池高日誌

2025年5月の記事一覧

教育実習生 軍司先生の研究授業が行われました②|1年次・体育

5月28日(水)  3時間目

 

本日、軍司先生による体育の研究授業が行われました。

そして今日は、3週間にわたる教育実習の最終日でもあります。

先生にとって、どんな思い出深い時間になったのでしょうか。

 

今回の授業は「マット運動」。

授業のはじめには健康チェックを行い、今日の目標や流れをわかりやすく伝えて、生徒たちが見通しを持って取り組めるように工夫されていました。

#ホワイトボードには「準備」「準備運動」「連続技2周」「倒立前転」「片付け」とあります

 

#準備と準備運動

 

「連続技2周」では、前転・開脚前転・後転など、それぞれのペースで取り組みました。

 

メインの「倒立前転」です。

壁倒立を行い、動画により倒立前転のイメージを膨らませ、倒立前転につなげるといった流れです。

#壁倒立のやりかた、注意事項を伝えます

 

#倒立前転を動画で確認します

 

#いざ、倒立前転!

 

軍司先生、3週間の教育実習、本当にお疲れさまでした。

今日の研究授業も、生徒たちにとってとても貴重な学びの時間になったと思います。

 

年齢の近い先生との関わりを通して、生徒たちもたくさんの刺激や気づきを得られたことでしょう。

先生にとっても、実りある3週間になっていたら嬉しいです。

 

本当にありがとうございました!

 

教育実習生 軍司先生の研究授業が行われました|2年次・保健

5月26日(月)  6時間目

 

本日は、教育実習生の軍司先生による保健の研究授業が行われました。

3週間の実習の集大成として、生徒たちにとっても、先生にとっても大切な時間となりました。

 

本時の学習内容は、「生涯を通じる健康」の中でも「妊娠・出産」に関する内容です。

授業の冒頭では、本時の目標と授業の流れを確認し、生徒たちの学びの見通しを持たせました。

#身の回りで妊婦さんを見たことがありますか?

 

スライドと動画で理解を深めます。

受精から妊娠、出産に至るまでの過程を、スライドを用いて丁寧に説明。

さらに、動画を活用することで、視覚的にも理解を深める工夫がされていました。

胎児の成長や母体の変化についても、わかりやすく解説され、生徒たちは真剣な表情で学んでいました。

#先生方も授業を参観しました

 

地域の母子健康サービスを調べて共有します。

授業の後半では、自分の住んでいる自治体の母子健康サービスについて調べ、クラス全体で情報を共有しました。

 

軍司先生、保健の研究授業、本当にお疲れさまでした。

限られた時間の中で、丁寧に準備を重ねられたことと思います。

生徒たちの理解が深まり、命の大切さについて考える貴重な時間となりました。ありがとうございました。

 

鹿革の名刺ケース作り(後半)|2年次・総合的な探究の時間

前回の授業はこちらから

命を使わせていただく。鹿革名刺ケース作り(前半)|2年次・総合的な探究の時間

 

いよいよ、名刺ケース作りです!

講師の頓所さんが、先日の鹿革をある程度カットし、段取りを整えてくださっています。

2時間で無事に作れるでしょうか?

 

工程1:鹿革をカットする

 

#空の美しさにも目がいってしまいます

 

工程2:折り目をつけ、穴を開ける

 

 

工程3:刺繍糸でワンポイントをつける。糸の端は炙って処理

 

 

ライターに苦戦した生徒も。

見守っている家庭科の先生によると、ガス台のスイッチを入れられない生徒もいるとか(家のコンロがIHだと勝手が違いますよね)

 

工程4:革を折り、選んだ金具をつける

 

 

工程5:好きな大きさのロゴを好きな場所に刻印する

 

今回のロゴは、先日のアンケートを元に3年次生の武智さんが完成させました。

せっかくなので、制作者も刻印します♪

 

 

#生徒会長も昨年作った名刺ケースに刻印します。

 

それぞれ、4種類の大きさから選び、好きな場所に印刷しました。

 

 

ロゴが入ると、一気にブランド感が出ます。

 

 

#完成品を笑顔で見せ合う生徒たち

 

生徒

「撃たれた鹿はかわいそうだと思ったけれど、ものづくりは楽しかった」

頓所さん

「何か少しでも感じてもらえたなら嬉しいです。もし鹿がかわいそうだな、と思ったなら、これからこういった革製品を使う時に、長く大事に使ってもらえたらなと思います」

 

 

 

頓所さん、素敵な授業をありがとうございました!

