池高日誌

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木札かるた(北海道遺産)|文学国語(2年次)と言語文化(1年次)

十勝の冬は、太陽が出ていても毎日マイナスの気温です。いろいろ凍ってます。だから……

 

熱くなる何かがほしい!

 

ということで、授業に潜入してきました。教室をそっと覗いてみると、グループに分かれてなにやらはじまる様子。

 #授業の様子です

 

【下の句かるた / 木札かるた】

北海道だけに伝わったかるたのカタチ。北海道特有の百人一首の遊びの文化を、みなさんご存知でしょうか。授業の様子は写真に譲るとして、北海道のかるたについて伝えなきゃいけない情報がいろいろあるのでざっくりまとめてみました。

 

①下の句を読み上げるから暗記の必要なし(下の句かるた)

②下の句が書かれた取り札が木札(板かるた)

③団体戦(授業では、3〜4人チームで1人ずつ対戦)

④森林資源に恵まれていた会津藩特有の文化

⑤重箱などの製作の際に出る端材を活用した(紙製は高価)

⑥板かるた作りは武士の内職だった

⑦会津藩(幕末のころ)でたのしまれ、北海道へ継承された

 

礼節やチームワークを身につけるという側面もある北海道の下の句かるた。でも歴史を紐解くと、「喧嘩かるた」と云われるほど激しかったとか。激しさは継承されなかったけど、寒い十勝では室内の冬の遊びにもってこい。

 

「北海道遺産」にも選ばれている木札のかるた。そんな北海道遺産にも触れることのできる総合学科の池田高校は、1/17から冬季休業明けの授業が始まったばかり。そろそろ正月気分はおしまいです!

 

池小スケート授業のお手伝い|2年次・トレーニング

1月17日(金)十勝晴れ!


池田高校は冬休み明け。

登校初日の1・2時間目、池田小学校の3年生と4年生のスケートの授業を初めてお手伝いさせていただきました。

 

 

今年度、高校が重要視している取り組みの一つに「小高連携」があります。

9月からスタートした「中休みの連携」に続き、今回の小学校のスケート授業に関わることで、生徒たちの交流やコミュニケーション能力を養うことを目的としています。

 


#リンクの奥に見えるのが池田高校。グラウンドの隣くらいの位置です。


準備運動を一緒に行い、ランニングのときの目印になります。


#ここまでおいでー!!

 

小学生も今シーズン最初のスケート授業。
靴紐を縛るのが久しぶりの子もいました。

お兄さんお姉さんがサポートです。

#名前を聞いて、会話も。たくさんお話してくれる児童もいたようです

 


池高生の多くは、小中学校でスケートの授業経験者です。

氷上で立つ足の痛さや、マイナス気温の中で耳が千切れそうな寒さも経験済み。

理解しているからこその応援。できないことを誰も責めたりしません。

 

#いいよいいよー!ナイスファイトー!

 

 

#途中、スケート靴のひもが緩んだ児童のサポートも行いました。 

 

このトレーニングのメンバーは、池田小学校の中休みに伺った経験があります。
小学生とのふれあいを通して、また何か感じるものがあったようです。

貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

美しい奏で♪ ヴァイオリン授業|2・3年次選択・器楽

10月から始めたヴァイオリンの授業にお邪魔します!

ほとんどは習い始めてから2.5ヶ月経った生徒たち。(昨年から習っている生徒もいます)

 

#初回の授業の様子はこちらから

http://www.ikeda.hokkaido-c.ed.jp/blogs/blog_entries/view/65/b3aaa14544e5413bc534873aaff3830f?frame_id=102

 

さて、どんな様子でしょうか?

 

最初に、皆で基礎練習です。

 

 

音階とリズムがピッタリ合うと大きな音になりますね!

 

・かすみか雲か

・ロングロングアゴー

・威風堂々

・小さな世界

 

と複数の曲を練習していました。

 

ただ音を出す、ではなく、音の強弱や表現(そこは元気に!)なども細かくレクチャーされていました。

 

 

#今日習った楽しいフレーズはみんな一際上手に揃っていました♪

 

義務教育まで習っていたリコーダーとはひと味違う、プロの指導。

こんな細かいところまで指導していただけるんだと大人目線で見ると感激してしまいます。

クリスマス・イブの池田高校|3年次課題研究発表会

地域課題の解決に向けた取り組みとして、3年間を通してキャリア教育を実施している池田高校。

12月4日、その中心となる探究的学習が「課題研究代表選考会」として校内で発表されました。

町民の皆さんに発表の審査をしてもらいました。

 

12月24日、代表に選ばれた8チームが、全校生徒の前で発表しました。

この日も、町民のみなさんに参観していただきました。

 

