池高日誌

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2ヶ月ぶりの池田保育園へ|2年次選択・保育基礎

「2ヶ月経った園児の成長を、よく見てくださいね」

担当教諭の言葉を受け取った池高生たちは、やや緊張気味。

 

緊張した顔のまま保育園に到着すると、園児の顔もちょっと緊張。

それでも子どもたちはすぐに「〇〇お姉さん」「〇〇お兄さん」と池高生の周りを囲み始めます。

 

2ヶ月経ってもちゃんと名前を忘れないでいてくれました。池高生もうれしそう。

 

池高生の園児との関わり方は、それぞれ。

様子を見ながらちょっとずつ近寄ったり、園児の目線に合わせて話しかけたり。

園児との2ヶ月ぶりの90分。どんな成長が見て取れたでしょう。

 

 ▲朝のはじまりは、お掃除から。卒園生でもある池高生も、はだしになって雑巾がけ!

 

 

 ▲園児の前でご挨拶。ちょっと緊張したけど、一緒に掃除をすればこの通りの笑顔

 

▲ちいさな美容師さんのヘアメイク。いろんな飾りがあたまにくっつきました。

  

 

▲イス取りゲームは、みんなで応援して大盛りあがり

 

 

▲小さな園児たちとの時間は、あっという間に過ぎたのでした。

進路活動。次のステップへの準備|3年次・課題研究

3年次生は、探究の中間発表、エルム祭(学校祭)が終わった後は、一気に進路モードに入ります。

 

今までは課題研究を行っていた時間、これからは進路研究や面接練習などを行います。

 

進路モード第1回目の今回は、池田高校の「探究のしおり」を用いて勉強会です。

 

生徒指導部であり、昨年の卒業生を送り出した岸部先生より心構え。

 

 ▲「みんなにとっては人生を半分決める決断を行う、くらいの意識で取り組むように。」

 

その後は、全体で礼や自己紹介(名乗り)の練習。

就職面接でも、推薦等の面接でも使い、第一印象を決める礼。

 

▲いつもよりみんなの背筋が伸びています

 

二人一組で入退室の練習を行ったり、面接でよく聞かれる自分の長所を考えたり。

 

▲「自分の長所はありません、なんて人を企業も大学も選ばないからね。絶対長所はあるから、きちんと言語化しよう」

 

さぁ、また次のステージに進む準備が始まります。

 

いつも応援してるよ!池高生!

様々な調理技能にチャレンジ!湯炊き法や裏ごしで調理実習|3年次選択・フードデザイン

暑さが少し和らいだこの日。熱い調理実習が始まりました。

 

本日の実習課題は

・湯炊き法→チキンピラフ

・食材の裏ごし→ミモザサラダ

・ゼラチンの扱い方→オレンジゼリー

 

の3品です♪

 

 

 

最初はおぼつかなかった調理も、回を重ねるごとに頼もしくなる生徒たち。

テーブルコーディネートもいい感じです!

「いただきまーす!」

フードデザイン×工芸のコラボ授業|2・3年次選択・フードデザイン&工芸基礎

3年次選択科目のフードデザイン、2・3年次選択の工芸基礎。

同じ時間帯のこの2つの授業のコラボレーション(科目横断授業)が始まりました!

 

夏休み前までの4時間で、「食器」を作ります。

そして、工芸基礎では釉薬をつけて焼いて食器を完成させます。

並行してフードデザインでは、その食器に盛り付ける料理を考案。

 

夏休み明けの合同授業では、みんなで調理実習をし、作った食器に盛り付ける!という内容です。

※詳細は授業の進み具合により臨機応変に対応するので、池高日誌レポートをお待ち下さい♪

 

コラボ授業1段階目。器を作ります!

いつもよりたくさんの生徒たちが美術室に集まります。

 

 

▲まだ粘土の塊たちですね

 

 

▲土殺しという作業中。怒りや怨念を込めて、粘土を叩きつけます

 

作る食器は3種類。3種類とも違う技法で作ります。

 

ろくろをつかって椀をつくります

 

 

次は、プレートを作ります。

粘土の塊を、糸で一定の厚さにカットします。

 

 

▲2人で協力してカット

 

 

▲皿の表面に模様をつけたり

 

▲側面を加工したり

 

 

▲個性豊かなプレートが出来上がりました

 

最後の器は、紐を重ねて作るタイプです。

 

 

▲先生の華麗な手さばきで残像が。

 

 

▲紐をたくさん作ります。均等にするのは意外に難しい…

 

 

▲紐を重ねて椀をつくっていきます。

 

 

▲大きさも形も思い思いの作品ができました

 

今回はいったんここまで。

あっという間の4時間でした。

 

次回の器たちは、素焼きをし、釉薬をつける工程になります。

 

お楽しみに!

