池高日誌

2024年9月の記事一覧

「いけだ通学合宿」ボランティア

9月23日(月)~26日(木)、「いけだ通学合宿」が行われました。

池田小学校の児童が親元を離れて共同生活をしながら通学する池田町教育委員会主催の事業で、生活体験を通じて子どもたちの生活技能や自立心の育成を目指して毎年行われています。

本校生徒も毎年ボランティアスタッフとしてお手伝いしていて、今年度は5名の生徒が小学生のサポーターとして参加しました。

まずは、初日の入所式後に高校生が企画した仲間づくりゲームを行って小学生同士と高校生の仲を深めました。

 

通学合宿は、小学生が自炊・洗濯・掃除などの生活にかかわることをすべて自分たちで行います。高校生はそれを見守り、小学生が困ったときには、ちょっとだけ経験を積んでいる高校生がサポートしていきます。小学生と高校生が夕飯作りも一緒に協力して取り組み、楽しい4日間を過ごしました。

 

 

3年村瀬真姫さんは「初めて通学合宿に参加して、一日だけでしたが子どもたちとたくさん交流することができました。学習ボランティアとは違って、『教える』という意識ではなく、『一緒に取り組む』という楽しい気持ちでできました。」と話していました。同じく、今回初めて参加してくれた3年渡邉桃乃さんは「買い物になれていない小学生たちが新鮮で、うまくサポートしながら楽しんで一緒に買い物することができました。」と振り返っていました。進路活動が本格化してきている3年次ですが、忙しい中でもボランティアに参加し、小学生との交流を楽しんでくれました。

 

なぜ池田町に移住した?池田町の魅力を高めるには?|3年次選択授業・地域学

9月25日、池田町に移住した3名の方を授業にお招きし、地域学の授業が行われました。

 

まずは、今回ゲストに来てくださった方々の自己紹介。

移住するきっかけになった池田町の魅力や、現状についてお話いただきました。

 

大阪からいらした梁本さんは住んでいたお家の写真を見せてくださいました。

生徒からは、「家に畑がない」「塀があり、隣の家との距離が近い」など、日本のなかでも違う住環境に気づいたようです。

 

 

星川さんは、池田町の観光に関する仕事をされています。

持ってきてくださった池田町のパンフレットからも気づきが。

 

「池田町にこんなに食べる場所があったんだ…」「意外に宿泊場所があるんだね」

 

 #池田町のパンフレットを初めてみた生徒もいました。

  

グループにわかれて、池田町の「良いところ」「ちょっとイマイチなところ」を付箋に書いていきます。

 

 次に、それぞれのグループから出た意見を模造紙に貼って、グルーピングしていきます。

 

 

 最終的に、どうしたら池田町の魅力をもっと発信できるのか、をみんなで考えて整理。

 「ブドウアイスの販売」

「池田高校生が授業などで作った商品を継続販売」

「鹿の角のカチューシャを作る」

「キャンプで、きれいな星空を観察したり、鹿肉を美味しく食べたりする」

など多くの意見があがりました。

 

 

池田町に住んでいても、池田高校に通っていても知らなかったこと、外からみたら羨ましい環境にあることに気付いた授業でした。

 

これから、さらにブラッシュアップを重ねて、池田町議会の議案提出をし、まちづくりに関わっていきます。

時代が池高に追いついてきた!|第2回オープンスクール

9月24日(火)、令和6年度第2回のオープンスクールが開催されました!

 

いきなりですが、参加していただいた方から印象的だった言葉を紹介します。

 

「今の時代、筆記の勉強だけでいうと、様々な外部講座があり自習ができる。池田高校のように、個人ではできない体験こそ高校で学ぶのに適しているのかなと感じた」

 

そうなんです、地域との関わりや様々な人との出会い、商品開発、幅広い学びの機会をぜひみていただきたいです。

 

それでは、オープンスクールの模様をご紹介します。

 

 

第1回は夏休み中だったので、説明会と体験授業がメイン。

今回の第2回は、実際に池高生が受けている授業を見学できます。

 

 

まずは、池田高校の特色や授業、進路状況、池田町からの補助などについての説明です。

 

第77代生徒会長が池田高校の1年間のイベントを説明します。

 

 

池田高校の特色の一つである、「総合学科」。2年次と3年次にそれぞれ科目を選べます。

 

2年次のときには、広く進学を目指していた生徒が、3年次のときには推薦入学を視野にいれた科目を取ったり。

 就職を目指している生徒が取る科目等、「自分の学びを自分でデザインする」ですね。

 

 

 推し授業では、自分の人生観が変わった授業(人との出会い)があったり。

探究授業でアプリを作成中の池高生も。

 

 

進路の話では、国公立への進学が結構あり、その秘訣が語られていました。

詳しくは秘密ですが…「時代が池高に追いついてきたんです」

 

 

 最後に部活動の紹介があり、いったん全体説明は終了です。

 

 

 続いて、校舎・授業見学です。学校祭の写真が掲示されています。

 

 

選択授業は、少人数であることが伝わったのではないでしょうか。

 

 

最後に、希望者は部活見学です。

放送局は、各部活を一緒に取材。

  

バスケットボール部も活気がありました!