1、2年生はQRコードから評価フォームに書き込みながら、初めて聞く先輩たちの探究の成果に聞き入っていました。

 

代表者たちは、後輩たちの鋭い視線?キラキラした視線?をまっすぐに受けながら……。

#発表の様子

 

#質疑応答

 

3年次生はがんばりました。次は1、2年次生の番です。

せっかくなら、楽しい探究の3年間になりますように。

ワイン城に商品を追加納品|2年次・選択(ライフデザイン)

ライフデザインの授業で、開発した2商品について、ワイン城に追加納品を行いました。

  

今年度開発した商品は2つ。

・池守ストラップ

・小人のオーナメントキット

です。池田町産の白樺の間伐材や、池田町内で仕留められた鹿の鹿革の端切れなどを利用しています。

 

 

#この日は中札内高等養護学校幕別分校の皆さんとも一緒です

 

納品に加えて、商品をPRするチラシも合わせて掲示。

このチラシは幕別分校の生徒さんが、複数案作成したなかの選ばれしポスターです!

 

#より商品の魅力が伝わりやすいスペースになりました

 

納品後は、池田高校で今年度の振り返りを一緒に行いました。

 

幕別分校の生徒から次のような感想をもらいました。

『両校共にお互いの学校を知り、交流を通して相手の良さに気づく時間となりました。よいコミュニケーションが取れたのが、よいつながりとなりました。』

 

 

ワイン城の1階に商品がありますので、是非お手にとって御覧ください!

交流が楽しみ!カナダ姉妹校交流

1月上旬に7泊8日でカナダのペンティクトン市に4名の生徒が短期留学にいってきます。

 

#池田町から「姉妹校交流事業補助金」のご支援をいただき、生徒一人あたり10万円の自己負担で行くことができます。ご支援に感謝いたします。

 

今回の訪問では、高校1校、小学校2校と交流を行う予定です。

 

夏休み明けから、数ヶ月かけて英会話レッスンや交流会の準備などを行ってきました。

 

#英会話のレッスンはもちろん、渡航準備手続きや交流会の内容決めなど。
#この日は浴衣の着付けの練習を行っています

 

 12/20(金)には池田町長に渡航前の意気込み、支援への感謝をお伝えしました。

 

#笑顔溢れる和やかな雰囲気

 

生徒たちは「このカナダ留学に行きたくて池田高校に入学した。ご支援のもと、行くことができることがとても楽しみ」と感謝を伝えていました。

 

町長からは「カナダ留学を楽しみにしている気持ちが伝わってきた。楽しんで、たくさんのことを学んできてほしい」とエールがありました。

 

 

帰国後、池田高校ではもちろん、池田中学校でも報告会を行う予定です。

 

様々な体験や気づきの報告を期待しています!

シークレットサンタとクリスマス作品|3年次選択・応用英語、羊と織物

池田高校のクリスマスな日常を2つお届けします。

 

①シークレットサンタのプレゼント交換

 

複数回、英語でやりとりしたサンタと子どものお手紙。今回はいよいよプレゼント交換です!

 

(クリスマスのBGMを脳内で再生してくださいね♪)

 

 

#開ける前から既に嬉しい!

 

サンタさんを予想して…プレゼントを開けてみると…

 

#笑顔!手紙のやり取りを通して欲しいものがプレゼントされたようです!

 

笑顔と思いやりが溢れる素敵な空間です♪

 

#英語のメッセージ(担当の先生より)といただいたプレゼント!

 

素敵な企画で英語力アップ!こんな授業だと私も英作文もう少し頑張れたなぁなんて思ってしまいます。

 

②羊と織物で作成した作品の展示

 

来客用玄関に、羊と織物の授業で作成した作品を飾っています♪

 

 

ご来校された際は是非御覧ください!

ゴミ分別ガイドの英訳を作成し、池田町にお渡ししました|英語探究・2年次選択

英語を学び、身につけた知識を活用できることを目指す、「英語探究」の授業で面白い試みが行われました。

 

池田町が発行している「ゴミ分別ガイド」の英訳を行いました。

魅力化推進員もこの授業のコーディネートに関わっています。

担当教諭の方から、授業の中で英訳に取り組みたい、とのお話を聞き、池田町と調整。

 

池田町役場の町民課の方々から現状をお聞きしたところ、「ゴミ分別ガイドについては日本語版のみ」であることがわかりました。

 

この生きた教材を使って、英語への翻訳を行うこととなりました。

  

池田町役場が発行している、ごみ分別ガイド

https://www.town.hokkaido-ikeda.lg.jp/files/00004400/00004432/20220726164012.pdf

 

2班に分かれて、それぞれの内容を精査します。

すべてをそのまま直訳することだけなら、機械翻訳でもできてしまう時代です。

 

