池高日誌

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津軽三味線の授業が始まりました|2年次選択・音楽表現

池田高校には、津軽三味線の授業があるのをご存知でしたか?

豊富な楽器に触れられる池田高校。総合学科になったとき学校で整備したそうです。

楽器があるだけではなく、授業まで受けられるところが池田高校の強み。

 

15年以上池田高校の後期の授業で津軽三味線を教えてくださっている石黒さんが今年も来てくださいました!

 

 

#選択授業をとった生徒8名に一人1丁ずつ使えます

 

#これは何かな?

 

 

 #撥(バチ)はどうやって持つのかな?

  

初めて触れる津軽三味線、ギターと似ているけれど、なんだか違う雰囲気もあります。

 

 

 全員に行き渡ったところで、石黒講師が解説をしてくれます。

 

・三味線と津軽三味線の違い

・津軽三味線の素材や奏法

・この後期に練習する曲(2曲)

 

  

初めて生音で聴く、津軽三味線の迫力!!

音程だけではなく、物理的な弦を弾く音も一緒に聴こえます。

低い音は腹に響き、空気が震えるのを感じます。

 

3月までにこんな難しい曲が弾けるの?と不安な表情になった生徒もいます。

 

「皆さんの先輩もここまで辿りついたので大丈夫ですよ!」と石黒先生。

 

初回の授業は、基本の持ち方、撥の使い方、音の出し方など一人ひとり丁寧に指導していただきました。

#ギターとは違う角度で持ちます。

 

1時間練習すると、みんなの音がだんだん力強くなってきました。

「どーんつーてーれっ」

 

 最初は、撥で弦に当てるのも難しいとか。高校生は覚えが早く、音を出して簡単な音階を弾いています。

 

指が痛い、肩が痛い…は楽器をはじめたときの成長痛。

 

ギターなどの西洋楽器とは違う音色、奏法など、一つの知識経験から比較した学び。

もしかしたら実感するのは数十年後かもしれません。

 

池田高校は伝えつづけます。

池田の特色・ワイン授業が開始|科学と人間生活・1年次

多くの方のご尽力で開講できた、「ワイン授業」。池田高校の1年次の必修科目「科学と人間生活」で、10月の計3日間にわたり実施されます。

 

池田町の中学生は、ブドウ収穫体験をしていましたが、池高生は今まで授業で触れる機会がなかったのです。町外から通学する生徒にとっては、池田町の高校に通い、ブドウを横目でみながらも、ちょっと遠い存在に感じていたのではないでしょうか。

 

地域を知る大きな一歩のワイン学。期待が高まります。


初回の本日は、町長による「ワイン学」の講演です。


「ワインがまだ飲めない皆さん(高校生)にも、ワインの魅力を伝えていきたいと思っています」と町長。

「ワインは「産地(土地)を味わう」お酒。地元の人には地産地消を楽しむ。旅行者はその土地ならではのマリアージュを楽しむことができ、観光振興につながります。


歴史の面では、池田町がそもそもブドウ・ワイン作りに取り組むことになった背景や当時の苦労が語られます。


#NHKの番組「プロジェクトX 北のワイン 故郷再生への大勝負 十勝・池田町 」でとりあげられています。興味のある方はぜひご覧になってみてください。

 

今では当たり前に栽培しているブドウの背景を初めて知った生徒もいました。

 

#メディアの方や、役場の方も聴講し、注目度の高い授業となりました。


「まちの誇り、町民のプライドのひとつが【ワイン】と言える事業にこれからもしていきたいと思います」と町長が締めくくりました。


生徒からは「ワイン城で保管している一番古いワインはなんですか?」と質問が。

 

「展示用のものは飲めるものではないです。定期的に味を確認しているワインで最も古いのは1970年のものです。味も素晴らしく、10万円の値がつきました。」と貴重なお答えをいただきました。


最後に1A青木さんから感謝の言葉が述べられました。

 

今回の講義で、今まで学んでいた地域学や、現在の池田町がなぜこんなにワインを推しているのかなどの知識や経験が結びついてきたのではないかと思います。


池田のワインに関する基本を学んだところで、2日目となる次回は、池田町農業技術研究所へ訪問します!

