池高日誌

2024年11月の記事一覧

サロンエルム(放課後課外活動)の報告|1年次髙橋さんから

【放課後活動について】

7月10日から始まったサロンエルムでの小学生との交流が10月30日で終了しました。

小学生との交流の場がなくなったことを、とても残念に思いながらこの文章を書いています。

初めて行ったときは歓迎されるか不安だったけど、小学生や施設の人たちは優しく出迎えてくれて、小学生と同じようにお菓子までくれました。

 

肝心の小学生との交流ですが、最初は将棋やお絵かきなどシンプルな遊びばかりでしたが、回を重ねるごとに鬼ごっこなどをすることが増えていきました。

鬼ごっこをしてから、すっかり懐かれていました。

途中、有志のハロウィンの準備などに集中していたため終盤はいけないことが多かったのですが、それでも今か今かと待ち続けてくれていたみたいで申し訳ないなと思いました。

 

#小学生との関わり

 

【夏祭りについて】

夏休み中のサロンエルムでちょっとした夏まつりが行われたときは、池高生だけでなく池中生も何人か手伝いに来てくれました。

金魚すくいを担当したのですが、思ったよりも忙しく休憩も取れないほどでした。

ですが、その後に食べたカレーとスイカはいつもより美味しく感じました。

#夏祭りの様子

 

【最終日の様子】

そんなサロンエルムは、10月30日で活動が終わりました。

サロンエルムの最終日はとても賑やかで、お菓子釣りや輪投げなど小さなお祭り状態でした。

冬の間の交流がなくなるのに切なさを感じながら、最後の交流を楽しみました。

 

【感想】

そもそも、なぜ最後まで足を運んだのかが気になると思いますが、単純に子どもたちと関わりたかったからです。

子どもたちと関わるチャンスを掴めて良かったと思いました。

長くなりましたが、これにてサロンエルムのまとめを終わりたいと思います。

初の試みだったので拙い文章でしたが、お読みいただきありがとうございました。

 

 

髙橋さんのように、「何かしたいけどどうしたらいいのかわからない」という生徒さんはたくさんいます。

池田高校では、教職員に加えて高校魅力化推進員も積極的に生徒と関わり、学校外の方々と生徒をつなぐ様々な取り組みを行っています。

中学生の皆さん!池田高校で様々なことにチャレンジしてみませんか?

お兄さんお姉さんと遊んでみよう!|カナダ交流チーム(小高連携・池小)

池田小学校の中休みに、池田高校生が授業でお邪魔するコラボ企画。

 

受け入れにご協力いただき、心より感謝申し上げます。

 

今回は、1月にカナダ交流事業に参加する4名の生徒たちが伺いました。

 

 

カナダ交流事業する4名(2年・3年)は、現地の小学校2校と高校1校に伺います。

 

その時に一緒に行うゲームを池田小学校のみんなと事前にやってみよう!ということになりました。

 

今回のゲームは、

「ウィンクキラー(鬼がこっそりウィンクをして目が合うとアウト)」

「Go!Back!Jump(円になり、指定した動作を順番に行う)」

「大根ぬき(大根役と農家役がおり、大根は抜かれないようにがんばる)」

 

の3つです。

 

カナダで交流するのに、英語で説明しやすそうだったり、日本(北海道)の遊びだったり、みんなで仲良くなれそうなものを選びました。

 

お姉さん「大根ぬきやろー!」

小学生たち「いーれーて!」「いーいーよっ!」

 

#こちらはルール説明なしにどんどん人が集まってきます
#寒いこの季節にも、くっついて踏ん張って、体がぽかぽかします!

