池高日誌

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地域人インタビュー|1年次・産業社会と人間

10月23日と30日の2日間にわたり、地域人インタビューが行われました。

  

1年次の生徒全員が、池田町の地域の方にインタビューをするこの企画。

 

~目的〜

1年次では4月よりSDGsを軸に学習を深めている。SDGsと地域課題をつなげ、自分ごととして捉えている。そこで、地域の人材と出会う(地域人インタビュー)ことで、さらに自己の進路と向き合うきっかけを創出する。また、持続可能なまちとそこで働く人の思いについて考える。

 

介護、教育、公務員、国際、食、保育、福祉、スポーツ、看護と様々な分野の方々に来校していただき、貴重なお時間をいただきました。改めて御礼申し上げます。

 

  

#初日は体育館に6ブースが作られ、お話を聞きました

 

 

#産業社会と人間は2時間続きの授業です。事前に質問を用意し、深堀りをしていきます。

 

 #お仕事の様子や、なぜその仕事に就いたか、やりがいなどたくさんのお話をしてくださいました

 

 

#記録のための写真も生徒たちが撮影します。

 

 

人生観に大きな影響を与えた、と話す生徒も多いこの授業。

振り返り、何を感じたか、これからどうしたいか、1年次生は考えていきます。

池田町の子どもたちが笑顔に!ハロウィーンパーティ2024|課外活動

池高生が実行委員長になり、生徒たちが企画を考え、たくさん準備をし、まちの方のお力をたくさんお借りした、ハロウィーンパーティが無事に終わりました。

 

当日は、LacyとLukeが仮装して駆けつけてくれ、町長や副町長も訪れ、遊びにきた中学生も当日手伝ってくれました。

 

そんななか、集まった子どもたちは40人ほど!旧利別小学校には総勢80名ほどが集まる空間となりました。

 

利別地区に、久々にたくさんの子どもたちのはしゃぐ声が響きわたりました。

 

お力添えいただいた、地域のみなさん、役場の方々、一緒に準備をしたみんな、そしてきてくれた子どもたちと保護者の方々。みなさまありがとうございました!

 

 #9月から準備していたこの企画。放課後などで手伝ってくれた池高生もたくさんいました!

 

 

#成功させるぞ!「おー!」

 

 

#こんな仮装をしてきてくれました

 

 

#メッセージボードを用意。卒業生が親御さんとして参加してくれた方もいたようです

 

 

#工作をしたり、クイズで盛り上がったり!

 

  

#フォトスポットで記念撮影!見守る大人もたくさんいました

 

 

マフラーの完成まであと少し|3年次選択・羊と織物

羊と織物では、現在自分たちで染めた羊毛でマフラーを作っています。

 

10月は、いよいよ織り機にセットして編み始めています。

 

私達が一般に想像する、「かたんかたん」と織るまでにも時間がかかります。

 

糸の長さを測ったり、縦糸のセットをしたり、準備がとても大切です。

織り機にセットできたところで、織り開始。

 

横糸を通し、縦糸をおろしてくる。

ぎゅっと力強くしてしまうと、ふわふわのマフラーにはなりません!

 

 

糸と糸の隙間が正方形になるように、そして均一の力で。

これは大変ー!

 

 

ときには横糸を戻したり、できあがってからなんとか修正したりしています。

 

織り機である程度の長さができあがったら、両端の処理をします。

いったん毛糸を濡らして、濡れているうちに糸をねじります。

 

 

こういった手仕事をしていると、友達との話もはずんじゃったりしませんか。

寒くなってきたこの時期、そろそろマフラーがほしいですね。

 

 

完成間近!できあがるのが楽しみです♪

紙作り|3年次選択・生活の書

書道についての基礎、技法、書体の特徴などに関する学習をし、表現力、鑑賞の力を身につけるこの授業。

 

ペーパーレスが叫ばれる時代とはいえ、学校生活ではたくさんの紙に接します。

生活の書の授業では特に毎回向き合う紙。

 

今回は「自分で紙をつくり、その紙に書をかいてみよう!」ということで、今日は紙を作ります。

 

 #先生の試作品です(私も一緒に作りました♪)

 

今回の原料はトイレットペーパー。水に溶けやすくお手軽に作ることができるんです♪

ペットボトルにトイレットペーパーと水をいれて、しゃかしゃか…!!

