池高日誌
雨が降っても晴れにしてみせた体育祭
1年次にとっては、高校ではじめての体育祭。
2年次にとっては、高校に慣れてきた中での体育祭。
3年次にとっては……
朝から雨が降っていました。でも延期はしないで、体育館でやっちゃいました!
有志で集まった執行委員と実行委員、そして春に池田高校にやってきた先生が担当をした、フレッシュな体育祭でもありました。
午後からは晴れて、みんなで芝生の校庭へ飛び出しました!
しっかりと準備運動をして、いよいよ!
【大縄跳び】翔べ2年生次! もっと高く3年次!
【綱引き】1年次から先生まで勢揃いの弱肉強食!
北海道大学、バングラデッシュの留学生も「そーれ!」
【バブルボール相撲】はっけよい、のこった!のこらなかった!
【玉入れ】3年次たちが、高く高く翔んでいます!
タイからやって来た北海道大学の留学生さんもジャンプ!
【借り物競争】「好きな先生!」で借りられた先生ですね、きっと。
【大玉転がし】ワァー!キャー!ギャー!そして燃え尽きました……
【応援】3年男子のこの笑顔♪ 面倒見のいい先輩との談笑も♪
【学年対抗リレー】逃げ切れるか!追いあげてきたのは……生徒会長!!
池田小学校のみんなにお借りした大玉、とても盛り上がりました!
ありがとうございました♪ちなみに……
この写真は遊んでいるんじゃなくて、空気を抜いているんです!
青い空と白い雲、そして芝生の校庭がよく似合う池高生の秋が終わります。
北大留学生がきたよ!|1日目
Hokkaido Study Abroad Program(北海道教育委員会主催による、留学生派遣プログラム)のいよいよ当日!
1日目が学校紹介、2日目が体育祭に参加で、この日のために2週間ほど準備をしてきました。
2年次の選択・英語の授業で、準備をしてきた10名。池田駅にお迎えにいきます。
顔もまだわからない留学生。私達に気づいて池田駅で降りてきてくれるかちょっとドキドキ…
2人の留学生の母国語にあわせたウェルカムボードを用意していたので、すぐに気づいてもらえました!
池高生「Welcome to IKEDA!」
留学生「Hi-!!!!!^^」
お互いに自己紹介をして、学校までのご案内がスタート。
タイ出身のポーさんと、バングラデッシュ出身のタンシルさん。
事前に街歩きをして準備をした、紹介したい池田町スポットを英訳したセリフで説明します。
そして池高生は気づきます。
準備した英語の説明だけでは間が持たない!
(どうしよう!?英語でなんて言うの!?)
このような時は、目に入ったものを説明する作戦です。
「This is Japanese Temple.(これは日本の寺です)」
タイ人のポーさんが「Japanease temple is brown.(日本の寺は茶色いですね)」というと笑いが。茶色!え?お寺はこれがスタンダードではないの?
タイの寺は金や赤や黄色とカラフルなんだよ、と天の声。
そうか、日本の寺は茶色に見えるのか!と気づきます。
当たり前に見えるものも、留学生から見ると珍しいのです。
ワイン城の前で写真撮影!
池田高校が近づく頃には、ガールズトークも!
ボーイフレンドはいますか?みんなは?とキャッキャするところは万国共通かもしれませんね。
坂道を歩いてお腹はペコペコ。やっとランチタイム。
タンシルさんが音頭をとり、「いただきます!」
食事中も、留学生がきたー!と、待ち切れない他の生徒たちがやってきて、
「コップンカー!(タイ語でありがとう)」と挨拶。
(間違えた!サワディカーだ!と大騒ぎ笑)
「やばい!イケメン!」「かわいいー!!」と池高生たちのテンションがあがります!