池田高校ってどんなところかな?(池田小学校2年生が訪問)

10月3日、池田小学校の2年生が生活科の授業で、校内の見学やインタビュー体験にきました。

 

高校生のお兄さんやお姉さんは普段何をしているのか、先生はどんなことをしているのか、小学生たちは興味津々です。

 

教頭先生と一緒に池田高校を見て回ります。

 

勉強しているね。「入口の窓も高いよぉ」「背伸びしなきゃみえないよー」

 

#嬉しそうにこちらを見て手を振る高校生。

#取材側から見ると、小学生と高校生がガラスを隔ててニコニコしていてほっこり

 

お兄さんやお姉さんが勉強している理科はちょっと難しそう。

 

 

白衣も大きいね!

 

 

空いている教室で、椅子と机に座ってみたよ。

「足がつかないね!」

「机も広いよー!」

「先生のつくえ(教卓)も高いよ。あごがつくー」

 

 

工芸の授業では、乳鉢を使って釉薬の準備をしていました。

講師の方のご厚意で一緒にゴリゴリ・・・

「こんな授業もあるんだね」

 

 

 2年次の音楽では、リコーダーとギターでカントリーロードの合奏を聴かせてくれました。

「パチパチパチ!!!」

 

 #きちんと「ありがとうございました」が言えていました。

 

 天井が高い体育館。

 

 

羊さんの毛を織る、織り機の部屋

 

 

池田高校の廊下には、たくさんの先輩が描いた絵も飾られています。

「これ、絵の具で書いたのかな?すごい!」

 

 

図書室も高いところまで本がおいてあるね!「上まで届かないー!」

 

 

小学生のみんなは、事前に考えた質問をしっかりとできていました。

回答を聞いて、小学校との違いを感じたり、その理由を考えており、高校生の探究の授業の原点をみた気がしました。

 

 

集中力が素晴らしい。

 

 

 

最後に今日の見学のお礼を、代表して校長先生と教頭先生が聞いています。

見学にきてくれた小学生の皆さん、ありがとうございました。

見学させてくれた、先生や池高生の皆さんもありがとうございました。

雨が降っても晴れにしてみせた体育祭

1年次にとっては、高校ではじめての体育祭。

2年次にとっては、高校に慣れてきた中での体育祭。

3年次にとっては……

 

朝から雨が降っていました。でも延期はしないで、体育館でやっちゃいました!

有志で集まった執行委員と実行委員、そして春に池田高校にやってきた先生が担当をした、フレッシュな体育祭でもありました。

 

午後からは晴れて、みんなで芝生の校庭へ飛び出しました!

 

 

  しっかりと準備運動をして、いよいよ!

 

 

【大縄跳び】翔べ2年生次! もっと高く3年次!

 

 

 

【綱引き】1年次から先生まで勢揃いの弱肉強食!

北海道大学、バングラデッシュの留学生も「そーれ!」

 

 

【バブルボール相撲】はっけよい、のこった!のこらなかった!

 

  

【玉入れ】3年次たちが、高く高く翔んでいます!

タイからやって来た北海道大学の留学生さんもジャンプ!

 

 

【借り物競争】「好きな先生!」で借りられた先生ですね、きっと。 

 

 

 

【大玉転がし】ワァー!キャー!ギャー!そして燃え尽きました……

 

  

【応援】3年男子のこの笑顔♪  面倒見のいい先輩との談笑も♪

 

【学年対抗リレー】逃げ切れるか!追いあげてきたのは……生徒会長!! 

 

 

 

池田小学校のみんなにお借りした大玉、とても盛り上がりました!

ありがとうございました♪ちなみに……

この写真は遊んでいるんじゃなくて、空気を抜いているんです!

 

 

青い空と白い雲、そして芝生の校庭がよく似合う池高生の秋が終わります。

 

北大留学生がきたよ!|1日目

Hokkaido Study Abroad Program(北海道教育委員会主催による、留学生派遣プログラム)のいよいよ当日!

 

1日目が学校紹介、2日目が体育祭に参加で、この日のために2週間ほど準備をしてきました。

 

2年次の選択・英語の授業で、準備をしてきた10名。池田駅にお迎えにいきます。

 

顔もまだわからない留学生。私達に気づいて池田駅で降りてきてくれるかちょっとドキドキ…

 

2人の留学生の母国語にあわせたウェルカムボードを用意していたので、すぐに気づいてもらえました!