 

 

木枠に、どろどろの液体をいれて、水が落ちるのを待ちます。

 

布の上にのせて、スポンジで水分を取ります。

 

枠から外します。この瞬間が一番緊張します!

 

さらに水分をとるため、新聞紙に挟みます。ギュー!

 

アイロンをかけてさらに水分を飛ばして…「おお!紙だ!(嬉)」

 

基本がわかったので、好きな色の紙も作ってみます。

 

#ちょっと赤強すぎた!?でも紙になったらいい感じ♪

 

#水色と緑は空と森のよう

 

 

カラフルな紙を作る生徒もいれば、白を黙々と作る生徒もいます。

  

乾くとまた印象が変わり、落ち着いた色になりました。

 

 

当たり前にある存在の紙を自分で作ることで、身の回りのもののでき方を意識するきっかけにもなるのではないでしょうか。

 

そして、自分の作品にも愛着を感じやすくなるはず!

 

次回は自分で作った紙に、なにかを書いてみますよ。どんな作品になるか楽しみです♪

ワインの製造工程を学びました|科学と人間生活・1年次

10月17日

池田高校のワイン授業3回目。

 

今回も多くの方に学びの機会を与えていただいたことを感謝申し上げます。

 

1回目:町長によるワイン学の講演

2回目:ブドウ畑で収穫体験

3回目:製造工程の見学

 

ということで、本日は、ワイン城とブドウ・ブドウ酒研究所を見学させていただきました。

前回同様、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の製造課長である東さんにご説明いただきます。

 

到着早々、駆け足で工場へ!

収穫したブドウを今まさに破砕したりしているところでした。

ちょっと離れて作業を見守ります。

 

 #ロゼワインの仕込み中。軽くブドウを潰して、果汁だけをとっています。

  

ブドウ模型を使いながらわかりやすく説明してくださいます。

搾りかすとなった皮や種は、飼料になりほとんど捨てることがありません。

授業でも学んでいるSDGsですね。

 

#次にこの場所を通ったときには作業が終わり、搾りかすが置かれていました。

 

次に、スパークリングワインの製造方法について説明を受けました。

フランスのシャンパーニュ地方で作られる「シャンパン」と同じ製法である「瓶内二次発酵法」を採用しています。

 

当時フランスに行って勉強し、苦節9年、やっと商品化できたそうです。

 

#瓶内二次発酵の時にできる「オリ」の取り方の説明を受けています

#スパークリングワインのコルクは、実は赤白ワインと同じストレート型。3ヶ月ほどたつとおなじみのマッシュルーム型になるそうです。

 

続いて、ワイン工場へ。

 

あと1週間ほどすれば、ここでも実際に充填作業が始まるそうです。

 

 

ワイン城へ。

 

#今日も良いお天気です。良い景色。

 

地下熟成室です。ここでは樽熟成をしています。現在168樽あり、池田中学校の生徒たちが収穫し成人式の時に渡されるワインもここで熟成されているそうです。

 

 #使い終わった樽は、ウィスキーやさんやサウナ利用する方などに良いお値段で売れるそうですよ。

 

ブランデー蒸留室へ。

なぜ池田町でブランデーが作られたのか歴史が語られます。

寒すぎて良いブドウが採れない地方だからこそ、ブランデーを作りはじめた。しかし、蒸留酒ブームがくるまでなかなか売れず苦しい時代も長く続きました。

 

池田町のワインの歴史は寒さと品種改良とそれに立ち向かう人々の苦労の上に成り立っていることが伝わってきます。

 

 

品種改良の歴史をお聞きしました。

 

 

こちら、気づかない方もいるのではないでしょうか。ワイン城の正面にあるモニュメント。

山幸の木を研究するため、生きた木を抜いて作ったそうです。根がものすごく長いのがわかります。これでも保管の関係上少し切ったそうです。

 

#清見地区と千代田地区の土壌の違いと赤ワイン白ワインの関係も説明されました。

いつかワインを飲み、味の違いがわかるようになるとこの説明もしっくりくるでしょうね

 

さて、ここからはスペシャルタイム!

ご厚意により、とても貴重な場所を見学させていただきました!

