池高日誌

2024年12月の記事一覧

Myマフラーができ上がりました!|3年次・羊と織物

自分たちで好きな色に羊毛染めをしてから、約2ヶ月。

北海道の朝はマイナスになり初雪も観測したこの頃、マフラーが編み上がりました。

 

せっかくなので振り返ってみましょう!

 

9月上旬、教えていただいているスピナーズファームタナカさんで、羊毛染め

 

#このときはすごく色が濃く感じました

 

織り機にセットします。

 

#糸を測っています。この頃の服装は半袖ですね。

 

2種類の織り方で好きな方を選びます。

 

  

講師の田中先生の説明をよく聞いて、よく見て織りはじめます!

 

#思ったより複雑な動き。これは難しいのでは!?

#田中さんは「師匠!」と呼ばれていました

  

まだ最初の頃。あれれ、間違ったと糸を戻していることもしばしば。

 

#早い生徒は6時間くらいで編み上がっていました

 

織り機から外して、両端の処理をします。

 

#ぐりぐりと糸をねじり「フリンジ」を作ります

 

次は「縮絨」という工程。ぬるま湯で作った石鹸溶液にひたして、圧力や摩擦をかけて収縮させます。この工程により、毛糸が絡まり縮み、強度が高くなります。

 

#3回くらい、この工程を繰り返します

#縮絨加工前と後では、マフラーが10センチ前後縮んでいました

 

乾かして、フリンジ部分を揃えて切ります。

 

アイロンでスチームをかけると…

 

 完成です!

 

#モデルになってくれてありがとう!

 

毛糸染めをしたときは、30度を超える暑さでした。

外の小屋でぐつぐつと沸騰させた鍋を見守っていた時の熱波を今は懐かしく思います。

貴重な体験をありがとうございました!

羊毛でクリスマスツリー作成|3年次選択・羊と織物

羊と織物の授業で、「ニードルフェルト」を行いました。

  

羊毛を専用の針で、ちくちくちくと刺していく手芸です。

#特殊な針で刺していくと、羊毛が絡まり、好みの形になるのです。

 

まずは、くるんと円錐型になるように、羊毛を巻きます。

 

 

大まかに形ができたら、針でちくちくと刺します。


#自分の指も刺しがちです

 

刺したところが少しずつ凹んでいきます。

ある程度形ができてきたら、緑色の羊毛をふわっと全体にあてながら、刺します。

白いところがなくなるまで刺します。

 

  

てっぺんの星も、羊毛の塊から四角に折りたたんで、刺して星型にします。

 

#このふわふわな羊毛がカチカチの星に変身します。

 

#四角を五角にするのがとても難しかったです。

 

最後は、好きな感じにデコレーションをして完成です。

羊毛染めを行って作ったマフラーの余り糸も活用しています。

 

  

#メリークリスマス!

Bafa Bafa(異文化を疑似体験するワークショップ)|3年次・外国事情

12月2日  1・2時間目

 

3年次の外国事情の授業の紹介をします。

今日は、「異なる文化を持つ2つの国」の「国民」を演じて交流を行いました。

2つの国名は「オロチ国」と「ハルカスカントリー」です。

高校魅力化推進員の2名の方にもお手伝いいただき、授業を行いました。

 

 

このワークショップで大事なことは

1 国民になりきること

2 国のルールを理解すること

3 相手国に自国のルールを教えないこと

です。

#全体説明

 

#各国での説明

 

オロチ国の主な特徴は

・人とコミュニケーションをあまりとらない、笑わない

・ビジネスライク、人生の目的は儲けて出世する

・取引によってどれだけ多く稼いだかによって身分が決定する

#オロチ国での活動の様子(黙々と取引を行います)

#表情を見せないためにマスクを着用しました

 

