タグ:魅力化推進員
木育マイスターの福家さんと木の名札|2年次選択・保育基礎
保育基礎の授業では、年に何度か保育園実習があります。
そのために、こどもの年齢ごとの特徴を学んだり、一緒に遊べるものをつくったり考えたり。
今日は、子どもたちに森や木の楽しさや役割などを体験を通して伝えている、木育マイスターの福家さんが講師としていらっしゃいました。
自己紹介。なぜ池田町にいるのか、どんな経緯で木育を行っているのか、どうして森(推し)を紹介したいと思っているのか…など、素敵なスライドをもとにお話いただきます。
生徒からの質問も交え、福家さんの人柄や思いが伝わります。
後半は、池田町で行っている、いけもりプログラムについても教えていただきます。
体験を通して、森や木のいろいろなことを学んでいることがわかりました。
さて、後半は木の名札作り!
複数の木の中から、自分の好きなものを1つ選びます!
やすりをかけます。すりすりすりすり…
デザインをして、焼きごてで名前やイラストを描きます。
▲木の香ばしいにおいが漂ってきます(ただ、今日も暑い!!)
▲実はこっそり、私の名札もパワーアップさせてもらいました
最後に、オイルを塗ってもOK
素敵な名札ができました!!
お出汁を使って「茶碗蒸し」と「吉野鶏の吸い物」|3年次選択・フードデザイン
先週までは、工芸の授業と一緒にコラボ企画を行っていたフードデザインクラス。
(様子は後日HPアップ予定です)
事前に、和食膳の盛り付け方などを学習し、本日は第1回調理実習です。
今年度初めての調理実習ということで、作業等慣れない中での実習がスタートしました!
今日のポイントは、
①蒸し温度の調節の仕方(茶碗蒸し)
②椀種の下ごしらえの仕方
③吉野鶏の作り方
▲次は何をすればいいのかな?段取り良くね!
▲色鮮やかな吸い物ですね!
▲テーブルコーディネートは予習どおりできたかな?
北海道といえども暑い日!灼熱の調理実習頑張りました!
イベントテーマ決定&ポスター作り|2年次選択・ライフデザイン
今年のライフデザインのテーマは、11/29(土)開催のクリスマスイベント!!
今日は、イベントのテーマを決定し、ポスター作りをしてみます。
真浦さんより、「私達のイベントは【世界一】を目指します!」と宣言!
さて、どんな世界一を目指しますか?
みんなでキャッチコピーを考えてみよう。
大人も混じって11案。3つ選んでからの決選投票。
そして選ばれたのは・・・!!
「世界一あなたの思い出に残ってほしい特別な一日」
佐々木くんの案が選ばれました♪
『世界一あなたの思い出に残ってほしい 特別な一日』
ちなみに大人の案は、決戦投票にも残りませんでした。みんなの心に響くのは、高校生のみんなの感性ですね。
コンセプトが決まったところで、最初にみんなでブレストした内容からイメージを膨らませて、新たなアイデアを追加します。
「特別な時を作る」からイメージできるイベントを追加します。
コンセプトがきまったということで、ポスターも作成します。
▲ITリテラシーも鍛えられています
ライフデザインの授業でいろんなものを作ったり発表する力が鍛えられていきます。
イベントが楽しみ♪
(地域公開)探究授業 中間発表会|3年次・課題解決
池田町のご協力もいただき、広く地域の方にみていただく、探究授業での成果報告会(中間発表)が行われました。
▲公区配布させていただき、感謝申し上げます。
外は30度にもなる暑い日。
30名以上の地域の方々にお越しいただきました!
