タグ:魅力化推進員
秋の味覚♪トウキビとサツマイモとお抹茶|3年次選択・フードデザイン
十勝ではたくさんの作物の収穫真っ最中!
本日のフードデザインの調理実習は、そんな秋の味覚を使ったメニューです。
・コーンポタージュ
・和風スイートポテト
・抹茶
です。
コーンポタージュは、よりトウキビの味がでるように、今回は芯を煮出した汁も使います。
▲身をとり、芯も煮出します
▲他の材料とともにミキサーへ
和風スイートポテトは、味はスイートポテト、見た目は芋きんとんみたいな可愛らしい見た目です。自分で抹茶をたてる経験が初めての生徒もいたようです。
▲熱々の茹でたさつまいもの皮を丁寧に剥きます(熱いです!!)
▲教頭先生も見にきました。「がんばってるかーい?」
▲抹茶どれくらいいれる!?ちょっと高揚した声が聞こえてきます
抹茶を上手に泡立てるには、手首のスナップが大切。
「うまく泡立たなかったら、自分は表千家ってことにしましょうー!」と先生のフォロー。
泡立てるのは裏千家だったのね!私も勉強になりました。
▲上手にできました♪
秋の木漏れ日を感じるような一枚が撮れました。
フードデザイン×工芸のコラボ授業(色付け)|2・3年次選択・フードデザイン&工芸基礎
数カ月前に器を作るところからはじめたこの授業の今回は、色付けのダイジェストです。
最初の様子はこちら
フードデザイン×工芸のコラボ授業|2・3年次選択・フードデザイン&工芸基礎
一緒に器を作り、池高の電気釜で焼きます。
▲before→after。色も変わりますね。
工芸チームが釉薬をつけます。
▲電気釜で焼き、完成!!
思った色になったりならなかったり。
底が割れて汁物はいれられないようだったり…
最後できるまでわからない焼き物の世界を感じることができました。
最終回はいよいよ、調理実習をしてこの器でご飯!
お楽しみに!
豆腐作りから感じるSDGS|2年次選択・ライフデザイン
本日のライフデザインの授業では、中田食品の貴戸社長と一緒に豆腐作り体験を行います!
貴戸さんは豆腐マイスターでもあり、十勝管内の小学校を中心に豆腐作り体験をたくさん行われているプロ!話術も段取りも惚れ惚れする流れに圧倒されました。
▲本日は「木綿」と「絹」豆腐を作ります!
▲うるかした大豆に水を入れて絞ります。これは「呉汁」です(まだ豆乳じゃない)
さて、ここがSDGSポイント!
乾燥した大豆300kgから、300kgのおからができるそうです。
おからというと、卯の花にしたり、お菓子にしたり?でしょうか。
毎日と思うと全く使い切れる気がしませんよね・・・
世界の人口がどんどん増えていくなか、このおからの美味しい食べ方が発見すると、良いビジネスになるのでは?と貴戸さんもおっしゃっていました。
#余談ですが、十勝の某お菓子工場では、毎日卵の殻が2トン排出されるそうです。
卵の殻より、おからの方が食べられそうな可能性を感じますね!!
さて、工程はどんどん進み…まずは絹豆腐を作ります。
工程を進めた豆乳に、にがりをいれ、5回くらい混ぜます。
▲すでにとろりとします。
▲蓋をして、水をいれて加熱します。
並行して、木綿豆腐を作り始めますよ。
▲こちらは工程が6つあります。
▲温めた投入ににがりをいれます。
▲「木綿」で受け止めます!(だから木綿豆腐!)
▲重しを載せて圧搾します。(失敗してると個体がないらしいです・・・ドキドキ)
▲水を入れたボウルでそおっとサラシを開くと・・・
▲きれいな木綿豆腐ができました!
今回は、全員成功です!良かった!
▲左が絹豆腐、右が木綿豆腐
どちらも十勝の大豆の甘みと豆の味が感じられます。舌触りも全然違い、豆腐の奥深さを感じました!
外国の方向けにこういった実習をすることもあるそうで、いろいろなお話をしてくださいました。
今回のおからを使って今度は何かを考えるのかな?
単に体験して楽しかった、美味しかっただけで終わらない、池田高校生の学習。
次は何をするのか楽しみです♪
今年もあります!小高連携♪準備に潜入|2年選択・数学Ⅱ
昨年度、池田小学校の中休みに池高生が伺って交流する企画、今年度も実現できることになりました。
10月から開始ということで、授業の中で準備が始まっています!
