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授業で検定試験の準備もします|3年次選択・情報処理
「最近の若い子どもは、スマホばかりでパソコン操作をほとんど習っていない」なんてニュースを聞いたことがあります。
池高の生徒は、プレゼンテーションを行うスライドをCanvaでもりもり作り、テストや課題の提出をGoogle Classroomで行うネイティブ世代。
卒業後すぐに就職しても、パソコンを使いこなしてくれるでしょう。
さて、本日「情報処理」の授業では、タイピングスキルやビジネス文章作成の練習等を行っています。
課題はこちら。ビジネス文章です。
表の挿入や、均等割り付けなど、ビジネス文書形式など、いろいろなテクニックが含まれています。
集中して入力していますね。
池田高校では、こういった検定試験の補助を頂いています。
その額、受験料の75%分!
例えば、日本情報処理検定協会主催の「日本語ワープロ検定試験 初段」なら、受験料5,300円のところ、1,325円で受験できます!
たくさん学び、力をつけていってほしいです!
サイクルツーリズム|3年次課題研究(探究学習)
池田の自然とグルメを巡るツアーが始まろうとしています。
それではさっそく、研究者を紹介します。
『池田町のサイクルツーリズム』
自然豊かな池田を感じてもらいたい、池田のグルメを味わってもらいたい。
自転車に乗って十勝の風を感じるツアーを、スケート部の生徒が企画しています。
氷のない季節の部活は、十勝平野をカッコいい自転車に乗ってトレーニングします。
そのトレーニングの中から生まれたサイクルツーリズムは、生まれるべくして生まれたもの。
そして今回、ツアーに賛同してもらうために、町内の事業所を訪ねました。
*池田高校では、キャリア教育の一環として課題研究(探究学習)があります。もっというと、課題研究のために3年間のカリキュラムが組まれているといってもいいくらいです。その3年間の集大成が、課題研究です。
探究学習|3年次・課題研究
総合学科の池田高校の特色は、探究学習の時間がたっぷりあること。
3年次に進級して2ヶ月が経ちました。いよいよ本格的に探究を始めます。
この日、看護師志望のふたりが訪ねたのは、町内にある障害者福祉サービス事業所〈こんぱす〉です。
探究テーマの絞り込みがなかなか進まず、事業所のみなさんに協力してもらうためにやってきました。
まずは「知ること」からですね。
こんぱすのみなさんは、「高校生がやってくる!」と、朝からソワソワしていたそうです。
そして、対面しても話したいけど話しかけられない状態は、池高生のふたりも同じ。
はじめましての挨拶は、誰でも緊張する瞬間です。
ところが、池高生は事業所を出た途端に饒舌になったりするんです(緊張からの解放〜!)。
コンパスのみなさんが池高生とじっくり話すのは初めてだったし、池高生も障害者施設に通う方との出会いは初めてでした。
今回はそんな感じで、互いに初体験の多い時間でした。学校に戻ったら、頭の中を整理して探究を続けましょう。
こんぱすのみなさん、また訪問します。ありがとうございました。
自閉症スペクトラムと感情と私|3年次選択・形態別介護
本日の講師は小川さんです。
テーマは「発達障害の特性と関わり方(ASD)」について。
自閉スペクトラム症(ASD) は、3つくらいの特徴があると言われています。
1:社会性の感覚を掴みにくい
2:コミュニケーションが難しい
3:特定の興味やこだわり(ルーティーンがある、など)
それぞれ細かく見ていくと、「自分もそういうところあるなぁ…」なんて気質を発見したりします。
違うようで似ている。脳の感じ方の違い。
例えば、先生が「ちょっと待ってて!」と言われたらどのくらいの時間を想定しますか?
①5〜10秒
②2〜3分
③10〜15分
手を挙げてもらうと感覚は人それぞれ。
では、違うシチュエーションだったらどうでしょう?
・先生がPCのファイルを探してるとしたら?
・先生が職員室に忘れ物をとりにいくとしたら?
