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紙作り|3年次選択・生活の書
書道についての基礎、技法、書体の特徴などに関する学習をし、表現力、鑑賞の力を身につけるこの授業。
ペーパーレスが叫ばれる時代とはいえ、学校生活ではたくさんの紙に接します。
生活の書の授業では特に毎回向き合う紙。
今回は「自分で紙をつくり、その紙に書をかいてみよう!」ということで、今日は紙を作ります。
#先生の試作品です(私も一緒に作りました♪)
今回の原料はトイレットペーパー。水に溶けやすくお手軽に作ることができるんです♪
ペットボトルにトイレットペーパーと水をいれて、しゃかしゃか…!!
木枠に、どろどろの液体をいれて、水が落ちるのを待ちます。
布の上にのせて、スポンジで水分を取ります。
枠から外します。この瞬間が一番緊張します!
さらに水分をとるため、新聞紙に挟みます。ギュー!
アイロンをかけてさらに水分を飛ばして…「おお!紙だ!(嬉)」
基本がわかったので、好きな色の紙も作ってみます。
#ちょっと赤強すぎた!?でも紙になったらいい感じ♪
#水色と緑は空と森のよう
カラフルな紙を作る生徒もいれば、白を黙々と作る生徒もいます。
乾くとまた印象が変わり、落ち着いた色になりました。
当たり前にある存在の紙を自分で作ることで、身の回りのもののでき方を意識するきっかけにもなるのではないでしょうか。
そして、自分の作品にも愛着を感じやすくなるはず!
次回は自分で作った紙に、なにかを書いてみますよ。どんな作品になるか楽しみです♪
ワインの製造工程を学びました|科学と人間生活・1年次
10月17日
池田高校のワイン授業3回目。
今回も多くの方に学びの機会を与えていただいたことを感謝申し上げます。
1回目:町長によるワイン学の講演
2回目:ブドウ畑で収穫体験
3回目:製造工程の見学
ということで、本日は、ワイン城とブドウ・ブドウ酒研究所を見学させていただきました。
前回同様、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の製造課長である東さんにご説明いただきます。
到着早々、駆け足で工場へ!
収穫したブドウを今まさに破砕したりしているところでした。
ちょっと離れて作業を見守ります。
#ロゼワインの仕込み中。軽くブドウを潰して、果汁だけをとっています。
ブドウ模型を使いながらわかりやすく説明してくださいます。
搾りかすとなった皮や種は、飼料になりほとんど捨てることがありません。
授業でも学んでいるSDGsですね。
#次にこの場所を通ったときには作業が終わり、搾りかすが置かれていました。
次に、スパークリングワインの製造方法について説明を受けました。
フランスのシャンパーニュ地方で作られる「シャンパン」と同じ製法である「瓶内二次発酵法」を採用しています。
当時フランスに行って勉強し、苦節9年、やっと商品化できたそうです。
#瓶内二次発酵の時にできる「オリ」の取り方の説明を受けています
#スパークリングワインのコルクは、実は赤白ワインと同じストレート型。3ヶ月ほどたつとおなじみのマッシュルーム型になるそうです。
続いて、ワイン工場へ。
あと1週間ほどすれば、ここでも実際に充填作業が始まるそうです。
ワイン城へ。
#今日も良いお天気です。良い景色。
地下熟成室です。ここでは樽熟成をしています。現在168樽あり、池田中学校の生徒たちが収穫し成人式の時に渡されるワインもここで熟成されているそうです。
#使い終わった樽は、ウィスキーやさんやサウナ利用する方などに良いお値段で売れるそうですよ。
ブランデー蒸留室へ。
なぜ池田町でブランデーが作られたのか歴史が語られます。
寒すぎて良いブドウが採れない地方だからこそ、ブランデーを作りはじめた。しかし、蒸留酒ブームがくるまでなかなか売れず苦しい時代も長く続きました。
池田町のワインの歴史は寒さと品種改良とそれに立ち向かう人々の苦労の上に成り立っていることが伝わってきます。
品種改良の歴史をお聞きしました。
こちら、気づかない方もいるのではないでしょうか。ワイン城の正面にあるモニュメント。
山幸の木を研究するため、生きた木を抜いて作ったそうです。根がものすごく長いのがわかります。これでも保管の関係上少し切ったそうです。
#清見地区と千代田地区の土壌の違いと赤ワイン白ワインの関係も説明されました。
いつかワインを飲み、味の違いがわかるようになるとこの説明もしっくりくるでしょうね
さて、ここからはスペシャルタイム!
ご厚意により、とても貴重な場所を見学させていただきました!
