池高日誌

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元・日本IBM 菊田英輝氏が語る外資系ITのリアルとAI時代の生き方|3年次・外国事情(特別講義)

本校の授業「外国事情」にて、外資系IT企業などで長年第一線として活躍されてきた菊田英輝氏(本校 魅力化推進員)をお招きし、特別講義を開催しました。

ご自身の波乱万丈なキャリアから、過酷なビジネス現場の裏側、そして「これからの時代をどう生き抜くか」というAI時代の生存戦略やマネーリテラシーに至るまで、熱意あふれるメッセージが届けられました。

 

【第1回 「何もない」からこそ挑んだ過酷な成果主義の世界】

学生時代、バイト漬けの毎日で「完全な負け組スペック」だと感じていた菊田氏。しかし、劣等感をバネに「圧倒的な気合と覚悟」で最高峰のIT企業・日本IBMへの入社を果たします。

飛び込んだ外資系IT業界は、「数字=人格」とされる厳しい超実績主義の世界。性別や年齢に関係なく対等に評価される一方で、常に結果が求められる過酷な環境でした。

日本最高峰のエリート集団である総合商社(三菱商事)と対等に渡り合う中、信頼を勝ち取るために実践したのは「泥臭い徹底的な事前準備」と「プロとしての細部へのこだわり」でした。

若いうちにあえて厳しい環境に身を置き、自らを磨き上げた体験談が明かされました。

 

【第2回 シビアな現状を乗り越える自立心と準備力】
外資系企業には、事業売却や大規模なリストラといったシビアな「影」の側面も存在します。

菊田氏は「キャリアは会社任せにせず自分で育てるもの」という意識や、「理性的かつタフに」困難へ立ち向かうことの大切さを示しました。

また、意外にも「元々英語が得意ではなかった」という実体験も共有されました。

大事なプレゼンではアドリブに頼らず、徹底した台本作りと反復練習、得意な人を巻き込む工夫で乗り切ったエピソードを紹介。

「できない理由を探すのではなく、どうすればできるかを考える」という姿勢こそが、グローバルな現場を動かす鍵になると語られました。

 

【第3回 AI時代に価値が上がる人材と人生の選択】

講義の後半では、AI時代の生存戦略とマネーリテラシーに話題が及びました。

AIが普及するこれからの時代は、資格や知識を持つ「ホワイトカラー」よりも、「現場で即座に判断し、手や体を動かして価値を生み出せるプロフェッショナル」の価値が高まると指摘。

さらに、働いて得たお金を賢く増やす長期・分散投資の基本や、甘い罠を見抜く力について触れつつ、「一番のリターンを生むのは自分自身への投資(学びや経験)」であると伝えられました。

 

【講義を終えて】

全3回の授業を通じて、教科書だけでは学べない社会のリアルや将来の選択肢など、生徒たちへ多角的な学びと深い気づきの機会を提供することができました。

本校では今後も、第一線で活躍するプロフェッショナルとの出会いを通じて、生徒一人ひとりが自らの可能性を広げ、未来を切り拓く力を育む多様な教育活動を展開してまいります。

 

【note限定:特別講義ダイジェスト&エピソード集】

公式noteにて、本特別講義の要点とエピソードを1つにまとめた「集約版記事」を掲載しています。ホームページ版には入りきらなかった具体的なビジネス体験談や、AI時代を生き抜くためのメッセージなど、より深みのある内容をお読みいただけます。

 

[note記事を読む:『外資系ITのリアルとAI時代のキャリア・生き方――元・日本IBM 菊田英輝氏が語る、全3回特別講義』はこちら]

通学合宿(小学生対象)を高校生が支援しました①|課外活動

9月13日 午後

 

9月13日から、小学校4年生〜6年生を対象とした「通学合宿」が行われました。

本校からは1年次生・2年次生の有志がボランティアスタッフとして参加し、初日は2年次生が中心となって活動をサポートしました。

今回は初、日の様子をお知らせいたします。(2日目以降の様子は後日紹介します)

 

はじめに入所式が行われ、教育委員会教育課長から参加児童に向けて、

・周囲を見て助け合うこと

・感謝の気持ちを忘れないこと

・自分で考えて行動すること

といったメッセージが伝えられました。

 

