第9回全国高等学校小規模校サミットに1年次2名、2年次1名と教員の4名で参加してきました。

全国の小規模高校の生徒がリアルに交流し、親睦を深めるとともに、各校地域が抱える課題について意見交換を行うことができます。池田高校としては初参加となりました。

 

「今ここで起こっていることは、将来日本中で起こり得ること、小規模校だからこそできることがきっとある」というスローガンのもと、仲間と一緒に未来を考えた2日間。



メンバーを変えながら、6回のワークショップが行われました。

その都度、「はじめまして」や「オンラインで会ったよね」など、それぞれのブースから聞かれる言葉をひろい、全国の生徒の緊張をほぐしてくれるのは小国高校の生徒たち。

今回初めて対面したとは思えない空気感を作ってくれました。

 

また、レセプションや昼食でも、おもてなしの心が伝わってきました。

小国高校の同窓会や後援会、小国高校を支援する会など様々な地域の大人が、そっと寄り添いサポートしている姿があちこちで見られました。

レセプションでは山菜おにぎりやくま汁、玉こんにゃく、漬物にどら焼きとまさに地元ならではの恵みをいただくことができ、大満足です。

 

 

9割が森林、人口は6100人ほどの小国町です。

大きなビルはありませんし、100均も撤退してしまったそうです。

が、その空きフロアを活用し、今年度は冷房のきいた場所で17校124人の高校生が集まり、知恵を出し合い、改めて自分の通う学校の魅力を感じた2日間でした。


参加した1年次の内田健太郎さんは「他高生との交流で、視野が広がり、参考になったことが多々ありました。地域行事を生徒たちが企画し、クラウドファンディングを使って集金するなど、自分たちでもできそうだなぁと思いました。」という感想がありました。


なお、最終日国道113号が雨の影響で一時通行止めとなり、私たちが乗る予定のバスが小国町で待機となる事態に。

AIを使って情報収集したり、別ルートを探す生徒たち。みんなでもう一泊かなとネガティブになっているところ、小国高校の高橋先生から情報提供のメールをいただきました。

さらには、小国町教育委員会 高校魅力化推進担当課長の渡部由美さんが駆けつけ、別ルートで途中まで行けないか情報収集してくださり、なんと小国町の公用車で米沢駅まで送り届けていただきました。

瞬時の判断で無事に帰郷することができました。

この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

この研修は、池田高校振興会、(一財)三菱みらい育成財団の御支援を賜り、実現することができました。

厚くお礼申し上げます。

ミニ発表会を行いました|2年次選択・音楽表現

7月16日 午前

 

今日は、これまでの練習の成果を披露するミニ発表会を行いました。

生徒は自分で演奏したい楽器と曲を選び、4月から積み重ねてきた練習の成果を発表する場となりました。

校長先生をはじめ複数の先生方が参観する中、会場には心地よい緊張感が漂い、真剣に演奏へ向き合う姿が見られました。

途中で演奏が止まってしまう場面もありましたが、最後まで諦めずにやり切ることができました。

 

発表の後には、参観した先生方から温かい講評が寄せられました。

・普段教室で見ている姿とはまた違い、一生懸命さがしっかり伝わる素敵な演奏でした。

・音楽の専門的な知識はないが、演奏できるということはしっかり練習してきた証拠。皆さんの努力を感じました。

・初めて扱う楽器もあったと思うが、緊張の中で一人で演奏しきったことは大きな成長です。これからも練習を重ね、さらに良い演奏を期待しています。

・普段事務室で聞こえてくる音とは違い、演奏の様子を直接見ることができてとても楽しかったです。また機会があれば聴きに来たいと思います。

 

生徒からも次のような感想がありました。

・今日は思うように演奏できず少し悔しさもありましたが、もっと上達したいです

・難しい部分も多かったが、できる限り頑張りました

 

一生懸命練習した成果が十分に表れた発表会となりました。

今後の成長にも期待しています。