シチュエーションが限定されると、「ちょっと」が想像できるかもしれません。
しかし、シチュエーションが変わっても想像が難しいとしたら、社会性の感覚を掴みにくいという感じなのかな、と思いました。独特の想像力、なんて表現を小川さんは使っていました。
後半は、感情表現について、グループワークで体験します。
「『怒り』の感情を表す言葉を調べずにたくさん書き出してみよう」
ぷんぷん、イライラ、ムカつく、「…(言葉にならない)」、は?、などなど…
若い感性の怒っている表現がでてきます。
「今度は、その言葉をレベルに合わせて並びかえてみよう」
1列のグループもあれば、ピラミッドのようになるグループも。
「それぞれのシチュエーションも書いてみよう」
家族を馬鹿にされた時、約束をドタキャンされた時、
悪口を言われた時、自分のパフォーマンスについてけなされた時…
その後、「楽しい」バージョンでも行ってみます。
(ちなみに私は、怒り>楽しみ の方の言葉ばかりで、楽しさを表す自分の中の語句が少ないことに新鮮な驚きというか悲しみというか、自分の人生をちょっとだけ自問自答してしまいました)
では、このシチュエーションのときは、どのくらいの言葉が当てはまるでしょう?
「美味しいものを食べた時」
「推しに会った時」
人によって、感情の受け取り方の度合いが違うことがわかります。
また、自分の感情のレベル感を持っておくことで、感情のマネジメントにもつながります。
仲の良い人に対してもツボを知っていると、円滑にコミュニケーションがとれたりもしますよね。
いろんな人のいろんな状況や特性を知る。
形態別介護の授業は奥が深い!
排便はこころのしくみを表している|3年次選択・形態別介護
人間にとって排便が機能しないと生きていけない、という話から始まった介護の選択授業。これまでの生活環境や職業などが、排便機能の不調につながるそうです。ココロとカラダはつながっているってことですね。
地域の小規模特別養護老人ホームから、今年もやってきました吉田裕也さん。しかも、〈生活相談員〉として、バージョンアップして池高に帰ってきてくれました。吉田さんは、爽やかな見た目とは裏腹に、自称変わり者としてもバージョンアップしていました。
そのエピソードをいくつか紹介すると……
・ラーメンが好き。結婚しているけど、一人で出かけて食べに行く(食べたいときはひとりでじっくり味わいたい)
・実験する。本を読んで「がんばりは逆効果」と知ってしまったので職場でがんばらないことを実践したら怒られた。でもがんばらない。
吉田さんの生き方考え方は、生徒たちにはどんな風に映ったでしょう。
社会福祉法人光寿会さま、本年度もよろしくお願いいたします。
#正しい排便の姿勢は、オーギュスト・ロダン作の『考える人』を参考に
#吉田さんの自己紹介、生徒も前のめり?「今年の生徒はメモを取ってまじめですね」と吉田さん
クリエイティブに生きる時間|2、3年次選択・工芸基礎
今日の美術の時間は、木工。
木彫り作業のはじまりです。使用するのは、木の板と転写紙と紙と鉛筆です。
まずはデザイン。画家のまささん(外部講師)が用意したものの中から選びます。多くの生徒は、ボタン、ヒマワリ、ツバキなど花のデザイン。中には……おぉぉ!?というデザインも(写真コメント参照)。
作業工程
①鉛筆で紙に描きます
②木の板の上に転写紙を置きます
③その上に描いた紙を置いてなぞります
④木の板に転写されたら
⑤電動糸ノコギリで、デザインした形に沿って切り落とします
手作業って、意外性の発見!
作業に入った途端に大胆になる生徒、慎重になる生徒、なんともないよーといった様子の生徒。その人その人のいろんな側面が見えるクリエイティブな時間でした。
今日のところはここまで。来週以降は、彫刻刀を使って、彫る作業に入れそう?
#ケガのないようにしっかりレクチャー
#準備もメンテナンスも、まずは自分でやってみる(最終確認は大人の役割)
#こわい……といいながらも慎重に少しずつ
#選んだデザインによって、難易度も変わる!
#互いに見守りながらケガもなく作業ができました
#花、ではなく、なんと〈龍〉を選んだ!鱗、描いてます。
これからあなたたちは人質です|3年次選択・論理国語
先生「これからあなたたちは人質です。」
おおおっ!教室のテンションが高まります!
#岸部先生の黒幕っぷりがみたい方は、こちらの池高Youtubeを是非ご覧ください。
【ドラマ】全員容疑者・・・犯人は誰だ!本格ミステリ!~卒業制作ドラマ第2弾~
先生「みんなの代表で人質になってくれる3人、前へ」
#みんな笑顔です(笑)
先生「これからみなさんに、1枚ずつカードを渡します。
・自分のカードは見られません
・カードは全部で5枚。白3、黒2です
・言葉を発したり、互いに合図をしてはいけません
・白いカードを持っている人は逃げられます
・黒いカードを持っているのに逃げた場合は処罰されます(ルール上です)
自分のカードを推理して、行動を選択してください。」
さぁ、論理クイズですよー!