池高生「Welcome to IKEDA!」

留学生「Hi-!!!!!^^」

 

 お互いに自己紹介をして、学校までのご案内がスタート。

 

タイ出身のポーさんと、バングラデッシュ出身のタンシルさん。

 

事前に街歩きをして準備をした、紹介したい池田町スポットを英訳したセリフで説明します。

 

そして池高生は気づきます。

 

準備した英語の説明だけでは間が持たない!

(どうしよう!?英語でなんて言うの!?)

 

このような時は、目に入ったものを説明する作戦です。

 

「This is Japanese Temple.(これは日本の寺です)」

 

タイ人のポーさんが「Japanease temple is brown.(日本の寺は茶色いですね)」というと笑いが。茶色!え?お寺はこれがスタンダードではないの?

 

タイの寺は金や赤や黄色とカラフルなんだよ、と天の声。

 

そうか、日本の寺は茶色に見えるのか!と気づきます。

 

当たり前に見えるものも、留学生から見ると珍しいのです。

 

 

 

 

ワイン城の前で写真撮影!

 

 

 池田高校が近づく頃には、ガールズトークも!

ボーイフレンドはいますか?みんなは?とキャッキャするところは万国共通かもしれませんね。

 

坂道を歩いてお腹はペコペコ。やっとランチタイム。

タンシルさんが音頭をとり、「いただきます!」

 

 

 食事中も、留学生がきたー!と、待ち切れない他の生徒たちがやってきて、

「コップンカー!(タイ語でありがとう)」と挨拶。

(間違えた!サワディカーだ!と大騒ぎ笑)

 

「やばい!イケメン!」「かわいいー!!」と池高生たちのテンションがあがります!

(直接対峙すると、ドキドキして話せない池高生)

 

 

5時間目は、多目的ホールに集合。

2年次生は池田高校を英語で紹介します。3年次生は明日参加する体育祭について説明しました。

 

#二人とも笑顔で聞いてくれました。

 

ポーさんがタイの紹介や、日本に留学するきっかけになった話を英語で説明してくれます。

「(英語)千と千尋の神隠しの映画が好きで、日本に興味をもちました」

 

 

 今度はタンシルさん。

最後にクイズがあるから、しっかり聞いてね!

 

#英語の説明を真剣に聞きます。バングラデッシュの内戦の歴史など、普段聞かない単語も多く、なかなか難しかったかもしれません。

 

放課後は、弓道部の見学や、吹奏楽部のミニコンサートなど、1日中おもてなしが続きます。

 

準備してきた英語の説明ができた生徒、思うように伝わらなかった生徒、その場で翻訳を調べて話しかけにいった生徒。

 

普段の授業とは違う緊張感と笑い声が響き渡る一日目となりました。

山に入ってきこり体験(3年次地域学・池田町の林業について学ぶ)

6割が森林の池田町。池高生は選択授業の中で、森林の活用方法を考える時間をたくさん持っています。

商品開発をしているチームもあるんです。今回は、地域社会と森林について考えたり学ぶチームのお話。

 

授業は教室ではなく「山」です。7名の生徒は、森林の会社と役場の農林課のプロフェッショナルに学んでいます。

池高生は授業の中で、少しずつだけど森との共生社会を考えています。

 

山に入って、山についての講義

 

チェンソーで切り出して「板」にした木材をキレイに削るカンナがけ

 

薪割りは体のバランス(中心)が大切。先生も挑戦しました。

 

山は、絶妙なバランスで木が森を作っている自然そのものを体験できる場所。

 

ごんごんごんごん!どんどんどんどん!|2・3年次選択・工芸基礎

「ごんごんごんごん!」何事!?

思わず、音の鳴る方へ校内をうろうろ…

 

 音の正体は、2年次と3年次の「工芸基礎」の授業。

(大きな音に、校長先生も見に来ていました)

 

 石を砕いて、

 

  

布巾の上から金槌で(日頃の何かを込めて)ごんごん叩き

(だから学校中に響き渡る音だったのかもしれません)

 

 細かく砕き、耳たぶくらいの軟さになるように水分を調整して粘土に加えます。

 

岩から砕く授業ってなかなかない気がします。

 

 

別の日の授業では、前に作った粘土を使って作業中。

 

 

別の日の授業では、今度は「どんどんどんどん!」と鈍い音

 

よいしょー!と粘土を練ったり、空気を抜くために叩いたりしています。

 

塊は、高さ合わせの板を使い、糸で切り分けます。

 

 

最後には、こんな作品になる予定。

講師の先生作です。

わくわくしますね!