何のために仕事をします?仕事の要素について|2年次・公共

5月20日  1時間目

 

#お金?(経済性)、誰かのために?(社会性)、自分のスキルアップのため?(個人性)

 

頓所さんが大切にしている仕事の要素は、次の6つです。

・お金  ・時間  ・内容  ・キャリア  ・環境  ・組織

この中でも特に重視しているのは、「内容」「キャリア」「組織」だそうです。

#内容が第一『仕事にするか、趣味にするか』

 

続いて、個人ワークを行いました。
テーマは「日常で大事にしていることや考え」。生徒たちはそれぞれの価値観を紙に書き出しました。

#生活リズム、人間関係、楽しむ、睡眠、趣味、逃げる、運動、責任 など

 

その後のグループワークでは、書き出した内容をもとに、共通点や違いを共有しました。

#共有することで新たな考えに触れる機会になります

 

最後に、頓所さんからまとめのお話をいただきました。

 

今日の話やワークシートを通して、自分自身への理解や現状を知ることができたのではないでしょうか。

まずは“自分を知ること”がスタートです。

日常で大事にしていることを、日々の生活の中で意識してみてください。

それが、進路選択のヒントになります。

進路を考えるときは、お金だけでなく“キャリア”も大切にしてほしい。

そして、高校生活はとても貴重な時間です。今この瞬間も大切にしてください。

 

頓所さん、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

池高の春|1年次・スポーツテスト&環境整備員さんのお仕事

みなさんの学校やまちのなかには、どれくらいの緑が生い茂っていますか。

 

多くのまちはコンクリートやアスファルトの舗装道路があって、学校の校庭は土や砂利やゴム舗装などなどですよね。もちろん道路はコンクリートだったりするのですが……

 

池田高校のある池田町は全体の半分以上が森林に覆われています(広葉樹もいっぱい)。

 

そして、池田町の小中高の校庭は……

 〈芝生〉

そう、芝生なんです。しかも天然芝。

 

冬の間は雪に覆われて真っ白けっけの池田町ですが、雪が解けて桜が咲く頃にはあたり一面青々とした緑に包まれます。長い冬を乗り切った、気持ちの良い季節がやってきています。生徒たちの陽気さもグングン上がっていくはずです、きっと。

 

 

#登下校のさんぽみち

 

 

#天然芝の校庭はまだまだ青くなる!

 

 

#「おりゃー!」とか「えいっ!」とか  スポーツテストのボール投げ

 

 

#測定がおわった笑顔のフレッシュ新入生たち♪

 

翌日……環境整備員のスガイさんが校庭の整備をしていました。よーくみると、青い芝生に黄色いタンポポが一面に。生徒たちのキャンパスライフは、こうして安全が保たれているのでした。

 

 

#芝生だらけの校庭は広いんです。

配慮をするということ|3年次選択・形態別介護技術

配慮って?

 

今回は、障害福祉サービスの押さえておくべき基礎知識を身につけることと、配慮とは何かを考える疑似体験の二本立て。

 

講師の小川先生から、支援には様々な形態があることを教わりました。

まずは知ることからはじめましょうという時間。スライドを使いながらゆっくり丁寧に話を進める小川先生。コミュニケーションでも大切な〈間・ま〉を、生徒と共有しているような時間でした。

 

また「聴こえない人の気持ちを体験するんじゃなくて、自分が介助者になったときに相手にどんな配慮ができるかを体験してほしい」と。

 

聴覚障害の疑似体験。

イヤーマフを使ったグループワークでは、聞こえない人がいる場面を作ってみんなで雑談。その過程で、聞こえない人を仲間はずれにしないためにはどうすればいいのか、配慮の大切さを体験しました。場が温まってきたところで、ジェスチャーゲームと伝言ゲームへ……。

 

授業を終えた悩み多き生徒たち

「人に伝えるって難しいよね」

「あーだよね、こーだよねって言う話を聞くと、色んな考え方があるよなぁって」

「コミュニケーションって、そういうもんだよね」

 

なんとなく自分だけの考えだけじゃうまくいかないよねってことがわかった、今回の授業なのでした。

 

#イヤフォンを付けて大音量で音楽を鳴らしてイヤーマフも付ける。みんな、なに話してるの?