旧ブドウ・ブドウ酒研究所です。
狭い階段から地下に降りていきます。
「カブトムシ飼ってるにおいがする!」と叫ぶ池高生。
こちらには、オールドビンテージのワインが保管されています。
1970年のセイオロサムの赤ワインなど、高校生にとっては、両親や祖父母の生まれた年のものになるでしょうか。
別の部屋には「課税庫」がありました。ここは貸しワインセラーになります。
年中一定の温度湿度に保たれた地下で、十勝ワインを保管することができます。
月500円、年間6,000円だそうですよ。
こちらには、ブランデーやワインがありました。
私達の身長よりも大きい加水樽もあります。
池高生からも積極的な質問がありました。「この樽のものを売ったらいくらくらいになりますか?」「先ほど、ブランデーを作る過程で水蒸気を冷やすので無色透明の液体と説明がありましたが、どんな過程によって色がつくのですか?」など、鋭い質問も。
#「最新の品種改良ではどんなブドウを作っているのですか?」
普段見られない特別な場所を、池田町の歴史とともにたっぷり教えてくださいました。
池高生ならではスペシャル講義をしていただき感謝いたします。
来週はまとめの授業。どんな知識を得たり、気づきを得たりしたのでしょうか。
ガイドヘルパーを学んで実践してみよう|3年次選択・生活と福祉
本日は、生活と福祉の授業です。
ガイドヘルパーとは、一人では外出できない障がい者の方の外出をサポートする人です。
※本来は資格が必要です。今回は、知人やまちなかで困っている方を助けられるようになることを目的としています。
まずは1回目、自然にやってみます。
扉を開けたり、障害物を避けたり、階段を通り、椅子に座るなど、多くの障害物を越えます。手を引っ張った人、肩に手を置いた人、腰を支えた人などがいました。後ろから押している人もいました。普段、友達と触れ合う延長線上で接していたかもしれません。
椅子に座ってもらう場面では、どんな椅子なのか高さなのか、背もたれはあるのか等の情報を伝えるとスムーズですね。
#椅子に座ってもらう場面では、どんな椅子なのか高さなのか背もたれはあるのか等の情報を伝えるとスムーズですね
改善点を明確にしたところで、再度実践です。学んだことを活かし、相手の要望を聞いた上でのヘルプができていました!
周りの景色を自然に教えてあげられている人もいました。思いやりですね。
とは言え、ドアが引き戸から開き戸に変わると、軽くぶつかってしまったペアもいました。
一度の座学ではなかなか頭に入らないもの。
実際に体験することで、印象に残るのではないでしょうか。ちょっとした知識を知るだけで役に立てることも増える実践的な授業となりました。
商品開発から体験キットへ。自ら考え行動に移す池高生|8/25(日)ふれあい広場2024池田(課題研究・校外活動)
8/25(日)社会福祉協議会主催の「ふれあい広場2024池田」に、池田高校3年次生3人が出店をしました。
2年次の「ライフデザイン」の授業で行った、白樺製品の商品開発。その時の商品や経験から3年次の「課題研究」で引き続き問や仮説を深堀りしているチームです。
#白樺の木と鹿の皮を使った「つぶらな動物キット」を開発
#こんな感じのかわいい置物が作れます
当日は、子どもから高齢者の方まで幅広い世代の方が参加。
#高校生のお姉さんが優しく作り方をレクチャー
#参加者の方の作品。設計図を作って作成。素材の使い方がこなれています!
この経験からどんな気づきを得るのでしょうか。最終発表が楽しみです。
お兄さんお姉さんといきものクイズ!|3年次・生物(池田小学校)
池田小学校の中休みに、池田高校生が授業でお邪魔するコラボ企画。
受け入れにご協力いただき、心より感謝申し上げます。
今回は、3年次の生物の授業でお邪魔しました。
今回の企画は、いきものクイズ!
・白衣を着たお兄さんお姉さんが、それぞれクイズを出してくれます
・5問行うと、スタンプがもらえます
・全部で4人のお兄さんお姉さんのクイズにこたえてみよう♪
小学校の教頭先生に場をサポートいただき、緊張の面持ち。
「小学生と触れ合ったことなんてないよ・・・」とおっかなびっくりの生徒。
さぁ、中休み!パワーあふれる小学生が走ってきます!!
クイズ用紙をもらうと、白衣のお兄さんお姉さんのもとまでダッシュ!
集まってくる小学生、身長差があり、はじめはそのまま話していたものの…
問題を読む声が聞こえるようにかがんだり、ゆっくり話したり。
目線のところに問題がくるようにタブレットを下げたり。
誰に教わるでもなく、自然に体が動いている姿を見ると、伝えたい心や思いやりの心を感じます。
回を重ねるごとに、双方向のやりとりができるようになり、子どもたちもノリノリ!