なぜ池田町に移住した?池田町の魅力を高めるには?|3年次選択授業・地域学

9月25日、池田町に移住した3名の方を授業にお招きし、地域学の授業が行われました。

 

まずは、今回ゲストに来てくださった方々の自己紹介。

移住するきっかけになった池田町の魅力や、現状についてお話いただきました。

 

大阪からいらした梁本さんは住んでいたお家の写真を見せてくださいました。

生徒からは、「家に畑がない」「塀があり、隣の家との距離が近い」など、日本のなかでも違う住環境に気づいたようです。

 

 

星川さんは、池田町の観光に関する仕事をされています。

持ってきてくださった池田町のパンフレットからも気づきが。

 

「池田町にこんなに食べる場所があったんだ…」「意外に宿泊場所があるんだね」

 

 #池田町のパンフレットを初めてみた生徒もいました。

  

グループにわかれて、池田町の「良いところ」「ちょっとイマイチなところ」を付箋に書いていきます。

 

 次に、それぞれのグループから出た意見を模造紙に貼って、グルーピングしていきます。

 

 

 最終的に、どうしたら池田町の魅力をもっと発信できるのか、をみんなで考えて整理。

 「ブドウアイスの販売」

「池田高校生が授業などで作った商品を継続販売」

「鹿の角のカチューシャを作る」

「キャンプで、きれいな星空を観察したり、鹿肉を美味しく食べたりする」

など多くの意見があがりました。

 

 

池田町に住んでいても、池田高校に通っていても知らなかったこと、外からみたら羨ましい環境にあることに気付いた授業でした。

 

これから、さらにブラッシュアップを重ねて、池田町議会の議案提出をし、まちづくりに関わっていきます。

小学生と一緒にリズムチャレンジ!|2年次選択授業・トレーニング

2年次の選択授業「トレーニング」で、初の試み。

池田小学校の中休みの時間帯に、池田高校生とふれあう時間をいただきました。

この度はご協力いただき、心より感謝申し上げます。

#小学校に貼ってあるチラシ

 

池田小学校出身の生徒もおり、「懐かしい〜」「2クラスある学年もあるんだねー」と。

 


テープを床にはり、準備中。小学生来てくれるかな?と緊張の面持ち。

 

小学生「何してるのー?」

高校生「こっちにおいでー!」

 

 

手拍子に合わせてぴょんぴょんぴょん♪

上手にできたね!とハイタッチ!

 

 

今度は、高校生と一緒にやってみよう!

ハイタッチも慣れてきました♪

 

 

二人で息を合わせる、こんな動きはできるかな?

 


二人で動きを合わせるのはちょっと難しいぞ!もう一回!

 


音楽もかかり、周りでハイタッチや手拍子をしてくれる、小学生のお姉さんたちもたくさんいます!

 

 

盛り上がりは最高潮!

みんなで肩に手をあてて、リズムジャンプ♪♪全員参加だ〜!



 あっという間の中休み!最後はみんなでハイタッチ!!

 


普段あまり小学生と接することが少ない高校生もいたでしょう。

みんな成長途中!いろいろな経験をして、いろいろな気づきを得る時間になりました。

夏休みの池高生、まつりを盛り上げる!(課外活動)

今回は、夏休み中の池高性の活動を紹介します。

 

池田町の子どもたちの居場所〈放課後サロンエルム〉は週一回の開催だけど、池田小学校の子どもたちがわんさかやってきます。池高生たちも放課後の時間を使って、子どもたちに呼ばれて毎週のように遊んでいます。


8月10日は、子どもも池高生も夏休み真っ盛り。

〈サロンエルムの夏まつり〉がありました。

的あて・輪投げ

お菓子釣り

水風船

スタンプラリー……


池高生たちは、前日の準備から当日の役割まで、子どもたちの笑顔のためにアイデアを出し合って楽しんでいたけど、暑かった!がんばった


最後はみんなでスイカ割り。水分もたっぷりとって、思い出もたっぷり詰まった夏まつりになりました。池田の夏のヒトコマでした。

ちびっこと池高生。お姉さん、お兄さんになってました

 

 

みんなのキッチンのカレーを「いただきます!」

 

 

まつり一番の大仕事〈スイカ割り〉でも池高生大活躍!