まちのイベントに参加!水辺で乾杯|3年次・課題研究

7月9日(水)池田町の利別川左岸で行われた、池田町のイベントに生徒たちが参加しました。

 

 ▲池田町の観光協会のポスターより。

 

 今回は2つのチームが2つの目的で参加。

 

1チーム目は、「食で池田町をPRしたい」チーム。

 

 

地元の食材にこだわり、何度か試食を繰り返してきたレシピを一般の方向けに販売。

レシピ、衛生面でご協力いただいた、cafe & life akao様、ありがとうございます!

 

 

 

100食の用意があっという間に完売。

たくさんの「美味しかったよー!」をいただきました。ありがとうございます。

 

2つ目のチームは「多世代交流をしたい」というチーム。

 

こちらは販売ではなく、交流の場として、わいわいたこ焼きを焼いておりました。

 

 

手慣れた手つきでたこ焼きパーティー♪

みんなでわいわい!多世代交流はできていた・・かな?

 

最終的には10人以上の3年次生が集まってわいわい。

 

思ってみれば、こうやってまちの場に高校生がいるってことが一つの価値なのでは、なんて。

 

一つ一つの経験がみんなの第一歩。

 

貴重な経験の場をありがとうございました!

インターンシップ発表会|2年次・総合的な探究の時間

6月に地域の方のたくさんのご協力をいただいて実施できた2年次のインターンシップ。

 

本日は、グループに分かれての発表会です。

インプットした沢山の学びを自分なりに解釈し、アウトプットで表現しました。

 

早ければ1年ちょっとで就職する生徒もいるなかでの職場体験。

 

いろいろな実感や、自分の課題、将来への希望や不安、いろいろなことを学んだ発表がありました。

 

来週は、1年次生に向けた発表があります。

3名の皆さんが全体の前で発表を行う予定です。

今日取り組んだ課題をさらに磨き上げて、自信を持って本番に臨んでくださいね。

皆さんの発表が楽しみです。

『町ぶらマップ』中間報告会|3年次選択・時事問題研究

現在の時事問題研究の授業では、池田町の「町ぶらマップ」を作成中です。

 

今回は、中間発表として、池田町の観光等に関わっている御三方にきていただきました。

 

まずは、生徒たちが考えた町ぶらマップを発表します。

 

 

 

WEB版とパンフレットを想定。

池田駅からぐるっと回れるコースで、大人も知らないちょっとしたスポットが入っているあたり高校生らしさがでていました。

 

紙版のパンフレットは8つ折で作成するつもり、と紙をおりながらイメージを伝えます。

 

発表後、たくさんのヒントをいただきました。

 

 

 

 

池田町役場 地域振興課の清水課長からは、

「僕が好きなスポットもはいっていて嬉しく思った。『是非徒歩で歩いてほしい』などの情報があってもいいかも。」

「広大さ、は具体的に20km先の帯広市まで見える、など具体性があるとより伝わりやすいと思う」

「ワイン城のタイルには秘密があってね。(ここからはネタバレなので内緒)」

「高校生の視点を活かすなら、高級なものよりも、お小遣いで買えるようなものを紹介した方が等身大を感じるかも」

 

などと、より伝わりやすくなる表現などのアドバイスを頂きました。

 

 

 

池田町観光協会の古後会長からは、この授業の前日に公開となった池田町の観光動画を一緒に閲覧しようと提案が。

 

高校生からは、「池田町の食や自然の豊かさが表現されていた」と圧倒された様子。

 

こういった大人目線で作ったものも参考に、足りないもの、高校生ならではの視点を明らかにするヒントにしてほしい、といただきました。

 

他にも、観光協会としてなぜこの建物が取り上げられているのか、池田町120年の歴史にまつわる背景等…、公益性を考えたものになっている、それぞれ意図があるんだよ、と生徒たちに丁寧に伝えてくださいました。

 

 

 

最後に、北洋銀行池田支店の笠井支店長。

こういったマップを作る際には、どのようなターゲットや年代、どんな趣向で、どんな情報が必要なのか調査してから始める、という民間企業での視点をアドバイス。実際にまち歩きをする人の調査結果などを用いて、情報の選択や見せ方などを伝えてくださいました。

 

たくさんのアドバイスをもらった中でも、紙のパンフレットの大きさにはとても良い反応が。

まち歩きをする人の小さいバッグにも入るサイズで、実用的との称賛の言葉をいただきました。

 

 

▲この手のひらサイズです。

 

この中間発表でいただいた内容をブラッシュアップし、最終的にどんなかたちになるのでしょうか。楽しみです♪

ALTの先生とクイズで英語に親しむ♪|1年次・英語コミュニケーションⅠ

今日の授業は、「JEOPARDY」(ジェパディ)というアメリカのクイズ番組形式。

※日本ではクイズグランプリが似たような番組みたいです。

 

 

 ▲じゃじゃーん!