中間発表会を始めるにあたって、福本進路指導部長から次ようなお話がありました。
「今年の3年次生は、計画だけではなく行動までできている生徒が多い。例年に比べて活動が進んでいるので、いろいろな方からのアドバイスをもらって、今後の活動に活かしてほしいです。」
1組5分間の持ち時間での発表。
個性溢れる発表となりました。
発表後の10分は交流タイム。
高校生と地域の方が直接感想やアイデア、「こんな人紹介できるよ!」という情報交換の時間となりました。
こうして、たくさんの地域の皆さんに支えられ、地域の皆さんとともにあることを嬉しく思います。
今後とも、生徒が自主的な活動を続けていくと思いますが、どうかご指導のほどよろしくお願いいたします。
コミュニケーションは技術|3年次選択・形態別介護技術
町内にある特別養護老人ホーム池田光寿苑から今年もやってきてくれたのは、アニメ・漫画、ゲーム大好き生活相談員の高嶋圭さん。
池高生の趣味と丸かぶりで、「どんなアニメ好き?」「これ知ってる?」「おーそれ好きなんだ!」と高嶋さんの自己紹介が進むにつれて、はじめましての池高生たちの緊張もほぐれていきました。
高齢者施設で大切なことは、なによりも接遇を大切にすること。
接遇とは、相手に対して丁寧な態度や思いやりを持って接すること。つまり、コミュニケーション。
そしてそのコミュニケーションは、訓練によって身につけられます。
技術の習得が、より良い介護に繋がるというお話でした。
#家族のこと、仕事のこと、趣味のことをユーモアを交えてさらけ出してくれた高嶋さん。今年もよろしくお願いいたします。
#ロールプレイ中。相づちや温かみのある声掛けをするバージョンと、無表情無反応のバージョン。
無反応だと「不安になる」「心が折れる」「聞いてんのかなぁ」と池高生たち。
#休み時間中。介護業界に関心のある生徒にとって、講師のみなさんはとてもありがたい存在です。
高嶋さんの講義を聞きながら思い出したのは〈ユマニチュード〉という高齢者ケアメソッドでした。
*ユマニチュード(「人間らしさを取り戻す」というフランスの造語)
グルテンを観察してみよう|3年次選択・フードデザイン
調理室で何やら授業が行われています。フードデザインの授業に潜入です!
本日はいつくかの食品化学に関する実習のようです。
お!ちょうど、「薄力粉と強力粉」のグルテンの塊を焼く準備が整っています。
#こちらは各班より分けていただいたので、形が違うだけです
オーブンで焼き、断面を観察します。
#膨らんできました…!
ここで、筆者(あみちゃん)は気づきます。
「パンが焼ける香ばしいニオイがしない!」
見た目は、パンみたいな物体。
パンを褒めるときに「小麦粉の香りがする〜」なんて言いますよね?
あれ?小麦粉の塊みたい物体なのに、パンの香りはしない…。
熊谷先生に聞いてみると、
「パンの香りは、砂糖や他のものが香ばしく焼けたニオイの方が多いのかもしれませんね」とのこと。
調べて見ると「イースト発酵の香り」「メイラード反応」など他の化学反応由来のものや、原料のニオイなど複雑なものなどから構成されているようです。
勉強になります!!!
さて、そんなことをしているうちに焼けました。いきなり取り出さず、少し冷まします。熱々のものをいきなり常温に持ってくるとしぼんでしまいます。
とても大きく膨らみました。
どちらが薄力粉で強力粉か、これだとわかりにくいですが、観察をしてみましょう。
#ニオイもチェック
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
・手前はスカスカ。大きく膨らんだのでちょっと香ばしい香り
・奥は繊維状になって、中が少しもっちり。小麦粉の香りも微かにする
生徒からは「きなこのにおいだ!」なんて声も。
私は「鶏皮のニオイ」だな〜・・・なんて思いました。普段食べているものの違いですね。。
さて、その他にも、じゃがいもの皮を向き、廃棄率を計算したり。
(レシピって、可食部だったんですね)
粉吹き芋を作ってみたり。(でんぷんの観察です)
砂糖の保水力を体感したり。
#空気中の水分を吸収して滑らかになります
とても盛りだくさんの授業でした!
#実習の素材は、生徒たちが(マヨネーズ等をかけて)美味しくいただきました。
授業で検定試験の準備もします|3年次選択・情報処理
「最近の若い子どもは、スマホばかりでパソコン操作をほとんど習っていない」なんてニュースを聞いたことがあります。
池高の生徒は、プレゼンテーションを行うスライドをCanvaでもりもり作り、テストや課題の提出をGoogle Classroomで行うネイティブ世代。
卒業後すぐに就職しても、パソコンを使いこなしてくれるでしょう。
さて、本日「情報処理」の授業では、タイピングスキルやビジネス文章作成の練習等を行っています。
課題はこちら。ビジネス文章です。
表の挿入や、均等割り付けなど、ビジネス文書形式など、いろいろなテクニックが含まれています。
集中して入力していますね。
池田高校では、こういった検定試験の補助を頂いています。
その額、受験料の75%分!
例えば、日本情報処理検定協会主催の「日本語ワープロ検定試験 初段」なら、受験料5,300円のところ、1,325円で受験できます!
たくさん学び、力をつけていってほしいです!
