池高日誌

2025年1月の記事一覧

校内ミニコンサート|2・3年次選択 器楽

2・3年次生が合同の「器楽」の授業では、この日が3年次生最後の授業です。

 

ここ数年、最後の授業で校内ミニコンサートが行われています。

 

校長先生や2年次生の他の授業での見学者も集まり、大盛況!

野田講師は、たくさんの観客に感激しています!

 

 

#嬉しそうな野田講師

  

「楽器の上達のうち、人に聞いてもらうのは3時間分効果がありますよー!」

「観客の皆さん、好きなパーカッションを鳴らしてみてください。パーカッションは、演者に寄り添うものです」

 

 

#思い思いの楽器を手に取り、観客も準備万端です!

 

と、演奏会が始まりました。

 

■2年次生の演奏

ソロで、自分の選んだ曲を演奏します。

楽譜を暗譜している生徒もいました。立派に弾いていました!

 

 

■古城先生と野田講師の演奏

#クシコスポスト。みんなもノリノリでパーカッションを鳴らします!

 

■3年次生の演奏

 

#青木さんの「月の光」に野田講師もうっとり

 

■エキシビション演奏(野田講師とクニ河内氏の演奏)

 

#まるで舞っているような演奏でした!

 

■3年次生の演奏

 

#伴奏は任せてくれ!応援団

 

#今回の最後の曲となり、吹奏楽部の八重柏くんは、1曲で2楽器を演奏

 

■最後に

3年次生向けに、成績表(みんなのメッセージ付き)が渡されました。

 

2・3年次生が同時に受講する授業は池田高校の中でも多くはありません。

エルム祭(文化祭)で一緒に楽器演奏をしたこともありましたね。

そんな思い出が頭を巡ります。

 

楽器は一生の趣味にできます。私も来年は一緒に演奏したいなって思いました!

「高時給・履歴書なしのアルバイトしたいよね」詐欺犯罪の実態。|3年次選択・時事問題研究

3年次の最後の時事問題研究の授業は、北海道警察釧路方面池田警察署・生活安全課の佐藤さんに、特殊詐欺等についてお話いただきました。

 

昔でいうオレオレ詐欺かな?なんて思って聞いていると、たくさんの詐欺の種類があることがわかります。

 

 

#事例に出てきた詐欺に出会ったことのある生徒もいました(被害はありません)

 

一番の衝撃は、特殊詐欺(オレオレ詐欺や還付金詐欺等)よりも、SNS型の投資詐欺・ロマンス詐欺の方がここ最近の被害額が大きいこと。

 

令和6年(11月末)北海道の実績では、

 特殊詐欺認知件数 167件 6.2億円

 SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺 145件 22.12億円

と、後者の被害額が約3.5倍もあることがわかります。

 

 

 

佐藤講師によると、

・特殊詐欺は固定電話がある昔からの詐欺で、対象が高齢の方が多い

・SNS型詐欺はここ数年急増しており、働き盛りの「出会いたい・楽して儲けたい人」を狙っている

 という現実があるそうです。

  

さて、詐欺の実例を聞いたところで、今度は身近な問題を考えてみます。

 

Q:あなたがアルバイトを選ぶ判断基準は何だろう?選んでみよう

 

 

#まずは個人ワーク

 

池高生が選んだ基準をみてみると…

◎高時給(大人気)

・短期高収入

・アクセス良好

・履歴書不要

・簡単作業

・軽作業

・まかないつき

・リモートワーク

・フレキシブルシフト

・面接なし

 

などの用語がでてきました。

 

次に、どうしてその用語を選んだのか、グループになって共有をしました。

 

アルバイト経験がある生徒も多く、経験したアルバイトの裏話や、就職までの一ヶ月でできそうなバイトを探している生徒もいました。

 

 

 

 ・高報酬

・日払い

・短期高収入

 

危ないとは思いつつも、惹かれるワードですよね。

 

自分ごととして考えたところで、佐藤講師から「闇バイト」の実態をお聞きします。

 

闇バイト、すなわち「犯罪実行者募集」の実態を教えてくれました。

 

 