#見守る生徒と、頭をフル回転させる生徒
ちなみに、今回の問題は上記の条件のもと
「全員白。しばらくしたあと全員逃げた。」どうしてそうなるかを説明してください。
わかりましたか?
(私は何とか解けました!)
他のパターンでもチャレンジです。全員人質役を行います。
#この場合だと全員逃げるよね?
丁寧に場合分けをして解説してくれます。
ゆっくりもう一周です。
心理戦ではなく、論理戦です!
度胸試しでもないですよ。
今日も池田高校では、論理って面白い!という様々な角度からの授業が行われています。
商品開発&制作準備|2年次選択・ライフデザイン
【この科目の目指すもの】
持続可能な森づくりは町づくり・学校づくりにもつながる。この資源を活用し、町に関わる人々がhappyになる仕組みを作りたい。そして今年のテーマは、クリスマスイベントの開発。
前半は「自分が大切にしていること」をテーマに、人生、美しさ、人との関わりといった18項目の中から大切にしているものの順位を決めて、一人ひとり発表をしました。大人も一緒に発表しました。誰かをハッピーにするには、まずは自分のハッピーを知ることから。
そして後半。いよいよクリスマスイベントでお披露目する商品の準備に取り掛かりました。グループに分かれて、白樺の小枝や鹿の皮などの下準備をしていきます。
#発表のたびに飛んでくる講師の真浦さんからの質問。こんな顔して答えています。
#創作活動が好きな生徒が集まっています。ある意味、クリエイティブ集団?です。
#小枝をさらに小さくするために、細かくカットしています。
#極秘プロジェクト!ではないんだけど、スケジュールの中身はぼやかしておきます(完成を楽しみに)!
児玉先生と学ぶ体位変換|3年次選択・形態別介護
3年次選択授業の形態別介護の授業では、4人の外部講師の方から介護技術の基本を学びます。
今回の授業は、池田町の光寿会グループに15年勤めていらっしゃる児玉先生です。長寿苑や光寿苑で高齢者の介護の現場で働いていました。今年からは生活相談員として勤務しているそうです。
児玉先生の授業では「体位変換」を学びます。
寝ている方の向きを変える。一言でいうとこれだけ。
しかし、介護をする側としては、高齢者の方の身体的状況であったり、コミュニケーションや、相手の気持ちを考える、など技術だけではなく気持ちの面でもたくさん知っておくべきことがあります。
まずは、最初の授業ということで、お互いに自己紹介。
介護の現場でも、「相手を知ること」が大切だと言います。
名前+「どんな大人になりたいか」が今回のテーマ
人の役にたてる大人
給料が安定して生活できる人
仕事もやりたいこともやっている大人
誰かの希望になりたい
学び続ける大人
楽しく過ごせる大人になりたい
ムキムキマッチョな大人になりたい
などと自己紹介してくれました。
少しみんなのことを知れた気がします!
その後の質問コーナーでは、たくさんの質問が。
仕事をしていて、楽しいこと、悲しいこと、高齢者に人気のこと、大切にしていること等。
児玉先生を通して見る介護の現場は、同じ人として尊重していることが伝わってきます。
いろいろな第一線で働いている大人から社会を見る池高生。
知識の他にも学ぶことはたくさんあります。
Braidon先生と英会話|3年次選択・応用英語
池高の良いところの一つに、少人数で授業を受けられる、という点があります。
この3年次生の応用英語の授業は5名の生徒が履修しています。
今日は、月に数回あるALTのBraidon先生がいらっしゃる日。
授業の前半では、1対1で7分間のsmall talk(ちょっとした世間話や雑談)を行います。
事前準備をし、言いたいことはいえるかな?
※以下、英語の会話のため、私(高校魅力化推進員)が聞き取れた意訳となります※
生徒「好きなことは、料理をすることです!先生は好きな食べ物はありますか?」
先生「アメリカンフードならBLTバーガー、日本食ならとんかつが好きです」
先生「好きな教科はありますか?」
生徒「国語です。」
先生「漢字書くのは好き?好きな漢字はありますか?」
生徒「自分の名前に入っている「葵」という漢字が好きです」
などなど。
準備していたフレーズ
「女の子にモテたいです!!!」をしっかり言えた生徒もいました笑
(実用的‥?ですね)
後半は、テストです。事前に複数の質問候補があり、その中からいくつかの質問がされます。
#テストはちょっと緊張感がありました♪
実践機会が多いのも、池高の良いところ!
自分ごとで学びを深めます。