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ファッションを通して生活を豊かにする|3年次選択・ファッション造形基礎
3年次選択科目「ファッション造形基礎」の初回授業をレポートします!
この授業では、ファッションに関する知識や技術を学び、実習を通して服のデザインや製作に必要な力を身につけていきます。
昨年は、浴衣や甚平、テディベアなどを作っていました。
(ちなみに、作った浴衣を、カナダ留学チームはカナダでの交流の際に着てもらっていましたよ)
大人の不要な服をリメイクして、子ども服をつくるアップサイクルも計画されています。
今年は何を作りながら学ぶのでしょうか。
初回から早速実習です。
ミシンで、曲線や直線等の縫い方を練習します。
自分で実際に作ってみると、自分の洋服や様々な縫製が気になったりしますよね。体験や知識が生活の解像度をあげていきます。
池田高校は幅広く学び、体験できますね!
毎月一度の〈いけだ食堂みんなのキッチン〉|課外活動
「みんなのキッチンは……世代間の交流・地域のつながりを保ち、子どもたちが安心できる居場所づくりを目的としています。手作り弁当などを配りますが、会場で一緒に会食することを基本としたいと思います。弁当配布前の時間から、多世代で楽しく過ごしましょう!」
という集まりに、池高生がボランティアとして参加しています。案内にもあるように、お弁当が出来上がるまで、就学前の子どもや小学生たちと遊ぶこと。それがミッションです。今回は、入学したての1年ふたり&3年ふたりの生徒が参加しました。
将棋、オセロ、ジェンガ、たたいてかぶってジャンケンポンなどで遊んだり、マンガを読んだり、ピアノを弾いたり、絵本の読み聞かせがあったりと、池高生も子どもたちに混ざって楽しんでいました。そしてみんなでおいしいごはんを「いただきまーす!」
ながーい冬のあとに待っていたのは、にぎやかな春♪
子どもたちと一緒に、できたてほやほやの手作りの弁当を♪「ごちそうさまでした」
池高生を赤ちゃんの頃から知っている、みんなのキッチンのスタッフのみなさん
あっという間の子どもたちとの時間。〈楽しかったぁ and ぐったり…〉の新入生のふたり♪
もこもこ羊にも会えた!実習を通して学ぶ|3年次選択・羊と織物
池田高校オリジナル授業、「羊と織物」の授業が今年も始まりました。
講師の田中先生より、今年一年の授業概要が説明されます。
#1人1台の機織り機で織るマフラー
今年は、「藍染」を行うそうです。
高知県の高校から、藍の種をいただき、その種をこの北海道の地で育て、お盆すぎに収穫。その藍で染め物を行うというものです。
これは楽しみ!
そして、授業開始の今日は早速簡単な「ニードルフェルト」を行いました。
こんな形の2色のストラップを目指します。
色を選んで、ちくちくちくちく…
#石鹸水につけて、乾燥させます。
初めて作った生徒がほとんどでしたが、上手にできています。
さて、後半はスピナーズファームさんの見学です!
#毛刈り前のもこもこ羊たちを見たときのみんなの自然な笑顔
#羊の鼻息すごいー!きゃー!
#エサあるよ!おいでおいで!
#お肉に見えちゃうな・・・・(感づく羊。寄ってこない)
羊と戯れたあとは、工房で糸紡ぎについてお話を伺います。
5月頃に、羊の毛を刈った後は、キレイにして染めて、糸にします。
この紡績機はニュージランドのもので、世界中で使われているそうです。
#優しいカラカラという音が響きます
「いつでも来てくださいね、糸紡ぎ、教えてあげます」とおかあさん。
今年1年の授業がとても楽しみです!
ようこそ!池田高校へ!|全校生徒・対面式、オリエンテーション
本日は、池田高校の在校生と新入生の初対面の日です。
池田高校の校内は、歓迎ムード!
⇒
#作成の様子はこちら↓↓
自分の学校の魅力ってなんだろう。|2年次選択・生活工芸と英CⅡ
新入生歓迎イベントの始まりです!