4個のスタンプをもらってクリアですが、楽しくて何周もした子もいました!
#小学生の時の先生と再開
どうだったー?と聞くと
「楽しかったけど、パワーがすごくて疲れた^^」
「悩みなさそうでいいなぁ(笑)」などと素直なコメント。
自分も含めた子どもの成長、気づき、内から出る思いやり、気づきがたくさんあったはず。
「お兄さん、お姉さん、またきてね」
この言葉がなにより嬉しいものです。
池田や池田高校の魅力を英語で伝えてみよう|3年次選択・応用英語
今日は、池田高校に緑陽高校などでALT(Assistant Language Teacher)をしている、Kathryn先生(以下キャスリン先生)が来てくださいました。
3年次の応用英語の授業をレポートします!
5・6時間目の2コマを使って池田高校の周りをまち歩きします。
前日に役割分担や、英語フレーズの準備をして、いざ出発です!
#Let's go!
秋のぽかぽか日和の午後。上着がいらないくらいの暖かい気温です。
それぞれ、自己紹介や好きなものなど、まずは定番ものから。
池田町のルーツがある嶋木牧場へ。
英語での説明もあり、ぴったりな場所ですね。
キャスリン先生は、アクティブで十勝でもたくさんの経験をしていました。この三連休のイベントもびっしり!沖縄旅行の話やアメリカでの驚きの体験の話もしてくれました。
後半は、クイズ!
お題を出す人が何を考えているか、質問しながら当てるクイズ!
「Sports?」「Famous?」…「大谷翔平!」
そして、最後はとっておき。弓道&袴体験。
元弓道部の三年次生が袴を着付けてくれました。
様々な経験があるキャスリンさんも、弓道体験はないそう!
「Cool!(かっこいい!)」と興奮気味。
弓をひく体験も簡単にしてもらい…
最後は記念撮影。
キャスリン先生からは、「こんなに特別な体験をした初日は初めて!みんなありがとう!英語の勉強を続けてね」と英語でメッセージ。
ありがとうございました!
ヴァイオリン授業|2・3年次選択・器楽
後期の授業「器楽」で、ヴァイオリンの授業が始まりました。
池田高校が総合学科になってから続くこの授業。17年経つので、受講する生徒が生まれる前から続く講座となっています。
講師も同様に、ずっとお世話になっている牧野さん。池田高校に来てくださってありがとうございます。
さて、いよいよ授業です。一人一台、ヴァイオリンを使っての授業です。
今年は、初めて弦を張り替えたということで、松ヤニを弦に念入りに塗るところから授業が始まります。
ちなみに、松ヤニが塗られていない弦でヴァイオリンを弾くと、明らかにかすれた音が鳴ります。
#これが松ヤニです。塊になっています。
5分〜10分念入りに松ヤニを塗ります。次回からは5往復くらいで良いそうです。レア体験です。
#ごしごしごし…
松ヤニを塗り、チューニングをしていただいたあとは、いよいよ楽器を奏でます!
基本の弓の動かし方、リズムで楽器に慣れていきます。
「タタタタタン」
4本の弦のうち、1本だけに正確に当てるには集中力がいります。みんな上手にできていました!
授業が終わる頃には、持ち方もサマになってきましたね!半年後には、素敵な曲を奏でられるようになっているでしょう♪
津軽三味線の授業が始まりました|2年次選択・音楽表現
池田高校には、津軽三味線の授業があるのをご存知でしたか?
豊富な楽器に触れられる池田高校。総合学科になったとき学校で整備したそうです。
楽器があるだけではなく、授業まで受けられるところが池田高校の強み。
15年以上池田高校の後期の授業で津軽三味線を教えてくださっている石黒さんが今年も来てくださいました!
#選択授業をとった生徒8名に一人1丁ずつ使えます
#これは何かな?
#撥(バチ)はどうやって持つのかな?
初めて触れる津軽三味線、ギターと似ているけれど、なんだか違う雰囲気もあります。
全員に行き渡ったところで、石黒講師が解説をしてくれます。
・三味線と津軽三味線の違い
・津軽三味線の素材や奏法
・この後期に練習する曲(2曲)
初めて生音で聴く、津軽三味線の迫力!!