今回は、第一回の数学Ⅱにお邪魔してみました。
詳しい内容は秘密ですが、まずは小学生に出す問題にチャレンジ!
▲こ、これは…苦戦!?
▲どうやったらわかりやすく伝わるんだろう・・・
わかりやすく伝えること、相手の目線にたつことなど様々な力が試されます。
いつもの勉強とは違う観点の学びや発見があるはず!
小学生は面白い面白くないにシビア。
たくさんの学びがありますように!
水彩画で描く秋の清見ケ丘公園|2年次選択・美術表現
9月の授業では、2回にわたり、池田高校のお隣の清見ケ丘公園で絵を書いています。
▲気温は20度代。過ごしやすい気候になりました
▲どこで描こうかな
「意外に高校生になると、外で絵を描く授業ってなかったりしますよね。
たまには外の広い空気を吸って絵を描くのは、精神衛生上もいいかなって思います」
と、講師の佐藤先生。
▲こちらは講師の佐藤先生の作品(途中です)
水彩画にすることで、外でも描きやすいみたいです。
2日目に取材に向かっている途中には、キツネとリスに出会いましたよ♪
▶右の写真にはリスがいます
池田町のアイデンティティを学ぶ「ワイン学」|1年次・科学と人間生活
昨年度から始まった池田高校の特別授業「ワイン学」は、座学・収穫体験・施設見学の3日間にわたって行われます。
本日の講師は、池田町長であり、かつて池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の所長も務められた 安井美裕 様です。
昨年に続き、今年も池田高校のためにご講義くださいました。
池田高校では、このように地域と結びついた学びを多角的に取り入れています。
本日は初日の座学として、
1 ワインを知ろう
2 池田町のワインづくりを知ろう
という2つのテーマで学びました。
「未成年の高校生にワインの授業?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、池田町にとってワインは単なる産業の一つではありません。
町の窮地を救い、北海道で広く栽培されている「山幸」種を開発し、北海道におけるワイン産業の礎を築いた存在です。
発酵のしくみは科学の分野ですが、まちづくりや観光など幅広い分野にも影響を与えています。
池田とワインの歴史や、思い入れ、観光振興、町への利益波及など、ワイン造りを核とした地域振興を多角的に学ぶことができました。
▲「黒いぶどうから白ワインはできますか?」
今回の座学で得た知識が、次回の体験学習により深い実感をもたらすことでしょう。
生徒たちには、多くの気づきを持ち帰ってほしいと思います。
療育が必要な人たちにどのような支援が届けられている?|3年次選択・形態別介護
夏休み明けの授業
十勝で放課後支援施設(一般社団法人青鳥舎)を立ち上げて13年の小川さんの授業も、残すところあと3回。
今回の講義は、療育が必要な人たちにどのような支援が届けられているかというお話でした。
小川さんが事業を始めたきっかけのひとつに、「ただの託児所にはしたくなかった」という思いがありました。そこで託児から療育へ発展させるために、〈ちょっとしたひと手間〉を散りばめることにしたようです。
池高生たちの食いつきが良かった〈ちょっとしたひと手間〉は、テレビゲームのルールでした。最新型のゲーム機ではなく、あえてレトロゲームを使用。ルールはとてもシンプル。
・二人で遊ぶと5分
・三人で遊ぶと15分
・四人で遊ぶと30分
これは「一緒に遊ぼう」と声をかける練習にもなる、ちょっとしたひと手間でした。みんなで遊べば、それだけ長くゲームで遊ぶことができるから!