一緒に学ぶ未来の池高生、待っています!

小学生と一緒にリズムチャレンジ!|2年次選択授業・トレーニング

2年次の選択授業「トレーニング」で、初の試み。

池田小学校の中休みの時間帯に、池田高校生とふれあう時間をいただきました。

この度はご協力いただき、心より感謝申し上げます。

#小学校に貼ってあるチラシ

 

池田小学校出身の生徒もおり、「懐かしい〜」「2クラスある学年もあるんだねー」と。

 


テープを床にはり、準備中。小学生来てくれるかな?と緊張の面持ち。

 

小学生「何してるのー?」

高校生「こっちにおいでー!」

 

 

手拍子に合わせてぴょんぴょんぴょん♪

上手にできたね!とハイタッチ!

 

 

今度は、高校生と一緒にやってみよう!

ハイタッチも慣れてきました♪

 

 

二人で息を合わせる、こんな動きはできるかな?

 


二人で動きを合わせるのはちょっと難しいぞ!もう一回!

 


音楽もかかり、周りでハイタッチや手拍子をしてくれる、小学生のお姉さんたちもたくさんいます!

 

 

盛り上がりは最高潮!

みんなで肩に手をあてて、リズムジャンプ♪♪全員参加だ〜!



 あっという間の中休み!最後はみんなでハイタッチ!!

 


普段あまり小学生と接することが少ない高校生もいたでしょう。

みんな成長途中!いろいろな経験をして、いろいろな気づきを得る時間になりました。

生徒会役員選挙を行いました

9月19日  午後

 

本日6時間目に『第77期生徒会役員選挙 立会演説会』を行いました。

8月下旬に立候補者受付があり、立候補者3名による演説です。

選出される役職は、『生徒会長』『文化理事』『体育理事』の3役です。

本校では期日前投票も実施しています。

 

選挙管理委員長から、選挙の趣旨と注意事項の説明がありました。

 

生徒会長候補者の演説です。(1枚目は責任者)

会長候補:「あたらしい池高を作ります!」

 

 

文化理事候補者の演説です。(1枚目は責任者)

文化理事候補:「経験を生かした運営をします!」

 

体育理事候補者の演説です。(1枚目は責任者)

体育理事候補「たのしい体育祭をやります!」

 

すべての候補者は信任を得ることができました。

10月から本格的に新生徒会が動き出します。

学校生活が充実したものになるよう、全力を尽くしてほしいと思います。

夏休みの池高生、まつりを盛り上げる!(課外活動)

今回は、夏休み中の池高性の活動を紹介します。

 

池田町の子どもたちの居場所〈放課後サロンエルム〉は週一回の開催だけど、池田小学校の子どもたちがわんさかやってきます。池高生たちも放課後の時間を使って、子どもたちに呼ばれて毎週のように遊んでいます。


8月10日は、子どもも池高生も夏休み真っ盛り。

〈サロンエルムの夏まつり〉がありました。

的あて・輪投げ

お菓子釣り

水風船

スタンプラリー……


池高生たちは、前日の準備から当日の役割まで、子どもたちの笑顔のためにアイデアを出し合って楽しんでいたけど、暑かった!がんばった


最後はみんなでスイカ割り。水分もたっぷりとって、思い出もたっぷり詰まった夏まつりになりました。池田の夏のヒトコマでした。

ちびっこと池高生。お姉さん、お兄さんになってました

 

 

みんなのキッチンのカレーを「いただきます!」

 

 

まつり一番の大仕事〈スイカ割り〉でも池高生大活躍!

幼稚園の防災訓練(2年次・保育基礎)

9月13日(金) 午前


「いけだ  こうこうまで  あるこーう!」という授業がありました。

幼稚園の子どもと先生たちに、保育基礎を学んでいる池高生8名が、防災の話をしました。

自己紹介は子どもたちからのリクエスト。

 
「好きな食べ物」と「好きな電車」。電車!? りんご、桃、お寿司、甘いもの…… 黄色い電車、青い電車、毎日乗っている電車、などなど。


お話が始まると、学校では見られない池高生の隠れた才能?隠していた魅力?に、「はい、はい、はい!」と、子どもたちもノリノリ!