 

 

 #ジェスチャーゲームにも挑戦!笑いをとっているわけじゃないけど笑われる。

これも生活の中での配慮を考えるきっかけになるかも。

 

 

#伝言ゲーム、伝わらない!

 

 

 ※イヤーマフとは

耳全体を覆うタイプの防音保護具です。イヤーマフは、もともと工事現場や飛行場、射撃、モータースポーツなどの騒音が大きい場所で、それらの仕事に携わる人の耳を守る道具として使用されてきました。近年では、防音効果が高いことから、一般の方にも広まってきており、特に大きな音が苦手な、聴覚過敏がある方にとって、音から自分を守るツールの一つとなっています。

MDPサミット2025 in 帯広が開催されました|吹奏楽部

5月17日準備~5月18日本番

 

MDPサミット2025 in 帯広が帯広市民文化ホールにて開催されました。

 

このサミットは、2016年に苫小牧で始まり、今年で10年目という節目を迎えました。

帯広での開催は今回が初めてで、池田高校が当番校を務めました。

ゲスト校の生徒を含め、総勢300人のケアを担うなど、非常にハードな公演となりました。

 

出演校一覧

・札幌国際情報高校

・駒大苫小牧高校

・旭川永嶺高校

・帯広南商業高校

・池田高校&本別高校

 

 

5月17日 前日リハーサルの様子

#準備とリハーサルが行われました。会場には緊張感が漂っていました。

 

#エレキギターを担当する山田さんの音響調整が難航し、限られたリハーサル時間の中で緊張が高まりました。

 

(魅力化推進員より)

リハーサル後、楽屋に戻ったメンバーの表情は暗く、誰も口を開かなかったそうです。
ダンス&プレゼンテーション(ダンプレ)の舞台裏では、プレッシャー、疲労、緊張感など、さまざまな思いが交錯していました。

 

午後は全学校揃ってのリハーサルでした。

午後には全校合同のリハーサルが行われました。

駒大苫小牧高校の顧問の先生からは、1年生に向けて次のような指導がありました。

「国際情報の2年生から受けた愛情(指導)に、1年生はどう応えるべきか?表現だけでなく、声の大きさでも応えるべきだ。」

限られた時間の中で、全力を引き出すための工夫が随所に見られました。

 

5月18日 本番

本番は2部構成で行われました。
第1部は各校による発表、第2部は全校合同によるダンプレです。

 

1部のトップバッターは「池田&本別」です。

#当日の午前中もリハーサルや動きの確認が行われ、会場にはピリピリとした緊張感が漂っていました。

 

#少人数ながらも、4曲を披露し、会場全体が一体となる素晴らしい演奏を届けました。

 

#MCを務めた部長の美濃さん。堂々としたMCで会場を盛り上げました。

 

第2部では、全校合同による迫力あるダンプレが披露され、会場が一つになりました。

 

保護者や卒業生の方々にもご協力いただき、無事にMDPサミットを終えることができました。

 

#入場確認や物販にも多くの方が関わってくださり、スムーズな運営が実現しました。ご協力ありがとうございました。

 

次は、来月開催予定の「きまぐれコンサート」に向けて、準備が始まります。

今後の活動にもぜひご注目ください。

進路クエスト(高校生のための進路FAIR) |全年次対象・進路探究

今日は本別高校と合同で「進路クエスト(高校生のための進路FAIR<池田会場>合同学校説明会」が行われました。

 

今年の会場は、池田町の田園ホール。1年次、2年次、3年次(希望者のみ)が参加しました。

 

 

#本日の周り方を改めて確認。

 

 

#100人以上が集結。会場は熱気に包まれています

 

あらかじめ希望した4つのブースで説明を聞くことができます。

 

地元の企業や、専門学校、大学など幅広い分野の皆さまにお越しいただいています。

 

 

#真剣な眼差しで情報収集する生徒たち

 

 

#チェーンソーを持たせてくれた学校もありました

 

1年次の高橋音々さんは、「漠然と『福祉』の話を聞きにいきましたが、福祉にも「幼児福祉」「社会福祉」「障がい者福祉」などいろんなジャンルがあることがわかりました。たくさん情報収集でき、視野が広がりました。」と感想を話してくれました。

 

高校卒業後のイメージが少しはついてきたでしょうか。

次の道が決まると、今すべきことも明確になってきますね。

 

