池高日誌
北大留学生がきたよ!|1日目
Hokkaido Study Abroad Program(北海道教育委員会主催による、留学生派遣プログラム)のいよいよ当日!
1日目が学校紹介、2日目が体育祭に参加で、この日のために2週間ほど準備をしてきました。
2年次の選択・英語の授業で、準備をしてきた10名。池田駅にお迎えにいきます。
顔もまだわからない留学生。私達に気づいて池田駅で降りてきてくれるかちょっとドキドキ…
2人の留学生の母国語にあわせたウェルカムボードを用意していたので、すぐに気づいてもらえました!
池高生「Welcome to IKEDA!」
留学生「Hi-!!!!!^^」
お互いに自己紹介をして、学校までのご案内がスタート。
タイ出身のポーさんと、バングラデッシュ出身のタンシルさん。
事前に街歩きをして準備をした、紹介したい池田町スポットを英訳したセリフで説明します。
そして池高生は気づきます。
準備した英語の説明だけでは間が持たない!
(どうしよう!?英語でなんて言うの!?)
このような時は、目に入ったものを説明する作戦です。
「This is Japanese Temple.(これは日本の寺です)」
タイ人のポーさんが「Japanease temple is brown.(日本の寺は茶色いですね)」というと笑いが。茶色!え?お寺はこれがスタンダードではないの?
タイの寺は金や赤や黄色とカラフルなんだよ、と天の声。
そうか、日本の寺は茶色に見えるのか!と気づきます。
当たり前に見えるものも、留学生から見ると珍しいのです。
ワイン城の前で写真撮影!
池田高校が近づく頃には、ガールズトークも!
ボーイフレンドはいますか?みんなは?とキャッキャするところは万国共通かもしれませんね。
坂道を歩いてお腹はペコペコ。やっとランチタイム。
タンシルさんが音頭をとり、「いただきます!」
食事中も、留学生がきたー!と、待ち切れない他の生徒たちがやってきて、
「コップンカー!(タイ語でありがとう)」と挨拶。
(間違えた!サワディカーだ!と大騒ぎ笑)
「やばい!イケメン!」「かわいいー!!」と池高生たちのテンションがあがります!
(直接対峙すると、ドキドキして話せない池高生)
5時間目は、多目的ホールに集合。
2年次生は池田高校を英語で紹介します。3年次生は明日参加する体育祭について説明しました。
#二人とも笑顔で聞いてくれました。
ポーさんがタイの紹介や、日本に留学するきっかけになった話を英語で説明してくれます。
「(英語)千と千尋の神隠しの映画が好きで、日本に興味をもちました」
今度はタンシルさん。
最後にクイズがあるから、しっかり聞いてね!
#英語の説明を真剣に聞きます。バングラデッシュの内戦の歴史など、普段聞かない単語も多く、なかなか難しかったかもしれません。
放課後は、弓道部の見学や、吹奏楽部のミニコンサートなど、1日中おもてなしが続きます。
準備してきた英語の説明ができた生徒、思うように伝わらなかった生徒、その場で翻訳を調べて話しかけにいった生徒。
普段の授業とは違う緊張感と笑い声が響き渡る一日目となりました。
山に入ってきこり体験(3年次地域学・池田町の林業について学ぶ)
6割が森林の池田町。池高生は選択授業の中で、森林の活用方法を考える時間をたくさん持っています。
商品開発をしているチームもあるんです。今回は、地域社会と森林について考えたり学ぶチームのお話。
授業は教室ではなく「山」です。7名の生徒は、森林の会社と役場の農林課のプロフェッショナルに学んでいます。
池高生は授業の中で、少しずつだけど森との共生社会を考えています。
山に入って、山についての講義
チェンソーで切り出して「板」にした木材をキレイに削るカンナがけ
薪割りは体のバランス(中心)が大切。先生も挑戦しました。
山は、絶妙なバランスで木が森を作っている自然そのものを体験できる場所。
ごんごんごんごん!どんどんどんどん!|2・3年次選択・工芸基礎
「ごんごんごんごん!」何事!?
思わず、音の鳴る方へ校内をうろうろ…
音の正体は、2年次と3年次の「工芸基礎」の授業。
(大きな音に、校長先生も見に来ていました)
石を砕いて、
布巾の上から金槌で(日頃の何かを込めて)ごんごん叩き
(だから学校中に響き渡る音だったのかもしれません)
細かく砕き、耳たぶくらいの軟さになるように水分を調整して粘土に加えます。
岩から砕く授業ってなかなかない気がします。
別の日の授業では、前に作った粘土を使って作業中。
別の日の授業では、今度は「どんどんどんどん!」と鈍い音
よいしょー!と粘土を練ったり、空気を抜くために叩いたりしています。
塊は、高さ合わせの板を使い、糸で切り分けます。
最後には、こんな作品になる予定。
講師の先生作です。
わくわくしますね!