ハルカスカントリーの主な特徴は

・陽気、会話と人生を楽しみ、互いに交流することが好き

・人との交流の多さやフレンドリーであるかが評価のポイント

・女尊男卑の文化で、これを破ると社会的制裁を受ける

#ハルカスカントリーの様子(相手を褒めちぎっています)

#楽しい雰囲気が伝わってきます

 

自国での活動を数分間行った後、数名が他国に交流しに行きます。

 

#ハルカスカントリーからオロチ国に派遣(交流できる雰囲気ではない・・・)

 

#オロチ国からハルカスカントリーに派遣(言語が限られていて伝わらない・・・)

 

 

  

他国との交流を通じて、文化の異なる相手と接する難しさや、自国の文化を伝える難しさを実感しました。

全体では、身近で経験した異文化への感じ方や気付きをシェアしました。

じゃんけんの掛け声など、異文化は案外身近にも存在しています。

 

また、異国から来た人々の印象を直接感じることもできました。

彼らの礼儀や価値観の違いに触れることで、新たな視点を得ることができました。

 

生徒たちは、この取り組みから、異文化理解について様々な視点から学びを深めることができたと感じます。

特に、異なる文化背景を持つ人々とのコミュニケーションの重要性を強く感じたのではないでしょうか。

 

最後に、授業担当の田中先生から以下のコメントがありました。

「異文化にふれることで様々な気持ちを感じたことと思います。ただ、忘れてほしくないのは、この短い時間のなかでも【異文化を演じ、それに慣れた】ということです。適応する柔軟性が皆さんにはあります!是非怖がらずに、自分の世界を広げてほしいと思います」

 

3年次の生徒たちは、あと数ヶ月で卒業し、様々な環境・異文化に触れることになります。 

「お仕事スタートアップガイダンス」を行いました|1年次(産業社会と人間)・2年次(総合探究)

11月27日  5・6時間目

 

池田高校の1・2年次生を対象に、お仕事スタートアップガイダンスを実施しました。

 

ガイダンスの目的は、地域の企業による体験活動を通じて、企業や職業に対する理解を深め、進路選択の幅を広げることです。

 

 

スケジュールは以下の通りです。

13:25 生徒会場に入場・開始前あいさつなど

13:40~ 説明1回目(30分間)

14:15~ 説明2回目(30分間)

14:55~ 説明3回目(30分間)

15:25  閉会あいさつ

 

生徒は事前に希望企業のアンケートを実施しており、3ブースを回りました。

 

 

現場の方々の生の声を聞き、実際の仕事を体験することで、その仕事に対する具体的なイメージがついたり、新たな進路希望先が見つかったりすることがあります。

今日の経験は、非常に有意義だったのではないでしょうか。

 

本日ご参加いただきました各企業の皆様、お忙しい中ご協力いただき誠にありがとうございました。

皆様のご支援とご協力のおかげで、ガイダンスを無事に開催することができました。

また、運営全般を担当していただきましたジョブカフェ帯広の皆様にも、心より感謝申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

お正月に向けて、飾り切りとお雑煮|3年次選択・食文化

「食文化」日本や世界の食文化の歴史を学び、生活をより豊かにする教養を学ぶこちらの授業。

 

お正月の足音が聞こえてきそうなこの時期に、日本の行事食である「お雑煮」と、食卓に彩りを添える「飾り切り」の実習を行いました。

 

今日の課題は

・きゅうりの飾り切り「竹」

・人参の飾り切り「ねじり梅」

・かまぼこの飾り切り「日の出」

・関東風雑煮

 

飾り切りは各自が挑戦し、お雑煮はそれぞれの班にわかれて作ります。

#細かい刃物作業、先生の説明が聞こえないくらい集中…

 

 #お餅まだ焼けないかなー?

 

最後に、かまぼこと人参をのせて「関東風の雑煮」ができあがりました!

#いただきまーす!

 

一人暮らしをすると、簡単なものを作りがち。

食卓を豊かにする選択肢の一つとして覚えておきたいですね