#吹奏楽部によるダンプレ
#生徒会長からの歓迎挨拶
#新入生からの、大物を予感させる挨拶。今年の1年次生はすごいぞ…!
#生徒会執行部による学校紹介
#クイズコーナー
#部活動紹介(画像はESSと弓道部)
たくさんの笑顔がありました。
今年の池田高校も面白くなりそうです!
ようこそ!池田高校へ!
池田にできた日本一のメープルシロップ工場見学!|3年次・課題研究(年度始休業期間中)
池田高校の3年次生が全員行う課題研究・探究活動。
池田町を食の力で盛り上げたい!というグループのメンバーと一緒に、わくっとニッタさんの工場にお邪魔しました。こちらは様々なメディアに取り上げられ、ジャパンフードセレクションでグランプリを受賞した、あの「MOMIJI SYRUP」の工場です。
#可愛い絵は、本校にも講師として来てくださっている福家さんが書いたそうです!
わくっとニッタさんのニッタグループでは、1906年から池田町等の北海道の土地に6700haもの森林を有し、林業を営んできました。
6700haといえば、帯広市と音更町の市街地部分まるっと入るみたいです。すごい!広い!
この日は、2025年2月に稼働し始めた、メープルシロップ工場を見学させていただきます。
#新しい匂いがする工場。大きな音で機械が動いています
#樹液は、木に直接つながっており、全長20km!
ざっくりとした工程でいうと
①樹液をホースで集める
②不純物を取り除く
③加熱濃縮する
④瓶詰めする
となります。
樹液が採取できる春先のみ生産できるのです。
木の中の樹液の5%程度、木の成長に影響がない量をわけていただく。
まさに森の恵みです。
#ホースの中は真空になっており、効率よく樹液を集めます
#この大きいタンクは15000リットル
#加熱して、60倍に濃縮させます。意外に匂いはしなかったです
#加熱のための燃料は、森の木の間伐材。無駄がない!
#できあがりは、この小さいタンクに。
工場の中を見学した後は、森を見学。
#広い!スケール感が伝わるでしょうか
#水色のチューブが張り巡らされています。
全て手でこの林の中を引きまわったそうです。すごい。
#この口部分から樹液を採取。1年ごとに違う場所に挿します
日本での国産メープルシロップの流通量はほぼ100%が外国産(カナダ70%、アメリカ30%)。
このわくっとニッタさんの工場の稼働で、日本一の生産量となるそうです。
北海道など、メープルシロップを作っている方はいらしたそうですが、バケツで樹液を集めて煮詰める、という小規模なもの。
木と工場を直接ホースでつないで採取するのは、本場カナダと同じ製法・機械になります。
わくっとニッタさんがもともと豊富な社有林をもっていたからこそできたそうです。
たくさんのお話をお聞きしましたが、このメープルシロップ製造は、林業の様々な問題を解決します。
気候変動への対応、現金化までの50年ものの長い時間、手入れの問題、山林所有者の高齢化、冬場の閑散期の仕事等…。
こういった課題に対し、メープルシロップ製造は、100年継続して商品化できるストックビジネスであり、環境保全や、山林の価値向上等、可能性を大いに感じるわくわくするビジネスモデルです。
一緒に見学していた私も、心から応援したいと思いましたし、池田町の山林が誇らしく思いました。
最後にご厚意で4月中旬〜販売されるメープルシロップを一足先に味見!
#トロっとした質感に、複雑な味。美味しい!!!
商品開発チームメンバーはこの見学から、どんなことを考え、行動に移すのか楽しみです♪
貴重なお時間、見学を受け入れてくださった、わくっとニッタの山口様には本当に感謝申し上げます。これからも池田高校をよろしくお願いします。
ありがとうございました!!