募集ワードは

・高額

・簡単

・即金

・リスクゼロ

・稼げる

・捕まらない

・ホワイト案件

 

行動の特徴

・テレグラムやシグナル等の通信アプリでやりとり

  

部活の先輩に「簡単なバイト一日だけこれない?」という話しから、犯罪に巻き込まれていく様をリアルに語られると、怖くなってしまいます。

 

「闇バイト」で募集されがちなのは、一番リスクが高い「受け子」です。

顔を見られたり、騙されたフリ作戦等で逮捕されるのは受け子だからです。

 

では、実際にどんな点に注意すれば良いのでしょうか。

 

・SNSでのバイト募集は全部怪しい、と思ってほしい。

・シグナル、テレグラムをインストールしてと言われたら怪しむ

 

とは言いつつも、先程のアルバイトの選択基準のワークには、魅力的な文言が並んでいます。

 

佐藤講師からは、

「甘い言葉は簡単に信用しない!ことが大切。

 

これから皆さんは池田を出る方も多いでしょう。

日々の環境が変わって、景色が変わって楽しいと思います。

 

今後、もっとお金がほしいと感じることがあると思います。

いくらあっても欲しいと思ってしまうのがお金。

簡単に稼げる方法はない、ということをお伝えしたいです。」

 

と伝えてくれました。

 

生徒からは、

「これから一人暮らし。自分で自分を守れるように慎重に行動していきたい」

「履歴書不要等、先ほど選んだ語句が闇バイト募集によく使われていることを知った」

「身近なSNSを通して危険なことがあることがわかりました。大切な人を守っていきたい」

と感想がありました。

 

本日が、3年次生の時事問題研究の最後の授業。

 

学んだことを自分と周りの大切な人のために活かしていってほしいです。

 

たくさんの方々に講義をしていただき、感謝申し上げます。

2月1日(土) 14:30より ふれあいコンサート開催(本校体育館)

十勝地区高等学校音楽教育研究会主催の研究演奏会「ふれあいコンサート」が、本校体育館で2月1日土曜日14時30分から行われます。

 

この研究会は、十勝地区にある高校の音楽の先生たちによって構成されており、年に一度その年の事務局校が中心となって演奏会を企画しています。

今年度と来年度は池田高校が担当で、例年の開催時期に田園ホールが改修工事中だったため、本校体育館を会場に行われます。

 

専門実技の披露と、リコーダーやハンドベルなど授業でお馴染みの楽器のアンサンブルを、音楽教員の手によって行う様子をお楽しみいただけます。

本校音楽教員の古城は、バリトン歌手の粟野伶惟氏をお招きしてオペラの二重唱を演奏いたします。

練習の様子

 

演奏会の最後に、今年度は足寄高校吹奏楽局、本別高校吹奏楽部、幕別清陵高校吹奏楽部、そして池田高校吹奏楽部の生徒も交え、合唱と吹奏楽の合奏も行います。

 

入場無料です!!

お時間ありましたら、どうぞ足をお運びください。

旅立つ3年次生のみんなへ|3年次・進路学習

1月下旬、池田高校の3年次生多くは、進学・就職に進路が決まっています。

 

本日は、リクルートの伊藤様が、4月から始まる新生活に向けての心構えをテーマに、ワークショップや講演を行ってくださいました。

 

これから進学、就職するみなさんへ。

 

社会に出ることって難しいです。

就職・転職の現実を転職エージェント経験からお話いただきます。

 

 

進学・就職した1年目、頑張りたいことは決まっていますか?

理由を深堀りできますか?本音を掘り下げる自己分析はとても大事。

 

 

進学・就職1年目に頑張りたいことはありますか?

隣の人と一緒に話してみよう。

 

 

進路を決めてしまって、もう後戻りできないと思うかもしれない。

けれど、自己分析は一生続く。人生も続く。

 

好きなこと、やりたいこと、嫌なことたくさん増えるはず。

その感情を大切にして、自分にあった仕事をしてほしい。

 

力強いエールをいただきました。

 

はばたけ!池高生!