続いて担当者から高校生の紹介があり、生徒たちは堂々とした態度で挨拶をしていました。

地域の子どもたちの前でしっかりと挨拶する姿は、頼もしさを感じさせました。

 

入所式後、小学生は「今日の目標」や「動向確認カード」の作成に取り組みました。

高校生は、児童が迷わず作業できるよう、机間巡視や声かけを行いながら丁寧にサポートしました。

 

作業後には、2年次生が中心となって仲間づくりゲームを実施しました。

「なんでもバスケット」や「ゆびスマ」などのアイスブレイクを約20分間行い、児童が楽しく交流できるよう場を盛り上げました。

高校生がルール説明や進行を担当し、児童が安心して参加できるよう配慮している姿が印象的でした。

ゲームを通して自然と会話が生まれ、児童と高校生の距離がぐっと近づく時間となりました。

▲なんでもバスケット  

▲ゆびスマ

 

この後、児童たちは4日間の献立決めや食材購入、夕食準備などに取り組みました。

高校生は18時まで精力的に活動を支え、児童の挑戦を後押ししていました。

2日目・4日目には1年次生がサポートに参加する予定です。

▲献立決めの様子

 

今回の通学合宿は、小学生にとって生活習慣を身につける機会であると同時に、本校生徒にとっても「地域の子どもたちを支える」という貴重な体験となりました。

高校生は次のような力を発揮し、学びを深めることができました。

・相手に合わせて声をかける コミュニケーション力

・場を運営する 責任感

・困っている人を見つけて動く主体性

地域の教育活動に参加し、子どもたちの成長を支える経験は、高校生自身の成長にもつながっています。

 

※2日目に続く 

池田カトリック幼稚園を訪問!「おかしもち」の防災クイズと、高校への1.1km避難移動補助|2年次選択・保育基礎

9月11日 午前

 

授業の一環として、生徒たちが池田カトリック幼稚園を訪問し、水災害時を想定した避難・防災交流を行いました。

今年で3年目を迎える、本校の大切な地域連携活動の1つです。

 

本校は水災害時の「避難所」に指定されています。

今回は、園児の皆さんが避難ルートや坂の勾配を実際に歩いて体験するにあたり、本校の生徒が幼稚園から同行し、安全をサポートすることを目的として行われました。

 

【幼稚園での交流:緊張から笑顔へ、自由遊び】

まずは生徒たちが幼稚園を訪問。

最初は少し緊張気味だった生徒たちでしたが、いざ自由遊びが始まるとすぐに打ち解け、お互いに楽しそうな笑顔があふれる時間となりました。

 

【劇と〇×クイズで学ぶ、災害時の合言葉「おかしもち」】

事前学習として、まずは生徒たちが工夫を凝らした劇を披露し、災害時の避難行動の基本である「おかしもち」を園児の皆さんに分かりやすく説明しました。

・ お さない

・ か けない

・ し ゃべらない

・ も どらない

・ ち かづかない

劇のあとには、「こんな時、どうする?」を確かめる〇×クイズを実施。

園児の皆さんは元気に○×で答えてくれ、避難のときに大切な行動を一緒に楽しく学ぶことができました。

 

【手をつないで、高校までの約1.1kmを避難移動】

その後は、幼稚園から避難所である本校までの約1.1kmの道のりを一緒に歩きました。

生徒たちは園児の小さな手をしっかりと引き、車や段差、坂の勾配に気を配りながら、安全第一でルートを確認。

途中で1回休憩を挟みながら、無事に全員で本校へ到着することができました。

 

【感謝を込めて、手作りメダルのプレゼント】

高校に到着したあと、たくさん歩いて頑張った園児の皆さんへ、生徒たちが心を込めて作った折り紙のメダルをプレゼントしました。

メダルを手にした園児の皆さんの嬉しそうな表情が、生徒たちにとっても大きな励みとなりました。

今回の交流を通じて、生徒たちは保育の基礎を学ぶだけでなく、地域の避難所としての学校の役割や、小さな命を守る責任感を肌で感じる貴重な経験ができました。

 

池田カトリック幼稚園の皆さんに心より感謝申し上げます。

地域のスポーツ文化を体感!体育の授業でモルックに挑戦しました|3年次選択・スポーツⅡ

9月7日 午前

 