 

「分別文化がない国からきた外国人の方もいる」

「生活するなかで必要な情報を伝えたい」

「このイラストは、昔のものすぎて、かえってわかりにくいかも」

 

など、話し合いながら、翻訳をしていきます。

 

 

イラストも、美術部の生徒が2人で手分けして書いてくれました。

 

週2時間の授業でコツコツ作成し、10ページほどの翻訳ガイドが完成しました。

 

ALTのBraidon先生に内容をチェックしてもらい、「わかりやすいよ!」とお墨付きも。

 

#こちら翻訳ガイドの一部。池田町のホームページにも掲載されました

→ https://www.town.hokkaido-ikeda.lg.jp/kurashi/gomi/dashikata/4432.html

  

贈呈式には、安井町長や広報係などの役場の方々、新聞社の方々まで来てくださいました。

 

 

#取材を受ける生徒たち。待っている生徒たちにもものすごい緊張感が漂っておりました

 

 

  

学んでいることが、人の役に立つ。手応え、反応が感じられた経験になったのではないでしょうか。

 

このガイドが、皆様のお役にたちますように!

森と寒さの中のフィールドワーク|2年次・総合探究(ミニ探究活動)

池田高校の2年次が5日間10コマにわたり、「森林」をテーマに3つの班に分かれてミニ探究活動をしています。それでは、3日目の「フィールドワーク」チームをレポートします♪

 

 

#写真では晴れていますが、移動中は雪。
風も強く、既に寒さに大人も含めた全員の心がくじけ気味です…

 

本日は、炭焼き伝承広場で2つの活動をします!

①木材伐採で的あて!

2班に分かれて、木を切ります。

うまく倒して、目標の的に近い方が勝利!

 

#写真手前の木が目印です

 

最初に、山本さんから木の切り方のレクチャーです。

三角を作って、反対側に切り込みをいれると、扉の蝶番の原理で意図した方向に倒れます。

 

#林業で木を切る時はこうやってやるので、良かったら参考にしてね

 

安全のため、順番に切ります。

 

 

皆で交代し、時には木を押しながら、「倒れろー!」と協力します。

 

#「倒れたーーー!!」(15分強とかなり頑張りました!)

 

#5cmくらい!?すごく近いです!ナイス!

  

②クチャ(アイヌの仮小屋)作り

アイヌの方々が狩猟などのときに、休憩する仮小屋をつくります。

今回は、数本の木材と、今回はトド松の枝、1本の縄が材料です。

 

#木材で三角の空間をつくり、縄で固定します。

 

トド松を、枝を下に向けて積み重ねていくと、縄や紐を使わずに壁ができあがります。

 

 

材料があれば、10分くらいであっという間に完成です。

 


#無事完成!座って休むことができます。

 

今回は、一人分で座って休憩する小さなものでしたが、火を焚いたり、横になって寝られるくらい大きいものをつくることもあるそうです。

 

この日はとにかく寒かった。

「寒い」を体感した生徒たち。

何に気づき、今後の探究にどう活かしていくのかが楽しみです。

お兄さんお姉さんとじゃんけんトレイン♪|2年次選択・音楽表現(小高連携・池小)

池田小学校の中休みに、池田高校生が授業でお邪魔するコラボ企画。

 

受け入れにご協力いただき、心より感謝申し上げます。

 

今回は、2年次生で「音楽表現(ピアノ・三味線などの演奏)」の授業を選択している生徒たちが伺いました。

 

 

#数ヶ月にわたるこの企画。遊びたい子どもたちがぞくぞくと集まってきてくれました♪

 

 

#持ち込みのキーボードにも興味津々♪

 

まずは、簡単にルール説明です!

「音楽が止まったら近くの人とじゃんけんをして、負けたら後ろにつながってくださーい!」

「優勝者には景品がありますよー!」

 

#拡声器をお借りしました。ありがとうございます。 

 

#BGMチーム。キーボード、タンバリン、カスタネットで場を盛り上げます♪

 

ばらばらだったみんなが、じゃんけんを重ねるごとにつながっていき…

 

 

最後の決勝戦です!!

 

#「ジャンケンポンっ!!!」

 

 

優勝した6年生の児童には、赤と緑のオリジナルシェーカーがプレゼントされました!

 

#おめでとう♪♪

 

いろいろな授業でお伺いしていますが、今回が初めての訪問となった生徒もいました。初めての生徒は小学生のパワーに圧倒されていたようです。

 

また、保育園実習などで幼児と触れている生徒にとっては、慣れたこどもたちとのふれあいだったかもしれません。いろいろな気づきがあったようです。

 

貴重な機会を作っていただきありがとうございました!