 

お兄さん「ウィンクキラーやってみよー」

小学生「なにかななにかな?」

 

#ウィンクされるとドキドキするんです

 

お姉さんたち「Go!Back!Jump!やってみよう!」

「お名前なんていうのかな?」「Go!っていったら、◯◯ちゃんね!」

 

 

毎回きてくれる子もいました。生徒の別の授業で伺っていて、顔見知りだったりします。

 

 

チャイムが鳴ると、名残惜しいですが、解散。

 

小学生「また来てね」

 

 

帰り道、振り返りをします。

高校生「インターンシップで学んだけど、一緒に遊ぶ子の名前を覚えるの大事なんだよね」

高校生「これを英語で説明するのはちょっと大変かも」

高校生「同時にやるのは無理があるかな?」

 

など、カナダでの交流を前に貴重な気づきができました。

 

カナダ留学から帰ってから、小学校でも報告会を行います。

その時に、小学生のみんなと遊んだあのゲームでカナダでも交流をしてきたんだよ、という報告がある…かもしれません。

 

その意味では、既に交流大使となっている池高生でした。

現場を見て考えて実行する!「フィールドワーク」|2年次・課題研究(総合探究)

池田高校の2年次が5日間10コマにわたり、「森林」をテーマに3つの班に分かれてミニ探究活動をしています。

 

それでは、2日目のフィールドワークをレポートします♪

  

本日は、学校近くの農村公園が舞台です。

#考えてみれば、池田小学校や中学校に比べて、池田高校は森に近く、いろいろな授業でも実際に外に行っている気がします。

 

役場の山本さんが「この森でどんな遊びができるか考えて、実行してみよう!」。

これが今日の課題です。

 

小学校や中学校では、与えられた場所方法で遊ぶ、学ぶ場が多かったように思います。

 

今回のミニ探究では、「遊びを考える」「実際に作ってみる」。

 

大人は見守ります。

 

 

今回は、「森のブランコ」を作ってみるようです。

 

「この木が良さそうだけど、登れないよね・・・?」

 

#枝分かれしたところは5メートルくらいの高さがありそうです。

 

森を探索して、良さげな木を探すことになりました。

 

3手に分かれて捜索。

 

森は枯れ葉がふかふかで、一歩一歩歩くのにも慎重になります。

 

#こちらのチームは、木は見つからなかったのですが、何かを見つけました

 

「農作業用の靴が必要じゃん!!言ってよ〜!」と歩きにくさに叫ぶ声も。

 

きっと、この生徒は「森」と聞いたら次は靴の準備をしてくる経験になったのでは。

  

さて、こちらではちょうど良い木がみつかりました。

#がんばれー!

 

身軽な生徒が工夫をして木に登り、ロープをかけます!

 

#ブランコ用のロープです

 

さて、こちらでは、椅子になる部分の木を用意すべく、木材を手鋸で切ります。

切ります…なかなか切れません。

 

  

何人も交代して頑張ります。恐らく15分程はかかったでしょうか。

 

あと少し!みんなで両端に体重をかけて、切断をサポートします。

 

#木はなかなか切れない。開拓民の方の苦労は想像を絶するなと思いました。

 

今日はここで時間切れ。

 

山本さんは「今日はいったんここまでです。実際に現場にきてみる、試してみることはとても大事。来年からの探究のテーマにするも良し、動き方を学ぶも良し。何かを感じてくれたらいいなと思います。」とお話をしてくれました。

 

机上の空論や、インターネットで調べたことだけでなく、自分自身の経験・自分ごととする。

 

経験不足が叫ばれる昨今。

森を歩き、木に登り、いろいろな植物をみて、季節を感じる。

経験をたくさんしてほしいものです。

 

池田高校にいるからこそできる探究活動をサポートします。

池田町の「森林」でフィールドワーク・商品開発・遊び場作り|2年次・課題研究(総合探究)

池田高校の2年次が5日間10コマにわたり、「森林」をテーマに3つの班に分かれてミニ探究活動をします。初の試みです!

 

 

フィールドワーク【池田町の森林を知る】

・森林が関係する現場に出向いて、青空教室的な学び

 外に出て、いろんな人に会うよー!

 

商品開発・企画【森林ビジネスを知る】

・木材や白樺樹液を使った商品を企画・施策する実践的な学び

 商品開発いろいろ!社会にでてからも役立つよー!

 

遊び場作り企画【休眠空間の再生】

・2才〜18才が遊べる場作りの企画・推進するイメージ探究

 空き店舗でキッザニアみたいなことも考えちゃうよー!