(直接対峙すると、ドキドキして話せない池高生)
5時間目は、多目的ホールに集合。
2年次生は池田高校を英語で紹介します。3年次生は明日参加する体育祭について説明しました。
#二人とも笑顔で聞いてくれました。
ポーさんがタイの紹介や、日本に留学するきっかけになった話を英語で説明してくれます。
「(英語)千と千尋の神隠しの映画が好きで、日本に興味をもちました」
今度はタンシルさん。
最後にクイズがあるから、しっかり聞いてね!
#英語の説明を真剣に聞きます。バングラデッシュの内戦の歴史など、普段聞かない単語も多く、なかなか難しかったかもしれません。
放課後は、弓道部の見学や、吹奏楽部のミニコンサートなど、1日中おもてなしが続きます。
準備してきた英語の説明ができた生徒、思うように伝わらなかった生徒、その場で翻訳を調べて話しかけにいった生徒。
普段の授業とは違う緊張感と笑い声が響き渡る一日目となりました。
山に入ってきこり体験(3年次地域学・池田町の林業について学ぶ)
6割が森林の池田町。池高生は選択授業の中で、森林の活用方法を考える時間をたくさん持っています。
商品開発をしているチームもあるんです。今回は、地域社会と森林について考えたり学ぶチームのお話。
授業は教室ではなく「山」です。7名の生徒は、森林の会社と役場の農林課のプロフェッショナルに学んでいます。
池高生は授業の中で、少しずつだけど森との共生社会を考えています。
山に入って、山についての講義
チェンソーで切り出して「板」にした木材をキレイに削るカンナがけ
薪割りは体のバランス(中心)が大切。先生も挑戦しました。
山は、絶妙なバランスで木が森を作っている自然そのものを体験できる場所。
ごんごんごんごん!どんどんどんどん!|2・3年次選択・工芸基礎
「ごんごんごんごん!」何事!?
思わず、音の鳴る方へ校内をうろうろ…
音の正体は、2年次と3年次の「工芸基礎」の授業。
(大きな音に、校長先生も見に来ていました)
石を砕いて、
布巾の上から金槌で(日頃の何かを込めて)ごんごん叩き
(だから学校中に響き渡る音だったのかもしれません)
細かく砕き、耳たぶくらいの軟さになるように水分を調整して粘土に加えます。
岩から砕く授業ってなかなかない気がします。
別の日の授業では、前に作った粘土を使って作業中。
別の日の授業では、今度は「どんどんどんどん!」と鈍い音
よいしょー!と粘土を練ったり、空気を抜くために叩いたりしています。
塊は、高さ合わせの板を使い、糸で切り分けます。
最後には、こんな作品になる予定。
講師の先生作です。
わくわくしますね!
「いけだ通学合宿」ボランティア
9月23日(月)~26日(木)、「いけだ通学合宿」が行われました。
池田小学校の児童が親元を離れて共同生活をしながら通学する池田町教育委員会主催の事業で、生活体験を通じて子どもたちの生活技能や自立心の育成を目指して毎年行われています。
本校生徒も毎年ボランティアスタッフとしてお手伝いしていて、今年度は5名の生徒が小学生のサポーターとして参加しました。
まずは、初日の入所式後に高校生が企画した仲間づくりゲームを行って小学生同士と高校生の仲を深めました。
通学合宿は、小学生が自炊・洗濯・掃除などの生活にかかわることをすべて自分たちで行います。高校生はそれを見守り、小学生が困ったときには、ちょっとだけ経験を積んでいる高校生がサポートしていきます。小学生と高校生が夕飯作りも一緒に協力して取り組み、楽しい4日間を過ごしました。
3年村瀬真姫さんは「初めて通学合宿に参加して、一日だけでしたが子どもたちとたくさん交流することができました。学習ボランティアとは違って、『教える』という意識ではなく、『一緒に取り組む』という楽しい気持ちでできました。」と話していました。同じく、今回初めて参加してくれた3年渡邉桃乃さんは「買い物になれていない小学生たちが新鮮で、うまくサポートしながら楽しんで一緒に買い物することができました。」と振り返っていました。進路活動が本格化してきている3年次ですが、忙しい中でもボランティアに参加し、小学生との交流を楽しんでくれました。