「いけだ通学合宿」ボランティア
9月23日(月)~26日(木)、「いけだ通学合宿」が行われました。
池田小学校の児童が親元を離れて共同生活をしながら通学する池田町教育委員会主催の事業で、生活体験を通じて子どもたちの生活技能や自立心の育成を目指して毎年行われています。
本校生徒も毎年ボランティアスタッフとしてお手伝いしていて、今年度は5名の生徒が小学生のサポーターとして参加しました。
まずは、初日の入所式後に高校生が企画した仲間づくりゲームを行って小学生同士と高校生の仲を深めました。
通学合宿は、小学生が自炊・洗濯・掃除などの生活にかかわることをすべて自分たちで行います。高校生はそれを見守り、小学生が困ったときには、ちょっとだけ経験を積んでいる高校生がサポートしていきます。小学生と高校生が夕飯作りも一緒に協力して取り組み、楽しい4日間を過ごしました。
3年村瀬真姫さんは「初めて通学合宿に参加して、一日だけでしたが子どもたちとたくさん交流することができました。学習ボランティアとは違って、『教える』という意識ではなく、『一緒に取り組む』という楽しい気持ちでできました。」と話していました。同じく、今回初めて参加してくれた3年渡邉桃乃さんは「買い物になれていない小学生たちが新鮮で、うまくサポートしながら楽しんで一緒に買い物することができました。」と振り返っていました。進路活動が本格化してきている3年次ですが、忙しい中でもボランティアに参加し、小学生との交流を楽しんでくれました。
なぜ池田町に移住した?池田町の魅力を高めるには?|3年次選択授業・地域学
9月25日、池田町に移住した3名の方を授業にお招きし、地域学の授業が行われました。
まずは、今回ゲストに来てくださった方々の自己紹介。
移住するきっかけになった池田町の魅力や、現状についてお話いただきました。
大阪からいらした梁本さんは住んでいたお家の写真を見せてくださいました。
生徒からは、「家に畑がない」「塀があり、隣の家との距離が近い」など、日本のなかでも違う住環境に気づいたようです。
星川さんは、池田町の観光に関する仕事をされています。
持ってきてくださった池田町のパンフレットからも気づきが。
「池田町にこんなに食べる場所があったんだ…」「意外に宿泊場所があるんだね」
#池田町のパンフレットを初めてみた生徒もいました。
グループにわかれて、池田町の「良いところ」「ちょっとイマイチなところ」を付箋に書いていきます。
次に、それぞれのグループから出た意見を模造紙に貼って、グルーピングしていきます。
最終的に、どうしたら池田町の魅力をもっと発信できるのか、をみんなで考えて整理。
「ブドウアイスの販売」
「池田高校生が授業などで作った商品を継続販売」
「鹿の角のカチューシャを作る」
「キャンプで、きれいな星空を観察したり、鹿肉を美味しく食べたりする」
など多くの意見があがりました。
池田町に住んでいても、池田高校に通っていても知らなかったこと、外からみたら羨ましい環境にあることに気付いた授業でした。
これから、さらにブラッシュアップを重ねて、池田町議会の議案提出をし、まちづくりに関わっていきます。
時代が池高に追いついてきた!|第2回オープンスクール
9月24日(火)、令和6年度第2回のオープンスクールが開催されました!
いきなりですが、参加していただいた方から印象的だった言葉を紹介します。
「今の時代、筆記の勉強だけでいうと、様々な外部講座があり自習ができる。池田高校のように、個人ではできない体験こそ高校で学ぶのに適しているのかなと感じた」
そうなんです、地域との関わりや様々な人との出会い、商品開発、幅広い学びの機会をぜひみていただきたいです。
それでは、オープンスクールの模様をご紹介します。
第1回は夏休み中だったので、説明会と体験授業がメイン。
今回の第2回は、実際に池高生が受けている授業を見学できます。
まずは、池田高校の特色や授業、進路状況、池田町からの補助などについての説明です。
第77代生徒会長が池田高校の1年間のイベントを説明します。
池田高校の特色の一つである、「総合学科」。2年次と3年次にそれぞれ科目を選べます。
2年次のときには、広く進学を目指していた生徒が、3年次のときには推薦入学を視野にいれた科目を取ったり。
就職を目指している生徒が取る科目等、「自分の学びを自分でデザインする」ですね。
推し授業では、自分の人生観が変わった授業(人との出会い)があったり。
探究授業でアプリを作成中の池高生も。
進路の話では、国公立への進学が結構あり、その秘訣が語られていました。
詳しくは秘密ですが…「時代が池高に追いついてきたんです」。
最後に部活動の紹介があり、いったん全体説明は終了です。
続いて、校舎・授業見学です。学校祭の写真が掲示されています。
選択授業は、少人数であることが伝わったのではないでしょうか。
最後に、希望者は部活見学です。
放送局は、各部活を一緒に取材。
バスケットボール部も活気がありました!