 

命を使わせていただく。鹿革名刺ケース作り(前半)|2年次・総合的な探究の時間

今日の2年次の授業は、鹿革の名刺ケース作りの前半。

 

講師は、池田町で林業等を営む、頓所幹成さんです。池田高校の2年次生に鹿革名刺ケースの授業を数年していただいています。

 

#3年次の玉置さんが頓所さんを紹介

 

頓所さんから

「狩猟は、僕の仕事の1つ。今回は5日前に僕がとってきた鹿の解体作業の一部をここで行います。

自分で見たこと、感じたことを大切にしてほしいので最初の5分間は何も話さず黙々と作業をします」。

 

※ここからは、大きな生肉の塊の写真があります。血、皮、内蔵はありません。苦手な方はお気をつけください。※

 

無音のなか、作業が始まりました。

 

#ビニールで見えなかった鹿が現れました。

 

 

#生徒の顔も緊張しています。

 

 

#抱えるほどの大きさの鹿

 

#3年次生も各自の課題研究一環として撮影に来ています

 

 

#今回は、授業用に「頭」を狙ったので、首の近くには血が溜まっていることがわかります

 

5分がたち、無音タイム終了。

 

頓所さんへの質問や、部位の説明等の解説をしながら作業を進めます。

 

 

#これは太ももの部分です

 

「どんな銃を使っているのですか?」

「好きな部位やおすすめの食べ方を教えてください」

 

足元にある肉は、商品として売りにくい部分。可食部は全体重量の20%だそうです。

 

#逆にいうと、80%が肉として売れない部分

 

後半になってくると、生徒たちも少し緊張がほぐれ、笑顔がみえてきました。

 

 

 

後半は、教室で改めて頓所さんの紹介や狩猟について詳しくお話をしてくれました。

 

 

なぜ、狩猟を仕事にしようと思ったのか

狩猟の楽しいこと、辛いこと

どんな出会いで池田町に来たのか…など。

 

先ほどみせていただいた鹿を捌く工程も全体のなかのほんの一部です。

次回作る鹿革の名刺ケース。

 

今年はせっかくなら共通ロゴを焼印しませんか?と頓所さん。

3年次生の武智さんがデザイン案を5つ作ってくれました。

思いや意図などを伝え、皆で投票します。

 

 

#池田町の森や鹿、星、川などをロゴにしてくれました

 

今回は、グレーに染まった皮です。

それぞれ好きな色を選びます。

 

 

鹿革の名刺ケースを作り、自分でデザインした名刺をもってインターンシップへ。

 

それぞれの背景や思いを知り、学び、体験します。

食に大きな影響を与える「嗅覚」を体感|3年次・家庭総合

3年次生の家庭科では、「食」をテーマに学習中。

 

私たちの食はほとんどが視覚で感じているそうです。

 

前回の授業では、目をつぶって+鼻をつまんで、飴を食べてみるという実験を行いました。

(私もやらせてもらいましたが、「マスカット味」の飴とわからなかったです…)

 

 

#「視覚」がほとんど!というグラフ。「愛でる」っていいますよね。

 

さて、今回は「嗅覚」の実験です。

 

5種類のもの、ニオイだけで何かわかるかな?

 

 

#ヒントは先生のご自宅からもってきたものだそうですよ

 

さぁ、どうでしょうか?

 

 

 

わいわい賑やかに、いろんな感想が飛び交います。

 

「このニオイ嫌いー!」

「靴屋さんのにおいがする」

「食べたことあるかなー?」

 

周りの人と意見交換。

 

 

#「じゃん!」ほほぅー…!

 

意外に意見が割れたのはB。

酢、マヨネーズ、ヨーグルト、マーガリン、バター、ボンド…

 

さぁ、正解発表!

 

 

ニオイの研究はまだまだ進んでいないそうですが、鼻から脳に直接つながる器官。

記憶を呼び覚ましたりする研究もあるとか。

 

 

ちなみに答えは、

・カレールー

・酢

・コーヒー豆

・納豆

・イランイラン(アロマ)

 

でした!

 

一度ニオイを嗅いだことがあると、嗅ぎ分けができるようになるそうです。

 

いつか一人暮らしをして、料理をするともっといろんなニオイを嗅いだり、敏感になるかもしれません。

経験とともに嗅覚が鍛えられていく。興味のアンテナがたったところで、授業スタートです。