 

旧ブドウ・ブドウ酒研究所です。

 

 

狭い階段から地下に降りていきます。

「カブトムシ飼ってるにおいがする!」と叫ぶ池高生。

 

こちらには、オールドビンテージのワインが保管されています。

1970年のセイオロサムの赤ワインなど、高校生にとっては、両親や祖父母の生まれた年のものになるでしょうか。

 

 

別の部屋には「課税庫」がありました。ここは貸しワインセラーになります。

年中一定の温度湿度に保たれた地下で、十勝ワインを保管することができます。

月500円、年間6,000円だそうですよ。

 

 

こちらには、ブランデーやワインがありました。

私達の身長よりも大きい加水樽もあります。

 

 

池高生からも積極的な質問がありました。「この樽のものを売ったらいくらくらいになりますか?」「先ほど、ブランデーを作る過程で水蒸気を冷やすので無色透明の液体と説明がありましたが、どんな過程によって色がつくのですか?」など、鋭い質問も。

 

#「最新の品種改良ではどんなブドウを作っているのですか?」

  

普段見られない特別な場所を、池田町の歴史とともにたっぷり教えてくださいました。

池高生ならではスペシャル講義をしていただき感謝いたします。

 

 

来週はまとめの授業。どんな知識を得たり、気づきを得たりしたのでしょうか。

ガイドヘルパーを学んで実践してみよう|3年次選択・生活と福祉

本日は、生活と福祉の授業です。

 

ガイドヘルパーとは、一人では外出できない障がい者の方の外出をサポートする人です。

※本来は資格が必要です。今回は、知人やまちなかで困っている方を助けられるようになることを目的としています。

 

まずは1回目、自然にやってみます。

 

扉を開けたり、障害物を避けたり、階段を通り、椅子に座るなど、多くの障害物を越えます。手を引っ張った人、肩に手を置いた人、腰を支えた人などがいました。後ろから押している人もいました。普段、友達と触れ合う延長線上で接していたかもしれません。

 

椅子に座ってもらう場面では、どんな椅子なのか高さなのか、背もたれはあるのか等の情報を伝えるとスムーズですね。

 

 

 #椅子に座ってもらう場面では、どんな椅子なのか高さなのか背もたれはあるのか等の情報を伝えるとスムーズですね

 

改善点を明確にしたところで、再度実践です。学んだことを活かし、相手の要望を聞いた上でのヘルプができていました!

 

周りの景色を自然に教えてあげられている人もいました。思いやりですね。

 

 とは言え、ドアが引き戸から開き戸に変わると、軽くぶつかってしまったペアもいました。

一度の座学ではなかなか頭に入らないもの。

 

実際に体験することで、印象に残るのではないでしょうか。ちょっとした知識を知るだけで役に立てることも増える実践的な授業となりました。 

商品開発から体験キットへ。自ら考え行動に移す池高生|8/25(日)ふれあい広場2024池田(課題研究・校外活動)

8/25(日)社会福祉協議会主催の「ふれあい広場2024池田」に、池田高校3年次生3人が出店をしました。

 

2年次の「ライフデザイン」の授業で行った、白樺製品の商品開発。その時の商品や経験から3年次の「課題研究」で引き続き問や仮説を深堀りしているチームです。

 

 #白樺の木と鹿の皮を使った「つぶらな動物キット」を開発

 

 

#こんな感じのかわいい置物が作れます

 

当日は、子どもから高齢者の方まで幅広い世代の方が参加。

 

 

#高校生のお姉さんが優しく作り方をレクチャー

 

 

#参加者の方の作品。設計図を作って作成。素材の使い方がこなれています!

 

この経験からどんな気づきを得るのでしょうか。最終発表が楽しみです。

お兄さんお姉さんといきものクイズ!|3年次・生物(池田小学校)

 

池田小学校の中休みに、池田高校生が授業でお邪魔するコラボ企画。

受け入れにご協力いただき、心より感謝申し上げます。

  

今回は、3年次の生物の授業でお邪魔しました。

 

 

 今回の企画は、いきものクイズ!

・白衣を着たお兄さんお姉さんが、それぞれクイズを出してくれます

・5問行うと、スタンプがもらえます

・全部で4人のお兄さんお姉さんのクイズにこたえてみよう♪

 

小学校の教頭先生に場をサポートいただき、緊張の面持ち。

 

「小学生と触れ合ったことなんてないよ・・・」とおっかなびっくりの生徒。

 

 さぁ、中休み!パワーあふれる小学生が走ってきます!!