 

それぞれ、地域の方々や役場の方にご協力をいただいています。

ありがとうございます。

 

1日目の今日は、全体像の説明と、次回へのウォーミングアップ

 

 「正しさよりも、楽しさ!どこまで学びが深まるかを大事にしています。

何かを吸収する意識持ってほしい♪」

 

「楽しむことも才能だよー!」と講師の真浦さんから説明がありました。

 

全体説明の後、「フィールドワーク」班と「遊び場作り企画」班は、早速池田高校の外に出ます。

 

遊び場作り班は、講師の中村さんとともに今回は清見ケ丘公園の野球場へ。

#広い…!

 

中村さん「なぜこの場所が使われていないんだと思う?」

生徒「立地が悪い」

生徒「子どもが減った」

生徒「お金がなくて整備されてないから」…

中村さん「全部正解だと思うんだよね。」「夢物語でも、数年後でもいいから、この場所でできたら面白いことをひとり5個考えてみよう!」

 

#あっという間に五個考えつく生徒たち!

 

中村さん「みんないいね!そのアイデアも最高じゃん!」

 

中村さん「じゃあ最後は、この場所で実際に遊んでみよう!何がいい?」

生徒「鬼ごっこ!!!」

 

というわけで、高校生による全力鬼ごっこ(氷鬼)が繰り広げられました。

  

#気温一桁台にも関わらず、白熱して上着を脱いでいます

#(おとな)高校生の全力が眩しい…✨️

 

帰り道には、「エリアを区切ってもまだまだ場所が余っていた。同時に何グループもできるね」「小学生以来の鬼ごっこだったけど楽しかった!」「今の季節だと暑すぎなくていいかも」などの感想や気づきが。

 

楽しむことと学ぶことは両立できます。

 

3班が戻り、今日の気づきを写真つきのレポートを作成します。

活動後の興奮で、みんなの表情は明るくなっていました!

 

興味を持つにしても、元になる知識が経験が必要です。

生徒たちにはたくさんのきっかけの中から何かを掴み取って欲しいものです。

池田町の課題に向き合う・キャンプファイヤー|2年次選択・ライフデザイン

11月某日。役場の林務課の方々にご協力いただき、池田町の炭窯でキャンプファイヤーをしました。

 

ライフデザインの授業で、池田町の放置される木のことを知った生徒が、その木でキャンプファイヤーができないかな?と思い、今日は実際にやってみました。

 

#これは運び込まれている木

 

太めの木で井桁型に組み、火をつけます。

 

風がある日だったのもあり、人の背丈ほどの炎が上がります!

 

#薪をどんどん追加すると、さらに火力があがります!

#風向きで火の向きが変わり、ちょっと逃げたくなる場面も。

 

周りで見守る大人も、「思ったより迫力あるね…」「こんなにうまくいくとは思わなかった」とあとずさり。

試してみようか、と準備していたシャボン玉液が凍ってしまうほどの寒い日。

火って暖かいなぁとしみじみ感じます。

 

 

暖かいお茶を飲んでみたら、それはもう美味しかった。

 

 

さてさて本番。ただ楽しむためにこれだけの人にご協力いただいたわけじゃない。

 

外部講師でお世話になっている中村さんに問いかけられます。

キャンプファイヤーは楽しかった?どんな時にやりたい?

このイベントにいくらまでなら払える?一緒にやるならどんなイベントが考えられる?

お金をとるとしたら、その原資はどこからくるかな?

 

 

キャンプファイヤーをするのに、いくらかかりますか?

その内訳は何になりますか?個人だと難しいのですか?

場所はどういう名目なら借りられるのですか?

 

疑問に思ったことを、林務課の方々に聞きます。

 

#生徒はビジネスの話しをしていましたが…

「どうして土台の木は燃えないのか?」

「煙が臭いが、良い匂いにすることはできる?」

「火の色って変えられるものですか?」など私は自然現象に関わる質問をしておりました‥

  

あたりが暗くなり、用意していた薪も少なくなりました。

 

#終わりかけの火がとてもキレイです。

カメラの腕と言葉にするセンスがなく、これは是非体感していただきたいところ。

 

きっちり消火活動をして終了。

  

机上ではなく、実際に体験すること。

これは得難い経験です。

 

皆さんにお伝えしたいのはもちろん、池田高校の生徒にも伝えたいです。