一緒に学ぶ未来の池高生、待っています!
小学生と一緒にリズムチャレンジ!|2年次選択授業・トレーニング
2年次の選択授業「トレーニング」で、初の試み。
池田小学校の中休みの時間帯に、池田高校生とふれあう時間をいただきました。
この度はご協力いただき、心より感謝申し上げます。
#小学校に貼ってあるチラシ
池田小学校出身の生徒もおり、「懐かしい〜」「2クラスある学年もあるんだねー」と。
テープを床にはり、準備中。小学生来てくれるかな?と緊張の面持ち。
小学生「何してるのー?」
高校生「こっちにおいでー!」
手拍子に合わせてぴょんぴょんぴょん♪
上手にできたね!とハイタッチ!
今度は、高校生と一緒にやってみよう!
ハイタッチも慣れてきました♪
二人で息を合わせる、こんな動きはできるかな?
二人で動きを合わせるのはちょっと難しいぞ!もう一回!
音楽もかかり、周りでハイタッチや手拍子をしてくれる、小学生のお姉さんたちもたくさんいます!
盛り上がりは最高潮!
みんなで肩に手をあてて、リズムジャンプ♪♪全員参加だ〜!
あっという間の中休み!最後はみんなでハイタッチ!!
普段あまり小学生と接することが少ない高校生もいたでしょう。
みんな成長途中!いろいろな経験をして、いろいろな気づきを得る時間になりました。
生徒会役員選挙を行いました
9月19日 午後
本日6時間目に『第77期生徒会役員選挙 立会演説会』を行いました。
8月下旬に立候補者受付があり、立候補者3名による演説です。
選出される役職は、『生徒会長』『文化理事』『体育理事』の3役です。
本校では期日前投票も実施しています。
選挙管理委員長から、選挙の趣旨と注意事項の説明がありました。
生徒会長候補者の演説です。(1枚目は責任者)
会長候補:「あたらしい池高を作ります!」
文化理事候補者の演説です。(1枚目は責任者)
文化理事候補:「経験を生かした運営をします!」
体育理事候補者の演説です。(1枚目は責任者)
体育理事候補「たのしい体育祭をやります!」
すべての候補者は信任を得ることができました。
10月から本格的に新生徒会が動き出します。
学校生活が充実したものになるよう、全力を尽くしてほしいと思います。
夏休みの池高生、まつりを盛り上げる!(課外活動)
今回は、夏休み中の池高性の活動を紹介します。
池田町の子どもたちの居場所〈放課後サロンエルム〉は週一回の開催だけど、池田小学校の子どもたちがわんさかやってきます。池高生たちも放課後の時間を使って、子どもたちに呼ばれて毎週のように遊んでいます。
8月10日は、子どもも池高生も夏休み真っ盛り。
〈サロンエルムの夏まつり〉がありました。
的あて・輪投げ
お菓子釣り
水風船
スタンプラリー……
池高生たちは、前日の準備から当日の役割まで、子どもたちの笑顔のためにアイデアを出し合って楽しんでいたけど、暑かった!がんばった
最後はみんなでスイカ割り。水分もたっぷりとって、思い出もたっぷり詰まった夏まつりになりました。池田の夏のヒトコマでした。
ちびっこと池高生。お姉さん、お兄さんになってました
みんなのキッチンのカレーを「いただきます!」
まつり一番の大仕事〈スイカ割り〉でも池高生大活躍!
幼稚園の防災訓練(2年次・保育基礎)
9月13日(金) 午前
「いけだ こうこうまで あるこーう!」という授業がありました。
幼稚園の子どもと先生たちに、保育基礎を学んでいる池高生8名が、防災の話をしました。
自己紹介は子どもたちからのリクエスト。
「好きな食べ物」と「好きな電車」。電車!? りんご、桃、お寿司、甘いもの…… 黄色い電車、青い電車、毎日乗っている電車、などなど。
お話が始まると、学校では見られない池高生の隠れた才能?隠していた魅力?に、「はい、はい、はい!」と、子どもたちもノリノリ!
川の近くにある幼稚園の避難所が、丘の上にある池田高校なんです。歩くのは、1.4キロメートルくらい。
子どもたちは車に気をつけて、「みぎみて、ひだりみて、もういっかい みぎをみて、てをあげて」。高校生と手をつないで真剣に歩きました。
子どもが好きだったり関わったことがなかったり、いろんな気持ちを持って彼らを安全に助け出した池高生たち。お兄さんとお姉さんの手を小さい手で握り返していた子どもたちが印象的でした。
「あまいものがすきです」「ちょこれーと!」「けーき!」。
ドキドキしながらお話しました。
「にげる とき おやつは もって いっていい?」「だめぇ!」
正解は……「◯まる!」
ふたりで一緒に手をつないで。さぁ しゅっぱ〜つ!
「とおいーねぇ」みんな がんばれ〜!
学校の中を探検して、遊んで、食べて、ばいばい!