北海道高等学校総合学科学習成果発表会に参加|3年次・課題研究(代表生徒)

1月23日から24日にかけて、札幌市北区にある「札幌エルプラザ」(L・PLAZA)で「北海道高等学校総合学科学習成果発表会」が開催されました。

この発表会に参加した生徒は、3年次の村瀬さん(発表者)と阿部さん(サポーター)です。

12月下旬に行われた課題研究発表会(校内向けの)で学校代表に選ばれました。

 

 

1月23日:リハーサル

参加者たちは無事に会場に到着しました。

中には初めて電車で札幌に来たという生徒もいました。

リハーサルでは、発表の流れや機器の確認を行い、準備を整えました。

#機材チェック中

 

#打合せ中

 

1月24日:本番
村瀬さんは『校内の居場所づくり』関する成果を堂々と発表しました。

具体的なデータやグラフを用いて分かりやすく説明し、聴衆から高い評価を受けました。

#発表の様子

 

≪村瀬さんの感想≫ 

緊張せずに自分の伝えたいことを伝えることができました。

他校の発表も興味深いものが多く大変勉強になりました。

1年間通して課題研究を行ったことで、自分の進路にも繋がり、有意義な経験となりました。

 

最後に、石狩翔陽高校の総合学科推進委員の生徒の皆さんや関係者の皆さん、企画や運営等ありがとうございました。

世界を変えるゴミ拾い|3年次外国事情(校外活動編)

◯「世界をよりよくするために、あなたができることは?」


必修科目の外国事情で、担当の田中先生に問われたミッション。

「どんなことを考えて、それを選んだの?」

「それによって世界はどのように変化する?」


世界を変えるために、駅へと向かう通学路のゴミ拾いが今回彼らが考えたミッション。

 

#世界を変えるゴミ拾いのポーズ

 

◯さっそく、生徒の様子を撮影しながらインタビュー。「世界を……」

4人の関心事は、

「寒いー!」

「バイトどうする?」

「車の免許、もう少しー」

「こっち向いてー(パシャ!)」


このまちに残る者、まちから都会へ移る者。

いま彼らにとっての世界は、目の前にいる仲間との大切な「いま」!

立ちはだかる世界ではなく、目の前にある日常の「いま」!

 

#夕暮れ時の世界を変える和気あいあいの通学路

 

◯3年間通った通学路のゴミ拾いは、きっと人生で最後の時間です。


残された仲間との時間はあと8日(1月24日現在)。

北海道の東の方の小さなまちの高校3年次生。まだまだ世界を考えるには、ココロザシも存在も小さいものかもしれません。それでも、夕暮れ時の世界を変えるゴミ拾いは、彼らの将来の大切な一部になることは間違いないです。だって、とてもたのしそうにゴミを拾っていたから。

 

 

#仲間とのゴミ拾い ー 青春篇

池小スケート授業のお手伝い②|3年次・スポーツ総合

1月22日(水) 午前


1月17日のお手伝いに続き、本日2回目の小高連携(スケート授業のお手伝い)です。

対象は、池田小学校の1年生と2年生のスケートの授業です。

池田高校の生徒5名(受講生徒の中にスケート部がいます。全国大会に出場していますので少人数です。)が参加しました。 

 


#小学校の教頭先生から、小学1年生に高校生を紹介してもらいました

 


#一緒にウォーミングアップ(ランニング)

 

#靴紐縛りです。お兄さんお姉さんがサポート

 

#途中でスケート靴のひもが緩んだ児童のサポートと声掛けをしました。

 

高校生が小学生と触れ合うことで、コミュニケーション能力の向上や共感力の向上(小学生の視点に立って説明する、小学生の困り感を感じ取る)や責任感の向上(小学生の模範となる振る舞いをする)につながっています。

 

 

このような素晴らしい機会をいただき、感謝申し上げます。

木札かるた(北海道遺産)|文学国語(2年次)と言語文化(1年次)

十勝の冬は、太陽が出ていても毎日マイナスの気温です。いろいろ凍ってます。だから……

 

熱くなる何かがほしい!