クイズ用紙をもらうと、白衣のお兄さんお姉さんのもとまでダッシュ!

 

 

 集まってくる小学生、身長差があり、はじめはそのまま話していたものの…

 

 

問題を読む声が聞こえるようにかがんだり、ゆっくり話したり。

目線のところに問題がくるようにタブレットを下げたり。

 

  

誰に教わるでもなく、自然に体が動いている姿を見ると、伝えたい心や思いやりの心を感じます。

 

回を重ねるごとに、双方向のやりとりができるようになり、子どもたちもノリノリ!

  

 

4個のスタンプをもらってクリアですが、楽しくて何周もした子もいました!

 

 

   

#小学生の時の先生と再開

 

 

どうだったー?と聞くと

「楽しかったけど、パワーがすごくて疲れた^^」

「悩みなさそうでいいなぁ(笑)」などと素直なコメント。

 

自分も含めた子どもの成長、気づき、内から出る思いやり、気づきがたくさんあったはず。

 

 

 

「お兄さん、お姉さん、またきてね」

 

この言葉がなにより嬉しいものです。

池田や池田高校の魅力を英語で伝えてみよう|3年次選択・応用英語

今日は、池田高校に緑陽高校などでALT(Assistant Language Teacher)をしている、Kathryn先生(以下キャスリン先生)が来てくださいました。

 

3年次の応用英語の授業をレポートします!

 

5・6時間目の2コマを使って池田高校の周りをまち歩きします。

前日に役割分担や、英語フレーズの準備をして、いざ出発です!

 

 #Let's go!

 

 秋のぽかぽか日和の午後。上着がいらないくらいの暖かい気温です。

それぞれ、自己紹介や好きなものなど、まずは定番ものから。

  

 

池田町のルーツがある嶋木牧場へ。

英語での説明もあり、ぴったりな場所ですね。

  

キャスリン先生は、アクティブで十勝でもたくさんの経験をしていました。この三連休のイベントもびっしり!沖縄旅行の話やアメリカでの驚きの体験の話もしてくれました。

 

後半は、クイズ!

お題を出す人が何を考えているか、質問しながら当てるクイズ!

「Sports?」「Famous?」…「大谷翔平!」

 

そして、最後はとっておき。弓道&袴体験。

元弓道部の三年次生が袴を着付けてくれました。

 

様々な経験があるキャスリンさんも、弓道体験はないそう!

 

 

「Cool!(かっこいい!)」と興奮気味。

 

 

 弓をひく体験も簡単にしてもらい…

 

 

最後は記念撮影。

キャスリン先生からは、「こんなに特別な体験をした初日は初めて!みんなありがとう!英語の勉強を続けてね」と英語でメッセージ。

 

 ありがとうございました!

ヴァイオリン授業|2・3年次選択・器楽

後期の授業「器楽」で、ヴァイオリンの授業が始まりました。

 

池田高校が総合学科になってから続くこの授業。17年経つので、受講する生徒が生まれる前から続く講座となっています。

 

講師も同様に、ずっとお世話になっている牧野さん。池田高校に来てくださってありがとうございます。

 

さて、いよいよ授業です。一人一台、ヴァイオリンを使っての授業です。

 

 

今年は、初めて弦を張り替えたということで、松ヤニを弦に念入りに塗るところから授業が始まります。

 

ちなみに、松ヤニが塗られていない弦でヴァイオリンを弾くと、明らかにかすれた音が鳴ります。

 

#これが松ヤニです。塊になっています。

 

5分〜10分念入りに松ヤニを塗ります。次回からは5往復くらいで良いそうです。レア体験です。

 

#ごしごしごし…

 

松ヤニを塗り、チューニングをしていただいたあとは、いよいよ楽器を奏でます!

 

基本の弓の動かし方、リズムで楽器に慣れていきます。

 

「タタタタタン」

 

  

 4本の弦のうち、1本だけに正確に当てるには集中力がいります。みんな上手にできていました!

 

授業が終わる頃には、持ち方もサマになってきましたね!半年後には、素敵な曲を奏でられるようになっているでしょう♪