選択授業で、フィンランド発祥の注目スポーツ「モルック」を行いました。

今回の授業は、単に身体を動かすだけでなく、さまざまな運動の楽しさに触れる中で、「大人になっても、生涯にわたってスポーツを親しみ、心豊かな人生を送るためのきっかけ作り」を目標として取り入れました。

 

私たちの暮らす北海道池田町は、古くから冬の「カーリング」や、ワインツアーを契機に広まった「ペタンク」など、世代を超えて誰もが楽しめる生涯スポーツが町民に深く親しまれている特別な地域です。

今回の授業は、こうした池田町の豊かなスポーツ文化の土壌を背景に、生徒たちへ新たな生涯スポーツの選択肢を広げることを目的として取り入れました。

モルックは、木の棒を投げて数字の書かれたピンを倒し、ちょうど50点を目指す競技です。

一見シンプルですが、池田町民にお馴染みの「ペタンク」のように目標との距離感を測る緻密なコントロールが求められたり、「カーリング」のように「どのピンを倒して何点狙うか」「相手の邪魔をどうするか」といった高度なチーム戦略が必要になります。

 
まさに「池田町に根づく2大スポーツのエッセンス」を融合させたようなゲーム性に、生徒たちはすぐにコツを掴み、戦略を練る「思考力」とピンを正確に狙う「技術」を駆使しながら、一投ごとに大いに盛り上がっていました。

激しい接触や過度な体力を必要としないモルックは、年齢や運動の得意・苦手に関わらず、誰もが「いつでも、どこでも、いつまでも」対等に楽しめるのが最大の魅力です。

 

授業では、ただ技術を高めるだけでなく、「仲間と対話しながら作戦を立てること」や「お互いのプレーを認め合い、誰もが運動の楽しさを味わえる空間を自ら作り出すこと」を大切な学習方針としています。

今回の授業で見せてくれた生徒たちの輝く笑顔やチームワークは、まさにその理想の形でした。

この経験を一つのステップとして、池田町の素晴らしいスポーツ文化をしっかりと受け継ぎながら、将来も身近な仲間と共に健康で心豊かなライフスタイルを自らデザインしていける力を、これからも育んでまいります。

献血セミナーを実施しました|1年次・保健体育

9月3日 午前

 

本日は、北海道赤十字血液センター帯広出張所所長の鈴木様をお招きし、献血セミナーを実施しました。

 

献血は「血液を必要とする人の命を支える大切な行為」であり、高校生の段階から正しい知識を身につけることが求められています。

 

授業の冒頭では、献血の背景にある善意や願い、そして献血がどのように人の命を支えているのかといった視点を持ちながら学んでほしいとの説明がありました。

 

講話では、まず血液医療の歴史について紹介されました。

かつて血液は神秘的な力を持つものと考えられ、輸血が医療として確立するまでには多くの試行錯誤があったことを学びました。1900年に血液型が発見されたことは、輸血の安全性を大きく高め、現代医療の基盤となっています。

 

続いて、献血がなぜ必要なのかについて説明がありました。日本では毎日多くの患者が輸血を必要としており、特にがん治療では大量の血液が使われます。

血液は人工的に作ることができないため、健康な人の献血が欠かせないこと、そして若い世代の献血者が減少していることが課題として示されました。

また、献血で集められた血液がどのように処理され、赤血球・血漿・血小板などに分けられて患者へ届けられるのか、その流れについても学びました。

血液は用途によって保存期間が異なり、必要な成分を安全に届けるために高度な技術が使われていることを知ることができました。

 

 

授業後半では、献血バスを見学しました。

実際の採血スペースや機器を間近で見ることで、献血の流れや安全管理について理解を深めることができました。

生徒からは

「血液がどのように分けられて使われるのか初めて知った」

「献血が身近なボランティアだと感じた」

「将来協力してみたいと思った」

などの声が聞かれました。

 

 

今回の献血授業を通して、生徒たちは「命を支える医療」と「献血の社会的意義」について深く学ぶことができました。

 

ご講話いただいた鈴木様ならびに関係各所の皆様に心より感謝申し上げます。