また、この講義を聴く前に小川さんが池高生たちに出した課題は……
「講義がおわったら1人1問、他の人と被らない質問をすること」
集中して聴くしかないですよね。
いろんな視点のお話があったこともあって、池高生自身の体験から出た質問や、自身の興味関心と講義内容を照らし合わせた質問が出てきました。外部講師の授業は、いつも池高生たちの刺激になっています。
インターンシップ報告会~2年次生から1年次生へ~|1年次 産業社会と人間・2年次 総合的な探究の時間
夏休み前(7月16日実施)
記事の発出が遅くなりましたが、インターンシップ報告会の様子をお伝えします。
3日間のインターンシップ(6月の半ばの職業体験)の報告会が行われました。お世話になった事業所の方、保護者、そして池高の後輩たちに向けた発表です。
池高では3年間のキャリア教育の中に、2年次〈総合的な探究の時間〉の地域でのインターンシップの時間が組み込まれています。
「卒業後に入社したい」
「この業界で働きたい」
「今はまだわからないけど関心がある」
「身近な存在だから」
体験先を決めた動機はそれぞれ。インターンシップで学んだことを活かす課題研究(地域での課題解決学習)が、最終学年で待っています。
ご参加いただいた、JA豊頃町、豊頃町える夢館、そして池田小学校の担当の皆様、ありがとうございました。
▲飛行機のコックピットに?!池田高校からも近い〈とかち帯広空港での体験〉
▲介護、保育、医療、図書館、お菓子屋、役所、サービス、農業、スポーツなど、体験先も様々
▲自分の体験を話す先輩も、その体験に耳を傾ける後輩も、その顔は真剣そのもの
カナダの姉妹校と英語で交流|2年次選択・英語探究
2年次選択授業「英語探究」で面白い取り組みをしています!
池田高校は、カナダのペンティクトン市の「ペンティクトン・セカンダリースクール(以後ペンハイ)」と姉妹校です。
1991年に姉妹校提携を結び、様々な形で交流を続けてきました。コロナ明けの2024年からは、池田高校からカナダに毎年訪問という形で年に1回交流が行われています。
でもそれだけじゃもったいない!ということで、2023年度にペンハイで交流した山内先生が、カナダ交流に行かない生徒も関われる交流方法を模索していました。
そして、始まったのがこちら!
(画面が見にくいですが、イメージが伝われば幸いです)
オンライン掲示板スタイルでの交流です。
日本とカナダの時差は16時間(現在サマータイム中)。
日本で朝10時のとき、カナダは前日の18時。
話題をいくつか用意し、写真や画像などを貼り付け、質問しあいます。
▲「あなたの好きなローカルフードは何?」にたくさんの回答が!
▲自分で書いた絵をアップしている生徒もいました。
内容を見てみると、
意外にアニメの話題には反応が薄かったり(なのにマニアックな漫画を知っていたり)
花とボクシングが好きという心優しく強いお返事がきたり
同じく留学している日本人の生徒?からは、日本に戻って医者になりたい、だったり・・・
ちょっとした言い回しでも、教科書とは違う表現がありました。
私が気づいたのは、「いくつか理由があります」という表現。
私なら「many reasons」で表現するところを、「multiple factors」という言い方をしていました。
他にも「favorite」は「fav」と略するのか〜など、新鮮な気づきがたくさんありました。
今年度のカナダ交流に行く生徒もおり、「あの回答をしていた◯◯さんだ〜!」といった出会いがもしかしたら現地で見られるのかもしれませんね!
20年後、高齢になった親を家で看ますか?それとも?|3年次選択・形態別介護
今日の先生は介護の現場で働かれている高嶋先生です。
授業の一部をレポートします。
何やら、今は20年後に自分の親を家で看るか施設入所を選ぶかを考えるワークをしている模様。
それぞれで考えて一人ずつ意見を発表します。
・家で看ます。一緒にいたいので
・二世帯住宅で家を継ぐ弟がいるので、弟に任せます
・施設に預けます
・父は預けて、母は家で看ます(この回答は非常に多かったです)
・兄弟姉妹が近くにいたら、家で看ます
みんなのそれぞれの意見を聞き、先生が解説してくれます。
これは、考えておかないと突然その日が来ます。
「僕の父親も55歳で認知症になり、1年後は胃に栄養を直接流し込む容態になりました。」とご自身の状況もシェアしてくれました。
親が何を望んでいるのか、兄弟姉妹がいればどうするか。
家族で話し合わなければいけない。
まだ皆さんは、17・8歳で想像がつかないかもしれない。
もし結婚していたら必ずパートナーの意向を聞いて下さいね。
家で看ることは大変。僕は仕事だからできる。けれど、個人としてなら本当に大変。
皆さんはまだ若い。今はまだ想像もつかないかもしれない。
10年20年後、この授業を思い出してくれたら嬉しい。
聞いている私の方がまもなく直面する授業。
生きていくことのヒントをくれる授業だなと、その価値を改めて感じました。