 

ということで、授業に潜入してきました。教室をそっと覗いてみると、グループに分かれてなにやらはじまる様子。

 #授業の様子です

 

【下の句かるた / 木札かるた】

北海道だけに伝わったかるたのカタチ。北海道特有の百人一首の遊びの文化を、みなさんご存知でしょうか。授業の様子は写真に譲るとして、北海道のかるたについて伝えなきゃいけない情報がいろいろあるのでざっくりまとめてみました。

 

①下の句を読み上げるから暗記の必要なし(下の句かるた)

②下の句が書かれた取り札が木札(板かるた)

③団体戦(授業では、3〜4人チームで1人ずつ対戦)

④森林資源に恵まれていた会津藩特有の文化

⑤重箱などの製作の際に出る端材を活用した(紙製は高価)

⑥板かるた作りは武士の内職だった

⑦会津藩(幕末のころ)でたのしまれ、北海道へ継承された

 

礼節やチームワークを身につけるという側面もある北海道の下の句かるた。でも歴史を紐解くと、「喧嘩かるた」と云われるほど激しかったとか。激しさは継承されなかったけど、寒い十勝では室内の冬の遊びにもってこい。

 

「北海道遺産」にも選ばれている木札のかるた。そんな北海道遺産にも触れることのできる総合学科の池田高校は、1/17から冬季休業明けの授業が始まったばかり。そろそろ正月気分はおしまいです!

 

探究チャレンジTokachi に参加|3年次・課題研究

1月20日  午後

 

北海道教育委員会主催(十勝教育局主管)の『探究チャレンジ Tokachi』に参加しました。

今回はZoomでの開催でした。

 

この事業の目的は、高校生が取り組んだ探究活動の成果を発表・交流する機会を提供し、言語能力、情報活用能力、問題発見・解決力を育成することです。また、探究活動の成果を新たな探究に結び付け、生涯にわたって能動的に学び続ける力を育てることも目指しています。

 

各校から1つの発表が選ばれるため、年末に行った課題研究発表会で選考を行い、『アプリ開発~池田高校の魅力発信~』が池田高校の代表として発表されることになりました。

 

#他校の発表を見ています

 

#発表の様子です このあと、帯広柏葉高校の生徒から質問がありました。

 

最後に、参加した生徒(3年次の川口さんと坪原さん)に今日の感想を話してもらいました。

 

・ZOOMでの発表だったので相手の反応がなかなか分かりづらく、いつも以上に緊張しました。池高での探究活動で発表されたテーマ以外の探究の発表が見れていい刺激をもらいました。

・学校での発表で使ったスライドを流用したため特に苦労はしなかった。

 

卒業後も探究活動を通して学びを深めてほしいと思います。

池小スケート授業のお手伝い|2年次・トレーニング

1月17日(金)十勝晴れ!


池田高校は冬休み明け。

登校初日の1・2時間目、池田小学校の3年生と4年生のスケートの授業を初めてお手伝いさせていただきました。

 

 

今年度、高校が重要視している取り組みの一つに「小高連携」があります。

9月からスタートした「中休みの連携」に続き、今回の小学校のスケート授業に関わることで、生徒たちの交流やコミュニケーション能力を養うことを目的としています。

 


#リンクの奥に見えるのが池田高校。グラウンドの隣くらいの位置です。


準備運動を一緒に行い、ランニングのときの目印になります。


#ここまでおいでー!!

 

小学生も今シーズン最初のスケート授業。
靴紐を縛るのが久しぶりの子もいました。

お兄さんお姉さんがサポートです。

#名前を聞いて、会話も。たくさんお話してくれる児童もいたようです

 


池高生の多くは、小中学校でスケートの授業経験者です。

氷上で立つ足の痛さや、マイナス気温の中で耳が千切れそうな寒さも経験済み。

理解しているからこその応援。できないことを誰も責めたりしません。

 

#いいよいいよー!ナイスファイトー!

 

 

#途中、スケート靴のひもが緩んだ児童のサポートも行いました。 

 

このトレーニングのメンバーは、池田小学校の中休みに伺った経験があります。
小学生とのふれあいを通して、また何か感じるものがあったようです。

貴重な機会をいただき、ありがとうございました。