川の近くにある幼稚園の避難所が、丘の上にある池田高校なんです。歩くのは、1.4キロメートルくらい。


子どもたちは車に気をつけて、「みぎみて、ひだりみて、もういっかい  みぎをみて、てをあげて」。高校生と手をつないで真剣に歩きました。


子どもが好きだったり関わったことがなかったり、いろんな気持ちを持って彼らを安全に助け出した池高生たち。お兄さんとお姉さんの手を小さい手で握り返していた子どもたちが印象的でした。


「あまいものがすきです」「ちょこれーと!」「けーき!」。

ドキドキしながらお話しました。

 

 

「にげる  とき  おやつは  もって いっていい?」「だめぇ!」

正解は……「◯まる!」

 

 

ふたりで一緒に手をつないで。さぁ  しゅっぱ〜つ!

 

 

 「とおいーねぇ」みんな  がんばれ〜!

 

 
学校の中を探検して、遊んで、食べて、ばいばい!

今年は池高生が実行委員長!「10/27(日)ハロウィンイベント2024」|課外活動

2023年に、旧利別小学校跡地活用を模索するため、町民の有志の方たちが開催してくださった、ハロウィンパーティー。子どもたちが50人以上も集まる大好評のイベントとなりました。

 

今年は、企画・準備から池田高校生が関わりたい!と、池田高校で実行委員会が立ち上がりました!

 

開催日は10月27日(日)13:00−14:30@旧利別小学校

 

準備状況も随時発信していきます!

 

 #経緯や準備について、昨年代表を務めた八木さんにお話を伺います

 

 

#差し入れまでいただき、やる気Max!楽しいイベントにするぜ!

 

防災避難訓練を実施しました

9月17日  午後

 

『地震に伴う火災発生による避難』を想定して、防災避難訓練を実施しました。

学校で避難訓練を行う目的は、

・授業中に火災が起こった場合の避難方法と避難経路の確認する

・避難行動を体験することで自らの防災、減災意識を高める

です。

 

 

避難の様子は撮影できませんでしたが、生徒の皆さんは先生方の指示に従い、迅速に行動していました。

また、先生方にとっても、学校現場で災害が発生した場合の対応を確認する貴重な時間となりました。

 

避難後は、『消火訓練』と『脱出シュートによる降下訓練』です。

 

消火訓練です。消防署の方から消火に関する重要なアドバイスをいただきました。

・消火器は使い切る

・火の根元を狙う

・火元の遠くから箒で履くように

・姿勢を低くする

・自分の避難経路を背にして消火活動を行う

 

脱出シュート訓練です。3階図書室から避難しました。

 

最後に、消防署の村木様から講評をいただきました。

お話の中に、

◎訓練を自分事として捉えることで命を守ることにつながる。

◎落ち着いて行動する。考えて行動する。

とありました。

 

災害はいつ起こるかわかりません。

今日の訓練を活かし、災害関連の報道を目にした際には、『自分だったらどうすべきか?』と考えることで、減災につながると感じます。

 

池田消防署の皆様、本日はお忙しい中、ご指導いただき誠にありがとうございました。

みなさんがいま、自由に生活することは幸せなことですよ(2年次・総合探究)

9月4日 午後

 

池田高校では、2年次の見学旅行で広島を訪ねます。

それに合わせて、戦争体験者講話の授業がありました。

玉置さん(御年88歳の在校生のお祖母様)は、戦時中の小学3年生だった大阪でのこと、空襲のこと、疎開のこと、いつもおなかがすいていたこと、亡くなった友だちのこと、大人になって気がついたこと、そして戦争は絶対にしてはいけないということを話してくれました。

 

「社会に目を向けて下さい」

「疲弊していく池田町を見て下さい」

 

それを意識するために、政治に関心を持ちなさい、選挙で表現しなさい、と。

そして、タイトルにある言葉を池高生たちに伝えてくれました。

 

 

池高生からは……

「分からないから、知らないからで終わらせてはいけない」

「繋いでいくことが大切」と、玉置さんへの御礼の言葉がありました。

 

 

この日は朝のラジオで大貫妙子さん(ミュージシャン)が特攻隊の話をしていました。

「父は特攻隊が美化されることを、常に危惧していました」。

帰宅してラジオをつけると、『あたらしいげんばく展』(AR:渋谷のスクランブル交差点に原爆が落ちたら)を紹介していました。

偶然にしてはと思い、今日はなんの日だろうと調べてみると……

 

日露講和条約(ポーツマス条約)が調印された日でした。

  

玉置さんは最後に、

德元穂菜さん(当時小学2年生)沖縄全戦没者追悼式・平和の詩『こわいをしって、へいわがわかった』

を紹介してくれました。