絵本作家がやってきた|2年次選択・保育基礎
選択科目の保育基礎。8人の生徒たちは教室で学ぶこともあるけど、学校を飛び出して保育園や幼稚園を訪ねて子どもたちと触れ合うスペシャルな時間もたっぷりあります。
最終回は、最終回にふさわしいスペシャルな授業でした。
十勝で活躍中の〈絵本作家 / おがわひろきさん〉を講師に招いて、ご自身の新作絵本を題材に生徒たちが「POPづくり」をするという楽しい最終回でした。創造的な時間をありがとうございました。
POP制作をした経験のある生徒に、POPづくりで大切なことは?と聞くと、「作品の隠れた魅力を見つけること」と答えてくれました。
絵本作家と話すまたとないチャンス。生徒たちは質問をしながら、POPづくりをしていました。
作家の思いや物語の主人公の思い。相手を知るって脳みそフル回転!読書感想文とは切り口の違うPOPが出来上がりました。絵本の内容はまだ内緒だけど、きっとおがわさんが店頭のPOPに採用してくれるはず!
*POP(Point of Purchase advertising / ポップ / 購入時の広告)
まもなく発表される新作の読み聞かせをしてくれました。
写真で一句!|1年次・言語文化
1年次、最後の授業は「写真で一句」です。
現代の私たちが、素敵な風景を見ると写真を撮りたくなるように、昔の人はその気持を文字に残しました。
さぁ、素敵な写真とともに一句詠んでみましょう!
スライドに、写真と句と解説をまとめて発表してくれました。
何気ない日常を詠んだ生徒
ふと見上げた素敵な風景を詠んだ生徒
旅行先で撮った1枚を詠んだ生徒
生徒たちが意識していない言葉の意味も、岸部先生が解説してくれました。
蛙は春の季語だったのかー!
私も実際に俳句を詠んでみて、言葉を尽くして語るよりも、語数の少なさにより、1文字・1音にとても敏感になるなぁと感じました。
「あ、この気持ち、美しさを詠んだらどうかな?」というアンテナが立った気がします。
みんなの素敵な俳句発表会でした。
「白樺樹液」で学んだ成果を発表!|2年次選択・ライフデザイン
池田町の森林環境税からもご支援をいただき、生徒たちがこの1年学んだ授業の成果発表会が行われました。
池田町のまちの方や、新聞社・広報の方々も含め、25名ほどの方がいらっしゃいました。お忙しいなか、たくさんの方にお集まりいただき、感謝申し上げます。
最初に、教科担当の山本教諭より、この授業が目指していることや位置づけなどを説明。
#今年は各種コンテストやイベントへの出品・出演がたくさんありました
次に、授業をプロデュースし、生徒以上にご尽力いただいている、「学び舎とかち商品開発」代表の真浦さんから事業報告。
#生徒の学び、そして町への還元、と授業の意味付けが伝わってきます
今年は商品開発でしたが、来年はイベント開発だそうです。楽しみです。
さて、それでは、生徒3組の発表です。
■琥珀糖・白樺レモネード商品開発(谷内さん、岩佐さん、長﨑くんは欠席)
#なぜ白樺樹液なのかがわかりやすく説明されていました。
右は、販売となった白樺樹液入のレモネードシロップ
#(回想)これが道大会に出場した「琥珀糖」です
■人の気持ちに寄り添った一週間のハーブティー(松田さん、江森さん)
#廃棄されていた白樺の「葉」に注目。天然素材を組み合わせた7種類のハーブティーを開発しました
#(回想)それぞれの曜日でコンセプトと味が違うのです!
■キャンプファイヤーの可能性(高田くん、渡辺くん、盛くん)
#体験格差や間伐材の活用の可能性に注目。ビジネスへの試算も提示
#(回想)実際に行った時の様子。炎の熱さと迫力を思い出します
生徒たちは立派に発表していました。
資料公開したいくらい、とても充実し、成長した1年だったことが伝わってきます。
最後に、商品化した白樺レモネードの試飲タイムです。
炭酸割と水割りの2種類をご用意。
#生徒たちにいろいろな声をかけてくださった皆様、ありがとうございます。
片付けのあとは、みんなで最後の振り返りです。
生徒からは、
・こんなにたくさんスライド使って発表する授業だとは思わなかった
・最初は面白くなかったけど、面白い授業だった
・資料作りが苦手で足を引っ張っていたけど、最後に1位をとって成長を感じた
など、成長ぶりが伝わる感想がありました。
大人側も、たくさんの気づきがあり、ともに走りきった1年でした。
今年の池田高校を象徴する授業の1つのライフデザイン。
2024年度、ありがとうございました!