音程だけではなく、物理的な弦を弾く音も一緒に聴こえます。
低い音は腹に響き、空気が震えるのを感じます。
3月までにこんな難しい曲が弾けるの?と不安な表情になった生徒もいます。
「皆さんの先輩もここまで辿りついたので大丈夫ですよ!」と石黒先生。
初回の授業は、基本の持ち方、撥の使い方、音の出し方など一人ひとり丁寧に指導していただきました。
#ギターとは違う角度で持ちます。
1時間練習すると、みんなの音がだんだん力強くなってきました。
「どーんつーてーれっ」
最初は、撥で弦に当てるのも難しいとか。高校生は覚えが早く、音を出して簡単な音階を弾いています。
指が痛い、肩が痛い…は楽器をはじめたときの成長痛。
ギターなどの西洋楽器とは違う音色、奏法など、一つの知識経験から比較した学び。
もしかしたら実感するのは数十年後かもしれません。
池田高校は伝えつづけます。
池田の特色・ワイン授業が開始|科学と人間生活・1年次
多くの方のご尽力で開講できた、「ワイン授業」。池田高校の1年次の必修科目「科学と人間生活」で、10月の計3日間にわたり実施されます。
池田町の中学生は、ブドウ収穫体験をしていましたが、池高生は今まで授業で触れる機会がなかったのです。町外から通学する生徒にとっては、池田町の高校に通い、ブドウを横目でみながらも、ちょっと遠い存在に感じていたのではないでしょうか。
地域を知る大きな一歩のワイン学。期待が高まります。
初回の本日は、町長による「ワイン学」の講演です。
「ワインがまだ飲めない皆さん(高校生)にも、ワインの魅力を伝えていきたいと思っています」と町長。
「ワインは「産地(土地)を味わう」お酒。地元の人には地産地消を楽しむ。旅行者はその土地ならではのマリアージュを楽しむことができ、観光振興につながります。
歴史の面では、池田町がそもそもブドウ・ワイン作りに取り組むことになった背景や当時の苦労が語られます。
#NHKの番組「プロジェクトX 北のワイン 故郷再生への大勝負 十勝・池田町 」でとりあげられています。興味のある方はぜひご覧になってみてください。
今では当たり前に栽培しているブドウの背景を初めて知った生徒もいました。
#メディアの方や、役場の方も聴講し、注目度の高い授業となりました。
「まちの誇り、町民のプライドのひとつが【ワイン】と言える事業にこれからもしていきたいと思います」と町長が締めくくりました。
生徒からは「ワイン城で保管している一番古いワインはなんですか?」と質問が。
「展示用のものは飲めるものではないです。定期的に味を確認しているワインで最も古いのは1970年のものです。味も素晴らしく、10万円の値がつきました。」と貴重なお答えをいただきました。
最後に1A青木さんから感謝の言葉が述べられました。
今回の講義で、今まで学んでいた地域学や、現在の池田町がなぜこんなにワインを推しているのかなどの知識や経験が結びついてきたのではないかと思います。
池田のワインに関する基本を学んだところで、2日目となる次回は、池田町農業技術研究所へ訪問します!
池田高校ってどんなところかな?(池田小学校2年生が訪問)
10月3日、池田小学校の2年生が生活科の授業で、校内の見学やインタビュー体験にきました。
高校生のお兄さんやお姉さんは普段何をしているのか、先生はどんなことをしているのか、小学生たちは興味津々です。
教頭先生と一緒に池田高校を見て回ります。
勉強しているね。「入口の窓も高いよぉ」「背伸びしなきゃみえないよー」
#嬉しそうにこちらを見て手を振る高校生。
#取材側から見ると、小学生と高校生がガラスを隔ててニコニコしていてほっこり
お兄さんやお姉さんが勉強している理科はちょっと難しそう。
白衣も大きいね!
空いている教室で、椅子と机に座ってみたよ。
「足がつかないね!」
「机も広いよー!」
「先生のつくえ(教卓)も高いよ。あごがつくー」
工芸の授業では、乳鉢を使って釉薬の準備をしていました。
講師の方のご厚意で一緒にゴリゴリ・・・
「こんな授業もあるんだね」
2年次の音楽では、リコーダーとギターでカントリーロードの合奏を聴かせてくれました。
「パチパチパチ!!!」
#きちんと「ありがとうございました」が言えていました。
天井が高い体育館。
羊さんの毛を織る、織り機の部屋
池田高校の廊下には、たくさんの先輩が描いた絵も飾られています。
「これ、絵の具で書いたのかな?すごい!」
図書室も高いところまで本がおいてあるね!「上まで届かないー!」
小学生のみんなは、事前に考えた質問をしっかりとできていました。
回答を聞いて、小学校との違いを感じたり、その理由を考えており、高校生の探究の授業の原点をみた気がしました。
集中力が素晴らしい。
最後に今日の見学のお礼を、代表して校長先生と教頭先生が聞いています。
見学にきてくれた小学生の皆さん、ありがとうございました。
見学させてくれた、先生や池高生の皆さんもありがとうございました。