 

 

▲みんなの期待と困惑が混じった顔…笑

 

もちろん、ルール説明も全部英語。

ジャンルと特典のボードがあり、正解するとポイントがもらえる形式です。

 

Braidon先生は、大学でプログラムを専攻していたということで、クイズ画面もなんだか本格的♪

 

 

▲小さいですが、ディスプレイにジャンルと得点が表示されています

 

では、3つのグループに分かれて、Let's start!

 

easyな問題では、多くの人の手があがります。

 

こちらは難問…もぐらを英語で何ていうんだろう?(私も知らないです)

 

 

 ▲正解するとみんなで拍手♪

 

 

▲enjoying!

 

得点王がいたり、スピードマスターがいたり…楽しく英語に触れる授業となりました♪

『笑う門には福来る 〜私の歩み、そしてこれから〜』|3年次選択・形態別介護

東京パラリンピック(2021)のNHK障害者キャスターとしてリポーターを務めた千葉絵里菜さんが、池高生に会いに来てくれました。

生後すぐに難病、そして脳性まひがあることがわかってからは、後遺症により足や手が思うように動かずバタバタと動いてしまったり(自分の意志に反して動いてしまう不随意運動)、硬直があったり……という話からはじまった特別講義。

 

①「つけまつげをつけるにはどうしたらいいか?」

リハビリの場に“つけま”を持ち込み、作業療法士の先生と一緒に練習を重ねたそうです。できるようになりたいという気持ちが、前へと進ませてくれたとも話してくれました。

 

②夢をかなえるために大学生活

毎朝ピンポンと迎えに来てもらい、時には寝坊することもあったとのエピソードを笑顔で話してくれました。

筆記代行の支援を受けて授業を受けたこと、バリアフリー委員会に所属していたことを教えてくれました。

学生生活は多くの人の支えてもらい、障がいがあっても、本人のやる気次第で可能性は無限大だと心から感じたと生徒たちに伝えてくれました。

 

③現在の夢 ~帯広の学校をすべて回りたい~

関東には車椅子のママもいますが、地方ではまだ少ないのが現状のようです。

SNSや講演会を通じて「車椅子でもママになれる」ことを伝えていきたいと思っていると語ってくれました。

 

他にもこれまで経験したことを話してくれた千葉絵里菜さん。

キャスターになってから事実や思いを伝えることの大切さを知り、「伝えることは天職!」と知ったと話してくれました。

 

#質問をする生徒たち

 

重度訪問介護は、自立のため。「みなさんにも知っておいてほしいこと」と、絵里菜さんが池高生たちに伝えたいことはたくさんありました。絵里菜さんの歩みは、「たくさんの人に支えられた人生だった」と振り返るように、自分を人間として見てくれた人との出会いで溢れていました。

池高生たちは、絵里菜さんからのメッセージをどんな風に受け取ったのでしょう。

 

#ベッドへの移乗体験

 

#電動車いす体験

 

ご多忙のところ、貴重なお話と貴重な体験の機会をいただき、心より感謝申し上げます。

またぜひ、池田高校へお越しいただき、お話を聞かせていただければ嬉しく思います。

AIと英語学習|2年次選択・英語コミュニケーションⅡ

2年次生の英語コミュニケーションの授業では、「AI(Gemini)を用いた英語学習」が行われていましたよ。

 

英語学習とAIはとても相性が良いと言われています。

 

実際に私も、Geminiと「書く」「読む」「聞く」「話す」などを自分で試してみました。

適切に指示ができると、自分の苦手やレベルに合わせた学習ができるなぁと実感。

 

さて、授業ではどのように使われているのでしょうか?

 

本日の授業では、「高校生の修学旅行先としてオススメの場所はどこ?」という小テーマでそれぞれ英作文を行います。

 

 

その英作文を、Geminiで添削。

確かにこれだけの人数がいると、先生が同時に添削することも難しいですが、AIなら可能。

 

修正後、ペアに分かれて、英語で説明を行います。

 

 

▲私のオススメはアメリカのオーランド州です♪

 

その後、テキストに戻ります。

 

数回かけて熟読しているテキストの中からお気に入りの一文を選び、それぞれGeminiとやりとりと行います。

 

 

▲適宜先生がサポート

 

私なりの考えを述べること、それぞれのレベルに合わせた英語学習をすることなど、「問いに対して正しい答えをいう」昔の時代とは違うのだな〜と痛感しました。

 

とても興味深い授業でした!