これからも池田高校をよろしくお願いします!
自分はどんな人なんだろう?自己理解と進路と生きやすさ|2年次・総合探究
進路を決め、粘り強い活動が必要になる新3年生。
あなたはどんな人ですか?あなたの強みはなんですか?
今日のゲストは小川さんです。
小川さんは、絵本作家であり、ブックカフェを経営、青鳥舎の代表(福祉サービス)、勝毎などでコラムを書き、ラジオのパーソナリティとして番組をもち、講演会を行う方です。
そんな小川さんは、障がい福祉の仕事をメインにしています。
障がい、というと短所に聞こえるかもしれません。
でも、短所も長所もひっくり返せば同じ。
場所が変わればそこは長所になる。
自己理解。自分が短所と思っていることが、人から見ると長所になる。
自分を知ると、対処ができる。
自分を知ると、自分を活かせる場所がわかる。
その例として、来月出版予定の小川さんの絵本も紹介してくれました。
元日本ハムファイターズの投手、石井選手をモデルにしたお話です。
#出版前の貴重な機会!是非本屋さんで!
さて、自己理解を深めることについて、小川さんならではの色々な経験談からお話をきけました。
今日の自己理解ワークは、「ジョハリの窓」を使って考えてみます。
ジョハリの窓はこちら。
#自分が知っている/知らない、他人が知っている/知らないの4象限で整理
さて、ワークです。
今回は、クジを引き、その人の他己紹介を書きます。
ただ、この紹介、質問してはいけません!!
イメージで書きますよ。
#う〜〜〜〜ん・・・・
そして、グループで、答え合わせ!
#「そう!なんで知ってるの!?」
いろいろな声が聞こえてきましたよ。
短所を言われて凹む生徒
一度も話していないのに、あたっていて驚いていた生徒など。
このワークについて小川さんが解説してくれました。
これは、長所がいい、短所が悪い、という話ではなくて。
大切なのは「どう伝わっているか」という点。自分の認識と、周囲からの認識がズレていると勘違いされやすいってことです。
本当は、人とワイワイしたいけれど、自分から話しかけられず1人が好きに「見られて」一人ぼっちになっちゃっている人がいたりします。
相手にどんな印象を与えているのか。伝えたよりも「伝わった」ことが大切。
「ズレ」を感じて見つめ直すことに使ってほしいなと思います。
是非この時間をきっかけにしてみてほしいなと思います。
小川さん、貴重なお時間ありがとうございました!
自分の学校の魅力ってなんだろう。|2年次選択・生活工芸と英CⅡ
ちょっとしたHappeningのおかげで、生活工芸(美術)と英語Communication Classが美術作品を合同で制作することになりました。2つのClassは「表現」という共通のテーマがあるので、なにが起こるのか楽しみなCollaborationになりました。
制作のテーマは「学校の魅力を新一年生に伝えること」。そしてもうひとつのテーマは、合作という方法を取ることで「協働することを体験する」です。
美術Classの4人を中心に4つのGroupに別れて、それぞれの作品に取り掛かります。実はこの授業にはもう一つ、先生のGroupも参加しています。さらに仕掛けが……
今回は制作に取り掛かるその前に、ちょっとしたGroup Workを行うことになりました。生徒だけではなく、先生、事務局、協力隊の大人たちも混ざって、お互いを知り合いながら、自分たちの魅力を発見していくという時間です。
残された時間は、2コマ100分。時間がなくてもGroupのチカラでなんとかなる!うん、なんとかなりそうです♪
〈協働〉
協働とは、同じ目的に向かって協力する
協働とは、立場は違うけどお互いに認め合う
協働とは、対等な立場を保ちながら活動に取り組む