サイクルツーリズム|3年次課題研究(探究学習)
池田の自然とグルメを巡るツアーが始まろうとしています。
それではさっそく、研究者を紹介します。
『池田町のサイクルツーリズム』
自然豊かな池田を感じてもらいたい、池田のグルメを味わってもらいたい。
自転車に乗って十勝の風を感じるツアーを、スケート部の生徒が企画しています。
氷のない季節の部活は、十勝平野をカッコいい自転車に乗ってトレーニングします。
そのトレーニングの中から生まれたサイクルツーリズムは、生まれるべくして生まれたもの。
そして今回、ツアーに賛同してもらうために、町内の事業所を訪ねました。
*池田高校では、キャリア教育の一環として課題研究(探究学習)があります。もっというと、課題研究のために3年間のカリキュラムが組まれているといってもいいくらいです。その3年間の集大成が、課題研究です。
探究学習|3年次・課題研究
総合学科の池田高校の特色は、探究学習の時間がたっぷりあること。
3年次に進級して2ヶ月が経ちました。いよいよ本格的に探究を始めます。
この日、看護師志望のふたりが訪ねたのは、町内にある障害者福祉サービス事業所〈こんぱす〉です。
探究テーマの絞り込みがなかなか進まず、事業所のみなさんに協力してもらうためにやってきました。
まずは「知ること」からですね。
こんぱすのみなさんは、「高校生がやってくる!」と、朝からソワソワしていたそうです。
そして、対面しても話したいけど話しかけられない状態は、池高生のふたりも同じ。
はじめましての挨拶は、誰でも緊張する瞬間です。
ところが、池高生は事業所を出た途端に饒舌になったりするんです(緊張からの解放〜!)。
コンパスのみなさんが池高生とじっくり話すのは初めてだったし、池高生も障害者施設に通う方との出会いは初めてでした。
今回はそんな感じで、互いに初体験の多い時間でした。学校に戻ったら、頭の中を整理して探究を続けましょう。
こんぱすのみなさん、また訪問します。ありがとうございました。
自閉症スペクトラムと感情と私|3年次選択・形態別介護
本日の講師は小川さんです。
テーマは「発達障害の特性と関わり方(ASD)」について。
自閉スペクトラム症(ASD) は、3つくらいの特徴があると言われています。
1:社会性の感覚を掴みにくい
2:コミュニケーションが難しい
3:特定の興味やこだわり(ルーティーンがある、など)
それぞれ細かく見ていくと、「自分もそういうところあるなぁ…」なんて気質を発見したりします。
違うようで似ている。脳の感じ方の違い。
例えば、先生が「ちょっと待ってて!」と言われたらどのくらいの時間を想定しますか?
①5〜10秒
②2〜3分
③10〜15分
手を挙げてもらうと感覚は人それぞれ。
では、違うシチュエーションだったらどうでしょう?
・先生がPCのファイルを探してるとしたら?
・先生が職員室に忘れ物をとりにいくとしたら?
シチュエーションが限定されると、「ちょっと」が想像できるかもしれません。
しかし、シチュエーションが変わっても想像が難しいとしたら、社会性の感覚を掴みにくいという感じなのかな、と思いました。独特の想像力、なんて表現を小川さんは使っていました。
後半は、感情表現について、グループワークで体験します。
「『怒り』の感情を表す言葉を調べずにたくさん書き出してみよう」
ぷんぷん、イライラ、ムカつく、「…(言葉にならない)」、は?、などなど…
若い感性の怒っている表現がでてきます。
「今度は、その言葉をレベルに合わせて並びかえてみよう」
1列のグループもあれば、ピラミッドのようになるグループも。
「それぞれのシチュエーションも書いてみよう」
家族を馬鹿にされた時、約束をドタキャンされた時、
悪口を言われた時、自分のパフォーマンスについてけなされた時…
その後、「楽しい」バージョンでも行ってみます。
(ちなみに私は、怒り>楽しみ の方の言葉ばかりで、楽しさを表す自分の中の語句が少ないことに新鮮な驚きというか悲しみというか、自分の人生をちょっとだけ自問自答してしまいました)
では、このシチュエーションのときは、どのくらいの言葉が当てはまるでしょう?
「美味しいものを食べた時」
「推しに会った時」
人によって、感情の受け取り方の度合いが違うことがわかります。
また、自分の感情のレベル感を持っておくことで、感情のマネジメントにもつながります。
仲の良い人に対してもツボを知っていると、円滑にコミュニケーションがとれたりもしますよね。
いろんな人のいろんな状況や特性を知る。
形態別介護の授業は奥が深い!